企業研究

三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(MURC)の選考プロセスと各部門の業務内容を徹底解説!企業研究シリーズ

日本最大の金融グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核を担うシンクタンク・コンサルティングファーム、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)。

「MURCのコンサルタントは、銀行系のファームとしてどんな特徴があるの?」
「官公庁向けの政策研究と、民間企業向けの経営コンサルティングはどう連携している?」
「選考プロセスや難易度、具体的な対策を知りたい」

この記事では、金融・経済の高い専門性を活かしたキャリアや、社会課題解決に貢献したいと考える方々へ向けて、MURCという企業の強みやカルチャー、部門ごとの具体的な業務内容、そして気になる選考の傾向と対策までを、転職支援のプロの視点から徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、MURCの全体像を深く理解し、自身のキャリアプランと照らし合わせながら、自信を持って選考に臨むための準備を整えることができるでしょう。



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1. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の企業研究:会社としての特徴と強み

まず、MURCがどのような企業であり、他のシンクタンクやコンサルティングファームと何が違うのか、その独自のポジションと特徴を解説します。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)とは?

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の総合シンクタンク・コンサルティングファームです。MUFGが持つ広範なネットワークと金融分野における深い知見をバックボーンに、国内外の経済・社会・産業に関する調査研究・政策提言から、民間企業に対する経営コンサルティングまで、幅広いサービスを提供しています。

「公正・中立な立場から、社会・企業の持続的発展に貢献する」ことを理念とし、信頼性の高い情報発信と実効性のある課題解決支援で、社会・経済に大きな影響力を持っています。

MURCの主要な事業領域

MURCの事業は、大きく「シンクタンク部門」と「コンサルティング部門」に大別され、それぞれが多様な専門領域をカバーしています。

部門主な業務内容
シンクタンク部門調査研究・政策提言: マクロ経済分析、産業調査、社会・環境・地域政策に関する調査研究、官公庁・自治体への政策提言など。
コンサルティング部門経営・事業戦略: 中長期経営計画策定、新規事業開発、マーケティング戦略、海外進出支援など。
人事・組織戦略: 人事制度設計・改革、人材育成、組織開発、サステナビリティ/ESG経営支援など。
M&A・事業再生: M&A戦略、事業再生計画の策定・実行支援など。
その他国際開発コンサルティング、セミナー・会員制情報サービスの提供など。

他社との違い:MURCならではの3つの強み

他のシンクタンクやコンサルティングファームと比較した際の、MURCの独自性と競争優位性は、以下の3点に集約されます。

  1. MUFGグループとの強力な連携
    日本最大の金融グループであるMUFGとの連携が、最大の強みです。銀行・信託・証券などが持つ膨大な顧客基盤、国内外の広範なネットワーク、そして金融・経済に関する深い専門知見を活用できることは、他のファームにはない大きなアドバンテージです。これにより、金融の視点を織り込んだ説得力のある提言や、グループ一体となったソリューション提供が可能になります。
  2. マクロ経済・政策分析に基づく信頼性の高い提言
    シンクタンクとして長年培ってきた、マクロ経済や金融市場、各種政策に関する高度な調査・分析能力は、コンサルティングの質を支える重要な基盤です。社会全体の大きな潮流や政策動向を踏まえた、長期的かつ大局的な視点からの経営戦略提言は、クライアントから高い信頼を得ています。
  3. 中堅・中小企業から大企業、官公庁までをカバーする顧客基盤
    MUFGの取引先である全国の中堅・中小企業からグローバルに展開する大企業、そして国や地方自治体まで、非常に幅広い顧客基盤を持っています。これにより、コンサルタントは多様な規模・業種の課題に触れる機会があり、経験の幅を広げることができます。特に、地域経済の活性化や中堅企業の成長支援といったテーマに強いことも特徴です。

2. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の採用者バックグラウンド分析

MURCには、その事業領域の多様性から、非常に幅広い専門性と経験を持つプロフェッショナルが集まっています。ここでは、採用者の出身大学や前職の業界・企業を分析し、求められる人材像を探ります。

採用者の出身大学(新卒)

