企業研究

マッキンゼーのケース面接対策|過去問の代わりに使える公式の練習ケースと使い方

マッキンゼーのケース面接に向けて練習を始めたいのに、公式の過去問が見つからず、何を題材に解けばよいか困っている方は多いのではないでしょうか。

マッキンゼーは面接準備ページで、論理や思考の過程、推奨される解答を含む練習用のケースを公開しています。実際の選考の出題を過去問として公開しているという記載はないため、この公式の練習ケースを、回答例を見る前に自分で解くところから対策を始めましょう。

この記事では、マッキンゼーのケース面接で評価される点から、公式の練習ケースの使い方と練習の進め方まで解説します。

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マッキンゼーのケース面接は人物面接の後に問題解決面接として行われる

練習を始める前に、マッキンゼーのケース面接が選考のどの段階で行われるかを確かめておきましょう。面接の順序が分かれば、いつまでに練習ケースを最後の問まで解けるようにしておくかを決められます。

多くのクライアント対応職では人物面接に続いて問題解決面接を受ける

マッキンゼー・アンド・カンパニーの多くのクライアント対応職では、人物面接にあたるパーソナル・エクスペリエンス・インタビュー(PEI)の後に、問題解決面接が続きます。この問題解決面接は、ケース面接と呼ばれることもあります。面接ではビジネスケースが示され、分析的な思考と複雑な問題への取り組み方が評価されるため、練習でも答えだけでなく、どう分析してどんな手順で解いたかを説明できるようにしておきましょう。

問題解決面接の題材には、マッキンゼーのクライアントによくある場面が使われるとされています。コンサルタントの仕事に近い状況で考えを進めることになるので、練習にもクライアントの課題を扱うケースを選ぶと、本番に近い形で練習できます。職種によっては専門性を見る面接もあるため、自分が応募する職種でどの面接を受けるかを採用の案内で確かめましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」

国内新卒の選考では2〜3回の面接で人物面接と問題解決面接を受ける

マッキンゼー日本オフィスの2028年国内大学新卒採用(Business Analyst)では、書類審査と適性検査(オンラインテスト)の後、1次選考と2次選考を通じて計2〜3回の面接が行われます。この面接で、応募者はPersonal Experience Interview(人物面接)とProblem Solving Interview(問題解決面接)の両方を受けます。

案内には、どの回でどちらの面接を受けるかまでは書かれていません。1次選考からケース面接を受けるつもりで、それまでに練習ケースを1本通して解いておきましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「2028年国内大学新卒採用情報」

多くのコンサルティング職の選考にはSolveと呼ばれるゲーム形式の評価がある

マッキンゼーの多くのコンサルティング職の選考過程には、面接とは別に、問題解決の力を測るゲーム形式の評価「Solve」があります。Solveには準備が必要なく、好奇心と創造性をもって取り組めばよいとされています。

国内大学新卒採用の案内には、面接の前に受ける評価として「適性検査(オンラインテスト)」とあり、Solveと同じ評価だとは書かれていません。受検の案内が届いたら、どんな形式の評価かを確かめましょう。Solveを受けると分かった場合は、Solveのために準備する時間をケース面接の練習に回せます。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「2028年国内大学新卒採用情報」

問題解決面接では課題の構造化から結論までの考え方が評価される

ケース面接の練習を始める前に、問題解決面接で評価される点を知っておくと、練習ケースで何を鍛えるかを決められます。

難しく曖昧な課題を構造化して結論を示すまでの考え方が見られる

マッキンゼーの問題解決面接では、課題を構造化してから結論を示すまでの考え方が一続きで見られます。架空のクライアントシナリオのケースでは、次の5つが求められます。

  • 難しく曖昧な課題の構造化
  • その中で重要な課題の発見
  • 事実やデータが意味することの理解
  • 結論の提示
  • 自分の考えの明確化

5つの観点は1つのケースを解く流れの中で続けて求められるため、練習では1つのケースを最後の問まで解き切り、どの観点で手が止まったかを書き出しておきましょう。たとえば構造化はできても結論を示せずに終わったなら、次の練習では結論を述べる時間を先に確保すると、最後の観点まで練習できます。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

