企業研究

アクセンチュアの選考プロセスと各部門の業務内容を徹底解説!総コン企業研究シリーズ⑤

「総合コンサルティングファームの最大手、アクセンチュアに転職したい」
「アクセンチュアって、どんな部門があって、それぞれ何をしているの?」
「部門ごとの選考プロセスや難易度、対策方法が知りたい」

世界最大級の総合コンサルティングファームであるアクセンチュア。その圧倒的な規模とブランド力、事業領域の広さから、コンサル業界への転職・就職を目指す多くの候補者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

しかし、その巨大さゆえに、「組織構造が複雑で、どの部門が自分に合っているのか分からない」「部門ごとに選考プロセスが異なり、対策の的が絞りにくい」といった声も多く聞かれます。

この記事では、数々のコンサル内定者を輩出してきた転職支援のプロフェッショナル「Strategists」が、アクセンチュアという企業を徹底的に解剖します。ファーム全体の特徴から、主要な5つの部門(ビジネス コンサルティング本部、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、インタラクティブ、オペレーションズ)それぞれの業務内容、そして気になる新卒・中途採用それぞれの選考プロセスと対策法まで、一次情報と深い洞察を交えて詳しく解説します。

この記事を読めば、アクセンチュアの全体像と各部門の役割が明確になり、あなた自身のキャリアプランに最適なポジションを見つけ、自信を持って選考に臨むための具体的なアクションプランを描けるようになるでしょう。

それでは、まずアクセンチュアという企業の全体像から見ていきましょう。



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1. アクセンチュアとは?世界最大級の総合コンサルティングファームの全体像

アクセンチュア(Accenture)は、アイルランドに登記上の本拠を置き、世界約50カ国、200以上の都市に拠点を構える、文字通り世界最大級の総合コンサルティングファームです。全世界で約74万人の従業員を擁し、多様な業界のクライアントに対して、戦略、コンサルティング、デジタル、テクノロジー、オペレーションズの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。

アクセンチュアの主な特徴:

  • 戦略から実行までの一気通貫(End-to-End)支援:
    アクセンチュアの最大の強みは、企業の経営戦略の立案(上流)から、具体的なシステム開発・導入、業務プロセスの改善・アウトソーシング(BPO)といった実行(下流)まで、一気通貫で支援できる総合力にあります。これにより、クライアントの課題を根本から解決し、具体的な成果(インパクト)を創出することが可能です。
  • テクノロジーとデジタルへの圧倒的な強み:
    「テクノロジーを核としたイノベーション」を標榜しており、AI、クラウド、データ分析、サイバーセキュリティといった最新技術に関する知見と実装能力は業界随一です。単なるコンサルティングに留まらず、実際にシステムを構築・運用できるエンジニアや専門家を多数擁している点が、他の戦略系ファームとの大きな違いです。
  • グローバルでのスケールメリットとインダストリー知見:
    世界中の拠点と連携し、グローバルなベストプラクティスや最新の知見をクライアントに提供できる体制が整っています。また、「通信・メディア・ハイテク」「金融サービス」「製造・流通」「医療・公共サービス」「素材・エネルギー」といったインダストリー(業界)ごとの専門組織を持ち、各業界特有の課題に対する深い知見を有しています。
  • ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の先進企業:
    性別、国籍、カルチャー、障がいの有無などに関わらず、多様な人材が活躍できる環境づくりをグローバルで推進しています。特に女性活躍推進には力を入れており、全世界でCEOが女性であることもその象徴です。柔軟な働き方を支援する制度も充実しており、「働きがいのある会社」ランキングの常連でもあります。
  • 旺盛なM&Aによる機能強化:
    自社にない専門性や能力を獲得するため、世界中で積極的にM&A(企業の合併・買収)を行っています。近年では、クリエイティブ・エージェンシー、デザインファーム、データ分析企業などを買収し、デジタルマーケティングや顧客体験(CX)領域のサービスを急速に強化しています。

これらの特徴から、アクセンチュアは「伝統的なコンサルティングファーム」という枠を超え、クライアントのビジネス変革をあらゆる側面から支援する「イノベーション・パートナー」へと進化を続けていると言えます。

しかし、その巨大さゆえに、社内は複数の部門に分かれており、それぞれが異なる専門性と役割を担っています。

2. 【部門別徹底解剖】アクセンチュアが擁する主要部門の業務内容と特徴

アクセンチュアへの転職・就職を考える上で、まず理解すべきなのがその組織構造です。アクセンチュアは大きく分けて5つの領域でサービスを提供しており、採用もこの部門ごとに行われることが基本です。それぞれの部門が担う役割や求められるスキルは大きく異なるため、自分のキャリア志向や強みに合った部門を見極めることが非常に重要です。

ここでは、主要な5つの部門について、その業務内容、特徴、そしてどのような人に向いているかを解説します。


① ビジネス コンサルティング本部(ビジコン)