新卒採用では、国内外のトップクラスの大学・大学院から、高い論理的思考力と専門分野への深い探究心を持つ学生を厳選して採用しています。

  • 主な採用実績大学(順不同):
    • 国公立大学: 東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、東北大学など、旧帝大をはじめとするトップ国立大学からの採用が中心です。
    • 私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)など、トップ私立大学からも多数採用しています。
    • 大学院修了者の比率: シンクタンク部門を中心に、特定の専門領域(経済学、社会学、都市計画、環境工学など)で修士号・博士号を取得した学生の採用が活発である点が特徴です。
  • 学部・専攻の傾向:
    • 経済学部、商学部、法学部、公共政策大学院など、社会科学系の専攻が多数を占めます。
    • 一方で、理系学部・大学院出身者も、その専門性を活かしてエネルギー・環境、ヘルスケア、デジタル関連のコンサルティングで活躍しており、文理問わず門戸は開かれています。
    • 共通して、地頭の良さ、知的好奇心、社会課題への問題意識の高さが求められます。

採用者の出身企業・業界(中途)

中途採用では、即戦力としての専門性と経験が重視されます。金融機関や官公庁、事業会社など、多様なフィールドからの転職者が集まっています。

出身業界

  • 金融機関: MUFGグループ内外の銀行、信託銀行、証券会社、保険会社など。法人営業、融資審査、調査部(エコノミスト/アナリスト)、経営企画などの経験者は、MURCの事業と高い親和性を持ちます。
  • 官公庁・政府系機関: 中央省庁(経済産業省、財務省、国土交通省など)や地方自治体、日本政策投資銀行、国際協力機構(JICA)などで、政策立案や調査研究、産業振興に携わっていた経験者。
  • コンサルティングファーム/シンクタンク: 他の戦略系、総合系ファームやシンクタンクからの転職者。よりパブリックな領域や、金融グループのアセットに魅力を感じるケースが見られます。
  • 事業会社: 大手メーカー、商社、サービス業などで、経営企画、事業開発、マーケティング、人事などの経験を積んだ人材。特定の業界に関する深い知見が評価されます。
  • 監査法人/FAS: 会計士や税理士資格を持ち、M&Aや事業再生に関する専門知識を持つ人材。

出身企業(例)

親和性の高い業界出身企業(例)親和性の高いスキル・経験
金融三菱UFJ銀行, みずほFG, 日本政策投資銀行, 野村證券経済・産業調査、法人営業、事業性評価、M&Aアドバイザリー
官公庁経済産業省, 総務省, 地方自治体(企画部など)政策立案、調査分析、白書作成、官民連携プロジェクト
コンサル/シンクタンク野村総合研究所, みずほリサーチ&テクノロジーズ, アクセンチュア政策研究、経営コンサルティング、業界調査
事業会社トヨタ自動車, 三菱商事, 武田薬品工業(企画・人事など)経営企画、事業戦略、海外進出戦略、人事制度設計

この分析から、MURCは「金融・経済・政策に関する高い専門性」を核としつつ、それを「論理的な課題解決能力」に昇華できる人材を求めていることがわかります。自身の専門性と、MURCが持つプラットフォームでどのような価値貢献ができるかを接続して語ることが、選考突破の鍵となります。

3. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の部門別解説:業務内容とキャリア

MURCの組織は多岐にわたりますが、ここではコンサルティングキャリアを目指す方が特に関心を持つ主要な部門について、その業務内容、プロジェクト事例、そしてキャリアパスを解説します。

注意: 組織名称や構成は変更される可能性があります。ここでは主要な機能に着目して説明します。

政策研究事業本部:日本の未来を描くシンクタンク部門

官公庁や地方自治体を主なクライアントとし、マクロ経済、社会政策、地域振興、環境・エネルギーなど、幅広い分野で調査研究と政策提言を行う、MURCのシンクタンク機能の中核です。

