【MBB内定者が解説】BCG(ボスコン)ケース面接過去問(例題)を徹底解説!

「戦略コンサルティングファーム、特にBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の選考を突破したいけれど、ケース面接の対策方法がわからない…」
「BCGのケース面接ではどんな問題が出て、何が評価されるの?」

世界トップクラスの戦略コンサルティングファームであるBCGへの転職・就職を目指す皆さんにとって、ケース面接は避けて通れない、そして最も重要な関門の一つです。

この記事では、実際にMBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)の内定を獲得した筆者が、BCGのファームとしての特徴、ケース面接の傾向と評価ポイントを徹底的に分析し、具体的な過去問(例題)を用いて、フェルミ推定ケース面接(売上向上)の解き方をステップバイステップで詳解します。

BCGの選考を突破し、戦略コンサルタントとしての輝かしいキャリアを掴み取るための実践的なノウハウが満載です。最後まで読めば、BCGのケース面接に対する理解が深まり、自信を持って選考に臨めるようになるでしょう。

目次

  1. BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)とは?ファームの特徴と魅力
  2. BCGケース面接の傾向と評価ポイント:他ファームとの違いは?
  3. 【フェルミ推定 例題解説】「カップうどんの国内年間市場規模は?」
    • 前提確認とアプローチ設定
    • 分解と構造化
    • 数値設定と計算
    • リアリティチェックと結論
  4. 【ケース面接 例題解説】「カップうどん(どん兵衛)の売上を3年で1.5倍にするには?」
    • 前提確認と課題の特定
    • 現状分析(3C分析、ビジネス特性分析)
    • 仮説構築と論点設定
    • 打ち手の具体化とインパクト試算
    • ディスカッションのポイント
  5. BCGケース面接突破のための効果的な対策法
  6. まとめ:BCG内定を掴むために

ここからは、まずBCGのファームとしての特徴から見ていきましょう。



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1. BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)とは?ファームの特徴と魅力

BCG(Boston Consulting Group)は、1963年にブルース・ヘンダーソンによって設立された、世界的に有名な戦略コンサルティングファームです。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイン・アンド・カンパニーと並び、「MBB」と総称される、コンサルティング業界のトップティアに位置づけられています。

BCGの主な特徴と魅力:

  • 「知的好奇心」と「創造性」を重視するカルチャー:
    BCGは、既存の枠組みにとらわれない自由な発想や、知的な探求心を尊重する企業文化で知られています。「テーラーメイド」のアプローチを重視し、クライアントごとに最適な、ユニークな解決策を創り出すことを得意とします。画一的なフレームワークを当てはめるのではなく、「なぜそうなるのか?」「他に方法はないか?」といった問いを常に持ち続ける姿勢が求められます。
  • 「人」を大切にする風土:
    「社員こそが最大の財産である」という考え方が浸透しており、人材育成に非常に力を入れています。メンター制度や充実したトレーニングプログラム、多様なバックグラウンドを持つ優秀な同僚との協働を通じて、コンサルタントとして急速に成長できる環境が整っています。また、比較的フラットで風通しの良い組織文化も特徴で、若手でも意見を言いやすく、活躍できるチャンスが多くあります。
  • 「インパクト」への強いこだわり:
    BCGは、単に分析や提言を行うだけでなく、クライアントに変革をもたらし、実際に「インパクト」を創出することに強いこだわりを持っています。戦略の実行支援まで踏み込み、クライアントと二人三脚で成果を追求するスタイルは、多くの企業から高い評価を得ています。
  • グローバルネットワークと多様な専門性:
    世界50カ国以上に90以上のオフィスを展開し、グローバルな知見とネットワークを有しています。また、近年では伝統的な戦略コンサルティングに加え、デジタル、アナリティクス、サステナビリティ、組織改革など、専門領域を拡大し、多様なクライアントニーズに対応できる体制を強化しています。BCG Digital Ventures(デジタル領域の事業開発・投資)、BCG GAMMA(AI・アナリティクス)、BCG Platinion(ITアーキテクチャ・実行支援)といった専門組織も擁しています。
  • PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)などの経営理論発祥の地:
    BCGは、「経験曲線」や「PPM」といった、現代の経営戦略論の基礎となる多くのフレームワークやコンセプトを生み出してきたことでも有名です。常に新しい知を創造し、経営のあり方そのものに影響を与えてきた歴史があります。

これらの特徴は、BCGの選考、特にケース面接においても色濃く反映されます。単に論理的であるだけでなく、創造的な発想力、知的好奇心、そして何よりも「自分自身の頭で考え抜く力」が試される場となるでしょう。

