企業研究

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの選考プロセスと各部門の業務内容を徹底解説!企業研究シリーズ

「ITとコンサルティングの力で、クライアントのビジネス変革を支援したい」
「成長中の独立系ファームで、裁量を持って働きたい」

そんな想いを持つ転職希望者や就活生の間で、近年注目を集めているのが、ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)です。

2002年の創業以来、独立系ファームとして着実に成長を遂げ、デジタル領域とコンサルティングを融合させた独自のポジションを確立しています。しかし、その具体的な事業内容や選考プロセス、求められる人物像については、まだ広く知られていない部分も多いのではないでしょうか。

この記事では、コンサルティング業界への転職・就職支援を行う「Strategists」が、ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)という企業を徹底的に解剖します。

ファームとしての特徴から、採用者のバックグラウンド分析、コンサルティング関連部門の詳細、そして最新の選考情報まで、BTCへのキャリアを目指すすべての方にとって必読の情報をお届けします。



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1. ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)とは?ファームの特徴と強み

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(以下、BTC)は、2002年に設立された日本発の独立系コンサルティングファームです。その最大の特徴は、社名が示す通り「テクノロジー(IT)」と「コンサルティング」を両輪とし、クライアントのデジタル変革(DX)を構想策定から実装、運用・保守まで一気通貫で支援する体制を構築している点にあります。

BTCの主な特徴と強み:

  • 独立系ならではの柔軟性とスピード:
    特定の資本やITベンダーに属さない独立系ファームであるため、クライアントにとって本当に最適なソリューションを、ベンダーニュートラルな立場で提案・実装できるのが大きな強みです。意思決定のスピードも速く、変化の激しいデジタル領域において柔軟な対応が可能です。
  • 「構想策定」から「実装・実行支援」までの一気通貫モデル:
    多くの戦略ファームが「戦略策定」に特化し、SIerが「システム開発・実装」に特化する中で、BTCはその両方をカバーしています。戦略を描くだけで終わらせず、その実現まで責任を持って伴走するスタイルは、”絵に描いた餅”で終わらせたくないクライアントから高く評価されています。これにより、コンサルタントは自らの提案が形になる現場に深く関わることができ、大きなやりがいを感じられます。
  • 多岐にわたる専門性とインダストリー:
    金融、製造、通信、ハイテク、公共など、幅広い業界のクライアントに対してサービスを提供しています。また、RPA(Robotic Process Automation)、クラウド、データアナリティクス、CRM、SAPなど、多様なテクノロジー領域における専門家集団を擁しており、クライアントの複雑な課題に対して多角的なアプローチが可能です。
  • 「ワンプール制」による多様なキャリア形成:
    BTCのコンサルタントは、特定の業界やソリューションに固定されず、様々なプロジェクトにアサインされる「ワンプール制」を採用しています(※一部専門組織を除く)。これにより、若手のうちから多様な経験を積むことができ、自身のキャリアパスを柔軟に模索・構築していくことが可能です。
  • 急成長に伴う活躍機会の豊富さ:
    現在、BTCは事業拡大に伴い積極的に人材を採用しており、組織も急成長しています。これは、意欲と実力のある人材にとって、早期に責任あるポジションを任されたり、新規事業の立ち上げに関わったりするチャンスが豊富にあることを意味します。中途入社者であっても、これまでの経験を活かし、即戦力として大きなインパクトを出すことが期待されます。

BTCは、「戦略だけ」「ITだけ」という既存の枠組みを超え、両者の知見を融合させることで独自の価値を提供する、今まさに成長期にあるファームと言えるでしょう。次の章では、どのようなバックグラウンドを持つ人材がBTCに集まっているのかを分析していきます。

2. BTCへの転職・就職:大学/企業/業界別 採用者バックグラウンド分析

BTCがどのような人材を求めているのかを知る上で、実際にどのような経歴を持つ人々が在籍しているのかを分析することは非常に有効です。ここでは、公開情報や転職市場の動向から、BTCに所属する人材のバックグラウンドを新卒・中途に分けて探っていきます。

