企業研究

電通総研の選考プロセスと各部門の業務内容を徹底解説!企業研究シリーズ

電通グループのシンクタンクとして、そして社会や企業の変革をリードするシステムインテグレーターとして、独自のポジションを確立してきた電通国際情報サービス(ISID)。2024年1月1日、同社は「電通総研」へと商号を変更し、その役割をさらに進化させようとしています。

「新しい電通総研は、他のSIerやコンサルと何が違う?」
「シンクタンク機能とSI事業はどう連携していくのか?」
「選考プロセスや難易度、どんな対策をすればいい?」

この記事では、テクノロジーと社会・企業の未来に関心を持つ方々へ向けて、「新生・電通総研」の強みやカルチャー、部門ごとの具体的な業務内容、そして気になる選考の傾向と対策までを、転職支援のプロの視点から徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、電通総研の全体像を深く理解し、自身のキャリアプランと照らし合わせながら、自信を持って選考に臨むための準備を整えることができるでしょう。



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1. 電通総研の企業研究:会社としての特徴と強み

まず、電通総研がどのような企業であり、他のコンサルティングファームやSIerと何が違うのか、その独自のポジションと特徴を解説します。

電通総研とは?

株式会社電通総研は、電通グループのシステムインテグレーターである電通国際情報サービス(ISID)が、2024年1月1日に商号変更して誕生した企業です。従来のシステムインテグレーション事業に加え、社会や企業の未来を洞察し、変革の指針を示す「シンクタンク機能」を強化・統合しました。

「HUMANOLOGY for the future 〜人とテクノロジーで、その先をつくる。〜」をビジョンに掲げ、システム構築に留まらない、より上流の社会・企業課題の解決を目指す「社会進化アクセラレーター」としての役割を担います。

電通総研の主要な事業領域

電通総研の事業は、大きく5つのセグメントで構成されています。

セグメント名主な事業内容
金融ソリューション銀行、証券、保険など金融機関向けのシステム構築・コンサルティング。特にリテール・ホールセール領域に強み。
製造ソリューション製造業向けの製品開発(PLM)、設計・解析(CAE)、生産管理システムの構築・コンサルティング。
ビジネスソリューション全業界向けのERP(統合基幹業務システム)、人事・給与システム、CRM(顧客関係管理)などの構築・コンサルティング。
コミュニケーションIT電通グループとの連携によるマーケティング・コミュニケーション領域のDX推進、データ活用基盤の構築など。
シンクタンク機能上記事業と連携し、社会・産業の未来予測、政策提言、技術動向調査などを実施。

他社との違い:電通総研ならではの3つの強み

他のSIerやコンサルティングファームと比較した際の、電通総研の独自性と競争優位性は、以下の3点に集約されます。

  1. 「社会実装」を前提とした構想力
    多くのシンクタンクが調査・提言に留まるのに対し、電通総研はシステムインテグレーターとしての強力な「社会実装力」を背景に持ちます。これにより、単なる未来予測ではなく、「テクノロジーでいかにしてその未来を実現するか」という具体的な道筋までを描くことができます。この「構想力」と「実装力」の融合が最大の強みです。
  2. 電通グループとのシナジー
    親会社である電通グループとの連携により、マーケティング・コミュニケーション領域のDXに圧倒的な強みを持ちます。企業の顧客接点改革やデータドリブンマーケティング基盤の構築など、生活者のインサイトを深く理解したソリューションを提供できる点は、他のSIerにはない大きな差別化要因です。
  3. 各事業領域における深い専門性と先進性
    金融、製造といった基幹産業向けに、長年にわたり専門性の高いソリューションを提供してきた実績があります。特に、製造業の設計開発領域(PLM/CAE)や、金融機関の市場系システムなど、ニッチながらも付加価値の高い領域でトップクラスのシェアを誇ります。常に先進的な技術を取り入れ、顧客の競争力強化に貢献しています。

2. 電通総研の採用者バックグラウンド分析:大学・企業・業界動向

電通総研には、その事業領域の広さと専門性から、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まっています。ここでは、採用者の出身大学や前職の業界・企業を分析し、求められる人材像を探ります。