  • 一言でいうと: 業界・業務のプロフェッショナルとして、クライアントの事業変革を構想から実行まで推進する、アクセンチュアの中核を担うコンサルティング部門。
  • 業務内容:
    • 業界特化の課題解決: 金融、製造、通信、公共など、特定のインダストリー(業界)に特化し、その業界特有の課題(例:金融機関のデジタルチャネル改革、製造業のサプライチェーン最適化)を解決します。
    • 業務領域特化の改革支援: 「財務・経営管理」「人事・組織変革」「サプライチェーン&オペレーション」「カスタマーサービス」といった、業界横断の業務領域(ファンクション)に関する専門知識を基に、業務プロセスの改革や組織変革を支援します。
    • 構想から定着化まで: 戦略の具体化、実行計画の策定、新業務プロセスの設計・導入、変革の定着化支援まで、クライアントと二人三脚で変革を推進します。テクノロジー部門と連携し、システム導入を伴うプロジェクトも多数あります。
  • 特徴:
    • 特定のインダストリーまたはファンクションの深い専門性が身につく。
    • 戦略の「絵を描く」だけでなく、現場に深く入り込み、変革を「実現させる」手触り感のある仕事が多い。
    • アクセンチュアの中で最も伝統的な「コンサルタント」のイメージに近い部門の一つ。
  • 向いている人:
    • 特定の業界や業務領域に強い興味・関心があり、専門性を深めたい人。
    • 机上の空論ではなく、リアルなビジネスの現場で成果を出すことにやりがいを感じる人。
    • 多様なステークホルダーと粘り強くコミュニケーションを取り、変革を推進できる人。

② ストラテジー&コンサルティング(S&C)

  • 一言でいうと: CEOアジェンダに焦点を当て、全社戦略や事業戦略など、企業の最上流の意思決定を支援する戦略コンサルティング部門。
  • 業務内容:
    • 全社・事業戦略立案: 中長期経営計画、事業ポートフォリオ戦略、新規事業戦略、M&A戦略、サステナビリティ戦略など、企業の進むべき方向性を定義します。
    • 経営機能の変革: CFOアジェンダ(財務戦略、企業価値向上)、CHROアジェンダ(タレント戦略、組織文化改革)など、経営層が抱えるテーマを扱います。
    • インダストリー×ファンクション: 各業界の専門家と連携しながら、業界の未来を見据えた戦略を策定します。
  • 特徴:
    • MBBなどの戦略コンサルティングファームと競合する領域。
    • 扱うテーマの抽象度・視座が非常に高い。
    • アクセンチュアのテクノロジーや実行力に関する知見を掛け合わせ、「絵に描いた餅で終わらない」実現可能な戦略を策定できる点が強み。
    • 比較的少人数のチームで、短期間のプロジェクトが多い傾向。
  • 向いている人:
    • 経営者の視点で物事を考え、企業や業界の大きな方向性を描くことに興味がある人。
    • 高い論理的思考力、仮説構築力、構造化能力に自信がある人。
    • 曖昧で複雑な情報から本質を見抜き、示唆を導き出すことが得意な人。

③ テクノロジー コンサルティング本部(テクノロジー)

  • 一言でいうと: テクノロジーの力を駆使して、クライアントのビジネス変革を実現するIT戦略・ITコンサルティングのプロフェッショナル集団。
  • 業務内容:
    • IT戦略・構想策定: 経営戦略と連携したITグランドデザインの策定、最新テクノロジー(AI, Cloud, etc.)の活用戦略の立案。
    • システム導入・刷新: 大規模な基幹システム(ERP)の導入、クラウド移行、データ分析基盤の構築など、具体的なテクノロジーソリューションの導入をリードします。
    • IT組織・プロセス改革: ITガバナンスの強化、アジャイル開発体制の導入支援など、クライアントのIT組織そのものの変革を支援します。
  • 特徴:
    • アクセンチュアの強みであるテクノロジーケイパビリティを象徴する部門。
    • プロジェクトの規模が大きく、期間も長期にわたるものが多い。
    • 技術的な専門知識と、それをビジネスにどう活かすかというコンサルティング能力の両方が求められる。
    • 最新技術に常に触れられる環境。
  • 向いている人:
    • テクノロジーへの強い興味・関心があり、技術でビジネスや社会を良くしたいと考えている人。
    • 文系・理系問わず、ロジカルに物事を考え、大規模なプロジェクトを管理・推進していくことにやりがいを感じる人。(必ずしもプログラミング経験は必須ではない)

④ ソング(旧インタラクティブ)