2. BCGケース面接の傾向と評価ポイント:他ファームとの違いは?

BCGのケース面接は、MBBの中でも特に「思考の柔軟性」や「発想力」が試されると言われています。もちろん、論理的思考力や構造化能力といった基本的なスキルセットが土台となることは言うまでもありませんが、BCGならではの傾向と評価ポイントを理解しておくことが、選考突破の鍵となります。

BCGケース面接の主な傾向:

  • 「お題の抽象度が高い」または「一見捉えどころのない」問題:
    例えば、「日本の農業を活性化するには?」「〇〇業界の10年後の姿は?」といった、明確なクライアントや具体的な数値を伴わない、自由度の高いお題が出されることがあります。このような問題では、自分で前提を設定し、課題を定義し、思考の枠組みを構築する能力が重要になります。
  • 「フェルミ推定+ビジネスケース」の組み合わせ:
    まず市場規模や数値を推定させ(フェルミ推定)、その結果を踏まえて具体的な戦略や施策を考えさせる(ビジネスケース)という流れのケースも頻出です。フェルミ推定の精度だけでなく、そこからどのようにビジネス的な示唆を引き出し、戦略に繋げられるかという連動性が評価されます。
  • 「新規事業立案」や「成長戦略」など、創造性が求められるテーマ:
    既存事業の改善だけでなく、「新しい市場でどのように勝つか」「既存アセットをどう活用して新しい価値を生み出すか」といった、未来志向で創造的な思考が求められるお題も多い傾向にあります。既存のフレームワークに頼るだけでなく、独自のアイデアや切り口を提示できるかがポイントです。
  • 「ディスカッション重視」と「思考プロセス」の評価:
    BCGのケース面接は、面接官が一方的に評価するのではなく、受験者との対話を通じて思考を深めていくスタイルが特徴です。結論の正しさ以上に、どのように考え、どのように議論を発展させられるかという思考のプロセスが重視されます。そのため、自分の考えを押し通すのではなく、面接官のヒントや質問を的確に捉え、柔軟に思考を修正・進化させていく姿勢が求められます。
  • 「なぜ?」を繰り返す深掘り:
    あなたの提案や仮説に対して、面接官は「なぜそう考えたのですか?」「その根拠は何ですか?」「他に可能性はありませんか?」といった質問を繰り返し、思考の深さや論理の整合性を徹底的に確認します。表面的な理解や安易な結論では太刀打ちできません。

BCGが特に重視する評価ポイント(Strategists的解釈):

Strategistsの長年の指導経験から、BCGは特に以下の点を評価していると考えられます。

  1. 本質を見抜く「洞察力」:
    データや事象の表面だけをなぞるのではなく、その背後にある構造や因果関係を理解し、問題の「本質」や解決の「肝」を見抜く力。一般的なフレームワークに頼るのではなく、「お題」と「クライアント」に固有の論点を見つけ出せるか。
  2. 構造化された「思考の深さ」:
    問題を多角的に捉え、論理的に分解し、各要素の関係性を整理する能力。そして、その構造の中で「なぜそこが重要なのか」「他にどのような選択肢があるのか」を深く、粘り強く考え抜く力。
  3. 創造的かつ実現可能な「打ち手」:
    ありきたりな施策ではなく、クライアントの状況や市場環境を踏まえた上で、ユニークで、かつ実現可能性のある具体的な打ち手を創出できるか。BCGの「テーラーメイド」の思想がここに表れます。
  4. ディスカッションを通じた「思考の進化」:
    面接官との対話を通じて、自分の考えを深めたり、新たな視点を取り入れたりする「学習能力」「柔軟性」。完璧な初期仮説よりも、ディスカッションを通じてより良い結論にたどり着けるポテンシャルが重視されます。
  5. 知的好奇心と「面白がる力」:
    難解な問題や未知のテーマに対しても、臆することなく知的な好奇心を持って取り組み、議論そのものを楽しむ姿勢。これがBCGのカルチャーフィットに繋がります。

これらのポイントは、MBB全体で共通する部分も多いですが、BCGは特に「自由な発想で、本質を深く、面白がって考える」という点に重きを置いていると言えるでしょう。小手先のテクニックやフレームワークの暗記だけでは太刀打ちできない、地力の問われる選考です。

続いて、これらの傾向と評価ポイントを踏まえ、具体的な例題として「フェルミ推定」から解説します。

3. 【フェルミ推定 例題解説】「カップうどんの国内年間市場規模は?」

ここからは、BCGのケース面接で出題される可能性のある具体的な例題を用いて、思考プロセスと解答のポイントを解説していきます。まずは、多くのケース面接の導入として用いられる「フェルミ推定」です。

