ケース面接対策に取り組もうと本を読んだり例題を眺めたりしても、何から手を付け、どの順番で練習すればよいのかわからないという方は少なくありません。
ケース面接対策は、フレームワークや解き方の基礎をインプットしたうえで問題演習を重ね、模擬面接で実践するという順序で進めます。問題演習では、ファームが公式に公開する例題を最後まで解き切る練習から始めましょう。
この記事では、対策を進める順序、公式例題を前提確認から結論まで解き切る練習、解き終えた後の振り返りの手順について解説します。
- 本番形式で模擬ケース面接を実施
- 現状のレベル・改善点をフィードバック
- 内定への戦略がわかる
※少数精鋭での運営のため、枠が埋まり次第締め切ります。
ケース面接対策は基礎から模擬面接まで段階を追って進める
ケース面接対策を始めるときは、今の自分がどこまで解けるかで、最初に取り組むことが変わります。どの段階から始め、各段階にどれだけ時間をかけるかを決めましょう。
解き方の基礎をインプットしてから問題演習と模擬面接へ進む
ケース面接対策は、基礎のインプット、問題演習、模擬面接という順に段階を積み上げて進めます。基礎のインプットでは、フレームワークの役割や解き方の基本的な流れを本などで学んでおきましょう。基礎を学んだら問題演習で実際に問題を解き、解き方が安定してきたら模擬面接で本番に近い形で試します。
今の自分がどの段階にいるかは、練習の問題を最後まで自分だけで解き切れるかどうかで判断できます。解き方の流れがまだ分からない方は基礎から、流れは分かるものの解き切れない方は問題演習から、自分だけで解き切れる方は模擬面接から始めましょう。
各段階にかける期間は選考時期から逆算して配分する
ケース面接対策にかける期間や、インプットと演習への時間配分は、選考までの残り時間と今の実力によって変わります。そのため、決まった期間に合わせるより、選考時期から逆算して対策の計画を立てましょう。
逆算するときは、各段階で何を終えたら次へ進むかを先に決めておくと、進み具合を判断できます。たとえば「公式の練習ケースを解答例を見ずに最後まで解けたら模擬面接へ進む」のように、次へ進む条件を書き出しておきましょう。模擬面接は、選考前に複数回受けられる時期に入れておくことが大切です。

練習する問題はファームが公式に公開する例題から選ぶ
問題演習の段階では、各ファームが公式に公開している素材を使って練習できます。どの素材から使い始めるかを決めましょう。
最初は設問ごとに解答例がある練習ケースから使い始める
公式の練習素材は、解き方の手がかりが多いものから順に使います。最初は設問ごとに解答例がある練習ケースで解く流れをつかみ、次に模範解答のある例題で自分の解答と見比べましょう。最後に、クイズ形式の素材で準備が整っているかを確かめます。
素材をこの順に使うと、解答例を頼りに流れを学ぶ段階から、自分の力で解いて答え合わせをする段階へ、少しずつ手がかりを減らしていけます。
ベインの練習ケースは設問ごとの解答例まで確かめる
最初に使う練習ケースには、ベインが公式サイトで公開しているCoffee Shop Co.とFashionCo.があります。
練習ケースを使うときは、問題文を読んだらすぐに解答例を開かず、自分の答えを書き出してから見比べましょう。解答例を読むときは、結論だけでなく、その答えにたどり着くまでの考え方まで確かめておくと、次の問題で同じ手順を使えます。Coffee Shop Co.は、前提確認から結論まで通して解く練習の題材にもなります。
出典:Bain & Company「Case interview preparation」
マッキンゼーの例題は模範解答と見比べながら練習する
練習ケースで解く流れをつかんだら、次は解答例を見ずに最後まで解き、模範解答と答え合わせをしましょう。マッキンゼーが公開している例題には、模範解答に加えて論理や思考プロセスも含まれています。答え合わせでは、答えだけでなく、どの順に考えたかまで自分の解答と見比べてください。
マッキンゼーの例題には、題材の異なるディコンサとElectro-Lightがあります。ディコンサでは、ゲイツ財団からの依頼として、メキシコのディコンサのネットワークを活用し、地方の貧困層に基本的な金融サービスを提供する実行可能性を評価することが求められます。
Electro-Lightは、大手飲料メーカーが新発売する、電解質補給用かつ低糖質なスポーツドリンク「Electro-Light」の商品展開の手法を考案する問題です。両方を解いておくと、問いの種類が変わっても同じ手順で考えられるかを確かめられます。
出典:McKinsey & Company「面接準備(日本オフィス)」
