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MBB転職支援のプロが教える!MBBの中途選考の内容を徹底解説

MBBへ中途で転職したいと考えても、3社の選考がどこまで同じでどこが違うのかが分からず、何から準備すればいいか迷う方は多いでしょう。

マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーの3社は、コンサルタント職の選考でケース面接を行い、過去の経験も尋ねています。一方で、応募できる職位の条件や面接のほかに受ける試験、面接の進め方、言語の要件は社ごとに異なります。まず応募先を選び、その社の選考に合わせて何を準備するかを決めましょう。

こちらでは、MBB3社の中途選考に共通する面接、社ごとの違い、応募先に合わせた準備について解説します。

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MBB3社の中途選考ではどの社もケース面接と経験を問う面接を行う

MBB3社のどこに応募する場合も、中途選考ではケース面接と経験を問う面接を受けます。まずは、3社に共通するこの2つの面接の中身を確認しましょう。

3社とも面接の中心にケース面接を置いている

MBBのコンサルタント職を目指す方は、3社のどこに応募する場合でも、ビジネスの課題に取り組むケース面接への備えが必要です。マッキンゼーでは、ケース面接とも呼ばれる問題解決面接(Problem-Solving Interview)で、ビジネスケースを通して分析的な考え方と複雑な問題への取り組み方が評価されます。BCGのケースインタビューでは、コンサルティングスタッフのもとでケーススタディを分析し、クライアントが直面する課題への解決策を考える面接です。

3社のケース面接はどれもビジネスの課題を題材にしており、入社後のコンサルタントの仕事に近い形で考え方が試されます。事業会社で成果を上げてきた方でも、面接官と対話しながらその場で考えを説明する形式には慣れていないことがあるので、人を相手に話しながら解く練習をしておきましょう。

ベインの場合、ケース面接はコンサルティング職の選考に限って使われています。ほかの職種も検討している方は、応募する職種の選考にケース面接があるかを先に確かめておきましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」、Bain & Company「Case interview preparation」

ケース面接では正解よりも考え方の過程が見られる

MBB3社のケース面接に備えるときは、答えが合っているかより、答えにたどり着くまでの考え方の過程を示すことに力を注ぎましょう。BCGは、ケースインタビューにはほとんどの場合「正しい答え」や「間違った答え」はなく、面接官は思考プロセスや戦略的アプローチ、説得力のある解決策を示す力を見ているとしています。ベインも、唯一の正解を求めるのではなく、どう考えて問題を構造化し、対話の進展に合わせて考えを発展させるかを見ていると説明しています。

考え方の過程を具体的にどう示すかは、マッキンゼーが挙げている項目を目安にしましょう。マッキンゼーの日本オフィスは、架空のクライアントシナリオのケースを通して、次のことを求めています。

  • 難しく曖昧な課題を構造化すること
  • その中で重要な課題を見つけ出すこと
  • 事実やデータが意味することを理解すること
  • 結論と施策を提示すること
  • 自分の考えを明確化すること

練習で問題を解き終えたら、結論が合っていたかだけでなく、これらの進め方を一つずつたどれていたかを確かめましょう。

出典:ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」、Bain & Company「Case interview preparation」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

経験を問う面接も3社に共通する

MBB3社に共通して、面接ではケース面接のほかに、これまでの経験を問われる場面もあります。マッキンゼーの過去の経験を問う面接(Personal Experience Interview)では、成果を上げた経験と困難に向き合った経験の両方が聞かれます。重要な経験については、自分の具体的な役割と、成功の決め手になった行動まで詳しく話せるよう準備しておきましょう。

BCGの面接でも、自己紹介のパートで応募者のバックグラウンドやこれまでの経験が聞かれます。BCGのどの領域で活躍できるかを判断するためです。ベインでは、応募する職種によって面接の構成が異なり、少なくとも1回の行動面接(behavioural interview)を受ける職種もあります。行動面接がない職種でも、ほかの面接で過去の経験について尋ねられることがあるため、どの職種に応募する場合も話す経験を用意しておきましょう。