  • 一言でいうと: 生活者体験(CX)の再創造をテーマに、クリエイティビティ、テクノロジー、データを融合させ、企業の成長を支援する部門。
  • 業務内容:
    • 顧客体験戦略: 顧客理解に基づいたCX(カスタマーエクスペリエンス)戦略の立案。
    • マーケティング・コミュニケーション: デジタル広告、SNS、コンテンツマーケティングなどの企画・実行。
    • サービス・プロダクトデザイン: UI/UXデザイン、新規デジタルサービスの開発。
    • Eコマース戦略: ECサイトの構築・グロース支援。
  • 特徴:
    • 「世界最大のデジタルエージェンシー」とも称される。コンサルタント、クリエイター、デザイナー、データサイエンティストなど多様な専門家が在籍。
    • 買収したクリエイティブ・エージェンシー(例:IMJ、Droga5)のカルチャーも色濃く残る。
    • データドリブンなアプローチと、人間の感性に訴えかけるクリエイティビティの両立を目指す。
  • 向いている人:
    • マーケティングやブランディング、サービスデザインに強い興味がある人。
    • 論理的思考力に加え、創造性やデザイン思考、生活者への共感力を活かしたい人。
    • 多様な専門性を持つチームで働くことに魅力を感じる人。

⑤ オペレーションズ コンサルティング本部(オペレーションズ)

  • 一言でいうと: ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を核に、クライアントの業務プロセスを根本から変革し、継続的な価値創出を実現する部門。
  • 業務内容:
    • 業務プロセスの可視化・分析・再設計: クライアントの既存業務を分析し、非効率な部分を特定。AIやRPAなどの最新技術を活用して、より効率的で高度な業務プロセスを設計します。
    • BPO(アウトソーシング)の導入・運用: 設計した新しいプロセスに基づき、アクセンチュアがクライアントの業務(経理、人事、調達、コールセンターなど)を代行。単なる代行ではなく、継続的な改善提案を行う。
    • インテリジェント・オペレーションの実現: データ分析やAIを活用して、業務の自動化・高度化を進め、新たなビジネスインサイトを創出する。
  • 特徴:
    • クライアントと長期的(数年単位)なパートナーシップを築く。
    • アクセンチュアのグローバルなデリバリーネットワークを活用し、コスト効率と品質を両立。
    • 安定した収益基盤をアクセンチュアにもたらしている重要部門。
  • 向いている人:
    • 特定の業務プロセスを深く理解し、徹底的に効率化・高度化していくことに興味がある人。
    • 安定した環境で、クライアントと長期的な関係を築きながら価値提供したい人。
    • データやテクノロジーを活用した業務改善に強みを持つ、あるいは関心がある人。

これらの部門はそれぞれ独立しつつも、プロジェクトによっては複数の部門が連携(クロス・コラボレーション)し、クライアントに最適なチームを組成します。自分の専門性を深めながら、他部門のプロフェッショナルと協働できるのも、アクセンチュアの大きな魅力の一つです。

では、こうした魅力的な部門で働くためには、どのような選考を乗り越える必要があるのでしょうか。まずは新卒採用のプロセスから見ていきましょう。

3. アクセンチュアの選考プロセスと対策【新卒採用編】

新卒採用におけるアクセンチュアの選考は、部門や職種によって若干の違いはありますが、基本的には「論理的思考力」「コミュニケーション能力」「コンサルタントとしてのポテンシャル」を多角的に評価するプロセスとなっています。ここでは、主要部門に共通する一般的な選考フローと、各段階での対策ポイントを解説します。

新卒採用の全体像:一般的な選考フロー

一般的な選考フローは以下の通りです。ただし、年度や応募する職種(特に専門職)によって、一部内容が異なる場合があります。

エントリー → ES・Webテスト → 1次面接(グループディスカッション or ケース面接) → 2次面接(個人面接) → 最終面接

  • ポイント:
    • 早期化: 近年、サマーインターンシップ経由での早期選考・内定出しが主流となっています。本選考だけでなく、インターン選考への参加が内定への近道となることが多いです。
    • 複数部門併願: アクセンチュアでは、複数の部門・職種に併願できる場合があります。自分の興味関心に合わせて、戦略的に応募することが可能です。

ステップ1:エントリーシート(ES)・Webテスト

  • ES(エントリーシート):
    • 設問例: 「ガクチカ(学生時代に最も力を入れたこと)」「自己PR」「アクセンチュアで成し遂げたいこと」「特定のテーマに関するあなたの考え」など、標準的な設問が多いです。
    • 評価ポイント: 文章から論理的思考力や構造化能力が読み取れるか、コンサルタントとしてのポテンシャル(好奇心、成長意欲、主体性など)が感じられるか、そして何より「なぜアクセンチュアなのか」という熱意が見られます。
    • 対策:
      • STARメソッドを意識: Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)のフレームワークを意識し、自分の経験を具体的かつ論理的に記述しましょう。
      • 結論ファースト: 各設問に対して、まず結論(伝えたいこと)を最初に書き、その後に理由や具体例を続ける構成を心がけます。
      • 「自分らしさ」と「アクセンチュアらしさ」の接続: 自分の強みや成し遂げたいことが、アクセンチュアのどの部門の、どのような事業やカルチャーと合致するのかを明確に示しましょう。そのためには、徹底した企業研究・部門研究が不可欠です。
  • Webテスト:
    • 形式: 玉手箱やTG-WEBなど、標準的な形式が採用されることが多いです。言語、非言語(計数)、性格検査で構成されます。
    • 評価ポイント: 基礎的な情報処理能力、計算能力、論理的思考力。足切りとして使われるため、一定以上のスコアを獲得することが必須です。
    • 対策:
      • 問題集での反復練習: 市販の問題集を繰り返し解き、出題形式と時間配分に慣れることが最も重要です。
      • 苦手分野の克服: 自分の苦手な問題パターンを特定し、集中的に練習しましょう。
      • 模擬受験: Webテストの模擬試験サービスなどを活用し、本番に近い環境での練習も有効です。