ケース面接対策について詳しく知りたい方は、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書をご覧ください。
BCGのケース面接対策クイズで準備が整っているかを確かめる
練習ケースと例題を解き終えたら、ケーススタディ面接への準備が整っているかを確かめておきましょう。BCGは採用サイトで、そのためのケース面接対策クイズを公開しています。
クイズには、次の3つのテーマが用意されています。
- 気候変動戦略の策定(グローバル企業のCEOが環境への影響を削減するための気候目標を設定するビジネスケースを構築する問題)
- 顧客満足度の回復(顧客満足度ランキングが低下したデジタルバンクの戦略を見直す問題)
- クラウド移行の支援(ERPシステムのアップグレードを検討する消費財企業がクラウド移行の選択肢を評価する問題)
クイズで準備が足りないと感じた点があれば書き出し、次の問題ではその点に重点を置いて取り組みましょう。
解いた出題類型を記録して練習の偏りを防ぐ
公式の素材を解き進めるときは、練習する問題が一部の出題類型に偏らないよう注意が必要です。出題される問題には、売上や利益の向上、複数の選択肢からの意思決定、公共の課題解決、新規事業の検討といった類型があるとされます。

紹介した公式素材も、それぞれの問題で何を判断し、何を提言するよう求められているかを類型と見比べれば、どの類型に近いかを振り分けられます。解いた問題ごとに、振り分けた類型を記録しておきましょう。記録を見返せば、まだ練習していない類型が分かり、その類型に近い素材を次に解く問題に選べます。
ベインの練習ケースで前提確認から結論まで通して解く
問題を選んだら、前提確認から結論まで途中で止めずに解き切ると、自分がどこでつまずくかが分かります。ベインの練習ケースを例に、解く順序と面接官とのやり取りを確かめましょう。
コーヒーショップの開業判断を問いの確認から結論まで解いてみる
ケース面接の問題は、前提を確認し、現状を分解し、課題を特定し、打ち手を考え、結論を伝えるという順序で解く方法が一般的です。前提は、問いの目的や条件を指します。前提を確かめずに分析を始めると、後の打ち手までずれてしまいます。
ケース面接の解き方の順序を、ベインの練習ケースCoffee Shop Co.に当てはめてみましょう。Coffee Shop Co.では、ケンブリッジでコーヒーショップの開業を考えている友人が、開業すべきかを判断できるよう手助けすることが求められます。前提確認にあたる最初の段階では、分からない点を面接官に質問しながら、解くべき問いを理解します。問いを理解したら、1〜2分かけて考え方を整理し、構造化した考えを面接官に伝えましょう。
その後の設問は、市場規模の推定、損益分岐点の計算、開業の是非についての結論という順に進みます。損益分岐点とは、売上と費用が等しくなり、利益がちょうどゼロになる販売量のことです。開業の是非を判断する問題なので、課題の特定と打ち手を考える段階の代わりに、市場規模と損益分岐点の計算で結論の根拠をそろえる流れだと考えてください。市場規模と損益分岐点の設問には、考え方と計算の例が示されています。
市場規模の設問では、対象をケンブリッジの住民だけに絞り、人口を100,000人、住民は平均して毎日1杯のコーヒーを飲むと仮定するよう示されています。市場規模の仮定に「正しい」「誤り」はなく、自分の妥当な想定に基づいて見積もることが大切です。
示された仮定をそのまま掛け合わせると、100,000人×1杯×365日=36,500,000杯になります。ただ、この式は子どもやコーヒーを飲まない人も含め、住民全員が毎日1杯を店で買う前提です。ベインの計算例は、次のように大人とコーヒーを飲む人に絞り、店で買う分だけを数えて市場規模を求めています。
- 大人の数:100,000人×80%=80,000人
- コーヒーを飲む大人の数:80,000人×50%=40,000人
- 1日に飲まれる杯数:40,000人×1杯=40,000杯
- 店で買われる1日の杯数:40,000杯×50%=20,000杯(残りの50%は家で入れて飲む分)
- 1年間の杯数:20,000杯×約350日=7,000,000杯
市場規模は年間7,000,000杯です。36,500,000杯との差は、子ども、コーヒーを飲まない大人、家で飲む分を除き、年間を約350日としたことで生じます。どの要素で絞り込むかは、式を書きながら面接官に声に出して伝えましょう。
損益分岐点の設問では、1年目に損益分岐点へ達するために売る必要がある杯数を求めるための追加情報が示されます。
