ケース面接対策企業研究

戦略コンサル転職の職務経歴書の書き方|経歴別の記載例と添削例

戦略コンサルの中途選考では、職務経歴書が書類選考の判断材料になります。書類選考でファームは、応募先の仕事につながる経験や実績、課題解決に取り組んだ内容、そこで応募者が果たした役割を職務経歴書から確認できるかを見る場合があります。

面接に進んだ後も、書いた内容をもとに経歴について詳しく質問される場合があるため、業務を並べるだけでなく、自分が何をしたかを説明できる形で書いておきましょう。

この記事では、職務経歴書の構成と各欄の書き方から、経歴別の記載例とよくある書き方を直す添削例まで幅広く解説します。

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戦略コンサルの中途選考では職務経歴書が書類選考と面接の両方で読まれる

自分が何をしたかを説明できる職務経歴書にするには、その書類が選考のどの場面で読まれるかを先に知っておく必要があります。書類選考で見られる点と、面接で書類がどう使われるかを確かめ、前に出す経験を選ぶ基準を決めましょう。

職務経歴書は書類選考で最初の判断材料になる

戦略コンサルの中途採用では、面接より前に書類選考を行うファームがあります。ベイン・アンド・カンパニー(以下、ベイン)の東京オフィスが実務経歴2年以上13年未満の方向けに行う中途採用では、応募後の選考が次の順に進みます。

  • 書類選考
  • オンラインテスト
  • 選考会(1次・2次のオンライン面接)
  • 次回以降の面接

書類選考を通過しなければ、オンラインテストや面接を受けることはできません。職務経歴書は、ファームが応募者の経歴を最初に判断する材料になると考えて書いておきましょう。選考の流れは年度や募集によって変わることがあるため、応募する時点のベインの採用ページで確かめてください。

出典:Bain & Company「中途採用(東京オフィス)」

書類選考では応募先の仕事につながる経験と自分の役割が見られる

書類選考でファームは、経験や実績の有無に加えて、どんな課題の解決に取り組み、そこで応募者がどんな役割を果たしたかまで、職務経歴書から読み取れるかを見る場合があります。

たとえば、課題を設定した経験、情報を集めて原因を分析した経験、立場の違う関係者と調整して話をまとめた経験は、応募先の仕事につながる経験として書けるでしょう。業務の名前だけを書き、課題と自分の役割が書かれていなければ、応募者が何をした人なのかが読み手に伝わりにくくなります。自分の経歴からこうした経験を選び、それぞれで自分が担った役割を書けるかを確かめましょう。

面接では書類に書いた経歴をもとに詳しく質問される

職務経歴書の役目は、書類選考を通過した時点で終わるわけではありません。面接で経歴について詳しく尋ねられるときにも、書いた内容をもとに質問される場合があります。

書類の文面を読み上げるだけでは、面接で求められる答えにならないこともあるでしょう。ボストン コンサルティング グループ(BCG)の選考には、応募、スキル面接、ケース面接、チーム面接の4段階があります。このうちスキル面接では、BCGは経験やスキル、志望動機を尋ね、履歴書には書かれていない魅力も聞きたいとしています。

書類に書いた経験ごとに、その背景と自分の判断まで面接で話せるかを確かめておきましょう。

出典:BCG Careers「面接について」

職務経歴書は全体像が先に伝わる構成にする

面接でも読まれる職務経歴書は、書類全体をどの欄で組み立てるかを先に決めておくと書きやすくなります。手元の書類に足りない欄がないかを確かめ、冒頭に置く職務要約の書き方を決めましょう。

欄は読み手が経歴の全体像をつかめる順に並べる

職務経歴書は、職務要約、職務経歴、活かせる知識・スキル、自己PRなどの欄で組み立てる書き方が一般的です。読み手が経歴の全体像を先につかんでから詳しい中身を読めるよう、要約を先に、詳細を後に置く並べ方がよく使われます。

活かせる知識・スキルの欄には、業務で使ってきた知識や技能を挙げ、職務経歴欄のどの経験で使ったものかが分かるように書いておくと、読み手が本文の経験と結び付けて読めます。

手元の職務経歴書がほかの業界に応募したときのものなら、これらの欄がそろっているかと、要約が冒頭にあるかを確かめてください。足りない欄があれば、後の欄を書き進めるときに迷わないよう、この段階で欄の名前だけでも加えておきましょう。

職務要約には経歴全体の要点と強みを短く書く

職務経歴書の冒頭に置く職務要約には、経歴全体の要点と強みを短くまとめる書き方が一般的です。読み手は本文を読む前にここで応募者の全体像をつかむため、どの業界で何をしてきたかと、そこで身につけた強みが分かるようにしておきましょう。

