企業研究

戦略コンサルの外資系と日系の違い|志望先の決め方と併願の準備について解説

戦略コンサルを志望し始めたばかりだと、外資系と日系のファームの違いが分からず、どちらを中心に受けるかを決めかねることもあるでしょう。

外資系と日系は、まずファームの本拠がどこにあるかで分かれます。外資系の戦略コンサルティングファームは、本国に加えて日本を含む各国にオフィスを構え、グローバルなネットワークを持っています。

ただ、ファームの本拠がどこにあるかだけで志望先を決める必要はありません。案件の種類、評価と働き方、キャリアの方向性、英語での対応のうち、自分が重視する条件をもとにすれば、外資系中心にするか日系中心にするか、併願するかを決められます。

こちらでは外資系と日系の戦略コンサルの違い、どちらを中心に受けるかの決め方、併願するときの準備の進め方について解説します。

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外資系と日系の戦略コンサルファームの見分け方

外資系と日系のどちらを中心に受けるかを考えるには、志望候補のファームがどちらに当たるかを先に分けておく必要があります。両者を分ける基準と主なファームの名前を確認し、比べる候補を決めましょう。

外資系は海外の本拠から各国にオフィスを広げている

日本にオフィスがあるファームでも、本拠が海外にあれば外資系の戦略コンサルティングファームに当たります。外資系のファームは日本を含む各国にオフィスを構えていて、日本オフィスもそのグローバルなネットワークの一部だからです。

志望候補に挙げたファームは、各社の会社概要で本拠の所在地を確認し、外資系と日系の欄に分けて書き出してください。

外資系の主なファームはマッキンゼーやBCGなど

外資系の主な戦略コンサルティングファームには、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーがあります。これらのファームはまとめてMBB(マッキンゼー・BCG・ベインの頭文字を取った総称)と呼ばれ、いずれも日本にオフィスを置いて採用を行っています。

PwCネットワークに属するStrategy&も、外資系の戦略コンサルティングファームとして志望候補に挙がるでしょう。Strategy&では、多種多様な経歴を持つコンサルタントが働いています。

MBBとStrategy&を外資系の欄に書き入れ、ほかに気になる外資系のファームがあれば同じ欄に加えておきましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」、ボストン コンサルティング グループ「2028年新卒採用情報」、ベイン・アンド・カンパニー「国内新卒」、Strategy&「トレーニング/評価」

日系には野村総合研究所やCDIなどがある

日系の戦略コンサルティングファームは日本に本拠を置くファームで、シンクタンク(総合研究所)の一部門として戦略コンサルティングを行うところや、国内で創業した独立系のファームがあります。

シンクタンク系の例には野村総合研究所(NRI)があり、2028年新卒採用サイトで経営戦略コンサルティングコースのインターンシップを案内しています。同じくシンクタンク系の三菱UFJリサーチ&コンサルティング(本社は東京都港区)の主力は、民間企業向けのコンサルティングと官公庁・地方自治体向けの政策研究(シンクタンク)の2つの事業です。そのうちコンサルティング事業本部では、国内外の経営・事業戦略や組織・人事戦略、マーケティング戦略などのコンサルティングを手がけています。

コーポレイト ディレクション(CDI)は、東京都品川区に本社を置いています。事業内容は、経営戦略の立案と実施の支援、組織・体制や情報システムに関わるコンサルティング、事業戦略やM&Aに関わる戦略的な提言と仲介です。

志望するファームがシンクタンク系か独立したファームかは、各社の会社概要で確認してください。シンクタンク系のファームでは戦略コンサルティングを一部門として行っているため、採用ページで戦略コンサルの部門と募集職種があるかもあわせて確認しておきましょう。

出典:野村総合研究所(NRI)「経営戦略コンサルティングコース」、三菱UFJリサーチ&コンサルティング「MURCについて」、コーポレイト ディレクション(CDI)「会社概要」

外資系と日系で手がける案件の違い

志望候補を外資系と日系に分けたら、入社後にどんな案件に携わるかを比べてみましょう。個社の例は外資系や日系の全体にそのまま当てはまるとは限らないため、例を手がかりに、自分が携わりたい仕事に近いファームを見極めてください。