お題:日本国内におけるカップうどんの年間市場規模(金額ベース)を推定してください。(制限時間:5分)

フェルミ推定の心構え(BCG対策を意識して):

  • 結論(数値)を出すことが最優先: 5分という限られた時間で、必ず最終的な市場規模(金額)を算出します。精度以上に、時間内に論理的に数値を導き出すプロセスが重要です。
  • 構造の明確さ: どのような要素に分解して市場規模を捉えようとしているのか、その構造を面接官に分かりやすく示すことが大切です。
  • 仮定の妥当性と説明責任: 各パラメータに設定する数値には、簡単なものでも良いので根拠(なぜその数値を置いたのか)を説明できるようにします。「何となく」はNGです。
  • ディスカッションの準備: 面接官から「なぜその分解なのですか?」「その数値の根拠は?」といった質問が来ることを想定し、自分の考えを深めておきます。

ステップ1:前提確認とアプローチ設定(思考時間:〜30秒)

まず、お題の定義とスコープを明確にします。

  • 「カップうどん」の定義:
    • 「うどん」であり、そばやラーメン等の他のカップ麺は除く。
    • 「カップ」容器に入っており、袋麺やチルド麺は除く。
    • メーカーは問わない(例:どん兵衛、赤い きつねなど)。
    • サイズも問わない(レギュラー、ミニ、大盛りなど)。
  • 「国内年間市場規模」の定義:
    • 日本国内で、1年間に消費者が購入する総額(小売価格ベース)。
  • アプローチの選択:
    市場規模を推定するアプローチはいくつか考えられます。
    1. 需要ベース(消費者起点):
      • 日本の人口 × カップうどんを食べる人の割合 × 1人あたり年間平均購入個数 × 平均単価
    2. 供給ベース(メーカー起点):
      • 主要メーカーのカップうどん売上 × 市場全体における主要メーカーのシェア逆数
      • このアプローチは、メーカーの売上やシェア情報が不明なため、難易度が高い。
    3. チャネルベース(販売チャネル起点):
      • 各販売チャネル(スーパー、コンビニ、その他)のカップうどん販売額合計
      • これも各チャネルのデータが必要となり難しい。
    今回は、需要ベース(消費者起点)のアプローチが最も仮定を置きやすく、論理的に説明しやすいと判断します。

面接官への確認(例):
「カップうどんの定義は、メーカーやサイズを問わず、カップ容器に入った即席うどんで、小売価格ベースの国内年間総販売額を推定する、という理解でよろしいでしょうか?アプローチとしては、日本の人口を起点に、カップうどんを食べる人の割合、年間購入個数、平均単価を掛け合わせる需要ベースで考えたいと思います。」

ステップ2:分解と構造化(思考時間:〜1分)

需要ベースのアプローチを、より具体的な計算要素に分解・構造化します。

市場規模 = ①対象人口 × ②喫食率 × ③年間平均喫食個数 × ④平均単価

ここで、各要素をさらに深掘りし、仮定を置きやすいようにブレークダウンします。

  • ① 対象人口:
    • 日本の総人口で良いか? 乳幼児や極端な高齢者は喫食頻度が低い可能性を考慮するか?
    • 今回はシンプルに日本の総人口で進める。後で調整可能。
  • ② 喫食率(カップうどんを年に1回以上食べる人の割合):
    • 年齢層によって差がありそう(若者・単身者は高い? 高齢者は低い?)。
    • 性別による差はあまりなさそう。
    • 簡略化のため、まずは全体の平均的な喫食率を仮定する。
  • ③ 年間平均喫食個数(喫食者1人あたり):
    • 喫食頻度によって大きく異なりそう(ヘビーユーザー、ライトユーザーなど)。
    • セグメント分けも考えられるが、時間制約からまずは平均値で。
  • ④ 平均単価:
    • レギュラーサイズ、大盛り、特売品などで価格帯が異なる。
    • コンビニ、スーパーなど販売チャネルによっても異なる可能性。
    • こちらも平均的な価格を仮定する。

ステップ3:数値設定と計算(思考時間:〜2分30秒)