新卒採用者のバックグラウンド

BTCの新卒採用は、特定の大学や学部に偏ることなく、幅広い層からポテンシャルのある人材を採用しているのが特徴です。

  • 採用大学:
    東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学といったトップ校から、早稲田大学、慶應義塾大学などの上位私立大学、MARCH・関関同立レベル、地方旧帝大まで、多様な大学からの採用実績があります。
    • 特徴: 文系・理系の比率を見ても、極端な偏りはありません。情報系や理工系の素養を持つ学生はもちろん、経済・商学系の学生も多く採用されています。これは、BTCがテクノロジーとビジネスの両面を重視していることの表れです。学部卒・修士卒も混在しており、学歴フィルターは比較的緩やかで、個人の能力やポテンシャルを重視する採用方針がうかがえます。
  • 求めるポテンシャル:
    新卒採用においては、現時点での専門知識よりも、コンサルタントとしての基礎的な能力やスタンスが重視されます。
    • 論理的思考力: 物事を構造的に捉え、筋道を立てて考える力。
    • 知的好奇心・学習意欲: 未知の領域(新しい業界やテクノロジー)に対して、積極的に学び、吸収する姿勢。
    • コミュニケーション能力: 相手の意図を正確に理解し、自分の考えを分かりやすく伝える力。
    • 主体性と実行力: 指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、解決に向けて行動できる力。

中途採用者のバックグラウンド

中途採用は、BTCの成長を支える重要な柱であり、即戦力となる多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。

  • 出身業界:
    BTCの中途採用者は非常に多様ですが、大きく以下のカテゴリーに分類できます。
    1. コンサルティングファーム出身者:
      • 特徴: BIG4(PwC、デロイト、KPMG、EY)やアクセンチュアなどの総合系コンサルティングファーム出身者が最も多いボリュームゾーンです。特に、ITコンサルティング、業務改革(BPR)、ERP導入などの経験を持つ人材が親和性が高いようです。戦略系ファームやシンクタンク出身者も在籍しています。
      • 転職理由(推測): 「戦略だけでなく、実装・実行まで深く関与したい」「より裁量のある環境で働きたい」「独立系のフラットな組織文化に惹かれた」といった動機が考えられます。
    2. SIer / ITベンダー出身者:
      • 特徴: NTTデータ、日立製作所、富士通、NECといった大手SIerや、SAP、Oracle、SalesforceなどのITベンダーで、システム開発のプロジェクトマネジメントやITアーキテクト、プリセールスなどを経験した人材。
      • 転職理由(推測): 「より上流の課題解決(ビジネス課題の特定や要件定義)に携わりたい」「特定の製品に縛られず、中立的な立場でクライアントに価値を提供したい」という志向を持つ方が多いと推測されます。
    3. 事業会社出身者:
      • 特徴: 金融、製造、通信など、BTCが主要クライアントとする業界の事業会社で、経営企画、事業企画、情報システム部門、マーケティング、生産管理などを経験した人材。
      • 転職理由(推測): 「一社の経験だけでなく、多様な業界・企業の課題解決に挑戦したい」「より大きな変革の当事者になりたい」といったキャリアアップを目指すケースが多いでしょう。業界知識を活かして即戦力として活躍することが期待されます。
  • 中途採用で重視されるポイント:
    中途採用では、ポテンシャルに加えて、これまでの経験で培った専門性や実績が評価されます。
    • 専門性: IT領域(クラウド、データ分析、SAP等)や、特定の業界に関する深い知見。
    • プロジェクトマネジメント能力: 予算、品質、納期、チームを管理し、プロジェクトを完遂させる能力。
    • 課題解決能力: 過去の職務において、困難な課題をどのように分析し、解決に導いたかの具体的な実績。
    • BTCカルチャーへのフィット: 独立系ファームのスピード感や、テクノロジーとコンサルティングの融合というBTCのDNAへの共感。

総じて、BTCは学歴や出身企業名だけで判断するのではなく、多様なバックグラウンドを持つ人材のポテンシャルと専門性を重視する採用を行っていると言えます。次の章では、これらの人材が活躍するBTCの具体的な事業部門について、コンサルティング領域を中心に解説します。