ステップ2:1次面接(グループディスカッション or ケース面接)

この段階から、より実践的な思考力とコミュニケーション能力が問われます。形式は部門や時期によって異なります。

  • グループディスカッション(GD):
    • 形式: 5〜6名の学生でチームを組み、与えられたテーマについて議論し、時間内に結論を発表する形式。
    • テーマ例: 「日本の〇〇問題を解決するには?」「〇〇業界の未来はどうなるか?」など、ビジネスや社会課題に関するものが多い。
    • 評価ポイント:
      • 論理的思考力・構造化能力: 議論の全体像を捉え、論点を整理し、筋道を立てて議論を進める力。
      • 協調性・リーダーシップ: 他の学生の意見を尊重しつつ、議論が停滞した際には方向性を示したり、対立意見をまとめたりして、チーム全体のアウトプットに貢献する姿勢。
      • コミュニケーション能力: 自分の意見を分かりやすく伝える力、他者の意見を正確に理解する力。
    • 対策:
      • 役割を意識する: 無理にリーダーシップを取る必要はありません。タイムキーパー、書記、アイデア出し、意見の整理など、自分が貢献できる役割を意識して立ち回りましょう。
      • 傾聴と発言のバランス: 他者の意見をよく聞き、それを踏まえた上で自分の意見を述べることが重要です。人の意見を否定するのではなく、建設的な意見を付け加える姿勢を心がけましょう。
      • フレームワークの活用: 議論を整理する際に、3C分析やSWOT分析などの基本的なフレームワークを提案できると、構造化能力をアピールできます。
  • ケース面接(1次):
    • 形式: GDではなく、個人で短時間のケースに取り組む場合もあります。比較的シンプルなフェルミ推定や売上向上策などがテーマになることが多いです。
    • 評価ポイント・対策: 基本的な評価ポイントは後述する個人面接のケースと同様ですが、1次では特に「地頭の良さ」や「物怖じしない姿勢」が見られます。完璧な答えよりも、粘り強く考え、面接官と対話しようとする姿勢が重要です。

ステップ3:2次面接・最終面接(個人面接)

選考が進むにつれて、面接官の職位も上がり(マネージャー、シニア・マネジャー、パートナーなど)、評価の視点もより鋭くなります。

  • 形式: 1対1の個人面接。多くの場合、「ビヘイビア面接」と「ケース面接」が組み合わさって行われます。
  • ビヘイビア面接:
    • 内容: ESの内容の深掘り。「なぜコンサルタントなのか?」「なぜアクセンチュアなのか?」「あなたの強みは何か?」「困難を乗り越えた経験は?」といった質問を通じて、人間性やポテンシャル、カルチャーフィットを評価します。
    • 対策:
      • 自己分析の深化: 自分の経験一つひとつについて、「なぜそう考え、行動したのか」「その経験から何を学んだのか」を深く掘り下げておきましょう。
      • 一貫性のあるストーリー: 過去の経験、自分の強み、将来のキャリアプラン、そしてアクセンチュアへの志望動機が、一貫したストーリーとして語れるように準備します。
      • 逆質問の準備: 面接の最後には必ず逆質問の時間が設けられます。企業HPを見ればわかるような質問ではなく、面接官の職位や専門性に合わせた、鋭い質問を用意しておきましょう。(例:「〇〇様が手がけられたプロジェクトで、最も困難だった点は何ですか?」「アクセンチュアが今後、△△領域でNo.1になるための最大の課題は何だとお考えですか?」)
  • ケース面接:
    • 内容: 戦略立案、業務改善、新規事業立案など、よりビジネスに近い、複雑なお題が出題されます。面接官とのディスカッションを通じて、30分〜40分程度で解を導き出します。
    • 評価ポイント: 「論理的思考力」「構造化能力」「仮説構築力」といった基本的なスキルに加え、「ビジネスセンス」「思考の柔軟性」「コミュニケーション能力」がより高いレベルで求められます。
    • 対策:
      • 思考の型を習得する: 売上向上、利益改善、新規事業など、頻出テーマごとの基本的な思考プロセス(フレームワーク)をマスターしましょう。
      • 実践演習とフィードバック: 最も重要な対策です。友人やキャリアセンター、そしてStrategistsのような専門の対策塾を活用し、数多くのケース演習をこなし、客観的なフィードバックを受けることで、自分の思考の癖や弱点を修正していきます。
      • 思考の言語化: 常に自分の考えを声に出して説明する(思考の垂れ流し)練習をしましょう。これにより、面接官はあなたの思考プロセスを追うことができ、適切なタイミングでヒントや助言を与えやすくなります。