各要素に具体的な数値を設定し、計算を進めます。計算しやすいキリの良い数字を意識し、なぜその数値を置いたかの簡単な理由を頭の中で整理します。

  • ① 対象人口:
    • 1.2億人(日本の総人口の概算)
  • ② 喫食率:
    • カップ麺市場全体は非常に大きいが、うどんに限定すると少し下がる。
    • 子供から高齢者まで食べられるが、主食として毎日食べる人は少ない。
    • 仮に、3人に1人(約33%)が年に1回以上食べると仮定。
      • → 喫食者数 = 1.2億人 × 1/3 = 4,000万人
  • ③ 年間平均喫食個数(喫食者1人あたり):
    • 毎日食べるヘビー層から、年に数回程度のライト層まで幅がある。
    • ヘビー層(週1回=年50個)、ミドル層(月1回=年12個)、ライト層(年2-3個)と仮定し、ボリュームゾーンはミドル~ライト層と考える。
    • 平均すると、月に1個程度、年間で12個と仮定。(やや保守的かもしれないが、後で調整可能)
  • ④ 平均単価:
    • スーパーの特売で100円強、コンビニで200円強、大盛りや付加価値商品で300円程度。
    • 平均して200円と仮定。(これも計算しやすい数値)

計算実行:
市場規模 = 4,000万人 × 12個/人・年 × 200円/個
市場規模 = 4,000万 × 2,400円/人・年
市場規模 = 40,000,000 × 2,400
市場規模 = 96,000,000,000 円
市場規模 = 960億円

ステップ4:リアリティチェックと結論(思考時間:〜1分)

算出した「960億円」という数値が妥当かどうか、他の市場規模などと比較して検証します。

  • 他の市場規模との比較:
    • インスタントラーメン全体の市場規模は、確か数千億円レベルだったはず(例:約6000億円)。カップうどんはその一部なので、960億円は桁感が大きく外れてはいないかもしれない。
    • もし、カップうどんのトップブランド(どん兵衛など)の年間売上高が分かれば、そこから逆算して市場シェアを推定し、全体の市場規模を検証できる(今回は情報なしと仮定)。
  • パラメータの妥当性再検証:
    • 喫食率33%:もう少し低いかもしれない(25%=1/4なら3000万人、結果720億円)。
    • 年間喫食個数12個:週に1回食べる人が1割いるなら平均はもっと上がるか?など。

時間があれば、ここでパラメータを少し修正して再計算することも考えられますが、5分という時間制約では、最初の構造とロジックがしっかりしていれば、多少の数値のズレは許容範囲です。

面接官への報告(例):
「はい、国内のカップうどんの年間市場規模は、約960億円と推定しました。
算出根拠としては、まず日本の総人口を1.2億人と置き、そのうちカップうどんを年に1回以上召し上がる方を3人に1人、約4,000万人と仮定しました。
次に、その方々が1人あたり年間平均で12個(月1個ペース)召し上がるとし、カップうどんの平均単価を200円と設定しました。
これらを掛け合わせ、4,000万人 × 12個 × 200円で、960億円と算出いたしました。
(可能であれば)他の即席めん市場との比較からも、桁感として大きくは外れていないと考えておりますが、特に喫食率や年間平均喫食個数の置き方によって数値は変動しうると認識しております。」

ディスカッションのポイント:

面接官からは、以下のような質問が来ることが予想されます。

  • 「なぜその分解にしたのですか? 他のアプローチは考えましたか?」
  • 「喫食率33%の根拠はもう少し詳しく教えてください」
  • 「年齢層別のセグメントは考えましたか?それによってどう変わりそうですか?」
  • 「この市場は今後伸びると思いますか?縮小すると思いますか?」

これらの質問に対し、慌てずに自分の思考プロセスや仮定の背景を説明し、建設的な議論に繋げることが重要です。BCGの面接では、完璧な数値よりも、論理的な思考プロセスと、ディスカッションを通じて思考を深められる柔軟性が評価されます。


続いて、このフェルミ推定の結果も踏まえつつ、ビジネスケースの例題を解説します。

4. 【ケース面接 例題解説】「カップうどん(どん兵衛)の売上を3年で1.5倍にするには?」

フェルミ推定に続き、具体的なビジネスケースの解説です。ここでは、BCGのケース面接で求められる「本質的な課題特定」と「創造的かつ実現可能な打ち手」を意識して思考を進めます。

お題:あなたは日清食品のマーケティング担当者です。主力商品である「どん兵衛」(カップうどん)の売上を、今後3年間で現在の1.5倍に拡大するためには、どのような戦略を立案し実行しますか?(制限時間:思考10分、発表・ディスカッション20分)

ケース面接の進め方(BCG対策を意識して):

