外資系コンサルの面接でフェルミ推定の出題が想定される時、思考の進め方はわかっていても「英語で言葉に詰まってしまうかも」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事ではフェルミ推定を英語で解くためのコツを紹介します。
日本語でフェルミ推定を解く場合との違い、そのまま使える定型フレーズ、ファーム別の出題傾向についても整理して解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 本番形式で模擬ケース面接を実施
- 現状のレベル・改善点をフィードバック
- 内定への戦略がわかる
※少数精鋭での運営のため、枠が埋まり次第締め切ります。
- 1. フェルミ推定は英語で何と呼ぶか|guesstimate・market sizing・estimation questionの使い分け
- 2. 日本語のフェルミ推定と何が違うのか|英語だからこそ必要になる3つの力
- 3. 英語で最初につまずく壁|数字の言い方(万・億とthousand・million・billion)
- 4. 英語フェルミ推定を進める5ステップとそのまま使えるフレーズ
- 5. マッキンゼー・BCG・ベインにおける英語フェルミ推定の出題傾向
- 6. 頭が真っ白になったとき・言い直したいときの英語表現
- 7. 英語フェルミ推定に向けた対策の進め方
- まとめ
- 我々のマンツーマン指導プログラムについて
- 初回体験を申し込む
1. フェルミ推定は英語で何と呼ぶか|guesstimate・market sizing・estimation questionの使い分け
英語圏のケース面接対策では、フェルミ推定に相当する設問はいくつかの言い方で呼ばれます。呼び方によって指す範囲が微妙に異なるため、まずは代表的な3つの呼称を紹介します。
guesstimate|もっとも一般的な呼び方
もっとも一般的な呼び方がguesstimateです。guess(推測)とestimate(推定)を組み合わせた語で、根拠を持って概算するという意味合いを含みます。
market sizing|市場規模に特化した呼び方
市場規模を問う設問に絞って使われるのがmarket sizingです。market sizingはguesstimateの一種として位置づけられ、新規事業や市場参入の規模感を問う設問がこれにあたります。
estimation question|概算を求める設問全般の呼び方
より広く「概算を求める設問」全般を指す言い方として、estimation questionも使われます。guesstimateやmarket sizingを含む、上位の呼び方として理解しておくとよいでしょう。
呼び方は異なっても、問われている思考のプロセス自体は日本語のフェルミ推定と変わりません。
フェルミ推定対策について詳しく知りたい方は、Strategistsが無料で公開しているフェルミ推定の教科書をご覧ください。
2. 日本語のフェルミ推定と何が違うのか|英語だからこそ必要になる3つの力
前提確認から検算までの思考の型は、日本語も英語も同じです。違うのは、その型を英語という言語で表現する際に追加で必要になる力で、具体的には数字の英語化・進行の実況・前提のすり合わせという3つに整理できます。
数字の英語化
1つ目は数字の英語化です。日本語で「1億」と置いた数字を、英語ではone hundred millionに変換しながら話す必要があります。日本語と英語では桁の区切り方自体が異なるため、この変換作業がそのまま新たな負荷になります。
進行の実況(signposting)
2つ目は進行の実況(signposting)です。日本語では思考を頭の中で進めて結論だけを話しても許容される場面がありますが、英語の面接では、今どのステップを進めているかを言葉で示しながら進めるほうが伝わりやすくなります。面接官は候補者が話す結論だけでなく、思考をどう進めているかも見ているため、実況を挟むことで認識のずれを防げます。
前提のすり合わせ
3つ目は前提のすり合わせです。数量(volume)で答えるべきか金額(value)で答えるべきかなど、面接官との対話を通じて前提を確認する場面が増えます。母語であれば曖昧なまま進めがちな確認事項も、英語では明示的な一言に置き換える必要があります。
進め方の型そのものを本番で再現できる形に固めておくと、英語での実況もスムーズになります。
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3. 英語で最初につまずく壁|数字の言い方(万・億とthousand・million・billion)
英語フェルミ推定で読者がもっとも詰まりやすいのが、大きな数字の言い方です。ここには桁の数え方の構造的な違いがあります。
万・億とmillion・billionの対応
日本語は4桁ごとに単位が変わり、万・億・兆と続きます。一方の英語は3桁ごとに単位が変わり、thousand・million・billionという並びになります。この区切り方の違いが、日本語話者が英語フェルミ推定でつまずく最大の原因です。
| 日本語 | 英語 | 数値 |
|---|---|---|
| 千 | thousand | 1,000 |
| 10万 | one hundred thousand | 100,000 |
| 100万 | million | 1,000,000 |
| 1億 | one hundred million | 100,000,000 |
| 10億 | billion | 1,000,000,000 |
| 1兆 | trillion | 1,000,000,000,000 |
3桁区切りの感覚をつかむ
たとえば「日本の人口はおよそ1億2,000万人」という前提を置いた場合、英語ではapproximately 120 millionと言い換えます。4桁区切りの「万」「億」で考えた数字を、3桁区切りのthousand・million・billionに頭の中で変換する練習が、英語フェルミ推定の土台になります。
桁を間違えないコツ
桁を取り違えやすいのは、日本語の「万」「億」の感覚のまま英語に直訳しようとしたときです。日本語の数字をいったんカンマ区切りの算用数字に直し、3桁ごとに区切り直してから英語の単位に当てはめると、位取りの間違いを減らせます。
ビジネス文書での略記
資料や数値を扱う文書では、thousandをk、millionをmn、billionをbn、trillionをtrnのように略記することがあります。会話ではなく資料上の表記として、頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
より広い範囲の基礎数字も、あらかじめ確認しておくと安心です。
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4. 英語フェルミ推定を進める5ステップとそのまま使えるフレーズ
英語圏のケース対策で共有される標準的な進め方は、前提の明確化・MECEな要素分解・根拠つきの概算・順を追った計算・検算という5つのステップです。各ステップにそのまま使える英語フレーズを当てはめて紹介します。
前提確認|単位はvolumeかvalueか
最初に確認すべきは、問われている市場規模が数量(volume)なのか金額(value)なのかです。ここを取り違えると、後の計算全体が的外れになってしまいます。
面接官への確認フレーズとして、次のような言い方があります。
“Do you mean market size in volume or in value?”