面接では、経験の話に加えて、なぜその社を選ぶのかという志望理由を聞かれることもあります。ベインは、どの場合でも、なぜほかではなくベインに入りたいのかを説明できる人を求めています。応募先ごとの志望理由も、自分の言葉で書き出しておきましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」、Bain & Company「Interviewing」

3社の違いは応募できる職位と選考の進み方に表れる

面接の中身は3社で共通していても、応募できる職位の条件や選考の段階は社ごとに違います。自分の経験と語学力で応募できる職位を確かめ、応募先を決めましょう。

自分の経験年数や学位に合う職位を3社の目安から探す

MBB3社の中途採用では、応募できる職位や求人ごとに、求める経験の目安が示されています。3社の職位と経験の目安は、次のとおりです。

  • BCG:Associate/Senior Associateの求人は社会人歴7年未満の方が対象で、7年以上の方はconsultantの求人へ応募
  • ベイン:アソシエイト コンサルタント~コンサルタントのポジションは実務経歴2年以上13年未満の方が対象
  • マッキンゼー:Associateは通常、MBAやPhDなどの大学院の学位、またはそれと同等の職務経験が要件

BCGのAssociate/Senior Associateの求人では、コンサルティング経験や資格は不問とされています。マッキンゼーも、MBAや経営企画の職歴がないという質問に対し、特定の学位や特定分野での業務経験は必須ではないと答えています。コンサル未経験というだけで、目安に合う求人を応募先の候補から外す必要はありません。

マッキンゼーのAssociateの要件は、国やプラクティス(業界や機能ごとの専門分野)によって異なることがあります。自分の経験年数や学位を、3社の職位の目安と比べてみましょう。

出典:ボストン コンサルティング グループ「Associate/Senior Associate, JPN(社会人歴7年未満の方)」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」、McKinsey & Company「Associate」(McKinsey Job Search)、マッキンゼー・アンド・カンパニー「多く寄せられるご質問」

面接のほかに受ける試験の形は3社で異なる

MBB3社の中途選考では、面接のほかに受ける試験や評価の形が社ごとに異なります。マッキンゼーでは、多くのコンサルティング職の選考過程に、Solveというゲーム形式の問題解決力の評価が含まれています。Solveは準備が不要とされているので、その分の時間を面接の練習に回しましょう。

BCGのAssociate/Senior Associateの求人では、書類選考の後に、適性試験・性格適性検査と複数回の面接があると案内されています。BCGの基準により、適性試験と性格適性検査を受ける対象から外れる方もいます。届いた選考の案内で、自分が受ける対象になっているかを確かめてください。

ベインの東京オフィスの週末選考会では、書類選考の次にオンラインテストがあり、その後に選考会での1次・2次のオンライン面接、翌週以降の平日に対面で行う面接と続きます。応募先の求人で、どの試験をどの段階で受けるのかを確かめておきましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、ボストン コンサルティング グループ「Associate/Senior Associate, JPN(社会人歴7年未満の方)」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」

面接の回数と進め方も社ごとに違う

MBB3社は、面接の回数や進め方についても、それぞれ異なる案内をしています。マッキンゼーでは、クライアント対応職の多くで、過去の経験を問う面接の後に問題解決面接が行われます。職種によっては専門性を問う面接(expertise interview)が加わることもあるので、応募する職種の案内で面接の種類も見ておきましょう。

BCGの面接プロセスは地域によって異なるものの、通常は面接や筆記試験などの選考が2回以上行われます。日本のAssociate/Senior Associateの求人では、面接は基本的にケース面接を複数回行い、平均して合計4回程度と案内されています。ケース面接を何度か受ける前提で、練習する例題の数を決めておきましょう。

ベインの東京オフィスの週末選考会では、1次・2次面接が原則として選考会の当日に行われます。選考会の日までに、ケース面接の例題を声に出して最後まで解けるようにしておきましょう。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、ボストン コンサルティング グループ「Associate/Senior Associate, JPN(社会人歴7年未満の方)」、ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」、ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」