3. BTCの事業部門解説:コンサルティング領域を中心に

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)は、クライアントの多様な経営課題に応えるため、複数の専門組織・部門を擁しています。ここでは、特にコンサルタントとしてのキャリアを目指す方々が主に関わることになる主要な部門について、その役割と特徴を解説します。

BTCのサービスは大きく分けて、「コンサルティングサービス」「デジタルサービス」の2つに大別され、これらが相互に連携することで一気通貫の価値を提供しています。

コンサルティングサービス

クライアントのビジネス変革を最上流から支える、BTCの中核となるサービス領域です。多くのコンサルタントがこの領域のプロジェクトに従事します。

a. ビジネスコンサルティング

  • 業務内容:
    クライアントの経営戦略や事業戦略の実現に向け、具体的な業務プロセスや組織、ITのあり方をデザインし、変革の実行を支援します。単なる戦略立案に留まらず、業務改革(BPR)、組織改革、チェンジマネジメントなど、変革を現場に定着させるまでの泥臭い部分まで深く関与するのが特徴です。
  • プロジェクト例:
    • 全社DX戦略の策定と実行ロードマップの策定
    • 営業プロセス改革(SFA/CRM導入と連動)
    • サプライチェーンマネジメント(SCM)の最適化
    • 人事制度改革とタレントマネジメントシステムの導入支援
  • 求められるスキル:
    ロジカルシンキングや構造化能力といったコンサルティングの基礎スキルに加え、クライアントのビジネスを深く理解する力、現場のキーパーソンを巻き込みながら改革を進めるコミュニケーション能力やファシリテーション能力が求められます。

b. ITコンサルティング

  • 業務内容:
    経営戦略やビジネス課題をテクノロジーの側面から解決に導く役割を担います。最新のテクノロジートレンドを把握し、クライアントにとって最適なIT戦略の策定、システム化構想の立案、ソリューション選定、プロジェクトマネジメント(PMO)などを行います。ビジネスとITの橋渡し役として、極めて重要なポジションです。
  • プロジェクト例:
    • 基幹システム(ERP/SAP)刷新のグランドデザイン策定とPMO
    • 全社データ活用基盤(DWH/データレイク)の構築構想
    • マルチクラウド戦略の策定と導入支援
    • IT組織・ガバナンス体制の改革支援
  • 求められるスキル:
    特定の技術領域(クラウド、データ分析、ERPなど)に関する専門知識はもちろん、それをいかにビジネス価値に転換するかを考える構想力が不可欠です。大規模プロジェクトを管理するマネジメント能力も重視されます。

デジタルサービス

BTCのテクノロジー実装力を支える専門家集団です。コンサルタントと密に連携し、構想を具体的なシステムやソリューションとして形にしていきます。

a. テクノロジーコンサルティング & solution

  • 業務内容:
    RPA、クラウド、AI、データサイエンス、SAPといった特定のソリューション領域における高度な専門知識を活かし、技術的な観点からクライアントをリードします。技術検証(PoC)から、アーキテクチャ設計、開発、導入までを担当します。
  • 特徴: この部門には、各テクノロジーのエキスパートが多数在籍しています。コンサルタントとしてのキャリアから、より技術的な専門性を深めたい場合のキャリアパスとしても考えられます。

b. Digital Maker

  • 業務内容:
    UI/UXデザイン、Webアプリケーション開発、モバイルアプリ開発など、顧客接点となるデジタルプロダクトの企画・開発を担います。デザインシンキングなどの手法も用いながら、ユーザーにとって価値のあるサービスを創出します。
  • 特徴: デザイナーやエンジニアが中心となる部門ですが、ビジネス要件を定義する上流工程ではコンサルタントが深く関わります。

その他の関連サービス

上記の他に、BTCはシステム開発・運用を担うグループ会社(株式会社イオネス)や、RPA人材の育成・派遣サービスなども展開しており、グループ全体でクライアントのDXを包括的に支援する体制を整えています。