採用者の出身大学(新卒)

新卒採用では、国内外のトップクラスの大学・大学院から、論理的思考力とテクノロジーへの強い関心を持つ学生を幅広く採用しています。

  • 主な採用実績大学(順不同):
    • 国公立大学: 東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、大阪大学、東北大学、筑波大学など、旧帝大をはじめとするトップ国立大学からの採用が多数を占めます。
    • 私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学が中心で、上智大学、東京理科大学、MARCH、関関同立などからも幅広く採用実績があります。
    • 大学院修了者の比率: 特に製造ソリューション部門(CAEなど)や、シンクタンク機能、先端技術を扱う部門では、修士・博士課程で専門的な研究を深めた理系院生の採用が活発です。
  • 学部・専攻の傾向:
    • 情報、理工系の専攻がボリュームゾーンですが、経済、経営、商学といったビジネス系、さらには社会学、心理学、デザイン系の学生も、その専門性を活かして活躍しています。
    • 文理を問わず、テクノロジーを活用して社会や企業の課題を解決したいという強い意欲と、自ら学び続ける知的好奇心が求められます。

採用者の出身企業・業界(中途)

中途採用では、即戦力としての専門性と経験が重視されます。IT業界やコンサルティング業界を中心に、多様なフィールドから人材が集まっています。

出身業界

  • IT・ソフトウェア業界: 大手SIer、外資系ITベンダー、ソフトウェア企業、ITコンサルティングファームからの転職者が中心です。プロジェクトマネジメント、システム開発、ITアーキテクチャ設計、クラウドソリューション提案などの経験が活かせます。
  • コンサルティングファーム: 総合系ファームやIT系ファームで、DX推進、業務改革(BPR)、基幹システム導入などの経験を積んだコンサルタント。より実装に近いフェーズや、テクノロジーの専門性を深めたいという動機が考えられます。
  • 事業会社:
    • 金融機関: 銀行、証券、保険会社のシステム部門やデジタル戦略部門の出身者。
    • 製造業: メーカーで生産管理、設計開発(CAD/PLM)、SCMなどの業務知見や関連システムの導入・運用経験を持つ人材。
  • 広告代理店/マーケティング会社: デジタルマーケティング、データ分析、CRMなどの経験者は、特にコミュニケーションIT領域で親和性が高いです。

出身企業(例)】

親和性の高い業界出身企業(例)親和性の高いスキル・経験
IT/コンサルNRI, NTTデータ, アクセンチュア, アビーム, IBM大規模プロジェクトマネジメント、ERP/SCM導入、DXコンサルティング
金融三菱UFJ銀行, SMBC, 野村證券(のIT部門)金融システムの企画・開発・運用経験、業務知識
製造トヨタ自動車, 日立製作所, ソニー(のIT・設計部門)PLM/CAEの活用経験、生産管理システムの導入・運用経験
広告/マーケ電通デジタル, 博報堂DYグループ, セールスフォースデジタルマーケティング戦略、データ分析、MA/CRMツール活用経験

この分析から、電通総研は「特定の産業・業務領域における深い知見」「IT・デジタル技術への理解・実装能力」を併せ持ち、それらを駆使して「顧客の課題解決や事業創造に貢献したい」という強い意志を持つ人材を求めていることがわかります。

3. 電通総研の部門別解説:コンサルティングとITソリューションの業務内容

電通総研の強みは、各事業セグメントが持つ深い専門性と、それらが連携することで生まれる総合力にあります。ここでは、コンサルティングキャリアを目指す方が特に関心を持つ主要な部門について、その業務内容やキャリアパスを解説します。

コンサルティング機能:戦略・構想策定のプロフェッショナル

各事業部門(金融、製造、ビジネス)には、それぞれのインダストリーに特化したコンサルタントが在籍しています。彼らは、顧客の経営課題や業務課題を解決するための最上流工程を担います。