英語を含む言語の要件は求人ごとに確かめる

英語を使う仕事の経験が少ない方は、MBBの選考で求められる英語力の水準が気になるところです。ベインの東京オフィスの週末選考会では、日本語と英語がともにビジネスレベルであることが応募資格に含まれています。日本語が母語でない方には、JLPT N1相当の日本語力が求められます。

英語の要件は社や求人によって書き方が違うため、求人の応募資格で言語の条件を確かめましょう。マッキンゼーのAssociateの求人票には、英語と勤務するオフィスの言語の両方で、口頭と書面の高いコミュニケーション力が要件として挙げられています。

ベインとマッキンゼーの要件には、英語の資格やスコアの基準は示されていません。資格の点数を目標にするより、これまでの経験やケースの考え方を英語でも説明する練習をしておきましょう。

出典:ベイン・アンド・カンパニー「中途採用」、McKinsey & Company「Associate」(McKinsey Job Search)

応募先の選考に合わせてケース面接と経験の話を練習する

応募先と職位が決まれば、その社の選考で受けるケース面接と経験を問う面接に向けて、何を練習するかを具体的に絞り込めます。ケース面接の例題を声に出して解き、面接で話す経験を書き出し、その両方を第三者に聞いてもらう流れで練習を進めましょう。

ケース面接は応募先の公式の例題を声に出して解く

ケース面接の練習には、応募先のファームが公式に公開している例題や練習ケースを使いましょう。マッキンゼーの日本オフィスは、論理や思考プロセス、模範解答を含む例題(ディコンサ、Electro-Light)で練習することを勧めています。

ベインに応募する方は、ベインがケース面接の準備ページで用意している資料やサンプルケース、実践的なヒントを練習に使ってください。BCGに応募する方も、マッキンゼーやベインの例題を使って同じ手順で練習できます。

例題を選ぶときは、市場規模の推定、売上や利益の改善、新規事業や新市場への参入の判断のように、問われる内容の違う問題を混ぜて解きましょう。

これまでの業界の知識や実務経験は、ケースで仮説や打ち手を考える材料にできます。自分の業界で誰がどこで利益を得ているか、今どんな課題を抱えているかを書き出しておきましょう。

例題は、模範解答を見る前に、問いの確認から結論までを声に出して解くことが大切です。ベインもケース面接のヒントとして、自信がなくても考えの筋道と計算を声に出して共有するよう勧めています。解いた声を録音して聞き直すと、説明が飛躍した箇所や黙って計算していた箇所が分かります。

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」、Bain & Company「Case interview preparation」

その他のケース面接対策のコツや押さえておくべきポイントは、Strategistsが無料で公開しているケース面接の教科書でご確認ください。

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経験を問う面接には役割と行動まで語れる経験を用意する

経験を問う面接に向けては、まずこれまでの職歴から話せる経験を書き出しましょう。マッキンゼーの日本オフィスは、面接で主にConnection、Drive、Leadership、Growth、Problem Solvingを見ています。マッキンゼーは過去の経験を問う面接に向けて、Connection、Drive、Leadership、Growthの4つの領域それぞれで、自分が影響を与えた例を2つずつ用意するよう勧めています。

例を話すときは、課題の詳細と、状況を良い方向へ変えるために自分が具体的に何をしたかまで伝えられるようにしておきましょう。書き出した経験がチームの成果だけで終わっていたら、その中での自分の役割と、何を判断しどう動いたかまで分けて書き直してください。BCGやベインに応募する方も、同じ書き出しを自己紹介や行動面接の準備に使えます。

出典:McKinsey & Company「Interviewing at McKinsey」、マッキンゼー・アンド・カンパニー「面接準備」

一人の練習で気づきにくい思考の癖は第三者に見てもらう

例題の練習も経験の書き出しも、一人で続けていると、自分の説明が聞き手にどう伝わっているかを確かめられません。Strategistsは、本や記事で学ぶだけでは実戦で使える力がつきにくいと考えています。説明の飛躍や同じ切り口ばかり使う傾向のように、本人が気づきにくい思考の癖や回答の弱点は、本番に近い形式で答えて客観的な指摘を受けることで直せるためです。