コンサルタントとしての関わり方とキャリアパス

BTCに入社するコンサルタントは、主に「ビジネスコンサルティング」や「ITコンサルティング」のプロジェクトにアサインされます。プロジェクトでは、各デジタルサービスの専門家とチームを組み、それぞれの知見を融合させながらクライアントに価値を提供していきます。

「ワンプール制」により、若手のうちはビジネスコンサルとITコンサルの両方のプロジェクトを経験することが多く、幅広いスキルを身につけることができます。そして経験を積む中で、特定の業界やソリューション(例:金融業界のエキスパート、SAPコンサルタント)へと専門性を高めていくキャリアが一般的です。

4. BTCの選考プロセスと対策(新卒・中途別)

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)の選考は、コンサルタントとしてのポテンシャルと専門性を多角的に評価するプロセスとなっています。ここでは、新卒採用と中途採用に分けて、それぞれの選考フローと対策のポイントを解説します。

新卒採用の選考プロセスと対策

BTCの新卒採用は、複数回の面接を通じて、論理的思考力やコミュニケーション能力といったコンサルタントとしての基礎能力を丁寧に見極めるプロセスが特徴です。

■ 選考フロー(一般的な例)

  1. エントリーシート(ES)提出・Webテスト受験
  2. グループディスカッション(GD)
  3. 複数回の個人面接(2〜4回程度)
  4. 最終面接
  5. 内定

■ 各選考段階の対策

1. エントリーシート(ES)・Webテスト

  • ES: 学生時代の経験(ガクチカ)や志望動機など、標準的な設問が多い傾向にあります。「なぜコンサルタントか」「なぜIT×コンサルか」「なぜBTCか」という問いに対して、自身の経験と結びつけて論理的に記述することが重要です。「困難な課題を構造的に捉え、解決した経験」など、コンサル適性を示すエピソードを盛り込みましょう。
  • Webテスト: SPIや玉手箱など、標準的な形式が採用されることが多いです。コンサルティングファームの選考では、高いスコアが求められることが一般的です。市販の対策本で繰り返し演習し、時間内に正確に解ききるトレーニングを積んでおきましょう。

2. グループディスカッション(GD)

  • 形式: 複数人の学生でチームを組み、与えられたテーマについて議論し、結論を発表する形式。
  • テーマ例: 「〇〇業界の課題と解決策」「新しい〇〇サービスの提案」など、ビジネスに関連する抽象的なテーマが出されることが多いです。
  • 評価ポイント:
    • 論理的思考力・構造化能力: 議論の前提を整理し、論点を構造的に分解できるか。
    • リーダーシップ/フォロワーシップ: 議論を前に進めるための発言(ファシリテーション)や、他者の意見を尊重しつつ建設的な意見を述べる貢献ができるか。
    • コミュニケーション能力: 自分の意見を分かりやすく伝え、他者の意見を正しく理解する力。
  • 対策: 単に目立つだけでなく、チーム全体の生産性を高める意識が重要です。役割(ファシリテーター、書記、タイムキーパーなど)に固執せず、議論の状況に応じて柔軟に貢献する姿勢が評価されます。日頃からニュースやビジネスに関心を持ち、自分なりの意見を持つ練習をしておきましょう。

3. 個人面接

  • 形式: 若手社員からマネージャー、パートナーまで、様々な役職の社員と1対1で面接を行います。
  • 内容:
    • ケース面接: 選考の核となる部分。「〇〇の売上向上施策」「〇〇の市場規模推定(フェルミ推定)」といったお題が出されます。結論の質だけでなく、課題を構造的に捉え、論理的に思考を進めるプロセスが厳しく評価されます。
    • 人物面接: 志望動機、自己PR、ガクチカの深掘りなど。ESに記載した内容との一貫性や、コンサルタントとしての熱意、カルチャーフィットが見られます。
  • 対策:
    • ケース面接: 対策本などで思考の型を学ぶことは重要ですが、丸暗記は通用しません。実際に模擬面接を繰り返し、時間内に自分の頭で考え、面接官と対話しながら思考を深める訓練が不可欠です。
    • 人物面接: なぜBTCなのか、入社して何を成し遂げたいのかを、自分の言葉で熱意を持って語れるように準備しましょう。逆質問の時間も、企業理解度や意欲を示す重要な機会です。