アクセンチュアの新卒採用は、門戸が広い一方で、各段階で候補者をしっかりと見極めるプロセスが組まれています。特に、「なぜ数ある企業の中でアクセンチュアなのか」、そして「なぜこの部門なのか」を、自身の経験と結びつけて熱意をもって語れるかどうかが、合否を分ける重要なポイントとなるでしょう。

4. アクセンチュアの選考プロセスと対策【中途採用編】

アクセンチュアは、通年で多様な職種・ポジションのキャリア(中途)採用を積極的に行っています。新卒採用がポテンシャルを重視するのに対し、キャリア採用では「即戦力性」、つまりこれまでの経験や専門スキルをアクセンチュアでどのように活かせるかが最も重要な評価ポイントとなります。

選考プロセスは応募する部門や職位(アナリスト、コンサルタント、マネージャーなど)によって大きく異なりますが、ここでは一般的な流れと対策の核心について解説します。

中途採用の全体像:一般的な選考フロー

書類応募 → 書類選考 → 1次面接 → 2次面接 → (3次面接) → 最終面接 → オファー面談

  • ポイント:
    • 部門・職位別の採用: 採用は部門・職位ごとにクローズドに行われます。応募段階で、自分の経験・スキルと合致するポジションを慎重に選ぶ必要があります。
    • 面接回数の変動: 職位が上がるほど、面接回数が増え、より上位の役職者(シニア・マネジャー、マネジング・ディレクターなど)が面接官となる傾向があります。
    • リファラル(社員紹介)の活用: 社内に知人がいる場合、リファラル制度を活用することで、書類選考が有利に進むことがあります。
    • エージェントの活用: コンサル業界に強い転職エージェントを活用することで、非公開求人の紹介や、部門ごとの選考傾向に関する詳細な情報を得られる場合があります。

ステップ1:書類応募・書類選考

キャリア採用における最初の、そして非常に重要な関門です。

  • 提出書類: 職務経歴書、履歴書。(英文レジュメを求められる場合もあります)
  • 評価ポイント:
    • 職務経験と専門性: 応募ポジションの要件と、これまでの経験・スキルがどの程度合致しているか。
    • コンサル適性: 論理的思考力、問題解決能力、主体性、コミュニケーション能力などが、職務経歴から読み取れるか。
    • 実績の具体性: これまでの業務で、どのような課題に対し、どのように取り組み、どのような成果(定量的・定性的)を出したかが具体的に示されているか。
    • 志望動機: なぜコンサルタントなのか、なぜアクセンチュアなのか、そしてなぜその部門なのか、説得力のあるストーリーが描けているか。
  • 対策:
    • ポジション理解の徹底: 募集要項(Job Description)を隅々まで読み込み、求められるスキルや経験、役割を完全に理解します。
    • 経験の棚卸しとアピール: 自分の職務経歴の中から、応募ポジションに関連する経験やスキル、実績を抽出し、STARメソッド(状況、課題、行動、結果)を用いて具体的に記述します。特に定量的な成果(例:売上〇%向上、コスト〇%削減、業務時間〇%短縮)を盛り込むことが重要です。
    • コンサルタントの言語で記述: 職務経歴書全体を、結論ファーストで構造的に記述します。単なる業務内容の羅列ではなく、「課題→打ち手→成果」という問題解決のストーリーを意識しましょう。
    • 第三者のレビュー: エージェントやキャリアコンサルタントなど、第三者にレビューしてもらい、客観的な視点でブラッシュアップすることをお勧めします。

ステップ2:面接(複数回)

面接は通常2〜4回程度行われ、ケース面接とビヘイビア(行動特性)面接/スキル面接が組み合わさって実施されます。

ケース面接

中途採用のケース面接では、新卒以上に「ビジネスの実感値」「これまでの経験に基づいた現実的な視点」が求められます。

  • お題の傾向: 応募者のバックグラウンド(出身業界や職種)に関連したテーマが出題されることが多いです。これは、応募者の専門知識の深さと、それを構造化して論理的に説明できるかを見るためです。もちろん、全くの未経験業界のテーマが出される場合もあります。
  • 評価ポイント:
    • 思考の型+リアリティ: 基本的な問題解決のフレームワークを使いこなせることに加え、自身の業務経験に基づいた「現場感」のある洞察や、実現可能性の高い打ち手を提案できるかが重要です。
    • プロフェッショナルとしての議論: 面接官を「クライアントの役員」に見立て、対等な立場で建設的なディスカッションができるか。単なる学生の発表会のような雰囲気では評価されません。
    • 専門性と応用力: 自身の専門領域については深い知見を示しつつ、未知の領域に対しても論理的に思考を進める応用力が試されます。
  • 対策:
    • 思考の型の習得: まずは新卒と同様に、ケース面接の基本的な解き方(構造化、仮説構築、打ち手考案)をマスターします。
    • 自身の経験の「ケース化」: これまで自身が関わった業務上の課題やプロジェクトを、ケース面接のフレームワークで整理し直す練習が非常に有効です。「もし自分がクライアントにあのプロジェクトを説明するなら?」と考えてみましょう。
    • 多様な業界へのアンテナ: 自身の業界だけでなく、日頃から幅広い業界のニュースやビジネス動向に関心を持ち、自分なりの見解を持つ習慣をつけましょう。
    • 実践演習: 最も重要な対策です。コンサル業界に強いエージェントや、Strategistsのような専門塾で、経験豊富な面接官役と模擬面接を繰り返すことでしか、実践力は身につきません。