声に出して解いたケースや書き出した経験の話を、経験者などの第三者に聞いてもらいましょう。指摘された箇所を書き留めておけば、次の例題で直せたかを確かめられます。

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練習用の例題で利益が落ちた会社のケースを考えてみる

公式の例題に取りかかる前に、練習用の問題でケース面接の考えの進め方を最後までたどっておくと、解くときの手順がつかめます。自分ならどう答えるかを考えながら読んでください。

例題の前提を面接官に確かめてから考え始める

練習用の例題として、全国に店舗を持つ中堅のレンタカー会社の社長から、最近利益が落ちていると相談を受けた場面を考えてみましょう。この例題では、利益が落ちた要因を洗い出し、特に重要と考える要因とその理由を面接官に説明することが求められます。あわせて、前年の利益に戻す打ち手の方向と、その効果の見込みも数字で示しましょう。この例題と面接官が示す数字は練習用に作った架空のもので、実際の選考で出題された問題ではありません。

問いを受けたら、要因を考え始める前に、前提を面接官に確かめましょう。ベインは、取りかかる前に問いを理解しているかを確かめ、必要に応じて確認の質問をするよう勧めています。BCGも、理解が曖昧なまま分析に入らないことをケースインタビューのTipsに挙げています。

この例題では、次の点を面接官に尋ねてください。

  • 利益の定義(営業利益とみなしてよいか)
  • 利益が減り始めた時期
  • 顧客層(個人・法人)と保有している車種
  • レンタカー市場全体の伸び縮み

尋ねた点について、面接官から次の答えが返ってきたとします。

  • 利益は営業利益で、前年の20億円が今年は6億円に減った
  • 利益は今年に入ってから減り始めた
  • 顧客は個人と法人で、保有する車種の構成は前年と変わらない
  • レンタカー市場全体は前年から横ばい

利益は20億円−6億円=14億円減りました。市場が横ばいなので、原因は会社の中か、競合との争いの変化にあると考えられます。前提を確かめておけば、後で要因を絞り込むときの判断材料にできます。

出典:Bain & Company「Case interview preparation」、ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」

利益を売上と費用に分けて要因を洗い出す

前提を確かめたら、利益を構成する要素に分けて、要因を漏れなく洗い出しましょう。BCGも、ケースインタビューのTipsとして、課題の構造化と、課題解決の枠組みを持って考えることを挙げています。この例題では、利益を売上と費用に分け、売上をさらに客数と客単価に分けてください。

客数は、新しく利用する顧客と、既存の顧客の利用回数に分けて考えられます。客単価は、利用日数、日ごとの料金、オプションの利用に分けられます。費用は、車両の購入やリース、整備、燃料、人件費、店舗、広告、システムなどに分け、利用に応じて増える費用と固定の費用を区別しておきましょう。

分けた要素ごとに利益を下げていそうな要因を挙げると、たとえば次のような候補が出てきます。

  • 客数の減少(市場の縮小、競合やカーシェアへの顧客の流出、予約のしやすさや店舗の利便性の低下)
  • 客単価の下落(値下げ競争、低価格の車種を選ぶ利用者の増加、オプションの利用の減少)
  • 費用の増加(車両の調達費や整備費、人件費、広告費の増加)

この段階では候補を絞らず、分けた要素のどれにも漏れがないかを、面接官に構造を見せながら確かめましょう。

構造を見せたら、分けた要素ごとに前年と今年の数字を面接官に尋ねます。面接官から示された数字は次のとおりです。

  • 利用の件数は前年が100万件、今年が90万件(個人が60万件から50万件に減り、法人は40万件のまま)
  • 1件あたりの売上は前年も今年も2万円
  • 利用に応じて増える費用は1件あたり0.8万円で変わらない
  • 固定の費用は前年が100億円、今年が102億円(増えた2億円は車両のリース料)