考えをまとめる時間の取り方と質問の仕方を練習の段階から身につける

課題を構造化できていても、考えをまとめないまま話し始めると、面接官が途中で筋道を見失いかねません。マッキンゼーの練習ケースDiconsa(日本語版)には、回答する前に考えをまとめる時間を取ると、答えの正誤にかかわらず論理的かつ構造的に考えていることが面接官に伝わるという助言が付いています。同じ練習ケースでは、重要な情報をメモに取ることと、分からない点を遠慮なく面接官に質問することも勧められています。

練習でも、問題文を読んだらすぐに答え始めず、考えをまとめる時間を取りましょう。分からない点があれば答え始める前に質問として書き出しておくと、本番でも面接官に確認できます。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Diconsa(練習ケース)」

マッキンゼーは過去問を公開しておらず対策は公式の練習ケースから始める

過去問を探している方は、まずマッキンゼーが公開している練習ケースの中身を確かめ、最初に解く1本を決めましょう。

マッキンゼーは推奨解答が付いた練習用のケースを公開している

マッキンゼーのケース面接の練習には、面接準備ページで公開されている練習用のケースを使えます。ケースには論理と思考の過程に加えて推奨される解答も含まれているので、解き終えたら自分の答えと回答例を比べてください。

一方で、これらのケースが実際の選考で出題された問題だという記載はありません。例題で繰り返し練習すると、面接の形式や想定される面接官からの質問に慣れ、自信をもって面接に臨めるとされています。練習ケースは出題を当てるための素材ではなく、面接の形式に慣れるための素材として使いましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

面接準備ページの練習ケース4本のうち2本は日本語でも解ける

2026年9月24日時点で、マッキンゼーの英語の面接準備ページには4本の練習ケースが載っています。4本の題材は、次のとおりです。

  • Beautify(世界的な美容製品企業が店舗の美容部員にバーチャルなチャネルの使い方を教育すべきかの評価)
  • Diconsa(ゲイツ財団のためにメキシコのDiconsaの店舗網を使って農村の貧困層に基本的な金融サービスを提供することの評価)
  • Electro-Light(大手飲料メーカーのために電解質の補給を助ける糖分控えめのスポーツドリンクの発売の設計)
  • Talbot Trucks(欧州の大手トラックメーカーが電動トラックの製造と販売に投資すべきかの判断)

4本のうちDiconsaとElectro-Lightの2本は、日本オフィスの面接準備ページにケース面接例題として日本語版が載っています。英語での練習に不安がある方は、日本語版の2本から始められます。掲載されるケースは入れ替わることがあるため、練習を始める前に面接準備ページで最新の掲載を確かめてください。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

ネット上の過去問は体験者の記憶による情報として傾向の参考にとどめる

ネット上で「マッキンゼーの過去問」として紹介されている問題の多くは、面接を受けた人が記憶や記録をもとにまとめたものです。受けた年度や応募区分によって、出題は異なります。面接の後に思い出して書いた問題文では、細かい条件や数字が本番の問題と違っていることもあります。

こうした情報は、どんな業界やテーマのお題が出たかという傾向をつかむ参考程度のもので、公式の練習ケースと同じ扱いはできません。過去問として見つけたお題を練習に使うときも、答えを覚えるのではなく、最初から最後まで自分で解いてみてください。

ケース面接対策について詳しく知りたい方は、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書をご覧ください。

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公式の練習ケースは設問の種類ごとに鍛えられる力が違う

練習ケースの設問は、種類ごとに鍛えられる力が違います。最初に解く1本を選んだら設問の種類を確かめ、自分が苦手な種類を重点的に練習しましょう。

調べる項目を挙げる設問では全体のアプローチを先に決める

日本語版の練習ケース2本は、どちらも問1が判断に必要な項目を挙げる設問です。Diconsaの問1では、Diconsaの店舗網を使って金融サービスを提供できるか、それが望ましいかを判断するために、チームが調べるべき内容が問われます。Electro-Lightの問1では、Electro-Lightの発売を決めるにあたってSuperSoda社が考慮しなければならない主な項目が問われます。