(数量ベースの市場規模ですか、それとも金額ベースの市場規模ですか?)
要素分解(MECE)を英語で宣言する
前提が定まったら、対象をMutually Exclusive and Collectively Exhaustive(MECE、モレなくダブりなく)に分解していきます。分解の方針は、宣言しながら進めるほうが面接官に伝わりやすくなります。
“First, I’ll clarify the objective. Second, I’ll size the market.”
(まず目的を明確にします。次に、市場規模を見積もります。)
仮定の置き方と概算のコツ
仮定を置くときは、その数字の根拠を示しながら宣言します。
“If we assume approximately 50 million households in Japan.”
(日本に約5,000万世帯があると仮定すると。)
計算のしやすさを優先し、端数は丸めます。たとえば365日を350日に、3.50ドルを4ドルに丸めるといった具合に、10や5で割り切れる数字に寄せる概算の工夫が有効です。
“I’m rounding 8.3 million to 8 million for simplicity.”
(簡単にするため、830万を800万に丸めます。)
概算に使う語彙として、roughly、approximately、in the ballpark of、order of magnitudeがあります。評価で見られているのは、桁(order of magnitude)が合う水準の妥当性であり、小数点以下の精度ではないとされます。
計算を英語で実況する(signposting)
分解した要素を掛け合わせていく過程も、黙って計算せず言葉にしながら進めるほうが、思考のプロセスが伝わりやすくなります。
“Let me take a moment to run the numbers.” / “Let me walk you through my calculation.”
(少し時間をとって計算します。/ 私の計算の流れをご説明します。)
sanity checkで締めくくる
計算が終わったら、その数字が現実的かどうかを自分の言葉で検証する一言を添えます。このsanity check(検算)が、思考の締めくくりとして評価されます。
“Does this number sound sensible?” / “Do all the numbers sound realistic?”
(この数字は妥当に思えますか? / これらの数字は現実的だと感じますか?)
その他のフェルミ推定対策のコツや押さえておくべきポイントは、Strategistsが無料で公開しているフェルミ推定の教科書でご確認ください。
5. マッキンゼー・BCG・ベインにおける英語フェルミ推定の出題傾向
ファームによって、英語フェルミ推定の出され方には傾向の違いがあるとされます。とりわけ、面接官主導で進むか候補者主導で進むかによって、英語で求められる立ち回りは変わってきます。ここではマッキンゼー・BCG・ベインの傾向と、market sizingが問われやすい場面を紹介します。
マッキンゼーの出題傾向
マッキンゼーでは、面接官主導で進むケース面接の一部として、フェルミ推定的な設問が組み込まれる傾向があるとされます。面接官が用意した流れのなかで、必要な場面で概算を求められるイメージです。
この形式では、候補者がケース全体の構造を自分で設計するというより、面接官から示された問いに一つずつ的確に答えていく姿勢が求められます。英語で対応する際も、いきなり分解の全体像を語るよりは、問われた要素について前提を確認し、順を追って概算し、最後に検算するという各ステップを丁寧に実況するほうが噛み合いやすくなります。
今どのステップを進めているかを短く言葉にしながら、面接官の誘導に合わせて進めるとよいでしょう。
BCG・ベインの出題傾向
一方でBCGとベインでは、単独の設問として、あるいは候補者主導のケースの冒頭で問われる傾向があるとされます。候補者が自分で論点を設定し、構造を組み立てながら進めることが期待される場面です。
この形式では、面接官が細かく誘導してくれるとは限らないため、自分から進行を宣言する力が英語でも重要になります。最初に数量(volume)か金額(value)かの前提を確認し、MECEに要素を分解する方針を宣言し、計算を実況しながら進めるという一連の流れを、自分で主導して見せる必要があります。
前提のすり合わせや分解方針の宣言に使う定型フレーズを、迷わず口に出せる状態まで準備しておくと、候補者主導の進行でも落ち着いて対応できるでしょう。
market sizingが問われやすい場面
market sizingは、市場参入や新規事業を扱うケースで一定の頻度で出題されるとされます。新しい市場にどれくらいの規模があるかという見積もりが、その後の戦略を検討する出発点になるためです。
ファームを問わず、市場規模の考え方を英語で説明できる準備は共通して求められるといえるでしょう。ここで評価されるのは、算出した数字の細かな正確さではなく、桁(order of magnitude)の水準で妥当な見立てを、根拠とともに英語で示せるかどうかです。
どのファームを受ける場合でも、数量(volume)と金額(value)の区別や、需要側・供給側からの分解といった市場規模推定の基本を、英語のフレーズとセットで整理しておくと安心です。
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6. 頭が真っ白になったとき・言い直したいときの英語表現
英語で考えている途中で言葉が出てこなくなる場面は、珍しくありません。そんなときに時間を稼ぐための表現をいくつか持っておくと安心です。
考える時間を稼ぐ表現
いったん立ち止まって考えを整理したいときは、次のような一言が使えます。
“That’s a really interesting question. Give me a moment to think.”