売上は、前年が100万件×2万円=200億円、今年が90万件×2万円=180億円です。費用は、前年が100万件×0.8万円+100億円=180億円、今年が90万件×0.8万円+102億円=174億円になります。利益は前年が200億円−180億円=20億円、今年が180億円−174億円=6億円で、最初に聞いた数字と合います。

出典:ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」

重要な要因を絞って理由を説明し議論を深める

要因を洗い出したら、問いの条件から、特に重要と考える要因を仮説として2〜3に絞りましょう。この例題では、減った14億円を要素ごとに分けて計算すると、絞る理由を数字で示せます。1件あたりの売上は変わっていないため、値下げ競争は今回の要因から外せます。件数が10万件減った影響は、1件ごとに残る2万円−0.8万円=1.2万円を掛けて、10万件×1.2万円=12億円です。固定の費用の増加は102億円−100億円=2億円で、12億円+2億円=14億円が利益の減少と一致します。

件数の減り方をさらに分けると、法人は40万件のまま変わらず、個人だけが60万件から50万件へ10万件減っています。面接官に店舗の場所ごとの数字を尋ねると、個人の減少10万件のうち9万件は都市部の店舗だという答えでした。都市部の個人の減少による影響は9万件×1.2万円=10.8億円で、利益の減少14億円の約77%に当たります。この計算と、「最近」利益が落ちたという条件から、仮説を次の2つに絞れます。

  • 都市部で短い時間だけ車を使う個人が、カーシェアや競合に移った(影響10.8億円)
  • 車両のリース料の上昇を、料金に反映できていない(影響2億円)

絞った要因は、利益を分けたどの要素に当たり、問いのどの条件から重要と考えたかを添えて説明し、データで確かめたい点も面接官に伝えましょう。BCGも、ケースインタビューのTipsとして、複数の考えを統合し、分析から結論を引き出すことを挙げています。面接官から「なぜそう言えるのか」と問われたら、分けた要素と最初に確かめた前提に戻って答えましょう。

最後は、単価の見直しや、利用の多い拠点への車両の配分のように、打ち手の方向まで示すと議論を深められます。打ち手を示したら、効果を数字で見積もり、前年の利益20億円に戻せるかを確かめましょう。たとえば、都市部の個人向けに短い時間の料金を設け、減った9万件の半分の4.5万件を取り戻せると仮定します。戻る利益は4.5万件×1.2万円=5.4億円です。次に、1件あたりの料金を2万円から2.1万円に見直し、件数が変わらないとすると、90万件×0.1万円=9億円増えます。両方を同時に行った場合の今年の利益は、(90万件+4.5万件)×(2.1万円−0.8万円)−102億円=20.85億円です。前年の20億円を上回るので、2つの打ち手で目標に届くと言えるでしょう。ただし余裕は20.85億円−20億円=0.85億円しかなく、値上げで件数が0.85億円÷1.3万円=約6,500件減ると届かなくなります。値上げの後に件数がどこまで減るかは、データで確かめたい点として面接官に伝えます。練習では、要因の絞り込みから打ち手の効果の計算までを声に出して説明してみましょう。

出典:ボストン コンサルティング グループ「BCG の面接プロセス」

まとめ

MBB3社の中途選考で準備する中身は、ケース面接と経験の話に集約できます。応募先で面接が何回あり、いつ行われるかが分かれば、本番までにどれだけ練習を積むかも決められます。

まずは3社の求人で、自分の経験に合う職位と選考の流れを確かめましょう。応募先が決まれば、公式の例題を声に出して解く練習と、話す経験の書き出しに取りかかれます。3社の違いを知ったうえで応募先に合わせた練習を重ねることが、MBBへの転職を近づけます。

本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
「示唆が出せない」「分析が浅い」といった課題は独学では気づきにくく、放置すると本番まで改善されないまま終わることも少なくありません。

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結論、我々が辿り着いた答えは
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②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
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課題ケース演習の流れ

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