マッキンゼーではオフィスの枠を越えて世界の案件に関わる

マッキンゼーにはOne Firm Policy(所属するオフィスに関係なく案件に関わる方針)があり、コンサルタントは産業別・機能別のグループに分かれて仕事をします。日本オフィスに入った場合も、世界中のプロジェクトに関わることになります。

海外が絡む案件や、特定の産業・機能を専門にする仕事に関心がある方には、こうした方針を持つファームが候補になるでしょう。ほかの外資系の志望先にも同じような方針があるかを、採用ページで確認してください。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「様々なキャリアパス」

野村総合研究所は国内外で社会と産業の課題を扱う

日系の野村総合研究所(NRI)のコンサルティング部門は、シンクタンクの知見と実行支援力を生かし、マクロの社会課題と産業ごとの課題の両方に取り組んでいます。活動の場は国内にとどまらず、中国、タイ、インド、米国、欧州などにも及んでいます。

経営戦略コンサルティングコースのインターンシップで例に挙がっているテーマは、次のとおりです。

  • 電機メーカーのグローバル展開戦略
  • 自動車メーカーの新規事業戦略
  • 小売業のM&A戦略
  • デベロッパーのDX推進戦略
  • アナリティクスを活用したマーケティング戦略
  • 政府・公的機関の持続的な観光政策

民間企業の戦略から政府・公的機関の政策まで並んでいるので、企業の課題と社会の課題のどちらに関わりたいかを考えながら比べてください。

出典:野村総合研究所(NRI)「コンサルティング」、野村総合研究所(NRI)「経営戦略コンサルティングコース」

案件の傾向は各ファームの公式サイトの事例で確認する

戦略コンサルティングファームが手がける案件のテーマや業界、海外が絡む案件の割合は、ファームごとに異なります。外資系だから海外の案件が多い、日系だから国内の案件が中心と決めつけず、各ファームの公式サイトが紹介する事例から傾向を判断しましょう。

事例を読むときは、クライアントが民間企業か官公庁・自治体か、海外が絡むか、提言で終わるか実行の支援まで関わるかを見ていくと、案件の違いを外資系と日系で比べられます。自分が携わりたい業界やテーマに近い事例がいくつあるかも数えておくと、志望先を比べる材料になります。

評価と働き方は外資系か日系かだけでは決まらない

仕事の中身を比べたら、その仕事でどう評価され、どんな働き方になるかも志望先選びの条件になります。評価や昇進の仕組みは外資系か日系かだけでは決められないため、個社の例を手がかりに志望先ごとに制度を確認し、年収などの待遇を条件にどこまで入れるかも決めましょう。

外資系には昇進できないと退職につながる評価の仕組みを採用するファームもある

外資系の戦略コンサルティングファームには、一定の期間で昇進できない場合に退職につながることがある評価の仕組みを採るところがあるとされています。この仕組みは、アップ・オア・アウト(昇進するか、さもなければ去るかという意味)と呼ばれます。

すべての外資系ファームが同じ運用をしているとは限らないため、この仕組みだけで外資系を候補から外す必要はありません。昇進の期限があるかどうかを、志望先を比べる条件の一つに加えておきましょう。

Strategy&がコンサルタントの成長を支える評価と研修

外資系の例として、Strategy&がコンサルタントの評価と育成をどう行っているかを知っておくと、志望先の制度を比べるときの手がかりになります。

中立的な評価者が360度評価を行う

Strategy&の評価制度は、コンサルタント一人ひとりの成長を支えることを目的にしています。評価の客観性を保つため、Strategy&は中立的な立場の評価者による360度の多面的評価(上司や同僚など複数の立場から評価する方法)を採用しています。

評価の重点が今後どう成長するかに置かれているので、育成を重視するファームを探している方は、ほかの志望先の評価制度とも比べてみてください。

出典:Strategy&「トレーニング/評価」

入社時と入社後に研修を受けられる

Strategy&の東京オフィスに入社したコンサルタントは、PwCコンサルティング全体の入社時トレーニングと、Strategy&固有の入社時トレーニングを受けられます。入社後も継続トレーニングの機会があり、時間を問わず受講できるオンライントレーニングも用意されています。