- コーヒー1杯の価格(£3)
- 開店費用(£245,610)
- 年間の運営費用(£163,740)
- コーヒー1杯あたりの原価(£1)
1年目の損益分岐点を求める式は、(開店費用+運営費)÷(1杯の価格−1杯の原価)です。1杯売るごとに£3−£1=£2が手元に残り、この£2で開店費用と運営費を回収していきます。計算すると(£245,610+£163,740)÷£2=£409,350÷£2=204,675杯になり、ベインの計算例と同じ答えが出ました。解答例を見る前に、自分でもこの式を書いて計算してみましょう。
開業の是非を問う最後の設問では、損益分岐点が市場の何%にあたるかを計算して結論の根拠にします。204,675杯÷7,000,000杯≒0.029なので、損益分岐点は市場規模の約2.9%です。ベインの「良い解答」の例も、市場の約3%にあたるため損益分岐は達成できると結論づけ、開業に賛成しています。もし36,500,000杯と比べると割合は約0.6%になり、市場を大きく見積もるほど開業を楽観しやすくなる点に注意が必要です。解答例を読む前に、自分の市場規模と損益分岐点から結論と根拠を書き出してみましょう。
出典:Bain & Company「Coffee Shop Co.(公式練習ケース)」
その他のケース面接対策のコツや押さえておくべきポイントは、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書でご確認ください。
分からない用語や質問の意図はその場で面接官に質問する
問いを正しく理解しないまま分析に入ると、面接官が求めていない方向へ解き進めてしまうおそれがあります。分からない用語や質問の意図は、その場で面接官に確認しましょう。面接官との対話を通じて、課題の解決に必要な情報を集められるためです。
アクセンチュアは、面接官に「成果を実現するための方法は?」と聞かれ、求められている成果が不明確な場面を例に挙げています。その場合は「利益創出」や「企業のイメージアップ」などの選択肢を挙げたうえで、何の成果について話せばよいかを確認するとよいとしています。
練習でも、問題文を読んだら面接官に確認したい点を書き出してみましょう。
出典:Bain & Company「Case interview preparation」、アクセンチュア「ケース面接の心得」
フレームワークは暗記せず考えを整理する道具として使う
問題の構造を整理する段階では、フレームワークを使いたくなるものです。ただし、フレームワークは暗記してそのまま当てはめるのではなく、問題演習を重ねる中で考えを整理するための道具として使いましょう。
基礎のインプットの段階では代表的なフレームワークの名前と役割を知る程度にとどめ、使い方は問題演習の中で身につけていきます。問題を解くときは、先に問いの目的と条件から分解の切り口を考え、その整理に合う枠組みがあれば借りるようにすると、枠組みに問題を合わせる解き方を避けられます。解き終えた後は、使った枠組みがその問題の切り口に合っていたかも見直しましょう。

考え方の枠組みは紙に書いて前提と仮説を示しながら伝える
分解の切り口が決まったら、明確な枠組みを使って、自分の考え方を面接官に説明しましょう。
枠組みを説明するときは、必要に応じて紙やホワイトボードを使って視覚的に示すと、面接官も考えを追いやすくなります。アクセンチュアは、前提や仮説、テーマ、考察の過程を明確に示したうえで、課題解決に最も影響のあるテーマに絞って端的に伝えることを勧めています。
練習でも、紙に書いた枠組みを見せながら、置いた前提と仮説を口に出して説明してみましょう。
出典:Bain & Company「Case interview preparation」、アクセンチュア「ケース面接の心得」
推論と計算は声に出して面接官の反応に合わせる
枠組みを示した後の推論や計算も、黙って進めずに声に出して共有しましょう。面接中の振る舞いについて、ベインは次の4つを心得として挙げています。
- 自信が持てなくても推論や計算を声に出す(Think aloud)
- 面接官の反応に注意して合わせて調整する(Listen and adapt)
- 重要な数値や気づきを強調して示す(Emphasize key points)
- 必要なときは間を取って考えをまとめる(Take a moment)
面接官の反応に合わせるには、相手の言葉をよく聞くことが欠かせません。アクセンチュアは、面接官が発する言葉には必ず何らかの意図があり、課題と無関係に思える言葉の中にも解決の手掛かりが潜んでいるとしています。面接官の言葉に細部まで集中し、解答に必要な手掛かりを集めましょう。