  • 主な業務内容:
    • マクロ経済調査: 国内外の経済動向を分析し、経済見通しを発表。政府や日本銀行の政策決定にも影響を与えるレポートを作成します。
    • 政策立案・評価: 国や自治体の政策について、現状分析、課題抽出、施策立案、実行支援、効果測定(EBPM)までを一貫してサポートします。
    • 産業・地域調査: 特定の産業や地域の振興策を立案。スマートシティ、地域DX、観光戦略、脱炭素先行地域づくりなどを支援します。
  • プロジェクト事例:
    • 内閣府「経済財政諮問会議」関連の調査分析
    • 地方自治体における「総合計画」の策定支援
    • 環境省向け「カーボンプライシングの経済影響に関する調査」
  • キャリアパス:
    エコノミストや特定政策分野の第一人者としてのキャリアを築けます。高い専門性を武器に、官公庁や国際機関、大学などの研究機関へ活躍の場を広げる道もあります。

コンサルティング事業部門:企業の持続的成長を支えるパートナー

民間企業をクライアントとし、経営戦略の策定から人事・組織改革、M&A支援まで、幅広い経営課題の解決を支援します。MUFGの顧客基盤を活かし、中堅・中小企業から大企業まで多様なクライアントを抱えるのが特徴です。

  • 主なコンサルティング領域:
    • 経営戦略: 中長期ビジョン策定、事業ポートフォリオ戦略、新規事業開発、サステナビリティ/ESG経営戦略などを支援します。
    • 人事組織: 人事制度(等級・評価・報酬)の設計・改革、人材育成体系の構築、組織開発、ダイバーシティ推進などを支援します。
    • M&A・事業再生: M&A戦略の立案、ビジネスデューデリジェンス、PMI(M&A後の統合支援)、事業再生計画の策定などをサポートします。
  • プロジェクト事例:
    • 中堅製造業の海外進出戦略および実行支援
    • 大手サービス業の人事制度改革とタレントマネジメントシステム導入支援
    • 地方企業の事業承継に関するM&Aアドバイザリー
  • キャリアパス:
    多様な業界の経営課題に触れることで、汎用性の高い問題解決能力が身につきます。事業会社の経営企画や、PEファンド、ベンチャーキャピタル、スタートアップのCXOなど、幅広いキャリア選択が可能です。

国際開発コンサルティング部門:グローバルな社会課題に挑む

開発途上国を舞台に、JICA(国際協力機構)や世界銀行、各国政府などをクライアントとして、社会・経済開発プロジェクトを手掛ける専門部隊です。

  • 主な業務内容:
    • 開発調査・プロジェクト形成: 開発途上国の特定セクター(インフラ、保健、教育、農業など)の課題を調査し、開発プロジェクトを企画・立案します。
    • 技術協力・人材育成: 日本の技術や知見を活かし、現地での研修や制度構築を通じて、人材育成や組織能力強化を支援します。
    • プロジェクト評価: 開発プロジェクトの効果を評価し、今後の改善に向けた提言を行います。
  • プロジェクト事例:
    • 東南アジアにおける都市交通マスタープラン策定支援
    • アフリカにおける中小企業振興のための金融アクセス改善プロジェクト
  • キャリアパス:
    国際協力・開発援助のプロフェッショナルとしてのキャリアを歩みます。JICA、世界銀行、アジア開発銀行といった国際機関や、NGO/NPO、社会起業家など、グローバルな社会貢献を軸としたキャリアが広がります。

これらの部門は、それぞれの専門性を持ちつつも、プロジェクトに応じて連携します。例えば、「企業の海外進出支援」では、コンサルティング部門とシンクタンク部門の海外経済アナリストが協力するなど、総合力を発揮できるのがMURCの強みです。

4. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の中途採用:選考プロセスと難易度

MURCの中途採用は、各部門の専門領域で即戦力となるプロフェッショナル人材を対象としており、通年で多様なポジションの採用を行っています。

MURC中途採用の全体的な難易度

難易度は「高い」です。シンクタンクとしての専門性や、MUFGグループとしての安定性から人気が高く、相応の専門知識と経験が求められます。

  • 難易度が高い理由:
    • 専門性: 応募部門・領域(例:マクロ経済分析、人事制度、M&Aなど)に関する深い知見や実務経験が重視される。
    • 論理的思考力: シンクタンク・コンサルティングファームとして、高いレベルの論理的思考力、課題解決能力は必須。
    • カルチャーフィット: MUFGグループの一員としての信頼性や高い倫理観、そしてクライアントと真摯に向き合う姿勢が求められる。