職務要約は経歴と強みをそれぞれ短い文で書ける長さを目安にする

職務要約の長さに迷うときは、どの業界で何をしてきたかと、そこで身につけた強みを、それぞれ一文ずつで書ける分量を目安にする方法があります。業務の細かい説明は要約に入れず、職務経歴欄に回しましょう。

職務要約に書く強みは例のように職務経歴欄の経験と結び付けて選ぶ

Strategistsがこの記事のために作った例で示すと、営業出身の方の職務要約は次のような形になります。

  • 経歴:事業会社での法人営業(担当した年数は自分の数字で記入)と、既存の顧客の課題を聞き取って提案につなげてきた経験
  • 強み:聞き取りで原因を確かめてから打ち手を選ぶ力

要約に書く強みは、職務経歴欄で詳しく書く経験と結び付くものを選びましょう。そうすれば、要約と本文のつながりが読み手に伝わります。職務経歴欄に書く経験がまだ決まっていなければ、先に仮の要約を書き、職務経歴欄を書き終えてから直す方法もあります。

職務経歴欄は自分の役割と成果が伝わるように書く

職務要約で示した強みは、職務経歴欄に書く業務ごとの記述で裏付けることになります。業務ごとに、チームの成果と自分が担った役割を分け、成果をどう示すかを決めましょう。

チームの成果と自分が担った役割を分けて書く

職務経歴欄では、チームやプロジェクト全体の成果と、その中で自分が担当した役割や業務の範囲を分けて書く方法があります。分けて書いておけば、面接で自分の担当について聞かれても、書いた範囲のことを自分の言葉で説明できます。

チームの成果だけが書かれていると、読み手は応募者自身が何をしたのかを判断できません。マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)の採用ブログでも、採用アセスメントの専門家がレジュメの職務経験欄について答えています。専門家は、応募者がその役割で何をしたかと、その仕事がなぜ重要だったかを知りたいとしています。

自分の担当を書くときは、何をしたかに加えて、その仕事がプロジェクトや組織にとってなぜ重要だったかも一文添えておきましょう。

出典:McKinsey & Company「What (not) to do: your resume when applying for McKinsey」

成果は数字か取り組みの前後の変化で示す

数字で表せる成果があれば、職務経歴欄にその数字を添えておくと、成果の大きさが読み手に伝わります。

一方で、社内の業務改善や調整の仕事のように、成果を数字で示しにくい業務もあるでしょう。その場合は、目で見て比べられる変化や、取り組みの前と後で何がどう変わったかを具体的に書くと、実績が伝わりやすくなります。たとえば「手作業だった集計を自動化し、月末の締め作業を担当者が残業せずに終えられるようになった」のように、変化の前と後を並べて書く方法があります。

仕事以外の活動を課外活動の欄に書く場合も、成果は数字で示しましょう。マッキンゼーの採用ブログでは、レジュメの課外活動の欄について、自分が生み出した成果や、チームの一員として生み出すことに関わった成果を数字で示すよう勧めています。

自分の業務や課外活動ごとに、数字で示せる成果と、前後の変化で示す成果のどちらに当たるかを書き出してみてください。

出典:McKinsey & Company「What (not) to do: your resume when applying for McKinsey」

自己PRでは前職の経験を戦略コンサルの仕事に結び付ける

コンサル未経験の方にとって、自己PRは前職の経験が応募先でどう生きるかを自分で説明する欄になります。職務経歴欄に書き出した経験の中から、自己PRで前に出す経験と、その裏付けにする経験を選びましょう。

前職の経験から課題設定や分析に通じる部分を選ぶ

前職の経験を並べただけでは、それが戦略コンサルの仕事にどうつながるかを、読み手が自分で考えることになります。自己PRでは、課題の設定、分析、関係者との調整のように、コンサルの仕事に通じる要素を前職の経験から選んで書くと、経験を応募先の仕事に結び付けやすくなります。

選ぶときは、自分が課題を見つけた場面、原因を調べた場面、立場の違う人と話をまとめた場面を書き出し、そのうち職務経歴欄にも書いた経験を中心に据えるとよいでしょう。

チームやリーダーとして取り組んだ経験を強みの裏付けにする

自己PRで挙げた強みは、その強みを発揮した経験があって初めて読み手に信じてもらえます。

裏付けの候補として、チームで取り組んだ経験やリーダーを務めた経験を探してみてください。マッキンゼーの採用ブログでも、職務経験欄にはチームワークやリーダーシップの経験を含めるよう勧めています。マッキンゼーは、コンサルティングという仕事の性質上、そうした経験にとりわけ関心があるとも説明しています。