ビヘイビア(行動特性)面接 / スキル面接

職務経歴の内容を深掘りし、人間性や専門性を評価する面接です。

  • ビヘイビア面接:
    • 質問例: 「これまでのキャリアで最も困難だった経験と、それをどう乗り越えたか」「チームで成果を出した経験は?あなたの役割は?」「部下や後輩を指導した経験は?」など、具体的な行動事実を問う質問が中心です。
    • 評価ポイント: ストレス耐性、リーダーシップ、チームワーク、主体性といったコンサルタントに必要なソフトスキル。
    • 対策: 職務経歴書に書いたエピソード一つひとつについて、STARメソッドを用いて詳細に語れるように準備します。特に「なぜそうしたのか」「他にどんな選択肢があったか」「その経験から何を学んだか」まで深く掘り下げておくことが重要です。
  • スキル面接:
    • 内容: 応募ポジションに求められる特定の専門知識やスキルについて、そのレベルを評価する面接です。(例:テクノロジー部門であれば特定の技術に関する知識、S&Cであれば財務モデリングの知識など)
    • 評価ポイント: 専門知識の深さと、それを実務で活用してきた実績。
    • 対策: 自身の専門領域について、体系的に知識を整理し直し、過去のプロジェクトでそのスキルをどのように活用して成果を出したかを具体的に説明できるように準備します。

中途採用では、「なぜ現職(前職)ではなく、コンサルタントなのか」「なぜ数あるファームの中で、アクセンチュアなのか」という問いに対して、自身のキャリアプランと結びつけた、一貫性のある深いストーリーを語れることが、すべての面接の基礎となります。

5. 【部門別】アクセンチュアの過去問情報と難易度分析

アクセンチュアの選考難易度は、部門や職種、そして採用時期によって大きく変動します。ここでは、各部門の一般的な選考難易度の傾向と、過去に出題されたケース面接・GDのお題(例)をご紹介します。

注意点:

  • 過去問はあくまで傾向を掴むための参考情報です。同じ問題がそのまま出題されることはありません。重要なのは、どのようなテーマや思考力が問われているかを理解し、応用力を養うことです。
  • 難易度は一般的な傾向であり、個人の経験やスキル、面接官との相性によって体感は大きく異なります。

部門別の選考難易度(一般的な傾向)

部門名選考難易度特徴・補足
ストラテジー&コンサルティング (S&C)★★★★★ (非常に高い)MBB等の戦略ファームと競合するため、採用基準は極めて高い。地頭の良さ、論理的思考力、仮説構築力が最高レベルで求められる。ケース面接の難易度も最も高い傾向。
ビジネス コンサルティング本部 (ビジコン)★★★★☆ (高い)S&Cに次ぐ難易度。論理的思考力に加え、業界・業務への深い知見や、変革を推進するコミュニケーション能力、実行力が重視される。キャリア採用では特定領域での実績が問われる。
ソング (旧インタラクティブ)★★★★☆ (高い)専門性が高く、競合となる母集団が他部門と異なる。論理的思考力に加え、マーケティングやクリエイティブに関する知見、デザイン思考、生活者視点などが求められる。ポートフォリオ提出が必要な場合も。
テクノロジー コンサルティング本部★★★☆☆ (標準〜高い)応募者のバックグラウンドにより難易度が変動。ITに関する深い専門知識や経験を持つ人材は有利。未経験者には、テクノロジーへの強い興味と学習意欲、高い論理的思考力が求められる。
オペレーションズ コンサルティング本部★★★☆☆ (標準〜高い)特定業務(財務会計、人事、SCMなど)に関する専門性と、プロセス全体を俯瞰し改善する思考力が求められる。長期的なクライアントリレーションを築けるコミュニケーション能力も重要。

過去問・お題の例

以下に、これまでアクセンチュアの選考(新卒・中途)で出題されたグループディスカッションやケース面接のお題の例を、部門の傾向別にいくつかご紹介します。

【ストラテジー&コンサルティング / ビジネスコンサルティングで問われやすいテーマ】
(戦略立案、市場分析、事業改善など、高い思考力が求められるお題)