MURCの一般的な中途選考プロセス

選考プロセスは応募する部門やポジションによって異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。筆記試験(小論文)が課されるのが特徴です。

書類選考 → 筆記試験(小論文) → 複数回の面接(2〜3回、ケース面接含む) → 最終面接

  • 書類選考:
    • 職務経歴書と履歴書に加え、志望動機書や職務経歴要約書の提出が求められることが多いです。これまでのキャリアで培った専門性と、MURCのどの領域で、どのように貢献できるかを具体的に示すことが重要です。
  • 筆記試験(小論文):
    • 形式: 指定されたテーマについて、制限時間内に論述する形式。オンラインまたはオフラインで実施されます。
    • 内容: 応募部門に関連する時事的なテーマや専門領域の課題について問われます。
    • 評価ポイント: 専門知識の深さ、論理的思考力、文章構成力、そして独自の視点を持っているかが評価されます。
  • 1次・2次面接:
    • 形式: 現場のマネージャーや部長クラスとの面接。
    • 内容:
      • ビヘイビア面接: 職務経歴の深掘りが中心。「なぜMURCなのか」「入社して何がしたいのか」といった志望動機やキャリアプランを問われます。
      • ケース面接/ディスカッション: 特定のテーマについて、その場で思考し、面接官とディスカッションします。特にコンサルティング部門の選考では重視されます。
  • 最終面接:
    • 形式: 役員クラスとの面接。
    • 内容: これまでの面接内容の確認に加え、キャリアに対する価値観、人間性、カルチャーフィットの最終確認が行われます。

中途採用の過去問・例題(小論文・ケース面接)

選考の中核となる小論文やケース面接では、応募部門の専門領域に直結したテーマが出題されます。

  • 過去問・例題の傾向:
    • 小論文テーマ:
      • 「ウィズコロナ/ポストコロナ時代における日本経済の課題と成長戦略について論ぜよ」
      • 「日本の地域が抱える課題を一つ挙げ、その解決策を具体的に提案せよ」
      • 「人的資本経営の重要性について、あなたの考えを述べよ」
    • ケース面接お題:
      • 「ある地方銀行の法人向けコンサルティング機能を強化するためにはどうすべきか」
      • 「クライアントである中堅製造業の海外販路開拓を支援せよ」
      • 「日本の農業の生産性を向上させるための施策を考えよ」
  • 対策のポイント:
    • 情報収集とオピニオン形成: 日頃から応募分野に関するニュースやレポート(特にMURCが発行しているもの)を読み込み、自分なりの意見を構築しておく。
    • 構造化と論理: 小論文・ケース面接ともに、思考を構造化し、一貫した論理で説明する訓練が不可欠。
    • MUFGの視点: 提案する施策の中に、MUFGグループのアセット(金融機能、ネットワーク等)をどう活用できるかという視点を入れると、MURCならではの回答になります。

福利厚生・待遇・評価制度

  • 待遇(年収):
    • 国内シンクタンク・コンサルティングファームの中ではトップクラスの報酬水準です。外資系戦略ファームと比較するとやや見劣りしますが、安定性は高いと言えます。
  • 福利厚生・働き方:
    • MUFGグループに準じた手厚い福利厚生が大きな魅力です。住宅関連制度、各種手当、自己啓発支援などが充実しています。
    • ワークライフバランスを重視する文化があり、コンサルティング業界の中では比較的働きやすい環境です。プロジェクトの繁閑によりますが、有給休暇の取得も推奨されています。
  • 評価制度:
    • 個人の専門性やパフォーマンス、プロジェクトへの貢献度を総合的に評価する制度です。年次の目標設定と評価面談を通じて、キャリア形成を支援する仕組みが整っています。

5. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の新卒採用:選考フローと対策

MURCの新卒採用は、将来の日本を担う高いポテンシャルを持つ人材を発掘するためのプロセスです。採用人数は限られており、毎年トップクラスの学生からの応募が集まります。