リーダーという役職に就いていなくても、チームの中で議論をまとめた経験や、後輩に仕事を教えた経験なら書けるはずです。その経験で自分がどう動き、チームの結果がどう変わったかを添えると、自己PRの強みを裏付けられます。

出典:McKinsey & Company「What (not) to do: your resume when applying for McKinsey」

経歴別の記載例を自分の経験に置き換えて使う

職務経歴欄と自己PRは、経歴の近い記載例を読み、自分の業務に置き換えて書き出すと、何を書くかを決めやすくなります。次の記載例はStrategistsがこの記事のために作ったもので、実在の人物の経歴ではありません。

事業会社出身の方は職種ごとにコンサルの仕事に通じる経験を選ぶ

事業会社出身の方は、自分の職種に近い記載例を読み、課題・打ち手・結果・自分の役割の各項目に自分の業務を当てはめてみてください。金融機関出身の方も、法人営業なら営業の例、審査や企画のように分析が中心の仕事なら企画の例を読むと、自分の業務を当てはめやすくなります。例の中で成果の数字が入る箇所は、自分の実際の数字に置き換えて書きましょう。

営業出身の方は顧客の課題をつかんで提案した経験を書く

営業出身の方は、顧客の課題を聞き取って提案や関係者との調整につなげた経験を選びましょう。この経験を課題・打ち手・結果・自分の役割に分けて書くと、戦略コンサルの課題設定・分析・提言に通じる経験として伝わりやすくなります。記載例は次のとおりです。

  • 課題:既存の法人顧客で続いていた取引量の減少
  • 打ち手:顧客の担当者への聞き取りで見つけた原因にもとづく、業務の手間を減らす提案
  • 結果:取引量の回復(回復した割合や金額は自分の実績の数字で記入)
  • 自分の役割:聞き取りの設計と提案書の作成、社内の物流部門との条件の調整

この例のように、打ち手には自分が見つけた原因と結び付けた理由を入れておくと、面接で提案の根拠を聞かれても答えられます。自己PRでは、たとえば「聞き取りで原因を確かめてから打ち手を選ぶ力」を強みに挙げ、この経験を裏付けに使えます。

エンジニア出身の方は技術的な課題の原因を分析して解決した経験を書く

エンジニア出身の方は、技術的な課題の原因を分析して解決した経験や、業務側の関係者と要件を詰めた経験を選んでください。課題・打ち手・結果・自分の役割に分けて書けば、技術の話にとどまらず、戦略コンサルの仕事に通じる経験として伝わりやすくなります。たとえば次のように書けます。

  • 課題:社内システムで繰り返し起きていた処理の遅れと、それによる業務部門の作業の滞り
  • 打ち手:処理の記録をもとにした原因の特定と、業務部門との要件の見直し
  • 結果:処理の遅れの解消(短くなった処理時間は自分の実績の数字で記入)
  • 自分の役割:原因の分析と改修方針の立案、業務部門との打ち合わせの進行

技術の用語は、コンサルの採用担当者にも伝わる言葉に置き換えておきましょう。自己PRでは、たとえば「処理の記録から原因を突き止め、業務部門と解決策を決めていく力」を強みに据え、この経験で裏付ける方法があります。

企画出身の方はデータの分析から施策を立てて実行まで進めた経験を書く

事業企画、経営企画、マーケティング企画などの企画出身の方は、データや市場を分析して施策を立てた経験を選びましょう。施策を立てるだけでなく、関係部署を巻き込んで実行まで進めたところまで書くと、戦略コンサルの仕事に通じる経験として伝わりやすくなります。企画職の記載例では、分析から実行までを次のように分けて書いています。

  • 課題:新しい商品の売上が計画を下回っていた原因の特定
  • 打ち手:購買データと競合商品の比較から立てた販売方法の見直し案と、営業部門や販売店を巻き込んだ実行
  • 結果:売上の回復(計画との差や伸びた割合は自分の実績の数字で記入)
  • 自分の役割:データの分析と見直し案の作成、関係部署との実行計画の調整

分析だけで終わった経験しかない方は、その分析を誰がどう使い、何が決まったかを書き足してください。自己PRに書くなら、「データから課題を見つけ、関係部署を巻き込んで施策を実行まで進める力」のように、分析と実行の両方が入る強みにすると、職務経歴欄の記述と結び付きます。