  • 売上向上・利益改善系:
    • ある地方空港の売上を向上させるための施策を考えよ。
    • 大手フィットネスクラブチェーンの利益率を改善するにはどうすべきか。
    • 大手飲料メーカーの主力商品の売上減少に歯止めをかけるための戦略を立案せよ。
    • あるアパレル企業のECサイトの売上を3年で2倍にするための施策を考えよ。
  • 新規事業・市場参入系:
    • 日本の大手電機メーカーが、EV(電気自動車)市場に参入すべきか検討せよ。
    • ある食品メーカーが、シニア向け健康食品市場に参入するための戦略を立案せよ。
    • 大手通信キャリアが持つアセットを活用した新規事業を提案せよ。
  • 社会課題・業界変革系:
    • 日本の食品ロス問題を解決するための打ち手を提案せよ。
    • 2040年の日本の交通インフラのあり方について提言せよ。
    • 国内のキャッシュレス決済比率を向上させるための施策を考えよ。

【テクノロジーで問われやすいテーマ】
(テクノロジーの活用を前提とした課題解決、IT戦略に関するお題)

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)系:
    • ある地方銀行のDXを推進し、若年層顧客を獲得するための戦略を考えよ。
    • 大手建設会社において、AIを活用して生産性を向上させるための施策を提案せよ。
    • ある小売企業において、実店舗とECを融合させた新しい顧客体験を創出するためのIT戦略を立案せよ。
  • システム導入・構想系:
    • 全社的な基幹システム(ERP)を刷新するプロジェクトを進める際の、成功要因は何か。
    • ある企業が全社的にクラウド移行を進めるべきか、そのメリット・デメリットと判断軸を述べよ。

【ソング / オペレーションズで問われやすいテーマ】
(顧客体験、マーケティング、業務効率化など、各部門の専門性に関連するお題)

  • 顧客体験(CX)・マーケティング系 (ソング):
    • ある航空会社の顧客ロイヤリティを向上させるための新しいデジタルサービスを提案せよ。
    • 若者のテレビ離れが進む中、あるテレビ局が取るべきデジタル戦略を考えよ。
  • 業務プロセス改善系 (オペレーションズ):
    • ある大手企業の経理部門の業務を、RPAやAIを活用して効率化するための施策を提案せよ。
    • コールセンターの応対品質と生産性を同時に向上させるにはどうすべきか。

選考対策のポイント:

これらの過去問を見てわかるように、アクセンチュアのケース面接では、単一の正解があるわけではありません。重要なのは、与えられたお題に対して、自分なりの論理的な思考プロセスを組み立て、説得力のある結論を導き出し、それを面接官に分かりやすく伝えることです。

日頃から幅広い業界や社会の動きに関心を持ち、「なぜこうなっているのか?」「自分ならどうするか?」と考える習慣をつけることが、全ての対策の基礎となります。

6. まとめ:アクセンチュア内定を掴むために

これまで、世界最大級の総合コンサルティングファームであるアクセンチュアについて、ファームの全体像、主要5部門の業務内容、そして新卒・中途それぞれに向けた選考プロセスと対策法を詳しく解説してきました。

最後に、これまでの内容を総括し、あなたがアクセンチュアの内定を掴み取るために、今何をすべきかを改めて確認します。

アクセンチュア選考突破に向けた3つの必須アクション

  1. 徹底的な自己分析と部門理解:
    • 「なぜコンサルタントなのか? なぜアクセンチュアなのか?」 この根源的な問いに、あなた自身の経験に基づいた、一貫性のある深いストーリーで答えられるように準備することが全ての出発点です。
    • アクセンチュアの巨大な組織の中で、自分がどのフィールドで価値を発揮したいのか、どの専門性を身につけたいのかを明確にするために、各部門(S&C, ビジコン, テクノロジー, ソング, オペレーションズ)の役割と業務内容を徹底的に理解しましょう。これは、志望動機の説得力を高めるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐためにも不可欠です。中途採用の場合は、自身の経験と最も親和性が高く、かつ挑戦したい領域を見極めることが特に重要です。
  2. 「思考のOS」をバージョンアップする:
    • アクセンチュアの選考、特にケース面接で問われるのは、知識の量ではなく、思考の質とプロセスです。これをStrategistsでは「思考のOS」と呼んでいます。
    • 構造化能力: 複雑な物事をMECEかつ意味のある切り口で分解する力。
    • 仮説構築力: 限られた情報から「筋の良い仮説」を立て、議論を前に進める力。
    • 論理的思考力: 主張と根拠を明確にし、一貫した論理を展開する力。
    • これらの能力は一朝一夕には身につきません。日頃からニュースや身の回りの事象に対して「なぜ?」「どうすれば?」と問い続ける習慣をつけ、思考力を鍛えましょう。
  3. 質の高い実践演習を繰り返す:
    • 思考力は、実践を通じてしか磨かれません。特にケース面接は、スポーツのように練習量と質が結果に直結します
    • 友人やキャリアセンター、そしてStrategistsのような専門の対策塾を活用し、数多くのケース問題に取り組みましょう。重要なのは、ただ解くだけでなく、自分の思考プロセスを客観的にレビューし、フィードバックを受けることです。
    • 模擬面接では、思考力だけでなく、プレッシャー下でのコミュニケーション能力、議論をリードする姿勢、そして「この人と一緒に働きたい」と思わせる人間的魅力も同時に磨かれていきます。