思いついた項目から挙げ始めると、同じ内容の項目を重ねて挙げたり、大事な項目を挙げ忘れたりしたまま、答え終えてしまいかねません。Diconsaの問1にも、細かく検討を始める前に全体的なアプローチを決めるよう助言が付いています。この種類の設問では、まず大きな切り口を決め、その下に項目を分けてから答えましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Diconsa(練習ケース)」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「Electro-Light(練習ケース)」

図表を読む設問ではすぐには見えない傾向まで探す

図表を読む設問では、すぐに目に入る傾向を1つ挙げただけで答え終えないようにしましょう。Diconsaの問3は、3つの地方の住民へのアンケート結果を図表で示し、そのデータをどう考えるか、示された傾向をどう説明できるかを問います。この設問には、データを読み解く時間を取り、すぐに見て取れる傾向以外の傾向も特定できないか考えるよう助言が付いています。

練習では、図表から読み取れる傾向を最初に1つ書き出したら、もう1つ別の傾向を探してから答えましょう。見つけた傾向ごとになぜそうなったのかを一言ずつ添えておくと、傾向をどう説明できるかという問いにも答えられます。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Diconsa(練習ケース)」

計算の設問は計算機を使わず紙で計算する前提で練習する

練習ケースの計算の設問を電卓で解いていると、紙の上で計算する練習が足りないまま本番を迎えかねません。Electro-Light(日本語版)の計算の設問には、計算機の使用は認められておらず、面接中は紙の上で計算するよう助言が付いています。練習でも電卓は使わず、途中の式を紙に書きながら計算しましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Electro-Light(練習ケース)」

Diconsaの問2で給付金を受け取る費用の削減額を紙の上で計算する

計算の設問の解き方を、日本語版のDiconsaの問2で最後までたどってみましょう。問2では、各家庭が社会給付金を受け取るための交通費と食費が月50ペソだと示されます。Diconsaの店舗網を使えば、その費用が30%程度下がるという試算も添えられています。

メキシコの人口の20%が地方に住み、そのうち約半数が社会保障給付の対象です。問いは、給付対象の全家庭が最寄りのDiconsa店舗で給付を受け取れるようになったとき、受け取りにかかる費用の削減額が年間合計でどの程度になるかです。

計算を始める前に、足りない数字を面接官に質問しましょう。問2では、質問すればメキシコの全人口はおよそ1億人、平均的な家族は4人で地域によって変わらないという仮定を面接官から示してもらえます。

式は「給付対象の世帯数×1世帯あたりの年間費用×削減率」に分けます。月50ペソは家庭ごとの費用なので、人口のままではなく世帯の数に直してから掛ける点に注意が必要です。紙の上の計算は、次の順に進みます。

  • 地方の世帯数は、1億人×20%÷4人=500万世帯
  • 給付対象の世帯数は、500万世帯×50%=250万世帯
  • 1世帯あたりの年間費用は、50ペソ×12か月=600ペソ
  • 給付対象の世帯の年間費用の合計は、600ペソ×250万世帯=15億ペソ
  • 削減額は、15億ペソ×30%=4.5億ペソ

答えは年間約4.5億ペソで、回答例の計算とも一致します。検算として、1世帯あたりの年間の削減額を先に出すと600ペソ×30%=180ペソです。180ペソ×250万世帯でも、同じ4.5億ペソです。

回答例は、浮いた費用を社会保障の仕組みの強化に役立てられる点と、給付を受け取るために失っていた労働時間のように、ほかにも削減できる費用がある点にも触れています。数字を出して終わりにせず、その数字が財団の判断にとって何を意味するかを一言添えて答えましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Diconsa(練習ケース)」

打ち手を問う設問では論点ごとに考えを分けて答える

打ち手を問う設問で、思いついた打ち手から順に並べていくと、答えが問いからそれたことに気づかないまま話し続けがちです。Electro-Lightの問3は、SuperSoda社がElectro-Lightの発売後に目標とする市場シェアを達成するために、どのような打ち手を講じればよいかを問います。Diconsaの問4には、質問に関する論点を挙げ、それぞれについて考えをグループ化してまとめると、回答が論点からずれるのを防げるという助言が付いています。