中途採用の選考プロセスと対策

中途採用は、即戦力としてのスキルと経験、そしてカルチャーフィットを重視する、より実践的な選考プロセスとなります。

■ 選考フロー(一般的な例)

  1. 書類選考(職務経歴書)
  2. 複数回の面接(3〜5回程度)
  3. 最終面接
  4. 内定・オファー面談

■ 各選考段階の対策

1. 書類選考

  • 形式: 職務経歴書が中心。
  • ポイント: これまでの職務内容を羅列するだけでなく、どのような課題に対し、自分がどう考え、行動し、どのような成果を出したのかを、STARメソッド(Situation, Task, Action, Result)などを参考に、定量的かつ具体的に記述します。特に、BTCの事業内容と親和性の高い経験(プロジェクトマネジメント、業務改革、IT導入など)をアピールすることが重要です。

2. 面接

  • 形式: 現場のコンサルタント、マネージャー、パートナーなど、様々なレイヤーの社員と面接を行います。選考が進むにつれて、より上位の役職者との面接になります。
  • 内容:
    • スキル・経験の深掘り: 職務経歴書の内容に基づき、過去のプロジェクト経験について詳細に質問されます。「なぜその課題に取り組んだのか」「他にどのような選択肢があったか」「最大の困難は何だったか」など、「なぜ?」を繰り返す深掘りを通じて、思考の深さや再現性のあるスキルを持っているかを確認されます。
    • ケース面接: 新卒同様、ケース面接は必ず実施されます。中途採用の場合は、過去の経験に関連するテーマや、より実践的なテーマが出されることもあります。思考力に加え、これまでの経験をケースに活かせるかも見られます。
    • 志望動機・キャリアプラン: 「なぜコンサルへ転職するのか」「なぜ数あるファームの中でBTCなのか」「BTCでどのような価値貢献ができ、今後どう成長していきたいか」を明確に語ることが求められます。
    • カルチャーフィット: BTCの価値観や働き方への共感、チームで成果を出す姿勢などが見られます。
  • 対策:
    • 職務経歴の棚卸し: 自身の経験を徹底的に深掘りし、どんな質問にも答えられるように準備します。特に「成果」については、具体的な数値で語れるように整理しておきましょう。
    • ケース面接対策: 新卒同様、実践的なトレーニングが必須です。現職の経験を活かせるテーマであれば、より深い洞察を示すチャンスとなります。
    • 企業研究: BTCの公式サイト、ニュースリリース、社員インタビューなどを読み込み、事業内容やカルチャーへの理解を深めます。転職エージェントからの情報収集も有効です。

新卒・中途ともに、BTCの選考では「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」、そして「主体性」が一貫して見られています。

5. BTC選考の過去問情報

ここでは、ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)の新卒・中途採用選考で、過去に出題されたケース面接やグループディスカッションのお題の例をいくつかご紹介します。これらのお題を通じて、BTCがどのようなテーマに関心を持ち、候補者にどのような思考力を求めているのかを掴んでいきましょう。

注意点:

  • 下記はあくまで過去に出題されたテーマの例です。全く同じ問題が出るとは限りません。
  • 重要なのは、個別の問題の答えを覚えることではなく、これらのお題を通じて、ケース問題へのアプローチ方法や思考の型をトレーニングすることです。
  • お題を羅列するに留め、詳細な解説は行いません。ぜひご自身で思考を巡らせるトレーニングの題材としてご活用ください。

ケース面接(個人面接)の過去問例

ケース面接は、売上向上や市場規模推定といった定番のテーマから、BTCの特色であるIT/デジタルに関連するテーマまで幅広く出題されます。

■ 売上向上・利益改善系

  • 大手シネマコンプレックスの売上向上施策を考えてください。
  • 地方の老舗旅館の稼働率を改善するにはどうすればよいか。
  • あるアパレルメーカーのECサイトの売上を3年で2倍にするための戦略を提案してください。
  • 赤字が続くフィットネスジムチェーンの収益改善策を立案してください。