  1. 前提確認・課題の明確化: お題の背景、目標数値、制約条件などをクリアにする。
  2. 現状分析: 3C分析(顧客・競合・自社)、市場トレンド、どん兵衛のポジショニングなどを多角的に分析し、売上停滞(あるいはさらなる成長のボトルネック)の要因を探る。
  3. 仮説構築と論点設定: 分析結果に基づき、売上向上のための核心的な課題(論点)と、それを解決するための大きな方向性(仮説)を設定する。
  4. 打ち手の具体化: 設定した仮説を検証し、具体的な施策レベルまで落とし込む。施策の新規性、実現可能性、期待効果を考慮する。
  5. インパクト試算(概算): 提案する施策が、目標(3年で1.5倍)達成にどう貢献するかを定量的に示す。
  6. 発表とディスカッション: 思考プロセスと結論を論理的に説明し、面接官との建設的な議論を通じて思考を深める。

ステップ1:前提確認と課題の明確化(思考時間:〜1分)

  • 「売上」の定義: 金額ベースか、数量ベースか?(通常は金額ベース)
  • 「どん兵衛」の範囲: カップうどんの「どん兵衛」ブランド全体か、特定商品(例:きつねうどん)か?(ブランド全体と捉える)
  • 現状の課題認識: なぜ1.5倍の目標が設定されたのか? 現状の売上は伸び悩んでいるのか、さらなる成長を目指すのか?(面接官に確認。仮に「市場は成熟し微増、シェアは高いが、さらなる成長の柱としたい」と設定)
  • 制約条件: 予算、チャネル、既存ブランドイメージへの影響、日清食品の他の商品ラインナップとのカニバリゼーションなど。
  • ターゲット市場: 国内市場か、海外も含むか?(まずは国内市場にフォーカス)

面接官への確認(例):
「今回の目標は、どん兵衛ブランド全体の国内における金額ベースの売上を3年で1.5倍にする、という理解でよろしいでしょうか?現状は市場成熟により売上は微増傾向にあり、さらなる成長を目指すという背景だと認識しています。検討にあたり、特に大きな予算制約や、既存ブランドイメージを大きく損なう施策は避けるべき、といった前提はございますでしょうか?」

ステップ2:現状分析(思考時間:〜3分)

  • 市場(カップうどん市場):
    • 成熟市場、大きな成長は見込みにくい。
    • 競合多数(マルちゃん 赤いきつね、その他PB商品など)。
    • 消費者の健康志向の高まり(塩分、カロリー、添加物への懸念)。
    • 簡便性、時短ニーズは依然として高い。
    • 災害時の備蓄食としての需要。
  • 競合:
    • 赤いきつね(マルちゃん):最大の競合。味、価格帯、プロモーションで類似。
    • その他NB(ニュータッチなど)、PB商品:低価格帯で競争。
    • 冷凍うどん、チルドうどん、外食のうどん:間接的な競合。
  • 自社(どん兵衛):
    • 強み: 高いブランド認知度、強力な販売網(コンビニ、スーパー)、長年培われた味への信頼、日清食品の技術力・開発力。
    • 弱み(課題となりうる点): ブランドイメージの固定化(やや年配向け?)、健康志向への対応の遅れ、若年層のカップ麺離れの可能性。
    • 現在のターゲット顧客: 幅広い層だが、中心は30代~50代男性か?
    • 現在の価値提案: 「だしが美味しい」「おあげが大きい」「手軽に食べられる日本の味」。
  • 顧客:
    • 主な喫食シーン: 昼食、夜食、小腹が空いた時、時間がない時。
    • KBF(購買決定要因): 味、価格、ブランドへの信頼感、簡便性、入手しやすさ。
    • 未充足ニーズ/潜在ニーズ: もっと健康的なカップうどんが欲しい、新しい味や食感を試したい、罪悪感なく食べたい、など。

ステップ3:仮説構築と論点設定(思考時間:〜2分)

現状分析から、売上1.5倍達成のための主要な論点を設定し、それぞれの打ち手の方向性(仮説)を立てる。売上=客数×客単価×購入頻度 の分解を念頭に置く。

  • 論点1:新規顧客層の獲得(客数増)
    • 仮説A:若年層(10代~20代)の取り込みが不十分ではないか?
      • 現状のメインターゲット以外で、今後の市場を考えると若年層のファン化は重要。彼らに響く新しい価値提案が必要。
    • 仮説B:健康志向層への訴求が弱いのではないか?
      • カップ麺=不健康というイメージを払拭し、健康を気にする層にも手に取ってもらえる商品開発・コミュニケーションが必要。
  • 論点2:既存顧客の購入頻度向上・離反防止
    • 仮説C:喫食シーンのマンネリ化や、飽きによる購入頻度低下が起きていないか?
      • 新しい味や食べ方の提案、季節限定商品などで、購入頻度を高める余地がある。
  • 論点3:客単価向上
    • 仮説D:高付加価値商品の開発・販売による単価アップの余地があるのではないか?
      • 「ちょっと贅沢したい」時のニーズに応えるプレミアムラインや、地域限定の高単価商品など。

