大和証券グループの中核シンクタンクとして、リサーチ、コンサルティング、システムインテグレーションの3つの機能を駆使し、社会と企業の発展に貢献する大和総研。
「大和総研のコンサルタントは、他の金融系シンクタンクと何が違う?」
「証券グループならではの強みはどこにある?」
「選考プロセスや難易度、具体的な対策を知りたい」
この記事では、金融・資本市場への深い知見を活かしたキャリアや、テクノロジーを駆使した課題解決に興味を持つ方々へ向けて、大和総研という企業の強みやカルチャー、部門ごとの具体的な業務内容、そして気になる選考の傾向と対策までを、転職支援のプロの視点から徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、大和総研の全体像を深く理解し、自身のキャリアプランと照らし合わせながら、自信を持って選考に臨むための準備を整えることができるでしょう。
1. 大和総研の企業研究:会社としての特徴と強み
まず、大和総研がどのような企業であり、他のコンサルティングファームやシンクタンクと何が違うのか、その独自のポジションと特徴を解説します。
大和総研(DIR)とは?
株式会社大和総研(DIR: Daiwa Institute of Research Ltd.)は、1989年に大和証券の経済研究所、大和コンピュータサービスなどが統合して誕生した、大和証券グループの中核となる総合情報サービス企業です。「リサーチ」「コンサルティング」「システム」の3つの事業を柱に、国内外の顧客に対して幅広いサービスを提供しています。
大和証券グループが持つ資本市場への深い知見と広範なネットワークをバックボーンに、経済・社会の調査研究から企業の経営課題解決、そして金融システムの構築・運用までを手掛けています。
大和総研の主要な事業領域
大和総研の事業は、大きく3つの本部で構成されており、それぞれが専門性を持ちながら有機的に連携しています。
事業本部 | 主な事業内容 |
---|---|
リサーチ本部 | シンクタンク機能: マクロ経済、金融・資本市場、産業、政策などに関する調査分析・情報発信、政策提言。 |
コンサルティング本部 | 経営コンサルティング: 経営戦略、事業戦略、DX、サステナビリティ/ESG、人事・組織、M&A支援など。 |
システム本部 | ITソリューション: 主に大和証券グループ向けのシステム企画・開発・運用、金融ITインフラの提供。 |
他社との違い:大和総研ならではの3つの強み
他のシンクタンクやコンサルティングファームと比較した際の、大和総研の独自性と競争優位性は、以下の3点に集約されます。
- 「資本市場」を基軸としたリサーチ・コンサルティング
大和証券グループの一員であることが最大の強みです。他の金融系シンクタンクが銀行業務を背景に持つことが多い中、大和総研は証券・資本市場に軸足を置いています。株式、債券、為替といった市場分析や、企業の財務戦略(コーポレートファイナンス)、M&A、IPOといった資本市場が絡むテーマにおいて、他社にはない深い知見と実績を持っています。 - リサーチ部門の高い発信力とブランド力
大和総研のリサーチ部門に所属するエコノミストやアナリストは、メディアへの露出も多く、その情報発信力は業界でも高く評価されています。このリサーチ部門の強力なブランドが、コンサルティングやシステム事業においても高い信頼性を担保し、顧客へのアプローチを有利に進める源泉となっています。 - 「提言」から「システム実装」までの一貫した価値提供
リサーチ部門がマクロなトレンドを分析し、コンサルティング部門が企業の経営戦略を策定し、そしてシステム本部が具体的な金融ITソリューションとして実現する。この「リサーチ」「コンサルティング」「システム」の三位一体で、構想から実現までを一気通貫で支援できる体制は、特に金融分野のクライアントにとって大きな魅力です。
2. 大和総研の採用者バックグラウンド分析:大学・企業・業界動向
大和総研には、その専門性の高さとアカデミックなカルチャーから、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まっています。ここでは、採用者の出身大学や前職の業界・企業を分析し、求められる人材像を探ります。
採用者の出身大学(新卒)
新卒採用では、国内外のトップクラスの大学・大学院から、高い論理的思考力と専門分野への深い探究心を持つ学生を厳選して採用しています。
- 主な採用実績大学(順不同):