■ 市場規模推定(フェルミ推定)

  • 日本国内におけるタクシーの年間市場規模を推定してください。
  • 日本全国にある電柱の数を推定してください。
  • 年間で消費されるコーヒー豆の総量を推定してください。

■ 新規事業・市場参入系

  • 大手飲料メーカーが、健康志向の高まりを受け、新規にウェルネス事業に参入すべきか検討してください。
  • あるIT企業が持つデータ分析技術を活用して、新しいBtoBサービスを立案してください。
  • 国内の電力会社が、MaaS(Mobility as a Service)領域に参入するための戦略を考えてください。

■ IT/デジタル戦略系

  • ある大手小売企業が全社的にDXを推進するためのロードマップを策定してください。
  • 中堅製造業が、工場の生産性を向上させるために導入すべきIoTソリューションを提案してください。
  • 金融機関が、若年層顧客を獲得するための新しいモバイルアプリのコンセプトを考えてください。

グループディスカッション(GD)の過去問例

グループディスカッションでは、より抽象度が高く、幅広い視点が求められるテーマが出題される傾向にあります。

  • 日本の農業が抱える課題を解決するための方策を議論してください。
  • 2030年の「働き方」はどのように変化しているか、そして企業が取るべき対応は何か。
  • 少子高齢化が進む日本において、持続可能な社会保障制度を構築するためのアイデアを提案してください。
  • 「地方創生」を実現するために、IT/デジタル技術をどのように活用できるか議論してください。

過去問から読み取れる対策のポイント

  • 幅広い業界への関心: 金融、製造、小売、ITなど、特定の業界に偏らず、幅広いビジネス動向に関心を持っておくことが重要です。
  • 「ビジネス×IT」の視点: どのようなビジネス課題に対しても、「IT/デジタルを活用すれば何ができるか?」という視点を常に持つことがBTCのケース面接では求められます。
  • 思考の基礎体力の重要性: 売上向上やフェルミ推定といった定番のお題は、思考の型を身につけていれば対応可能です。まずはこれらの基礎を徹底的に固めましょう。
  • 社会課題への意識: GDでは、ビジネスの枠を超えた社会課題に関するテーマも出題されます。日頃からニュースなどに関心を持ち、自分なりの意見や課題意識を醸成しておくことが大切です。

6. まとめ:BTCが求める人物像とキャリアパス

これまで、ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)の特徴から事業内容、採用背景、そして詳細な選考プロセスまでを解説してきました。最後に、これらの情報から浮かび上がってくる「BTCが求める人物像」と、入社後に期待できるキャリアパスについてまとめます。

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)が求める人物像

BTCの選考プロセス全体を通じて、一貫して求められているのは以下の3つの資質を高いレベルで兼ね備えた人材です。

1. 知的好奇心と論理的思考力を兼ね備えた「課題解決者」

  • 知的好奇心: BTCが扱う課題は、テクノロジーの進化や市場の変化に伴い、常に新しく複雑化しています。未知の業界や最新技術に対して臆することなく、積極的に学び、知識を吸収しようとする強い知的好奇心は、コンサルタントとしての成長の原動力となります。
  • 論理的思考力: 好奇心から得た情報を整理し、物事の本質を捉え、筋道を立てて解決策を導き出す能力は、コンサルタントの最も基本的なスキルです。BTCのケース面接やGDは、まさにこの能力のポテンシャルを測るために設計されています。

2. テクノロジーとビジネスを繋ぐ「越境者」

  • BTCの最大の強みは、戦略・ビジネスとIT・デジタルを繋ぐことにあります。したがって、どちらか一方の知識だけでなく、両方の言語を理解し、両者の橋渡し役となれる人材が求められます。
  • 文系出身者であればテクノロジーへの強い関心と学習意欲が、理系出身者であればビジネス課題への深い洞察力がそれぞれ必要です。バックグラウンドに関わらず、専門領域の枠を超えて学び、思考できる「越境者」としての素養が重要です。