最後に

アクセンチュアは、戦略から実行まで、テクノロジーとクリエイティビティを駆使してクライアントの変革を支える、ダイナミックで成長機会に溢れたファームです。その門戸は広く開かれていますが、求められる能力水準が高いこともまた事実です。

しかし、正しい方向性で、十分な準備と努力を重ねれば、内定は決して手の届かないものではありません。

この記事で得た知識を基に、あなた自身の強みとキャリアプランを明確にし、万全の対策で選考に臨んでください。あなたの挑戦が実を結び、アクセンチュアという舞台で活躍されることを心から応援しています。

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YouTubeでは、MBB内定者によるケース面接の実演解説や、Strategists卒業生や現役メンターの生々しい体験談を公開中です!ブログでは伝えきれないリアルな声と具体的なノウハウを、ぜひ動画でご確認ください。

総合コンサルへの入社/転職を成功させるケース面接対策法

ここまで読んでくれたあなたは、

「ケース面接でライバルに差をつけたい!」
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という強い意欲がある方でしょう。

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対策不十分で本番のケース面接に臨んで爆死してしまったり、
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してほしくないと我々は考えています。

何事も、自己流には限界があります。

最短距離で内定レベルのケース力を習得し
ボーダーラインギリギリではなく面接官を唸らせるレベルのアウトプットを出し
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プロからケース面接の正しい考え方や知識
さらに、対策の仕方や選考の戦略を教わりましょう。

独学でもある程度のレベルには達するかもしれませんが
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自信を持って面接に臨むことができること。
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プロからのアドバイスが不可欠です。

プロの指導は、やり方を教えるだけではなく
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的確に指摘し、あなたが気づいていない問題点を
明らかにしてくれます。

また我々のプログラムはマンツーマンのケース指導に加えて
フェルミ推定やケース面接の正しい思考法や
知っておかなければならない経営理論やビジネス知識を
網羅体系的にまとめた教科書を用意しており
受講生には必ずそれをみていただきます。

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我々のマンツーマン指導プログラムについて

サービス開始の2022年以来、累計500名以上を指導し、
総コン内定者を多数輩出、受講生の戦コン内定率(累計)約43% (新卒約45%/既卒約40%)、
2024年度に関しては卒業生16人のうち13人(82%)がトップ外資戦略コンサル(McK/BCG/Bain/KnY/S&/ADL/RB)の内定を獲得
通常、戦コン志望者のうち内定を取れるのは数%程度とされます)
という驚異的な内定者輩出実績を誇る我々Strategistsが
多数の受講生の指導や教材制作を経て蓄積・言語化してきたオリジナルのノウハウを基に、本番での評価ポイントを熟知したトップファーム面接官経験者の視点も組み込みながら、最強のケース対策プログラムを制作しました。

我々のプログラムの最大の特長は、
ケース面接初心者苦手意識のある方であっても
再現性高く最短距離で最高峰(内定レベル)のケース力
を習得することができる点です。

実は我々のお客様の63%は入会時点で
「一才対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
「初心者」ないし「初級」のお客様です。

再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、
我々のチームが最初に考えたのが
「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき
「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったら
どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って
必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

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②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある

と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。

ケース対策は量よりも圧倒的に質です。
質の高いメンター×体系的な基礎インプット×良問での演習確実に内定をGETするなら我々にお任せください。

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扱った問題のポイントや解答例をまとめた資料をご共有。
復習にご活用いただけます
※現時点では、扱う問題によって資料が無い場合もございます。

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ここまで読んでいただき、マンツーマン指導に興味を持っていただいた方は、まず初回メンタリングをお受けください無理な勧誘等は一切ございません。お気軽に申し込みください。

模擬面接+FBはもちろん、参加特典としてMBB過去問を題材に
『再現性高くライバルに差をつけるアウトプットを出す方法』
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単なる”模範解答例”ではなく、問題のポイントや次に活かせる学びをまとめています。

我々の初回メンタリングはありがちなサービス勧誘・営業の場ではなく
本プログラムの 『0講目』の扱いですから、
「これがStrategistsのクオリティか」とご実感いただける機会になることをお約束します。

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参加特典
大谷

新卒でMBB2社に内定。Strategists卒業生。通常半年から1年ほど対策期間を要する新卒の戦略コンサル就活において、たった3ヶ月で内定を獲得。「内定獲得の秘訣は対策の量ではなく、質である」という考えから、現在は質の高いコンテンツ作成や指導を行っている。

ケース面接対策塾Strategists
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