総合コンサル出身の方はプロジェクトの中で自分が担った範囲を書き分ける

総合コンサル(アクセンチュアやBig4などの総合系コンサルティングファーム)出身の方は、プロジェクトのうち論点の設定、分析、提言など、自分が担った範囲を書き分けましょう。戦略の検討に関わった部分をはっきり示すと、戦略コンサルの仕事に通じる経験として伝わりやすくなります。たとえば次のように、プロジェクトの目的と自分が担った範囲を分けて書けます。

  • 目的:製造業の顧客企業が新しく参入する事業領域の検討
  • 自分が担った範囲:参入候補の市場の分析と、候補を絞り込む評価の論点の設定
  • 結果:自分の分析をもとにした参入候補の絞り込み(検討した市場の数などは自分の実績の数字で記入)
  • 戦略の検討への関わり:顧客企業の経営層に向けた提言資料のうち、市場を評価する章の作成

システム導入や業務改善のプロジェクトが中心だった方も、その中で課題を定義した場面や、打ち手を比べて選んだ場面があれば、その部分を切り出して書いてください。自己PRでは、「市場の分析をもとに評価の論点を立て、提言にまとめる力」のように、戦略の検討で使った力を強みにする書き方があります。

どの経歴の方も、自分に近い記載例を読んだら、自分の業務を一つ選び、課題・打ち手・結果・自分の役割の各項目に書き出してみましょう。

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評価を下げやすい書き方は添削例を参考に直す

記載例と同じ形で自分の業務を書き出したら、今の職務経歴書と見比べて直す箇所を探しましょう。次の添削例もStrategistsがこの記事のために作ったもので、直す前と直した後の違いと、直すときに書き足す情報を示しています。

業務を並べただけの記述は課題から結果までの流れに書き直す

職務経歴書で評価を下げやすい書き方には、担当した業務を並べるだけで自分の役割や工夫が分からない記述や、チームの成果と自分の貢献の区別がつかない記述があるとされます。業務を並べただけの記述からは、忙しく働いてきたことは伝わっても、その中で何を考えて動いたかまでは読み取れません。

業務を並べただけの記述は、その業務で取り組んだ課題、自分の打ち手、結果、自分の役割を書き足して書き直すと、書類から経験の中身が伝わりやすくなります。経理の業務を例に、直す前と直した後を並べてみましょう。

  • 直す前:月次決算の担当、経費精算のチェック、部内の業務マニュアルの作成
  • 直した後:月次決算が締め日に間に合わない原因を作業の記録から調べ、確認の手順を見直して締め日までに終えられるようにした(自分の役割は原因の分析と新しい手順の設計、短縮した日数は自分の数字で記入)

直した後の記述には、面接で聞かれそうな原因の調べ方や自分の担当も、あらかじめ書かれています。自分の職務経歴書で業務名だけを並べた箇所があれば、そのうち一つを選び、同じ形に書き直しましょう。

チームの成果だけを書いた記述は自分が担った部分を書き足す

チームで挙げた成果だけを書いた記述は、チームの中で自分が担当した部分と自分の判断を書き足すと、自分の貢献が伝わりやすくなります。直す前と直した後の例は次のとおりです。

  • 直す前:部署の顧客管理の仕組みを新しくする導入プロジェクトに参加し、予定どおりの稼働を達成
  • 直した後:部署の顧客管理の仕組みを新しくする導入プロジェクトで、現場の入力の手間を減らす画面の設計を担当し、利用部門への説明会を自ら企画して予定どおりの稼働に貢献(説明会に参加した人数などは自分の数字で記入)

直した後の記述では、チームの成果である予定どおりの稼働と、自分が担当した画面の設計や説明会の企画が分けて書かれています。自分の書類にチームの成果だけが書かれた箇所があれば、そこで自分が何を任され、何を判断したかを一文ずつ足してください。

抽象的な強みだけの自己PRは裏付けになる行動を書き足す

自己PRで論理的思考力や主体性のような抽象的な強みだけを書くと、読み手はその強みが本当にあるのかを判断できません。強みを示した具体的な場面と、そこで取った行動を書き足す形に直すと、裏付けのある自己PRになりやすいでしょう。

  • 直す前:「強みは論理的思考力。どんな課題にも筋道を立てて取り組める」という記述
  • 直した後:「強みは、原因を分けて考え、打ち手を選ぶ力。取引先からの苦情が続いた際に、苦情の内容を種類ごとに分けて原因を絞り込み、関係部署と対策を決めて苦情を減らした」という記述

直した後の記述なら、面接で苦情をどう分けたのかを聞かれても、書いた場面に沿って答えられます。自己PRに書いた強みごとに、その強みを示した場面を職務経歴欄の中から一つずつ選んでおきましょう。