出典:Bain & Company「Case interview preparation」、アクセンチュア「ケース面接の心得」
フェルミ推定の練習はケース面接との違いを踏まえて組み合わせる
ケース面接の演習を進めると、市場規模のように数量を概算する場面にも出会うはずです。フェルミ推定は前提を置きながら数量を概算する問題であるのに対し、ケース面接はビジネス上の課題に対する打ち手や結論を導く問題である点で異なるとされます。

そのため、フェルミ推定の練習で概算の手順を固め、ケース面接の演習ではその概算を結論の根拠に使います。フェルミ推定の練習は、ケース面接の演習の前に終わらせるより、問題演習の段階で並行して進めましょう。ケース面接の演習で概算に時間がかかると感じたときは、フェルミ推定の問題を単独で解く時間を増やします。
解き終えたら評価される観点で回答を振り返る
問題を解き終えても、答え合わせだけでは、自分の解き方のどこを直せばよいかまでは分からないことがあります。評価の観点と面接中の振る舞いを基準に振り返り、次の問題で直す点を書き出しましょう。
ファームが公開する評価の観点を振り返りの基準にする
振り返りの基準には、ファームが公開している評価の観点を使えます。マッキンゼーが面接で主に見ている観点は、Connection、Drive、Leadership、Growth、Problem Solvingです。このうちProblem Solvingについては、架空のクライアントシナリオのケースを通して、次のことが求められます。
- 難しく曖昧な課題を構造化すること
- その中で重要な課題を見つけ出すこと
- 事実やデータが意味することを理解すること
- 結論と施策を提示すること
- 自身の考えを明確化すること
ケースを解いた後は、これらの項目を自分の回答に当てはめて振り返りましょう。
ケース面接は、答えの正しさだけで評価されるものではありません。BCGは、ケーススタディ面接(問題解決面接)には必ずしも唯一の「正解」があるわけではなく、課題への取り組み方と思考の質が重視されるとしています。ベインも、ケース面接を実際のビジネス課題に取り組む構造化された会話と説明し、どう考えて問題を構造化し、会話の展開に合わせて考えを発展させられるかを見ているとしています。
回答は、BCGがケーススタディ面接で例に挙げる次の段階ごとにも確かめましょう。
- アプローチの組み立て
- 的確な質問
- データ分析
- 簡単な計算
- 最も重要な要因の見極め
BCGは、面接全体を通じて、明確なコミュニケーション、論理的思考、ビジネス的な直感と創造性を発揮することも求めています。答えが合っていたかどうかだけで振り返りを終えず、こうした段階と観点を、自分の回答を確かめる基準として書き出しておきましょう。
出典:McKinsey & Company「面接準備(日本オフィス)」、BCG Careers「ケース面接の準備」、Bain & Company「Case interview preparation」
BCGのDo’sとDon’tsで面接中の振る舞いを確かめる
振り返りの基準となる評価の観点を決めたら、面接中の自分の振る舞いも振り返りましょう。BCGは面接で望ましい行動(Do’s)として、積極的傾聴、自分らしさ、構造的思考、明確な伝達、前提の整理、思考の可視化を挙げています。避けるべき行動(Don’ts)としては、焦らない、急がない、複雑にしない、無視しない、黙らない、遮らないが挙げられています。
問題を解いている間の自分の様子を思い出し、Do’sができていたか、Don’tsに当たる場面がなかったかを一つずつ確かめてください。たとえば計算の途中で黙り込んでいたなら「黙らない」に当たるため、次の問題で途中経過も声に出すことを、直す点として書き出します。
コーヒーショップの解答をより良い解答と比べて直す点を書き出す
Coffee Shop Co.を解き終えたら、自分の結論を、最後の設問に示された「良い解答」と「より良い解答」の例と比べてみましょう。ベインの例では、より良い解答は開店費用を回収するまでの期間や、開業前に考えるべき点も考慮するものとされています。開業前に考えるべき点には、市場参入の戦略、競合との差別化、支配的な競合の有無などが挙げられています。
自分の結論が、損益分岐に届くかどうかの判断だけで止まっていないかを確かめることが大切です。止まっていたなら、「開店費用を回収するまでの期間を考えていなかった」のように、足りなかった視点を直す点として書き出しましょう。
出典:Bain & Company「Coffee Shop Co.(公式練習ケース)」