練習では、打ち手を挙げる前に論点をいくつか書き出し、その下に打ち手を振り分けてから答えましょう。論点ごとに打ち手がそろったら、どれを最初に実行するかを一言添えると結論になります。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Electro-Light(練習ケース)」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「Diconsa(練習ケース)」

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練習ケースは回答例を見る前に自分で解いてから声に出して解き直す

選んだ練習ケースは、回答例を見る前に自分で解き、2周目は声に出して解き直しましょう。こうすると、1本のケースを1回で終わらせず、繰り返し練習に使えます。

回答例を開く前に時間を決めて自分の答えを書き出す

練習ケースの回答例を先に読むと、分かったつもりになってしまい、自分がどこで手が止まるのかに気づけなくなります。練習ケースを解くときは、回答例を開く前に制限時間を決め、自分の答えを書き出してから答え合わせをしましょう。書き出す内容は、論点の分け方と結論までの筋道の2つだけで十分です。

文章を整える必要はなく、面接で話す順に並べておけば、後で回答例と比べられます。問1から順に、1問ごとに書き出しと答え合わせを繰り返してください。

回答例との差は構造の違いと論点の抜けに分けて記録する

回答例と自分の答えを比べるときは、違いを「構造の違い」と「論点の抜け」の2つに分けて記録しましょう。構造の違いは、同じ内容を扱っていても、論点の分け方や並べ方が回答例と異なる部分を指します。論点の抜けは、回答例にある論点が自分の答えに入っていなかった部分を指します。

2つを分けて記録しておき、構造の違いが多ければ論点の分け方を、論点の抜けが多ければ考える視点を増やすことを、次の練習の課題にしましょう。記録を1冊のノートにまとめておけば、別の練習ケースを解くたびに、前と同じ論点の抜けや同じ分け方の癖が出ていないかを見返せます。

2周目は面接官役を立てて考えを声に出しながら解く

練習ケースを2周目に解くときは、友人などに面接官役を頼み、考えを声に出しながら解いてみましょう。Electro-Light(日本語版)の計算の設問には、計算するときは自分のアプローチを面接官に説明するよう助言が付いています。面接官とのやり取りが多いほど面接官は助言しやすくなるとも書かれているので、計算の途中も黙らずに進め方を説明しましょう。

計算以外の設問でも、2周目は書き出した論点の分け方を口に出して説明する練習になります。面接官役が見つからないときは、自分の声を録音して聞き返すだけでも、説明が途切れた箇所を見つけられます。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Electro-Light(練習ケース)」

AIは練習の相手に使えても面接中の回答づくりには使えない

ケース面接の準備に、AIを練習の相手として使う方もいるでしょう。マッキンゼーは、責任をもって使う限りAIは準備を支える有益な道具だと考えていて、面接の質問の練習にAIを使うことも勧めています。一方で、面接中にAIでリアルタイムの回答を作ることや、AIで自分を偽ることについては、自社の価値観に反し、応募者の間の公平さを損なうと説明しています。

AIに面接官役を頼んで練習ケースの設問を出してもらうなど、AIは練習の段階だけで使いましょう。オンライン面接の前には、事前に入れていたメモ取りツールなどのAIソフトも無効にしておく必要があります。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」

その他のケース面接対策のコツや押さえておくべきポイントは、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書でご確認ください。

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練習ケースだけでは確かめにくい対話の力は第三者との練習で補う

練習ケースを一人で解き、声に出して解き直せるようになっても、面接官とのやり取りはまだ練習できていません。誰と練習するかと、人物面接の準備に使う時間を決めましょう。

練習ケースは一人で答え合わせができても面接官とのやり取りは再現しにくい

公式の練習ケースは、回答例と比べれば一人でも答え合わせができます。一方で、実際の問題解決面接では、面接官の質問や追加の情報を受けて、その場で考えを組み替える場面もあるでしょう。練習ケースの設問は順番と内容が決まっているため、一人で解くだけでは、予想していない質問を受けて考え直す練習ができません。