応募先ファームごとに採用ページを確かめて書類を調整する

職務経歴書を書き直したら、提出する前に、応募先ファームの指定に合っているかを確かめる必要があります。書類の形式と、採用ページで示される評価の観点を確かめ、ファームごとに書類を直すかどうかを決めましょう。

応募書類の指定は応募するポジションの採用ページで確かめる

応募書類の要否や言語の指定は、ファームや募集ポジションによって異なります。応募する前に、各社の採用ページで応募書類の指定を確かめてください。

たとえばベインの中途採用では、実務経歴2年以上13年未満の方向けのポジションに応募する場合、Recruit Portalへの登録時に履歴書と職務経歴書の添付が必須とされています。

ベインのマネージャー、シニアマネージャー、アソシエイトパートナーのシニアポジションは、戦略コンサルティングでの実務経験と職務経歴が10年以上ある方が対象です。この選考は、応募、書類審査、複数回の面接、内定の順に進みます。どちらのポジションの案内を読むかは、自分の実務経歴の年数と、戦略コンサルティングでの経験があるかによって変わります。

選考の手順や書類の指定は時期によって変わることもあるため、応募する時点で自分が応募するポジションの案内を読み、添付する書類と、英文のレジュメなど別の言語の書類を求められていないかを確かめましょう。

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採用ページが示す評価の観点に合わせて前に出す経験を選び直す

応募先のファームごとに、採用ページが示す評価の観点や求める人物像を確かめ、それに近い経験を職務要約や職務経歴欄の前のほうに出す方法があります。ファームによって重視する点の書き方が違えば、同じ経歴でも前に出す経験を入れ替えることになります。

評価の観点を探すときは、採用ページのうち、求める人物像を紹介するページや、選考の流れと各面接で見る点を説明するページを読んでください。

ただし、応募先に合わせるために、していない経験を書き足したり、役割を大きく書いたりしてはいけません。経験を入れ替えるときも、並べる場所と強調する点を変えるところまでにとどめましょう。

提出前の見直しで職務経歴書を面接でも説明できる状態にする

応募先に合わせて直した職務経歴書は、提出する前に自分で見直し、経歴を知らない人にも読んでもらうと、提出してよい状態かを判断できます。提出した後は、書いた経験を面接で説明する準備に移りましょう。

提出前は伝わり方と書いた内容の正確さまで確かめる

提出前の見直しでは、誤字脱字の確認だけでなく、応募先の職種で求められる経験が伝わる構成になっているかも確かめましょう。書いた内容と実際の経歴にずれがないかも、この段階で確かめてください。

期間や役職、担当した範囲が実際と食い違っていると、面接で質問されたときに説明のつじつまが合わなくなります。職務経歴欄の記述を一つずつ読み、面接で聞かれても同じ内容を話せるかを自分に問いながら読み直しましょう。

経歴を知らない人に読んでもらい伝わるかを確かめる

書いた本人は自分の仕事の背景を知っているため、説明が足りない箇所があっても読み進めてしまいがちです。そこで、第三者に職務経歴書を読んでもらい、経歴を知らない立場からでも内容や自分の役割が伝わるかを確かめてもらう方法があります。

読んでもらう相手は、自分の業務を知らない人のほうが、説明の抜けに気づきやすくなります。読み終えた相手に、各経験で自分が何をしたかを説明し返してもらい、書いたつもりの内容と食い違う箇所を直してください。

書類に書いた経験を面接で説明できるように準備を始める

書類を提出したら、職務経歴書に書いた各経験について、背景、判断の理由、自分の役割を面接で説明できるように準備しておく方法があります。経験ごとに、なぜその打ち手を選び、ほかにどんな案と比べたのかを、声に出して話してみましょう。

話してみて言葉に詰まった箇所は、面接の前に話す内容を決めておけば、本番では同じところで詰まらずに話せます。Strategistsは、自分では気づきにくい説明の抜けや話し方の癖は、経験者に面接官役を頼んで練習すると見つけられると考えています。

まとめ

戦略コンサルの職務経歴書は、書類選考で読まれるだけでなく、面接官が経歴について詳しく質問するときの材料にもなる場合があります。そのため、どの欄にも、面接で聞かれたときに自分の言葉で説明し直せる内容を選んで書いておきましょう。

まずは今の業務から戦略コンサルの仕事に結び付く経験を一つ選び、課題、打ち手、結果、自分の役割を書き出すところから始めてください。書き出した内容をもとに、職務要約と職務経歴欄を書き直しましょう。

本記事のテーマを頭で理解しても、実際のケース面接で使いこなせるかどうかは別問題です。
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