- 国公立大学: 東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、大阪大学など、旧帝大をはじめとするトップ国立大学の出身者が多数を占めます。
- 私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学が中心で、上智大学などからも採用実績があります。
- 大学院修了者の比率: 大学院修了者の採用も一定程度見られ、特に経済学や金融工学などの専門性が評価されます。
- 学部・専攻の傾向:
- リサーチ/コンサルティング部門: 経済学部、商学部、法学部といった社会科学系に加え、数学、物理、情報科学といった高度な計量分析能力を持つ理系専攻の出身者が多いのが特徴です。
- システム部門: 情報科学、コンピュータサイエンス、理工学系の学部・大学院出身者が中心です。
- 共通して、論理的思考力や知的好奇心、金融・資本市場への強い関心が求められます。
採用者の出身企業・業界(中途)
中途採用では、即戦力としての専門性と経験が重視されます。金融機関、コンサルティング業界、IT業界、官公庁など、多様なフィールドからの転職者が集まっています。
出身業界
- 金融機関: 大和証券グループ内外の証券会社、銀行、信託銀行、資産運用会社、保険会社など。特に、アナリスト、エコノミスト、クオンツ、ファンドマネージャー、M&Aアドバイザリーなどの経験者は、高い親和性を持ちます。
- コンサルティングファーム/シンクタンク: 他の戦略系、総合系、IT系ファームやシンクタンクからの転職者。大和総研の持つ金融・資本市場への専門性に魅力を感じるケースが多いです。
- IT・ソフトウェア業界: 大手SIerやITベンダーで、特に金融機関向けのシステム開発プロジェクトのマネジメント経験や、ITアーキテクトとしての経験を持つ人材。
- 官公庁・政府系機関: 金融庁、財務省、日本銀行などで、金融政策や経済調査に携わっていた経験者。リサーチ部門で即戦力となります。
- 事業会社: 大手企業の経営企画、財務、IR部門などで、コーポレートファイナンスや資本市場関連の業務経験を積んだ人材。
出身企業(例)
親和性の高い業界 | 出身企業(例) | 親和性の高いスキル・経験 |
---|---|---|
金融 | 大和証券, 野村證券, SMBC日興証券, 日本銀行, ゴールドマン・サックス | 証券アナリスト業務、M&Aアドバイザリー、クオンツ、経済調査 |
コンサル/シンクタンク | 野村総合研究所, 三菱UFJリサーチ&コンサルティング, アクセンチュア | 経営・ITコンサルティング、金融機関向けコンサルティング、政策研究 |
IT/ソフトウェア | NTTデータ, NRI, IBM, 日立製作所 | 金融システム開発PM、ITアーキテクチャ設計、大規模プロジェクト管理 |
官公庁 | 金融庁, 財務省, 経済産業省 | 金融政策・規制に関する知見、マクロ経済分析 |
この分析から、大和総研は「金融・資本市場に関する高い専門性」を核としつつ、それを「論理的な分析能力」や「ITソリューションへの理解」と掛け合わせることができる人材を求めていることがわかります。
3. 大和総研の部門別解説:リサーチ・コンサルティング・システムの業務内容
大和総研の組織は、「リサーチ」「コンサルティング」「システム」の3本部制を基本としており、それぞれが専門性を発揮しながら連携し、顧客に価値を提供しています。ここでは、各本部の具体的な業務内容やキャリアパスを解説します。
リサーチ本部:市場を読み解くシンクタンク機能
エコノミスト、アナリスト、ストラテジストといった専門家が集結し、国内外の経済・金融情勢から産業動向までを調査・分析する、大和総研のシンクタンク機能の中核です。質の高い情報発信で、投資家や政策担当者の意思決定を支えます。
- 主な業務内容:
- 経済調査: 日本および世界経済のマクロな動向を分析し、経済見通しを策定。
- 金融市場調査: 株式、債券、為替、金利などの市場動向を分析し、投資戦略に関する情報を提供。
- 企業調査: 個別企業の業績や財務状況を分析し、株式の投資価値を評価(アナリストレポート作成)。
- 政策分析: 政府の経済財政政策や日本銀行の金融政策を分析・評価し、提言を行う。
- プロジェクト事例:
- 内外経済・金融市場の動向に関する定例レポート「大和総研調査季報」の発行
- 機関投資家向けの経済・市場分析セミナーの開催
- キャリアパス:
エコノミストや証券アナリストとして、特定の分野(例:日本株、米国経済)の第一人者を目指します。メディアへの寄稿や講演の機会も多く、高い知名度を持つ専門家として活躍する道が開かれています。