一人の練習で書き出しと答え合わせを重ねたら、次はやり取りの中で考えを組み替える練習も取り入れましょう。

人物面接に向けた経験の書き出しにも準備の時間を確保する

ケース面接の練習に時間を使うほど、人物面接に向けた経験の書き出しは後回しになりがちです。面接では主にConnection、Drive、Leadership、Growth、Problem Solvingが見られます。PEIに向けては、Connection、Drive、Leadership、Growthの4つの領域それぞれについて、自分が影響を与えたことを示す個人の例を2つずつ用意してくるよう勧められています。

練習の予定の中に、経験を書き出す時間も先に確保しておきましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

自分では気づきにくい思考の癖は第三者のフィードバックで見つける

一人で書き出しと答え合わせを重ねていても、自分の説明が聞き手に伝わりにくい箇所や考え方の偏りは、回答例と比べるだけでは見つからないことがあります。Strategistsは、経験者などの第三者に実戦形式の練習を見てもらい、客観的なフィードバックを受けることで、自分では気づけない思考の癖や回答の弱点を見つけられると考えています。

面接官役に解く様子を見てもらったら、説明が伝わりにくかった箇所や、論点の分け方で足りなかった切り口を具体的に指摘してもらいましょう。

第三者の視点を得る方法として、マッキンゼーもワークショップやケースコーチングなどの選考のサポートを案内しています。対象や時期は書かれていないため、関心がある方は詳細を採用担当者に問い合わせてください。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

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応募先ごとの公式ページを確かめてケース面接の練習範囲を決める

マッキンゼーの練習ケースを一通り解いたら、ほかのファームの練習ケースや、自分の応募区分に合わせた準備にも範囲を広げましょう。

課題を構造化して考える練習はほかのファームのケース面接にも生かせる

課題を構造化し、論点を分けて結論まで導く練習は、マッキンゼー以外のファームのケース面接を受ける場合にも生かせるでしょう。ただし、面接の進め方や評価の観点はファームごとに案内が異なるため、受けるファームの公式の案内で確かめ、違う点だけを別に書き出しておきましょう。

ベインも公式サイトで練習用ケースを公開している

マッキンゼーの練習ケースを解き終えて別の題材でも練習したい方は、ベイン・アンド・カンパニーがケース面接の準備ページで公開している練習用ケースも使えます。その一つのCoffee Shop Co.は、コーヒーショップを開くのがよい考えかどうか、友人が判断するのを手伝う題材です。もう一つのFashionCo.は、過去5年間収益が減り続けているファッション市場のプレーヤーに、その理由を助言する題材です。

ベインの練習用ケースも、マッキンゼーの練習ケースと同じ手順で解けます。ただし、ベインの練習用ケースがマッキンゼーの出題と同じ形式だという記載はないため、ベインのケースは題材を増やすために使い、マッキンゼーの対策では公式の練習ケースを優先してください。

出典:Bain & Company「Case interview preparation」

面接の言語や再応募の条件は応募区分ごとの公式ページで確かめる

面接の言語や再応募の条件は、応募する区分によって載っているページが違います。マッキンゼー日本オフィスのキャンパス採用ページでは、国内大学新卒採用、海外大学新卒採用、海外MBA在学、海外MBA以外の海外大学院在学と、在籍状況ごとに応募先が分かれています。自分の区分の応募先ページで、面接の言語と再応募の条件を確かめておきましょう。

国内大学新卒採用で応募する方は、面接がすべて日本語で行われるため、ケース面接の練習も日本語で進めて構いません。内定後には、個々の英語レベルに応じた英語研修が用意されています。また、国内大学新卒採用は、同じ年度内の再応募を受け付けていません。一度の応募で力を出し切れるよう、公式の練習ケースを回答例を見ずに解き切れるようになってから応募しましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「キャンパス採用」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」

まとめ

マッキンゼーのケース面接では、出題を当てることより、課題を構造化して結論を示すまでの考え方を面接官に伝えることが大切です。その練習には、過去問を探し続けるより、回答例の付いた公式の練習ケースで自分の考え方の癖を見つけて直していくほうが向いています。

日本語版のDiconsaかElectro-Lightを選び、回答例を見ずに問1に答えてみましょう。公式の練習ケースを1本ずつ解き切る経験が、本番で考えを筋道立てて話す自信につながります。

本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。

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