未経験から入社して育成を受けたい方は、志望先ごとに入社時と入社後の研修の内容を確認しておきましょう。

出典:Strategy&「トレーニング/評価」

野村総合研究所が成果を評価する仕組み

日系の例では、野村総合研究所(NRI)が成果を評価する仕組みを公開しています。年功で処遇が決まるかどうかを比べたい方は、次の制度を確認しましょう。

年功序列をやめて業績や成果で処遇を決める

野村総合研究所の人事評価では、入社年次で処遇が決まる年功序列を廃止しています。アソシエイトの処遇も、業績・成果・能力に応じて決まります。

入社年次に関係なく評価されたい方は、この点を志望先の比較表に書き込んでおきましょう。

出典:野村総合研究所(NRI)「人を活かす『評価制度』」

上司と決めた半期ごとの目標の達成度で評価される

野村総合研究所には、能力開発と業績評価のための「C&A(Challenge & Act)制度」があります。この制度では、上司との面談を通じて半期ごとに個人別の目標を明確にし、その目標の達成度合いが確認・評価されます。

上司と半期ごとに目標を決め、その達成度で評価される働き方が自分に合うかどうかも、志望先選びの条件に加えておきましょう。

出典:野村総合研究所(NRI)「人を活かす『評価制度』」

裁量労働制では働いた時間より成果の質が問われる

野村総合研究所は、裁量労働制(業務の進め方や時間配分を本人の裁量と自己管理に委ねる制度)を採用しています。評価では、何時間働いたかより、どれだけ質の高いアウトプットを出せたかが最も重く見られます。ただし、この制度は入社当初から適用されるものではありません。

働く時間を自分で決めたい方は、入社後のいつから適用されるかを説明会などで確認しましょう。

出典:野村総合研究所(NRI)「人を活かす『評価制度』」

昇進の条件や働き方は志望先の説明会や社員面談で確認する

外資系の評価の仕組みと日系の野村総合研究所の制度を並べると、成果で処遇を決める仕組みは日系のファームにもあることが分かります。評価や昇進、働き方の仕組みは、外資系か日系かだけで決まるものではありません。

昇進の条件や働き方、育成の実態は、志望先の採用ページの制度紹介や、説明会・社員面談で確認しましょう。社員面談では、入社何年目でどの職位になる人が多いかや、忙しい時期の働き方を尋ねると、比較に使える答えが得られます。

年収は公表されていないことが多く目安で比べる

戦略コンサルティングファームの年収や報酬の決まり方は、公表されていないことが多く、外資系か日系かで一律には比べられません。待遇を志望先選びの条件に入れるなら、目にした数字は推定や目安として扱いましょう。

報酬が評価とどう結びついているかは、説明会や面接の場で確認してください。

戦略コンサルを経た後のキャリア

評価の仕組みを比べたら、昇進を重ねた先やファームを出た後にどんな道があるかも考えておきたいところです。数年後に目指したいキャリアを思い描き、最初に入るファームを選ぶ手がかりにしましょう。

ファームに残ればパートナーを目指して昇進を重ねる

ファームに残る場合は、職位を一段ずつ上げながらパートナーを目指すのが一般的です。Strategy&のキャリアパスでは、アソシエイト・シニアアソシエイトは平均2〜3年、マネージャー・ディレクターは平均3〜5年でプロモーション(昇進)し、最終的にパートナーになるとされています。

志望先にも昇進の目安が公表されていれば、何年後にどの職位にいたいかと比べておきましょう。

出典:Strategy&「キャリアパス」

ファームを出て事業会社や投資ファンドに移る道もある

戦略コンサルティングファームを経た後のキャリアには、ファーム内での昇進のほか、事業会社や投資ファンドへの転職、独立・起業など、いくつもの選択肢があるとされています。入社前の時点で、その先の道を一つに決める必要はありません。

ただ、事業会社と投資ファンドのどちらに関心があるかを書き出しておくと、次に確認する出身者の進路と比べる材料になります。

外資系と日系で進む道の違いは出身者の進路で確認する

ファームを出た後の進路は、外資系と日系のどちらの出身者にも選ばれており、どちらかでしか選べない道があるとは言い切れません。志望先の出身者がどこへ進んでいるかは、各社の採用ページの社員紹介や説明会で確認してください。

