企業研究

戦略コンサルの選考で学歴はどこまで見られるか|応募資格で分かることと採用区分ごとの準備

「学歴フィルター」という言葉や、戦略コンサルの内定者の出身大学をまとめた一覧を目にすると、自分がエントリーしてもいいのかと悩んでしまう方は少なくありません。

マッキンゼー、BCG、ベインが公開している新卒の応募資格は、卒業予定の時期や職務経験の有無を条件にしていて、大学名の条件は挙げられていません。噂の真偽を追うより、自分が応募できる採用区分の確認と面接の準備に時間を使いましょう。

こちらでは、応募資格から分かること、面接で問われること、採用区分ごとの条件と準備について解説します。

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主な戦略ファームの応募資格に大学名の条件は書かれていない

戦略コンサルを志望する方は、ネット上の噂よりも先に、各ファームが公開している応募資格を読んでおきましょう。応募資格と自分の卒業予定の時期や職歴を見比べれば、どの採用区分で応募できるかを判断できます。

学歴フィルターの話は公式の応募資格と分けて考える

インターネットで見かける内定者の出身大学の割合は、ファームが公式に発表した数字ではありません。学歴フィルターの話も同様です。こうした情報だけで自分の可能性を判断すると、応募資格を満たしているのに、エントリーの前にあきらめてしまうことにもなりかねません。

学歴フィルターがあるかどうかを外から確かめる方法はないため、各ファームが公開している応募資格とは分けて考える必要があります。応募を考えているファームの応募資格のページを開き、そこに書かれた条件から自分が応募できるかを判断してください。

新卒の応募資格には卒業予定の時期と職務経験の有無が示されている

新卒で応募する方の条件として、マッキンゼー、BCG、ベインの応募資格には卒業予定の時期と職務経験の有無が書かれていて、大学名の条件は挙げられていません。2028年卒の募集で示されている主な条件は、次のとおりです。

  • マッキンゼー:国内の四年制大学または大学院の学士課程・修士課程に在籍し、2027年9月~2028年8月末に卒業予定で、フルタイム勤務の経験がなく、日本語で業務を遂行できる方
  • BCG:国内の大学・大学院に在籍中で、2027年9月~2028年8月に卒業予定の方
  • ベイン:2027年4月~2028年8月の間に国内の4年制大学または大学院を卒業し、2028年4月または9月に入社できる方

自分の卒業予定の月がこれらの期間に入るかと、フルタイムで働いた経験がないかを、ファームごとに見比べてください。期間は年度ごとに変わるため、応募する年度の募集要項でもう一度確かめる必要があります。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」、ボストン コンサルティング グループ「2028年新卒採用情報(国内大学/大学院在学中の方)」、ベイン・アンド・カンパニー「国内新卒」

中途の応募資格には職務経験の年数などが示されている

中途で応募する方の応募資格も、職務経験の年数などで示されていて、大学名の条件は書かれていません。Kearneyの戦略コンサルタントの求人は、四年制大学卒以上で実務経験が1年以上あり、日本で働ける方を対象にしています。ベインの東京オフィスは、アソシエイトコンサルタントからコンサルタントのポジションを、実務経歴2年以上13年未満の方に向けて募集しています。

Kearneyの「四年制大学卒以上」は最終学歴の段階を示す条件で、どの大学を卒業したかは指定されていません。中途で応募する方は、自分の実務経験の年数を数え、応募する求人の年数の条件に入るかを確かめてください。

出典:A.T. カーニー株式会社「戦略コンサルタント(中途採用)」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」

書類選考に出す履歴書やレジュメには学歴を書く

応募資格に大学名の条件がなくても、応募のときに出す書類では学歴を伝えることになります。マッキンゼーの国内大学新卒採用では、学歴・スキル・実績をまとめたレジュメの提出が必須で、英語か日本語で出すよう案内されています。ベインの中途採用では、Recruit Portalへの登録時に履歴書と職務経歴書の添付が必須です。2028年国内新卒採用でも、ベインは選考の最初に書類審査を行います。

書類に書いた学歴を選考でどう扱うかについては、これらのページに説明がありません。学歴の欄は事実どおりに書き、同じ書類に載せるスキルや実績の書き方に時間をかけましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」、ベイン・アンド・カンパニー「国内新卒」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」

面接で問題への取り組み方を重視していると説明するファームがある

書類選考の後には面接があります。面接で見られる点を先に知っておき、練習に時間を使いましょう。

ケース面接ではクライアント役の面接官が出す問題に応募者が解決策を示す

Kearneyのケース面接では、面接官を務めるコンサルタントがクライアントの立場で問題を出し、応募者はその解決策を提案します。この面接は、コンサルティングのプロジェクトを小さく再現したシミュレーションです。

書類と違って、ケース面接では面接官の前でその場で考えるため、問題の分け方や解決策の選び方がそのまま面接官に伝わります。進め方はファームによって違うこともあるので、応募先の採用ページも確かめておきましょう。