(とても興味深い質問ですね。少し考える時間をください。)
聞き返す・言い直す表現
設問の意図を聞き取れなかったときは、遠慮せず聞き返す一言を挟みます。
“Could you please repeat the question one more time?”
(もう一度質問を繰り返していただけますか?)
沈黙のまま固まってしまうより、こうした一言を挟むほうが面接官にも進行の意思が伝わります。
必要な英語力の目安
必要な英語力の目安として、TOEIC800点程度が一つの基準として語られることがあります。ただし面接で評価されるのは英語力そのものというより、詰まった場面での立て直し方です。
英語表現以前に、解き方の基本を確認しておくと立て直しもしやすくなります。
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7. 英語フェルミ推定に向けた対策の進め方
英語での言い回しを覚えても、本番の対話のなかで自然に使いこなせるかどうかは別の問題です。
数字の変換や定型フレーズを覚える段階までは、独学でも一定まで進められます。しかし本番の面接では、面接官からの質問に即興で英語対応しながら、思考のプロセスも同時に組み立てる必要があります。この「英語での対話をこなしながら考える」力は、一人で声に出す練習だけでは検証しづらく、客観的なフィードバックを受けながら鍛えるほうが効率的です。
まとめ
英語フェルミ推定で問われている思考のプロセスは、日本語の場合と変わりません。追加で必要になるのは、数字の英語化、進行の実況、前提のすり合わせという3つの言語面の準備です。特に万・億とthousand・million・billionの変換は、意識して練習しておくことで本番の詰まりを大きく減らせるでしょう。
本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。
Strategistsでは、MBB内定者・出身者によるマンツーマンの模擬ケース面接指導を提供しています。
初回メンタリング(60分)は無料で受講可能です。
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我々のマンツーマン指導プログラムについて
2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了して転職活動を実施した方の戦略コンサル転職成功率は61%。そのうち8割が外資戦略ファームTier1・2(McK/BCG/Bain/Kearney/S&/ADL/RB)への転職を実現しています。(通常、戦コン志望者のうち内定を取れるのは数%程度とされます)
※戦略コンサル転職成功率61%は、2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了し転職活動を実施した方を対象とした数値です(当社調べ)。
支援範囲は未経験からの転職からMUPまで幅広く、新卒向けの戦略コンサル特化就活塾においても業界トップレベルの実績を挙げています。
こうした実績を積み重ねてきた我々Strategistsが、多数の受講生の指導や教材制作を経て蓄積・言語化してきたオリジナルのノウハウを基に、本番での評価ポイントを熟知したMBB面接官経験者の視点も組み込みながら、最強のケース対策プログラムを制作しました。
我々のプログラムの最大の特長は、
・ケース面接初心者や苦手意識のある方であっても
・再現性高く、最短距離で、最高峰(内定レベル)のケース力
を習得することができる点です。
実は我々のお客様の63%は入会時点で
「一切対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
の「初心者」ないし「初級」のお客様です。
再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由
最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、我々のチームが最初に考えたのが「理想的な上達プロセス」についてでした。
スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったらどういうやり方をするのが正解なのだろうか?それについて考えるところから始まりました。
結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが「理想的な上達プロセス」なのではないか?ということでした。
そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形でさまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。
プログラムの全体像はこちらです。
①正しく学ぶ
Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

②反復練習で定着:課題ケース演習
厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら、実際の過去問を題材に試行してみる。あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが、このトレーニングの役割です。

③実践&現状把握:模擬ケース面接
専属メンターと模擬面接を実施。詳細なフィードバックをもらうことで現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん、内定レベルの解答例や思考のポイントなど、1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

メンタリングの質へのこだわり
皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。
『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。
我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある
と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。
ケース対策は量よりも圧倒的に質です。質の高いメンター×体系的な基礎インプット×良問での演習で確実に内定をGETするなら我々にお任せください。

※現時点では、扱う問題によって資料が無い場合もございます。
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