確認した出身者の進路が自分の目指す道に近いファームを、志望先の上位に置いておきましょう。

外資系と日系の選考の進み方

入社後の違いから志望の方向が決まってきたら、実際に受ける選考の違いも確認しておきましょう。ケース面接、英語の条件、日程の決まり方でファームごとに違いが出るため、志望先に合わせて対策と準備を始める時期を決めてください。

BCGはケース面接で問題解決力と分析力を評価する

外資系の例として、BCGのコンサルタント選考は、応募のあとスキル面接、ケース面接、チーム面接の順に進みます。クライアント対応職の応募者は、ケース面接で問題解決力と分析力を評価されます。

ケース面接では与えられたビジネス課題を面接官と話しながら解き進めるため、解き方の知識を覚えるより、声に出して解く練習が欠かせません。選考の流れは年度や職種によって変わることもあるので、応募する年の案内で順番を確認しておきましょう。

出典:ボストン コンサルティング グループ「面接について」

英語の条件はファームと応募区分によって変わる

外資系の選考だからといって、面接がすべて英語で行われるとは限りません。たとえばマッキンゼーの国内大学新卒採用(Business Analyst)では、面接がすべて日本語です。英語については、内定後に個々の英語レベルに応じた英語研修が実施されます。

マッキンゼーの海外大学新卒採用(Business Analyst・Summer Business Analyst)では、日本語での業務遂行能力とビジネスレベルの英会話力が応募資格に含まれます。面接はオンラインのケース面接で、日本語と一部英語で実施される予定です。

ベイン・アンド・カンパニー東京オフィスは、国内新卒採用でも海外新卒採用でも、日本語・英語ともにビジネスレベルの人を対象にしています。2028年国内新卒採用の対象は、2027年4月〜2028年8月末に国内の大学・大学院を卒業予定の人です。海外新卒採用は日本国外の大学・大学院を卒業予定の人が対象で、1次面接は日本語のケース面接で行われます。

英語力をどこまで示せるかで、応募できる外資系の区分は違ってきます。志望先の募集要項で、応募資格の語学の条件と面接の言語を確認しておきましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「海外新卒採用情報」、ベイン・アンド・カンパニー「国内新卒」、ベイン・アンド・カンパニー「海外新卒」

インターンシップを含む選考の日程は年度ごとに決まる

選考に組み込まれるインターンシップは外資系だけのものとは限らず、日系ファームでも新卒採用の前にインターンシップの募集を行うところがあります。応募締切は年度ごとに決まり、すでに締め切られていることもあります。

志望先の新卒採用サイトで最新の日程を確認し、応募締切を予定表に書き込んでおきましょう。

日系の選考の流れは外資系と同じとは限らない

エントリーシートや適性検査、面接など、日系ファームの選考をどの段階からどの順で受けるかは、募集要項に書かれた選考のステップで確認してください。

外資系の選考を基準に準備を進めている方も、日系の志望先については段階ごとの締切を別に書き出しておくと、準備の漏れを防げます。

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外資系と日系のどちらを中心に受けるかの決め方

案件、評価と働き方、キャリア、選考の違いが分かったところで、外資系と日系のどちらを志望の中心にするかを決めましょう。重視する条件を書き出して志望ファームに当てはめていけば、外資系中心、日系中心、併願のどれにするかを決められます。

重視する条件を書き出して志望ファームと照らし合わせる

外資系と日系のどちらを中心にするかは、どちらが優れているかで選ぶより、自分が重視する条件をもとに判断しましょう。書き出す条件の例は、次のとおりです。

  • 案件の種類(携わりたい業界やテーマ、海外が絡む案件)
  • 評価と働き方(昇進の期限、成果での処遇、入社後の研修)
  • キャリアの方向性(ファームに残るか、事業会社や投資ファンドに移るか)
  • 英語での対応(英語での面接や応募書類に対応できるか)

キャリアの方向性は、出身者の進路と比べられるように、数年後にしたい仕事の形で書いておきましょう。書き出した条件と志望ファームの特徴を照らし合わせ、条件ごとに当てはまるファームに印を付けてください。

条件に合うファームが外資系か日系に偏ればそちらを中心に受け両方にあれば併願する

英語での面接や書類を避けたいなど、どうしても譲れない条件があるなら、その条件に合わないファームを候補から外してから印の数を比べましょう。

残った候補のうち、条件に合うファームが外資系か日系の一方に偏っていれば、偏っている側を志望の中心にしてください。条件に合うファームが両方にあれば、外資系と日系を併願しましょう。