MURC新卒採用の全体的な難易度

難易度は「高い」です。シンクタンクとしての知的なイメージ、MUFGグループの安定性から、最上位校の学生に非常に人気があります。

  • 難易度:
    • 採用人数の少なさ: 毎年30〜50名程度の採用であり、競争は熾烈です。
    • 応募者のレベル: 国内外のトップ大学・大学院から、高い思考力と専門分野への深い探究心を持つ学生が多数応募します。
    • 選考の独自性: 論文選考や複数回の面接を通じて、思考の深さ、専門性、人間性を多角的に評価します。

MURCの一般的な新卒選考フロー

新卒採用は、部門を分けずに一括で採用し、入社後の研修を経て配属が決まる「オープンコース」が基本です。

エントリーシート → Webテスト → 論文選考 → 複数回の面接(グループディスカッション、個人面接) → 最終面接

  • エントリーシート(ES):
    • 内容: ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、自己PR、志望動機に加え、「MURCで取り組みたいテーマ」や「関心のある社会課題」などを問う設問が特徴的です。
    • ポイント: なぜシンクタンク・コンサル業界なのか、なぜMURCなのかを明確にすることが基本です。特に、自身の問題意識(例:地域経済の衰退、環境問題など)とMURCの事業内容を結びつけ、入社後にどのように貢献したいかを具体的に記述することが求められます。
    • 過去の設問例:
      • 「あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだことは何ですか。その経験から何を学びましたか。(400字)」
      • 「当社に関心を持った理由と、入社後に挑戦したい仕事について教えてください。(600字)」
  • Webテスト:
    • 形式: 玉手箱形式が主流です。
    • ポイント: トップ企業の中でも高いボーダーラインが設定されていると想定されます。早期からの対策が必須です。
  • 論文選考:
    • 形式: ESと同時に提出を求められることが多いです。複数のテーマから1つを選択し、指定された文字数(例:2000字程度)で論述します。
    • 評価ポイント: 論理的思考力、構成力、情報収集能力、独自の視点が評価されます。詳細は中途採用のセクションを参照してください。
    • 過去問・例題(テーマ): 新卒採用でも中途採用と同様の、社会・経済に関する時事的なテーマが出題される傾向にあります。
  • 1次・2次面接:
    • 形式: グループディスカッションや、若手〜中堅社員との個人面接が行われます。
    • 内容:
      • グループディスカッション: 4〜6名で、社会課題やビジネストレンドに関するテーマについて議論します。
      • 個人面接: ESや論文の内容に基づき、思考の深さや人柄、コミュニケーション能力が評価されます。
    • 過去問・例題(GDテーマ):
      • 「日本の食料自給率を向上させるための施策を考えよ」
      • 「人生100年時代において、シニア層が活躍できる社会をどう作るか」
  • 最終面接:
    • 形式: 役員クラスとの個人面接。
    • 内容: これまでの面接の評価を踏まえ、最終的な入社意思やカルチャーフィット、将来性が確認されます。
    • ポイント: MURCの一員として社会に貢献したいという強い意志と、知的好奇心、誠実な人柄をアピールすることが重要です。

6. まとめ:MURCは「知のプロフェッショナル」として社会と企業に貢献できるファーム

本記事では、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)について、その独自のポジショニングから、各部門の業務、そして詳細な選考対策までを網羅的に解説してきました。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の要点まとめ

  • 独自性: シンクタンク(政策提言)コンサルティング(経営支援)の機能を併せ持ち、MUFGグループの総合力を最大限に活用できる国内最大級のファーム。
  • 強み: マクロ経済・政策分析に基づく信頼性の高い提言と、中堅・中小企業から官公庁までをカバーする幅広い顧客基盤。
  • キャリア: 社会・経済・産業という大きな視座を持ちながら、個別企業の課題解決にも携わることができ、専門性と汎用性の両方を高められる。
  • 選考: 高い論理的思考力に加え、社会や経済に対する深い洞察と問題意識が問われる。論文選考が特徴的。

MURCは、知的好奇心と社会貢献への強い意欲を持ち、金融グループのアセットを活かしてダイナミックな課題解決に挑みたい人材にとって、最高の挑戦の場と言えるでしょう。本記事が、今後のキャリアプランを検討する際の参考になれば幸いです。

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どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
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プログラムの全体像はこちらです。

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②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

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