コンサルティング本部:企業の成長を支援する戦略パートナー
民間企業や官公庁をクライアントとし、経営戦略の策定からDX推進、サステナビリティ経営の実現まで、幅広い経営課題の解決を支援します。大和証券グループの顧客基盤を活かし、中堅・中小企業から大企業まで多様なクライアントを抱えるのが特徴です。
- 主なコンサルティング領域:
- 経営戦略: 中長期経営計画、事業ポートフォリオ戦略、新規事業開発、M&A戦略などを支援します。特に、資本市場の視点を活かした財務戦略やIR戦略のコンサルティングに強みを持ちます。
- DXコンサルティング: デジタル技術を活用したビジネスモデル変革や業務プロセス改革の構想策定から実行までを支援します。
- サステナビリティ・ESG経営: ESG課題を経営に統合するための戦略策定、TCFD提言などに基づく情報開示支援を行います。
- プロジェクト事例:
- 上場企業の中期経営計画策定および資本コストを意識した経営指標(KPI)の導入支援
- 中堅製造業の事業承継を見据えたM&A戦略の立案
- 地方自治体における「地域脱炭素化促進事業」の計画策定支援
- キャリアパス:
多様な業界の経営課題に触れることで、汎用性の高い問題解決能力が身につきます。事業会社の経営企画や財務・IR部門、PEファンド、ベンチャーキャピタルなど、幅広いキャリア選択が可能です。
システム本部:金融ITの未来を創造するテクノロジー集団
主に大和証券グループをクライアントとし、そのビジネスの根幹を支えるミッションクリティカルなシステムの企画・開発・運用を一手に担います。
- 主な業務内容:
- システムコンサルティング・企画: 大和証券グループの経営戦略に基づき、IT戦略を立案し、システム全体のグランドデザインを描きます。
- システム開発・プロジェクトマネジメント: 勘定系、市場系、営業支援など、証券業務に関わる大規模なシステムの開発プロジェクトを推進・管理します。
- 先端技術のR&D・活用: AI、ブロックチェーン、クラウドなどの先端技術を研究し、金融サービスへの応用可能性を探求、実装します。
- プロジェクト事例:
- 大和証券の次世代オンライントレーディングシステムの企画・開発
- AIを活用した株価予測モデルや不正取引検知システムの開発
- グループ全体のITインフラのクラウド移行プロジェクト
- キャリアパス:
金融ITのスペシャリストとして、ITアーキテクトや大規模プロジェクトを率いるプロジェクトマネージャーを目指します。金融とテクノロジーの両方に精通した、市場価値の高い人材として成長できます。
4. 大和総研の中途採用:選考プロセスと難易度、対策を解説
大和総研の中途採用は、各部門の専門領域で即戦力となるプロフェッショナル人材を対象としており、通年で多様なポジションの採用を行っています。
大和総研 中途採用の全体的な難易度
難易度は「高い」です。国内トップレベルシンクタンクとしてのブランド力、大和証券グループの安定性、そして金融・資本市場における高い専門性から、優秀な人材からの応募が多く、相応の専門知識と経験が求められます。
- 難易度が高い理由:
- 専門性: 応募部門・領域(例:マクロ経済分析、コーポレートファイナンス、金融システム開発など)に関する深い知見や実務経験が重視される。
- 論理的思考力: シンクタンク・コンサルティングファームとして、高いレベルの論理的思考力、課題解決能力は必須。
- カルチャーフィット: 協調性を持ちつつ、プロフェッショナルとして自律的に業務を遂行する姿勢が求められる。
大和総研の一般的な中途選考プロセス
選考プロセスは応募する部門やポジションによって大きく異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。
書類選考 → Webテスト/筆記試験 → 複数回の面接(2〜4回) → 最終面接
- 書類選考:
- 職務経歴書と履歴書を提出。これまでのキャリアで培った専門性と、大和総研のどの領域で、どのように貢献できるかを具体的に示すことが極めて重要です。特に、論文執筆経験、アナリストレポート作成実績、プロジェクト実績などは重要なアピールポイントになります。
- Webテスト/筆記試験:
- Webテスト: 一般的な適性検査が実施される場合があります(言語・数理・論理系など)。
- 筆記試験(専門論文/適性検査): 応募部門によっては、専門性を問う論文選考や独自の筆記試験が実施される場合があります。テーマは時事的なものが多く、論理的思考力と専門知識が試されます。