出典:Kearney「ケースインタビュー」

学生生活や仕事で直面した問題への取り組み方が見られる

Kearneyの選考では、コンサルタントとして働いた経験があるかどうかは問われません。学生生活や社会人生活の中で直面した仕事や会社、業界の問題にどう取り組んできたかが大切だとされています。

Kearneyでは、問題に直面したときにどう考え、どう解決し、何を発見できたかが重視されます。どれも、学生生活や職歴の中で実際に問題に向き合った経験がなければ答えられません。面接の準備を始める前に、この三つを話せる経験が自分にあるかを確かめておくとよいでしょう。

出典:Kearney「FAQ」

ケース面接で答える力は練習を重ねて伸ばせる

出身大学は今から変えられませんが、ケース面接で答える力は、これからの練習で伸ばしていけます。ケース面接では、問題を受け取ってから分け方を決め、面接官と話しながら解決策まで進めることになります。こうした進め方は本を読むだけでは身につかないため、実際に問題を声に出して解く練習が必要です。

ケース面接対策について詳しく知りたい方は、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書をご覧ください。

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新卒か中途かで学歴以外に確かめる条件が変わる

ケース面接の練習と並行して、自分が新卒と中途のどちらで応募するかも決めておきましょう。大学院生や第二新卒の方、英語に不安がある方は、区分ごとに違う学歴以外の条件にも当てはまるかを見ておく必要があります。

大学院生や第二新卒は応募する区分と職位を募集要項で確かめる

大学院に在籍中の方や第二新卒の方は、学部の新卒とは応募する職位や窓口が違う場合があります。マッキンゼーで大学院に在籍中の方が応募する職位は、次のとおりです。

  • 学部卒業見込み、修士修了見込み、博士課程を中退してすぐの入社を希望する方:ビジネスアナリスト
  • 博士号を取得(予定)してすぐの入社を希望する方:アソシエイト

マッキンゼーに第二新卒で応募する方は、国内大学新卒採用とは別の、ポジション紹介にあるビジネスアナリストのページを確かめてください。

Kearneyの中途採用の条件にある実務経験1年は目安です。1年に満たなくても、実務経験があれば中途採用に応募できます。ただし、大学を卒業した後にフルタイムで働いた経験がない方は、新卒として選考を受ける場合があります。どちらに当たるか迷う方は、応募の前に採用担当に問い合わせてください。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「多く寄せられるご質問」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「国内大学新卒採用情報」、Kearney「FAQ」

新卒の英語力の条件はファームごとに異なる

新卒の応募で求められる英語力の条件は、ファームによって違います。マッキンゼーの新卒採用では、採用の際に英語力が問われることはなく、留学や海外居住の経験も必須ではありません。採用面接もすべて日本語で行われます。

一方、ベインの2028年国内新卒採用の応募資格には、日本語と英語のどちらもビジネスレベルであることが含まれています。ベインの応募資格には、英語の試験やスコアの基準は書かれていません。

英語に自信がない新卒の方は、英語で自分の経験を話す練習も準備に加えましょう。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「多く寄せられるご質問」、ベイン・アンド・カンパニー「国内新卒」

中途では学位より職歴で何をしてきたかが問われる

中途の選考では、どの学位を持っているかより、これまでの職歴で何をしてきたかが問われます。マッキンゼーの中途採用では、特定の学位や特定分野での業務経験は必須とされていません。中途採用でも、さまざまなバックグラウンドの人が入社しています。

Kearneyでも、MBAはコンサルタントの仕事に必ず持っていなければならない資格とはされていません。資格そのものより、仕事を通して得た知識や経験を実践の場でどう活かせるかが重視されます。

中途で応募する方は、今の職場で身につけた知識や経験のうち、入社後の仕事でも活かせそうなものを書き出してみてください。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「多く寄せられるご質問」、Kearney「FAQ」

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学歴に不安がある方は採用区分を確かめてから準備を始める

学歴に不安がある方も、応募資格を満たしていれば今から準備を始められます。採用区分の確認、面接で話す経験の書き出し、ケース面接の練習の順に対策を進めましょう。

学歴を気にする前に卒業予定の時期と職歴を書き出す

学歴に不安がある方は、出身大学のことを考える前に、卒業予定の時期と、職歴のうちフルタイムで働いた期間、応募を考えているファームを紙に書き出しましょう。この三つを書き出しておくと、ファームごとの募集要項を開いたときに、応募資格の条件とすぐに見比べられます。

書き出した時期と期間を募集要項の条件に当てはめれば、自分が新卒と中途のどちらの採用区分で応募することになるかを判断できます。採用区分が分かったら、どのファームにいつ応募するかを決めてください。