書き出した直す点はFashionCo.を次の問題にして試す
書き出した直す点を直せたかどうかは、次の問題を解いて確かめましょう。次の問題には、同じベインの練習ケースであるFashionCo.が使えます。
FashionCo.は、5年連続で売上が減少している女性向けファッション市場の企業について、原因を分析して打ち手を提言する問題です。設問は、次の順に進みます。
- 質問を通じた課題の理解と、1〜2分での考え方の整理
- 枠組みの説明と、どこから分析を始めるかの提案
- 市場・消費者トレンドの深掘り
- 打ち手の洗い出し
- 2つの選択肢の比較
- 提言
Coffee Shop Co.で書き出した直す点は、特に打ち手と結論の設問で試しましょう。打ち手の洗い出しでは、打ち手の種類を挙げるものが良い解答とされ、各打ち手のメリット・デメリット・実行可能性まで示すものがより良い解答とされています。結論の設問でも、より良い解答は追加のリスクと次のステップを含めるものとされています。
FashionCo.を解き終えたら、Coffee Shop Co.と同じ観点で振り返り、書き出した点が直っているかを確かめましょう。
出典:Bain & Company「FashionCo.(公式練習ケース)」
- 本番形式で模擬ケース面接を実施
- 現状のレベル・改善点をフィードバック
- 内定への戦略がわかる
※少数精鋭での運営のため、枠が埋まり次第締め切ります。
独学で陥りやすい失敗は第三者の指摘で防ぐ
振り返りを自分だけで続けていると、自分では気づけない弱点が残ることがあります。独学で起こりやすい失敗を知り、第三者に解答を見てもらう時期を決めましょう。
独学では同じ思考の癖に気づかないまま練習を重ねやすい
独学で練習していると、同じ思考の癖に気づかないまま繰り返してしまうことがあります。模範解答と自分の解答を見比べるだけで、振り返りが表面的になってしまう失敗も起こりやすいとされています。
解き方の面でも、次のような失敗に注意が必要です。
- 前提を確認しないまま分析を進めてしまうこと
- フレームワークに当てはめるだけで考えを深めないこと
- 根拠のないアイデアの打ち手を並べてしまうこと
振り返りのたびに、自分の解答がこれらに当てはまっていないかを確かめましょう。
Strategistsは、自分では気づけない思考の癖や回答の弱点は、経験者などの第三者の視点が入って初めて気づけると考えています。自分だけの振り返りで直す点が見つからなくなったときこそ、第三者に解答を見てもらいましょう。
練習相手がいなければ録音と書き出しで自分の回答を確かめる
練習相手がいない場合は、自分の解答を録音・録画して聞き返しましょう。話している最中には気づかなかった沈黙や説明の飛躍が分かります。解答を書き出し、振り返りの基準と見比べて足りない点を確かめる方法もあります。録音と書き出しで分かる点を先に直し、それでも残る弱点を第三者に見てもらいましょう。
ファームの採用担当者が案内する選考サポートも確かめる
第三者に回答を見てもらう方法を探すときは、志望するファームが用意している選考サポートも確かめておきましょう。マッキンゼーは、採用プロセスに不明な点がある場合や、ワークショップやケースコーチングなどの選考に関するサポートの詳細を知りたい場合は、採用担当者に問い合わせるよう案内しています。
他のファームを志望する方も、採用サイトに選考に関する案内がないかを確認しましょう。
出典:McKinsey & Company「面接準備(日本オフィス)」
模擬面接では経験者に回答の弱点を指摘してもらう
対策の最後の段階では、模擬面接で本番に近い形の練習をしましょう。書籍や記事での独学だけでは、実戦力が身につきにくいためです。
模擬面接を受けるときは、経験者に面接官役を頼み、終わった後に回答の弱点を具体的に指摘してもらいましょう。指摘された点も直す点に書き加えて次の問題で試せば、弱点が直ったかを確かめられます。
まとめ
ケース面接の対策は、例題を解き切り、振り返りで見つけた直す点を次の問題で試すという循環を回すほど、本番で問題を最後まで解き切れる状態に近づいていきます。本を読む時間を増やすだけでは、この循環は生まれません。
公式の練習ケースを一つ選び、解答例を見ずに前提確認から結論まで通して解いてみましょう。一問ずつ振り返りを次の問題に生かす積み重ねが、本番で最後まで答えを出し切る力になります。
本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。
Strategistsでは、MBB内定者・出身者によるマンツーマンの模擬ケース面接指導を提供しています。