- 1次・2次面接:
- 形式: 現場のマネージャーや部長クラスとの面接。
- 内容:
- ビヘイビア面接: 職務経歴の深掘りが中心。「なぜ大和総研なのか」「入社して何がしたいのか」といった志望動機やキャリアプランを問われます。
- 専門ディスカッション/ケース面接: 応募領域に関する専門的なディスカッションや、簡易的なケース面接が行われることがあります。思考のプロセスと専門性の両面が評価されます。
- 最終面接:
- 形式: 役員クラスとの面接。
- 内容: これまでの評価の確認に加え、キャリア観、人間性、カルチャーフィットの最終的な見極めが行われます。
中途採用の過去問・例題(論文・面接)
選考の中核となる論文や面接では、応募者の専門性が直接問われます。
- 過去問・例題の傾向(論文・ディスカッションテーマ):
- 「今後の日本株市場の見通しについて、主要な変動要因を挙げた上で論ぜよ」
- 「企業の資本効率向上に向けたIR戦略について、具体的な施策を提案せよ」
- 「異次元金融緩和の出口戦略について、考えられるシナリオと市場への影響を述べよ」
- 「ある中堅上場企業がM&Aによる成長を目指している。アドバイザーとしてどのような助言を行うか」
- 対策のポイント:
- 専門性の言語化: 自身の専門領域について、専門外の人にも分かりやすく、その背景や示唆を論理的に説明できるように準備する。
- 情報収集とオピニオン形成: 大和総研が発行しているアナリストレポートや経済見通しに目を通し、ファームの考え方や分析の視点を理解した上で、自分なりの意見を構築しておく。
- 資本市場の視点: どのようなテーマであっても、「それが資本市場や企業価値にどう影響するか」という視点を持つことが、大和総研らしさのアピールに繋がります。
福利厚生・待遇・評価制度
- 待遇(年収):
- 国内シンクタンク・コンサルティングファームの中ではトップクラスの報酬水準です。外資系戦略ファームと比較すると見劣りする場合がありますが、後述する福利厚生を含めたトータルパッケージは非常に魅力的です。
- 福利厚生・働き方:
- 大和証券グループに準じた手厚い福利厚生が特徴です。住宅関連制度、各種手当、自己啓発支援などが充実しています。
- ワークライフバランスを重視する文化があり、コンサルティング業界の中では比較的働きやすい環境です。プロジェクトの繁閑によりますが、有給休暇の取得も推奨されています。
- 評価制度:
- 個人の専門性、パフォーマンス、プロジェクトへの貢献度、外部への情報発信力などを総合的に評価する制度です。
- 年次の目標設定と評価面談を通じて、キャリアパスについて上長とすり合わせる機会が設けられており、長期的な視点でのキャリア形成が可能です。
5. 大和総研の新卒採用:選考フローから見る難易度と対策法
大和総研の新卒採用は、将来の金融・資本市場を支える高いポテンシャルを持つ人材を発掘するためのプロセスであり、毎年トップクラスの学生から高い人気を集めています。
大和総研 新卒採用の全体的な難易度
難易度は「高い」です。国内トップレベルシンクタンクとしてのブランド力、大和証券グループの安定性から、最上位校の学生にも人気があります。
- 難易度:
- 人気度: 就職活動生の人気企業ランキングでは常に上位に位置し、応募者が殺到します。
- 応募者のレベル: 国内外のトップ大学・大学院から、高い思考力と専門分野への深い探究心を持つ学生が多数応募します。
- 選考の複合性: ES、Webテスト、複数回の面接、ジョブなどを通じて、多角的に評価されます。
大和総研の一般的な新卒選考フロー
新卒採用は、「リサーチ」「コンサルティング」「システム」などの部門別コースで募集されることが多く、それぞれ選考プロセスが若干異なります。
エントリーシート → Webテスト → 複数回の面接(グループディスカッション、個人面接) → (ジョブ/インターンシップ) → 最終面接
- エントリーシート(ES):
- 内容: ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、自己PR、志望動機に加え、専門分野や関心のある研究テーマを問う設問が特徴です。
- ポイント: なぜシンクタンク・コンサル業界なのか、なぜ大和総研なのかを明確にすることが基本です。特に、自身の研究内容や問題意識と、大和総研の事業領域(特に資本市場関連)を結びつけ、入社後の貢献イメージを具体的に記述することが求められます。
- Webテスト:
- 形式: 玉手箱形式が主流です。