併願を選んだ場合は、外資系と日系で準備が重なる部分と分かれる部分を先に知っておくと、限られた時間を配分しやすくなります。

外資系と日系を併願するときの準備

併願すると決めたら、外資系と日系のどちらにも必要な準備と、片方だけに必要な準備を分けて進めましょう。最初に取りかかる練習を決め、残りの準備をどの時期に回すかを考えてください。

外資系のケース面接の準備から始める

外資系の主な戦略コンサルティングファームであるBCG、ベイン・アンド・カンパニー、マッキンゼーは、いずれも選考でケース面接を課しています。そのため、外資系と日系を併願する場合も、準備はケース面接の練習から始めましょう。

選考時期や英語での対応、日系の志望先の面接形式のように志望先ごとに違う準備は、ケース面接の練習を始めた後に一つずつ加えてください。

Strategistsは、ケース面接で答える力は解き方を本で読むだけでは身につきにくく、声に出して解いた回答に経験者から指摘を受けながら伸ばしていくものだと考えています。

出典:ボストン コンサルティング グループ「面接について」、ベイン・アンド・カンパニー「海外新卒」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「海外新卒採用情報」

ケース面接対策について詳しく知りたい方は、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書をご覧ください。

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外資系と日系に共通する応募書類と適性検査の準備を進める

ケース面接の練習を始めたら、外資系と日系のどちらにも共通する応募書類と適性検査の準備も並行して進めましょう。外資系・日系とも、インターンシップを選考の途中に組み込むファームがあり、その前に書類選考や適性検査を課すことが多いとされています。選考の順番では応募書類と適性検査がケース面接より先に来るため、ケース面接の練習を続けながら、締切の近いものから準備を済ませておきましょう。

締切は年度ごとに決まるため、志望先の新卒採用ページで日程を確認し、締切から逆算して応募書類と適性検査の準備に取りかかる日を決めてください。

日系の面接の形式は志望先の募集要項で確認する

外資系に向けてケース面接を練習していても、日系の志望先で同じ形式の面接が課されるとは限りません。日系ファームの面接の形式は、各社の募集要項や説明会で確認してください。

面接の形式が分かったら、ケース面接の練習に充てる時間と、志望動機などほかの面接の準備に充てる時間の配分を決めましょう。

書類や面接に英語を求める外資系にはその準備を加える

外資系では、面接に加えて応募書類(レジュメ)を英語で求めるファームもあり、面接の言語を応募者が選べないこともあります。提出書類と面接の言語は、志望先の募集要項で確認してください。

英語を求める志望先がなければ、その分の時間をケース面接の練習に回せます。英語を求める志望先があるなら、英語のレジュメの作成と、英語で考えを伝える練習を予定に加えておきましょう。

コンサル未経験から外資系と日系を目指す道

準備の進め方が決まったら、コンサル未経験の自分の立場で応募できる選考があるかを確認しておきましょう。新卒は新卒採用の応募資格を、第二新卒や若手社会人は中途採用の募集を確認すると、応募できる選考を見つけられます。

BCGの新卒採用はフルタイムの職務経験がない人を対象にする

コンサル未経験の新卒は、新卒採用の募集に応募できます。たとえばBCGの2028年新卒採用(経営コンサルタント職)は、国内の大学・大学院に在籍中で、2027年9月〜2028年8月に卒業予定の人を対象にしています。あわせて、フルタイムでの職務経験がないことも条件です。

自分が対象に入るかは、卒業予定の時期とあわせて、志望先の新卒採用ページで確認してください。

出典:ボストン コンサルティング グループ「2028年新卒採用情報」

マッキンゼーにはさまざまな業界の経験者が在籍している

コンサル以外の業界で働いてきた方にも、中途採用の窓口から戦略コンサルを目指す道があります。マッキンゼーには、テクノロジー、金融、政府機関、エンジニアリング、法律、医療をはじめ、さまざまな業界や領域の人材が在籍しています。

今の仕事で担当している業界や専門分野を書き出し、面接で話せる経験を選び出しておきましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「経験者採用」