初回メンタリング(60分)は無料で受講可能です。
- 本番形式で模擬ケース面接を実施
- 現状のレベル・改善点をフィードバック
- 内定への戦略がわかる
※少数精鋭での運営のため、枠が埋まり次第締め切ります。
我々のマンツーマン指導プログラムについて
2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了して転職活動を実施した方の戦略コンサル転職成功率は61%。そのうち8割が外資戦略ファームTier1・2(McK/BCG/Bain/Kearney/S&/ADL/RB)への転職を実現しています。(通常、戦コン志望者のうち内定を取れるのは数%程度とされます)
※戦略コンサル転職成功率61%は、2025年4月〜2026年3月の入塾者100名以上のうち、受講を修了し転職活動を実施した方を対象とした数値です(当社調べ)。
支援範囲は未経験からの転職からMUPまで幅広く、新卒向けの戦略コンサル特化就活塾においても業界トップレベルの実績を挙げています。
こうした実績を積み重ねてきた我々Strategistsが、多数の受講生の指導や教材制作を経て蓄積・言語化してきたオリジナルのノウハウを基に、本番での評価ポイントを熟知したMBB面接官経験者の視点も組み込みながら、最強のケース対策プログラムを制作しました。
我々のプログラムの最大の特長は、
・ケース面接初心者や苦手意識のある方であっても
・再現性高く、最短距離で、最高峰(内定レベル)のケース力
を習得することができる点です。
実は我々のお客様の63%は入会時点で
「一切対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
の「初心者」ないし「初級」のお客様です。
再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由
最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、我々のチームが最初に考えたのが「理想的な上達プロセス」についてでした。
スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったらどういうやり方をするのが正解なのだろうか?それについて考えるところから始まりました。
結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが「理想的な上達プロセス」なのではないか?ということでした。
そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形でさまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。
プログラムの全体像はこちらです。
①正しく学ぶ
Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

②反復練習で定着:課題ケース演習
厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら、実際の過去問を題材に試行してみる。あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが、このトレーニングの役割です。

③実践&現状把握:模擬ケース面接
専属メンターと模擬面接を実施。詳細なフィードバックをもらうことで現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん、内定レベルの解答例や思考のポイントなど、1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

メンタリングの質へのこだわり
皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。
『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。
我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
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と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。
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