- ポイント: トップ企業の中でも高いボーダーラインが設定されていると想定されます。早期からの対策が必須です。
- 1次・2次面接:
- 形式: グループディスカッションや、若手〜中堅社員との個人面接が行われます。
- 内容:
- グループディスカッション: 金融・経済に関するテーマや、社会課題に関するテーマについて議論します。
- 個人面接: ESの内容に基づき、思考の深さや人柄、コミュニケーション能力が評価されます。「なぜその研究テーマに関心があるのか?」といった深掘りがなされます。
- 過去問・例題(GDテーマ):
- 「日本の個人金融資産を『貯蓄から投資へ』シフトさせるにはどうすればよいか」
- 「人生100年時代における資産形成のあり方について」
- ジョブ(インターンシップ):
- 形式: 職種によっては、選考プロセスの一環として数日間のインターンシップが実施されます。
- 内容: 実際のプロジェクトに近いテーマでグループワークを行い、最終日にプレゼンテーションを行います。社員がメンターとして付き、思考力やチームへの貢献度を評価します。
- 最終面接:
- 形式: 役員クラスとの個人面接。
- 内容: これまでの選考の評価を踏まえ、最終的な入社意思やカルチャーフィット、将来性が確認されます。
- ポイント: 大和総研の一員として社会に貢献したいという強い意志と、知的好奇心、誠実な人柄をアピールすることが重要です。
6. まとめ:大和総研は「資本市場の知」で未来を拓くプロフェッショナルへの道
本記事では、大和総研について、その独自のポジショニングから、各部門の業務、そして詳細な選考対策までを網羅的に解説してきました。
大和総研の要点まとめ
- 独自性: 「リサーチ」×「コンサルティング」×「システム」の三位一体モデルで、「資本市場」を基軸に価値を提供するユニークなファーム。
- 強み: 大和証券グループの強固な基盤と、金融・資本市場における圧倒的な専門性・情報発信力。
- キャリア: 経済・金融のマクロな視点と、企業のミクロな課題解決、そしてテクノロジーによる実装まで、幅広い経験を通じて市場価値の高いプロフェッショナルへと成長できる。
- 選考: 高い論理的思考力に加え、金融・資本市場に対する深い洞察と問題意識が問われる。
大和総研は、知的好奇心と社会貢献への強い意欲を持ち、金融・資本市場のダイナミズムの中で社会と企業の未来を構想したいと考える人材にとって、最高の挑戦の舞台を提供しています。この記事が、あなたのキャリアを考える上での一助となれば幸いです。
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我々のチームが最初に考えたのが
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どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。
結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」なのではないか?ということでした。
そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
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必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。
②反復練習で定着:課題ケース演習
厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
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実際の過去問を題材に試行してみる。
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このトレーニングの役割です。

③実践&現状把握:模擬ケース面接
専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
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内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

メンタリングの質へのこだわり
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