優先順位付け: 3年間で1.5倍という目標を考えると、インパクトの大きさと実現可能性から、論点1(新規顧客層の獲得)、特に仮説A(若年層取り込み)と仮説B(健康志向層への訴求)、そして論点3(客単価向上)の仮説D(高付加価値商品)を中心に深掘りするのが良さそう。

ステップ4:打ち手の具体化(思考時間:〜3分)

設定した論点と仮説に基づき、具体的な施策を考案する。

  • 若年層(10代~20代)取り込み施策:
    • 商品開発:
      • SNS映えする商品: 見た目(具材の彩り、パッケージデザイン)やネーミングで話題性を喚起。
      • コラボレーション: 人気アニメ、ゲーム、インフルエンサーとのコラボ商品開発。
      • 新しい味・食感: スパイシー系、エスニック系、麺の食感にこだわった商品など、若者が好むトレンドを取り入れる。
    • プロモーション:
      • TikTok、Instagramなど若年層が多く利用するSNSでの積極的な情報発信、インフルエンサーマーケティング。
      • ARフィルターやゲームなど、インタラクティブなデジタルコンテンツとの連携。
      • 学園祭や若者向けイベントへの協賛・出展。
  • 健康志向層への訴求施策:
    • 商品開発:
      • 減塩・低カロリー・糖質オフ商品: 健康を意識しつつ美味しさも追求。
      • 食物繊維・タンパク質強化商品: 機能性を付加。
      • 無添加・国産素材使用商品: 安心・安全志向に応える。
    • コミュニケーション:
      • 健康価値を前面に出したパッケージデザインと広告展開。
      • 栄養士や専門家のお墨付き、レシピ提案など。
  • 高付加価値商品の開発・販売施策:
    • 「プレミアムどん兵衛」ラインの確立:
      • 厳選素材(高級だし、特選おあげ、ご当地食材など)を使用した高価格帯(例:300円~400円)の商品。
      • 特別な日や自分へのご褒美としての需要を喚起。
    • 地域限定・期間限定商品: 旅行気分を味わえるご当地どん兵衛や、季節感のある限定フレーバー。コレクション性を高める。

ステップ5:インパクト試算(概算)(思考時間:〜1分)

各施策がどの程度売上向上に貢献するか、ラフな試算を行う。
(例)

  • 若年層向け新商品で、若年層の喫食率が現状のX%からX+Y%に向上し、年間Z個購入すると仮定。
  • 健康志向向け商品で、新たな顧客層W万人が年間V個購入すると仮定。
  • プレミアムラインで、既存顧客のA%が通常品からスイッチし、B%が追加購入するとし、単価がC円アップすると仮定。

これらの積み上げで、3年後に売上1.5倍(現状比+50%)が達成可能かを確認する。
「これらの施策を組み合わせることで、例えば若年層市場で年間XX億円、健康志向市場でYY億円、高付加価値化でZZ億円の売上増を見込み、合計で目標の1.5倍達成を目指します。」といった形で示す。

ステップ6:発表とディスカッション

  • 発表の構成:
    1. 前提と課題認識
    2. 現状分析のポイント
    3. 主要な論点と打ち手の方向性(仮説)
    4. 具体的な施策案(ターゲット、提供価値、内容)
    5. 期待される効果(インパクト試算の概要)
    6. リスクと対応策(もしあれば)
  • ディスカッションで想定される質問:
    • 「なぜそのターゲット層を選んだのですか?他の層は?」
    • 「その施策の実現可能性は?競合も同様の動きをするのでは?」
    • 「ブランドイメージへの影響は考慮しましたか?」
    • 「日清食品の他の商品とのカニバリはどう考えますか?」
    • 「一番効果が高いと思う施策はどれですか?その理由は?」

BCGの面接官は、あなたの思考の「軸」と「深さ」を見極めようとします。提案した施策の背景にあるロジックや、検討したが採用しなかった代替案などについても説明できるように準備しておきましょう。また、ディスカッションを通じて、面接官の意見を取り入れながら、より良い解を共創していく姿勢も重要です。