学生生活や職歴から問題に取り組んだ経験を選び出す

面接練習では、学生生活や職歴の中で問題に直面し、自分で考えて動いた経験を話す練習をしてみましょう。どう考え、どう解決し、その経験から何に気づいたかまで話せる内容なら、面接で問題への取り組み方を具体的に伝えられます。

学生の方はゼミや部活動、アルバイトの経験から、社会人の方は担当した業務の中から選ぶことになるでしょう。場面ごとに、直面した問題、自分が取った行動、その結果を短く書き出しておきましょう。

受講生のインタビューには一次面接の不合格の後に準備のしかたを変えた例がある

選考でつまずいた後に準備のしかたを変え、内定まで進んだ受講生の例が、Strategistsの卒業生インタビューに載っています。

30代前半で転職活動をしていた山口さんは、戦略コンサルへの挑戦を再開した序盤に、ある戦略ファームの一次面接で不合格になりました。その後はStrategistsのマンツーマン指導を中心に対策を進め、トップ外資戦略コンサルのうち2社から内定を得ています。

山口さんは、独学ではどうしても時間の使い方に甘えが出たり、自分の思考の癖に気づけなかったりすると話しています。これは一人の受講生の体験で、学歴について話したものではなく、同じ結果を約束するものでもありません。それでも、一次面接の不合格の後に準備のやり方を変えた例として、練習の進め方を決める参考になります。

出典:Strategists「挫折と万全の対策を経て 外資戦コン2社の内定を獲得」

卒業生の声 | ケース面接対策塾 Strategists
Strategists卒業生のインタビュー一覧。MBB・外資戦略コンサルに内定した受講生の声をお届けします。

ケース面接の練習では面接官役と話しながら解く時間を増やす

一人で問題を解いていると、考え込んで黙った箇所や説明が飛躍した箇所があっても、話している本人は気づけません。聞き手がいれば、そうした箇所をその場で指摘してもらえます。

Strategistsは、出身大学に関係なく、自分の回答の弱点を経験者に早めに指摘してもらい、本番までに直せる回数を増やしたほうがよいと考えています。

友人や経験者の中から面接官役を頼める人を探し、話を聞いてもらいながら練習しましょう。

まとめ

主な戦略ファームの応募資格のページには、選考での学歴の扱いについての説明がありません。一方で、応募資格の条件と面接で問われることは公式のページで確かめられるため、学歴の情報を集めるより、この二つに合わせて準備したほうが選考の日までにできることが増えます。

自分の採用区分を確かめたら、面接で話す経験を一つ選び、声に出して話す練習をしてみましょう。学歴ばかりに囚われず、選考の対策を進めることが合格への第一歩です。

本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。

Strategistsでは、MBB内定者・出身者によるマンツーマンの模擬ケース面接指導を提供しています。
初回メンタリング(60分)は無料で受講可能です。

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我々のマンツーマン指導プログラムについて

2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了して転職活動を実施した方の戦略コンサル転職成功率は61%。そのうち8割が外資戦略ファームTier1・2(McK/BCG/Bain/Kearney/S&/ADL/RB)への転職を実現しています。(通常、戦コン志望者のうち内定を取れるのは数%程度とされます)

※戦略コンサル転職成功率61%は、2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了し転職活動を実施した方を対象とした数値です(当社調べ)。

支援範囲は未経験からの転職からMUPまで幅広く、新卒向けの戦略コンサル特化就活塾においても業界トップレベルの実績を挙げています。

こうした実績を積み重ねてきた我々Strategistsが、多数の受講生の指導や教材制作を経て蓄積・言語化してきたオリジナルのノウハウを基に、本番での評価ポイントを熟知したMBB面接官経験者の視点も組み込みながら、最強のケース対策プログラムを制作しました。

我々のプログラムの最大の特長は、
・ケース面接初心者や苦手意識のある方であっても
・再現性高く、最短距離で、最高峰(内定レベル)のケース力
を習得することができる点です。

実は我々のお客様の63%は入会時点で
「一切対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
の「初心者」ないし「初級」のお客様です。

再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、我々のチームが最初に考えたのが「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったらどういうやり方をするのが正解なのだろうか?それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形でさまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

教科書・動画講座による体系的インプット

②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら、実際の過去問を題材に試行してみる。あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが、このトレーニングの役割です。

課題ケース演習の流れ

③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。詳細なフィードバックをもらうことで現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん、内定レベルの解答例や思考のポイントなど、1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

模擬ケース面接とフィードバック

メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある

と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。

ケース対策は量よりも圧倒的に質です。質の高いメンター×体系的な基礎インプット×良問での演習で確実に内定をGETするなら我々にお任せください。

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単なる”模範解答例”ではなく、問題のポイントや次に活かせる学びをまとめています。

我々の初回メンタリングはありがちなサービス勧誘・営業の場ではなく、本プログラムの『0講目』の扱いですから、「これがStrategistsのクオリティか」とご実感いただける機会になることをお約束します。

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