3. 当事者意識と実行力を持つ「変革の伴走者」

  • BTCは「構想から実行まで」を一気通貫で支援するファームです。評論家のように戦略を語るだけでなく、クライアントの現場に深く入り込み、泥臭い課題にも向き合いながら、変革を最後までやり遂げる強い当事者意識が求められます。
  • 机上の空論で終わらせない実行力、多様なステークホルダーを巻き込みながらプロジェクトを推進するコミュニケーション能力とリーダーシップは、BTCで活躍するために不可欠な要素です。

BTCで描けるキャリアパス

BTCに入社することで、コンサルタントとして、そしてビジネスパーソンとして非常に価値のあるキャリアを歩むことが可能です。

  • 多様なプロジェクト経験によるスキルの獲得:
    「ワンプール制」により、若手のうちから特定の領域に縛られず、様々な業界(金融、製造、公共など)やテーマ(戦略、業務改革、IT導入など)のプロジェクトを経験できます。これにより、ポータブルな問題解決能力と、幅広いビジネス知識・IT知見をスピーディーに身につけることができます。
  • 専門性の深化:
    キャリアを積む中で、自身の興味や適性に応じて、特定のインダストリー(例:金融専門コンサルタント)やソリューション(例:SAP、データサイエンス専門コンサルタント)のエキスパートへと専門性を深めていくことができます。BTCの多様な事業領域が、そのキャリアパスを支えます。
  • マネジメントへの道:
    コンサルタントとして実績を積むことで、プロジェクトマネージャー、さらには部門を率いるパートナーへとキャリアアップしていく道が開かれています。急成長中のファームであるため、実力次第で早期にマネジメントの機会を得られる可能性も十分にあります。
  • BTC卒業後の多様なキャリア:
    BTCで培った「ビジネス×IT」のスキルと課題解決能力は、転職市場において非常に高く評価されます。卒業後のキャリアパスも多様です。
    • 事業会社の経営幹部/企画部門: DX推進責任者(CDO)、経営企画、事業企画など、事業の根幹を担うポジション。
    • IT企業のプロダクトマネージャー/事業開発
    • PEファンド/ベンチャーキャピタル
    • スタートアップの立ち上げ(起業)

BTCは、戦略コンサルティングとテクノロジーの両面からキャリアを築きたいと考える人材にとって、非常に魅力的な環境と成長機会を提供しているファームです。本記事を通じてBTCへの理解を深め、万全の準備で選考に臨んでください。

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実は我々のお客様の63%は入会時点で
「一才対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
「初心者」ないし「初級」のお客様です。

再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、
我々のチームが最初に考えたのが
「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき
「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったら
どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って
必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

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②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある

と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。

ケース対策は量よりも圧倒的に質です。
質の高いメンター×体系的な基礎インプット×良問での演習確実に内定をGETするなら我々にお任せください。

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扱った問題のポイントや解答例をまとめた資料をご共有。
復習にご活用いただけます
※現時点では、扱う問題によって資料が無い場合もございます。

初回体験を申し込む

ここまで読んでいただき、マンツーマン指導に興味を持っていただいた方は、まず初回メンタリングをお受けください無理な勧誘等は一切ございません。お気軽に申し込みください。

模擬面接+FBはもちろん、参加特典としてMBB過去問を題材に
『再現性高くライバルに差をつけるアウトプットを出す方法』
を徹底解説したPDF資料
をプレゼント!

単なる”模範解答例”ではなく、問題のポイントや次に活かせる学びをまとめています。

我々の初回メンタリングはありがちなサービス勧誘・営業の場ではなく
本プログラムの 『0講目』の扱いですから、
「これがStrategistsのクオリティか」とご実感いただける機会になることをお約束します。

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参加特典
大谷

新卒でMBB2社に内定。Strategists卒業生。通常半年から1年ほど対策期間を要する新卒の戦略コンサル就活において、たった3ヶ月で内定を獲得。「内定獲得の秘訣は対策の量ではなく、質である」という考えから、現在は質の高いコンテンツ作成や指導を行っている。

ケース面接対策塾Strategists
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