続いて、BCGのケース面接を突破するための効果的な対策法を解説します。

5. BCGケース面接突破のための効果的な対策法

BCGのケース面接を突破するためには、付け焼き刃の知識やテクニックだけでは通用しません。本質的な思考力と、それを面接の場で最大限に発揮するための実践的な訓練が不可欠です。ここでは、Strategistsが推奨する効果的な対策法をいくつかご紹介します。

1. 思考の「型」と「本質」の習得:

  • フレームワークの正しい理解と活用:
    3C分析、バリューチェーン、売上分解(客数×客単価など)、フェルミ推定の基本アプローチといった基本的な「型」は、思考を整理し、網羅性を担保する上で有効です。ただし、BCGの面接では、単にフレームワークに当てはめるだけでなく、「なぜそのフレームワークを使うのか」「お題の本質に照らして、どの要素が重要か」を深く考えることが求められます。フレームワークはあくまで思考の道具であり、目的ではありません。
  • 構造化思考の徹底:
    どんなお題に対しても、まずはMECE(モレなくダブりなく)かつ意味のある切り口で問題を分解・構造化する癖をつけましょう。これにより、複雑な問題を単純化し、論点を明確にすることができます。BCGは特に、独自の切り口で本質を捉える構造化を評価する傾向があります。
  • 仮説思考の訓練:
    常に「おそらくこうではないか?」という仮説を持ち、それを検証するためにどのような情報が必要か、どのような分析をすべきかを考える訓練を積みます。仮説は間違っていても構いません。重要なのは、仮説を立て、検証し、修正・進化させていくプロセスそのものです。

2. 「ビジネス体力」の向上:

  • 多様な業界・事例のインプット:
    新聞(特に経済紙)、ビジネス雑誌、業界レポート、企業の決算資料、ビジネス書などを通じて、様々な業界のビジネスモデル、成功事例、課題などを幅広くインプットしましょう。これにより、ケース面接で未知の業界のお題が出た際にも、ある程度の土地勘を持って思考を進めることができます。BCGは特定業界に特化していないため、幅広い知識と好奇心が求められます。
  • 身の回りの事象への「なぜ?」:
    日常生活の中で目にする企業の戦略や商品のヒット理由、社会現象などに対して、「なぜそうなっているのか?」「自分だったらどうするか?」と常に問いを立て、自分なりに仮説を構築し、分析する習慣をつけましょう。これが「地頭力」を鍛える上で非常に重要です。
  • 定量的な感覚(フェルミ推定力)の養成:
    市場規模推定だけでなく、ビジネスの議論において「だいたいどれくらいのインパクトがあるのか」を素早く概算できる能力は、戦略コンサルタントにとって必須です。日頃から様々な数値(人口、GDP、平均年収、企業の売上規模など)に関心を持ち、それらをベースに推定する練習をしましょう。

3. 実践的なアウトプット訓練:

  • ケース問題演習と振り返り:
    質の高いケース問題を数多くこなし、解答を作成するだけでなく、その後の「振り返り」を徹底的に行うことが重要です。自分の思考プロセス、構造化の仕方、仮説の質、打ち手の具体性などを客観的に評価し、改善点を見つけ出します。BCGの過去問や、それに類する思考の自由度が高い問題に取り組むのが効果的です。
  • 声に出して説明する(デリバリー練習):
    頭の中で考えていることと、それを分かりやすく相手に伝えることは別のスキルです。ケースを解いた後、自分の考えを結論ファーストで、論理的に、簡潔に声に出して説明する練習をしましょう。タイマーを使って時間内にまとめる練習も有効です。
  • 模擬面接の実施:
    最も効果的な対策の一つです。経験豊富な人(コンサルタント経験者、内定者、対策塾の講師など)に面接官役をしてもらい、本番さながらの環境でケース面接を行います。思考プロセスだけでなく、コミュニケーションの取り方、プレッシャー耐性、ディスカッションの進め方など、多角的なフィードバックを得ることで、実践力を飛躍的に高めることができます。特にBCGのケース面接はディスカッション重視のため、「対話を通じて思考を深める」経験を積むことが不可欠です。
  • 多様な人と壁打ちする:
    異なる視点やバックグラウンドを持つ人とケースについて議論することで、自分の思考の偏りや盲点に気づき、発想を広げることができます。BCGは多様な個性を尊重するファームであり、多様な意見を取り入れてより良い解を生み出す能力も評価されます。