Strategy&では中途入社でもキャリアパスは新卒と同じ

Strategy&では、中途で入社する人は各人の経験や能力に応じたレベルで入社します。入社後のキャリアパスも、中途入社と新卒入社で変わりはありません。

新卒の時期を過ぎてから入社しても昇進の道が分かれるわけではないので、中途で応募するときは、どのレベルで入社することになるかを面接で確認しておきましょう。

出典:Strategy&「キャリアパス」

野村総合研究所はコンサルタントのキャリア採用を随時行う

日系の野村総合研究所(NRI)は、コンサルタントやシステムエンジニアなどのキャリア採用(中途採用)を随時募集しています。新卒の時期を過ぎていても、募集の時期を待たずに応募を検討できます。

応募するときは、募集中の職種にコンサルタントが含まれているかを公式サイトで確認してください。

出典:野村総合研究所(NRI)「採用情報」

応募の条件と未経験者向けの選考支援は中途採用ページで確認する

外資系・日系とも、中途採用の窓口を設けるファームがあります。応募に必要な実務経験の年数や語学の条件は、ファームとポジションごとに違います。

たとえばBCGが中途採用で募集している職種は、次のとおりです。

  • 経営コンサルタント職
  • Technology and Digital Advantage(TDA)領域のコンサルタント職

ベイン・アンド・カンパニー東京オフィスの中途採用は、次のポジションに分かれています。

  • アソシエイトコンサルタント〜コンサルタント:実務経歴2年以上13年未満で、日本語・英語ともにビジネスレベル
  • マネージャー以上:戦略コンサルティングでの実務経験と、職務経歴10年以上

自分の実務経歴の年数と語学力を書き出し、応募できるポジションの条件と照らし合わせてください。年数が条件に届かない第二新卒の方は、新卒採用の応募資格に職務経験の条件があるかと、中途採用に経験年数を問わない募集があるかを、志望先ごとに確認しておきましょう。

未経験の候補者向けに、選考支援のプログラムを開くファームもあります。開催時期と参加資格は年ごとに変わるため、各社の中途採用ページで次回の募集を確認しておきましょう。

出典:ボストン コンサルティング グループ「中途採用」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」

まとめ

外資系と日系の戦略コンサルの違いは、どちらが優れているかを決めるためのものではありません。本拠の場所、案件、評価と働き方、キャリア、選考の違いを知っておけば、自分が重視する条件に合うファームがどちら側に多いかを判断できます。

最初の一歩として、重視する条件を書き出し、志望ファームを外資系と日系に分けて並べてみてください。そのうえでケース面接の練習を始める日を予定表に書き込み、日系の志望先は募集要項で面接の形式を確認しましょう。

本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。

Strategistsでは、MBB内定者・出身者によるマンツーマンの模擬ケース面接指導を提供しています。
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我々のマンツーマン指導プログラムについて

2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了して転職活動を実施した方の戦略コンサル転職成功率は61%。そのうち8割が外資戦略ファームTier1・2(McK/BCG/Bain/Kearney/S&/ADL/RB)への転職を実現しています。(通常、戦コン志望者のうち内定を取れるのは数%程度とされます)

※戦略コンサル転職成功率61%は、2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了し転職活動を実施した方を対象とした数値です(当社調べ)。

支援範囲は未経験からの転職からMUPまで幅広く、新卒向けの戦略コンサル特化就活塾においても業界トップレベルの実績を挙げています。

こうした実績を積み重ねてきた我々Strategistsが、多数の受講生の指導や教材制作を経て蓄積・言語化してきたオリジナルのノウハウを基に、本番での評価ポイントを熟知したMBB面接官経験者の視点も組み込みながら、最強のケース対策プログラムを制作しました。

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・ケース面接初心者や苦手意識のある方であっても
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実は我々のお客様の63%は入会時点で
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の「初心者」ないし「初級」のお客様です。

再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、我々のチームが最初に考えたのが「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったらどういうやり方をするのが正解なのだろうか?それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形でさまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

教科書・動画講座による体系的インプット

②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら、実際の過去問を題材に試行してみる。あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが、このトレーニングの役割です。

課題ケース演習の流れ

③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。詳細なフィードバックをもらうことで現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん、内定レベルの解答例や思考のポイントなど、1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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