4. BCGの特性理解と対策:

  • BCGのバリューや思想の理解:
    BCGのウェブサイト、書籍(例:「BCG経営コンセプト構造化編」)、社員のインタビュー記事などを通じて、BCGがどのような価値観を大切にし、どのようなアプローチで問題解決に取り組むのかを理解しましょう。これがケース面接での「BCGらしさ」に繋がります。
  • 「創造性」を意識した思考:
    論理的な思考だけでなく、既存の枠にとらわれない新しいアイデアや切り口を恐れずに提案する姿勢も重要です。ただし、突飛なアイデアではなく、あくまで論理に裏打ちされた創造性が求められます。
  • ディスカッションを楽しむ姿勢:
    面接官との対話を、評価される場としてだけでなく、知的な刺激を受けながら共に良い解を創り上げていく「協働の場」と捉え、前向きに楽しむ姿勢を見せることが、BCGのカルチャーフィットを示す上で有効です。

これらの対策法は、一朝一夕に効果が出るものではありません。継続的な努力と質の高い訓練を通じて、BCGのケース面接を突破するための「思考体力」と「実践力」を養っていくことが大切です。


最後に、本記事のまとめと、BCG内定を掴むためのメッセージをお伝えします。

6. まとめ:BCG内定を掴むために

これまで、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)のファームとしての特徴から、ケース面接の傾向と評価ポイント、具体的な例題解説、そして効果的な対策法について詳しく解説してきました。

BCGへの道は決して容易ではありませんが、正しい方向性で、質の高い準備を積み重ねれば、必ず道は拓けます。

BCG内定を掴むための最終確認ポイント:

  • 「なぜBCGなのか」を自分の言葉で語れるか?
    数あるコンサルティングファームの中で、なぜBCGを志望するのか。BCGのどのような点に魅力を感じ、自身のどのような強みや価値観がBCGのカルチャーにフィットすると考えているのか。これを明確に言語化できるようにしておきましょう。これは、ケース面接だけでなく、ビヘイビア面接においても非常に重要なポイントです。
  • 「思考の体力」と「知的好奇心」は十分か?
    BCGのケース面接は、深い思考と粘り強さを要求されます。難解なお題や面接官からの鋭い質問に対しても、諦めずに考え抜き、知的な探求を楽しむ姿勢が求められます。日頃から「なぜ?」「どうすれば?」と問い続ける習慣が、この「思考の体力」と「知的好奇心」を育みます。
  • 「構造化」と「仮説思考」は血肉となっているか?
    これらは単なるテクニックではなく、BCGで活躍するための基本的な思考OSです。どんなお題に対しても、自然と構造的に問題を捉え、筋の良い仮説を立てて検証を進められるレベルを目指しましょう。
  • 「ディスカッション」を恐れず、楽しめるか?
    BCGのケース面接は、面接官との対話の中で思考が深まり、より良い解が生まれることを期待しています。完璧な解答を一方的にプレゼンするのではなく、面接官を良きディスカッションパートナーとして捉え、共に創り上げていくプロセスを楽しみましょう。あなたの柔軟性、学習能力、そしてコミュニケーション能力が試されます。
  • 「自分らしさ」と「熱意」を伝えられるか?
    論理的な思考力はもちろん重要ですが、それだけでは不十分です。あなたがどのような人間で、何に情熱を傾け、BCGで何を成し遂げたいのか。あなたの「個性」や「熱意」が伝わることで、面接官は「この人と一緒に働きたい」と感じるのです。

最後に

戦略コンサルタント、特にBCGで働くということは、常に知的な挑戦を続け、社会や企業に大きなインパクトを与えるエキサイティングなキャリアです。その選考プロセスは厳しいものですが、そこで求められる能力は、コンサルタントとしてだけでなく、あらゆる分野で活躍するための普遍的なスキルセットでもあります。

この記事で解説した内容が、あなたのBCGへの挑戦、そしてその先のキャリアを切り拓くための一助となれば、これ以上の喜びはありません。

Strategistsは、BCGをはじめとする戦略コンサルティングファームを目指すすべての方を、その専門的な知見と熱意をもってサポートします。ケース面接対策に行き詰まりを感じている方、より質の高い準備をしたいと考えている方は、ぜひ一度Strategistsの門を叩いてみてください。

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我々のマンツーマン指導プログラムについて

サービス開始の2022年以来、少数精鋭ではありながら、
累計で受講生の戦コン内定率が約43% (新卒約45%/既卒約40%)
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実は我々のお客様の63%は入会時点で
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再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、
我々のチームが最初に考えたのが
「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき
「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったら
どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って
必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

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②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある

と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。

ケース対策は量よりも圧倒的に質です。
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