  • 主な業務内容:
    • DX戦略コンサルティング: 顧客の経営ビジョンに基づき、デジタルトランスフォーメーションの全体構想やロードマップを策定します。
    • 業務改革(BPR)コンサルティング: 最新のITソリューションを活用し、会計、人事、サプライチェーンといった基幹業務の抜本的な効率化・高度化を支援します。
    • 新規事業開発支援: テクノロジーを起点とした新たなビジネスモデルの創出や、事業化に向けた実証実験(PoC)を支援します。
    • ITグランドデザイン策定: 企業のITシステム全体の将来像を描き、最適なアーキテクチャや導入計画を策定します。
  • プロジェクト事例:
    • 大手製造業における製品ライフサイクル管理(PLM)システムの刷新構想策定
    • 金融機関における顧客データプラットフォーム(CDP)を活用した次世代マーケティング戦略立案
    • 小売業におけるERP導入によるグループ全体の経営基盤強化プロジェクト
  • キャリアパス:
    特定の産業・業務領域(例:金融の市場系業務、製造業の設計開発)の専門家として、または大規模DXプロジェクトを率いるプロジェクトマネージャーとしてキャリアを築きます。SIer出身のコンサルタントファームと比較して、より事業や経営に近い視点が養われるのが特徴です。

ITソリューション機能:変革を実現するシステムインテグレーション部隊

コンサルタントが描いた構想を、具体的なシステムとして形にする役割を担います。高い技術力とプロジェクトマネジメント能力を駆使し、顧客のビジネス変革を実現します。

  • 主な職種と業務内容:
    • プロジェクトマネージャー(PM): プロジェクト全体の責任者として、要件定義から設計、開発、テスト、導入までを統括。品質・コスト・納期(QCD)を管理し、プロジェクトを成功に導きます。
    • ITスペシャリスト/アーキテクト: クラウド、AI、データ分析、セキュリティといった特定技術領域の専門家として、最適な技術選定やシステムアーキテクチャの設計を担当します。
    • アプリケーションスペシャリスト: SAPなどのERPパッケージや、特定の金融・製造業向けソリューションの導入・カスタマイズを担当する専門家です。
  • プロジェクト事例:
    • 大手銀行のグローバル勘定系システムの構築
    • 自動車メーカーの設計開発プロセスを支える大規模PLMシステムの導入
    • 電通グループと連携したマーケティングオートメーション(MA)基盤の構築
  • キャリアパス:
    大規模・ミッションクリティカルなプロジェクトを管理するPMとして、または特定技術領域を極めるスペシャリストとして成長できます。将来的には、より大規模なプログラムマネージャーや、ITコンサルタントへの転身も可能です。

シンクタンク機能:未来を洞察し、社会に問いを立てる

2024年の商号変更を機に強化された機能です。独立した組織というよりは、各事業部門に所属するトップコンサルタントや専門家が、その知見を活かして社会・産業の未来に関する調査研究や情報発信を行います。

  • 主な活動内容:
    • 未来予測・提言: テクノロジーの進化が社会や産業構造に与える影響を分析し、レポートや書籍、セミナーを通じて社会に発信。
    • 産官学連携: 大学や研究機関、政府と連携し、社会課題解決に向けた共同研究や実証実験を推進。
  • キャリアへの影響:
    コンサルタントやエンジニアは、日々のプロジェクトに留まらず、よりマクロで長期的な視点を持つことが奨励されます。自身の専門性を社会に発信する機会も多く、業界のオピニオンリーダーとして成長できる可能性があります。

4. 電通総研の中途採用:選考プロセスと難易度、対策を解説

電通総研の中途採用は、各部門の専門領域で即戦力となるプロフェッショナル人材を対象としており、通年で多様なポジションの採用を行っています。

電通総研 中途採用の全体的な難易度

難易度は「高い」です。特に金融・製造といった専門領域のコンサルタント職やプロジェクトマネージャー職では、深い業界知識と豊富な実務経験が求められます。

  • 難易度が高い理由:
    • 専門性: 金融業務、製造業の設計・生産管理プロセス、ERPパッケージ(特にSAP)、マーケティングDXといった特定領域での深い知見が必須。
    • 実績: プロジェクトマネージャーとしては大規模案件の完遂経験、コンサルタントとしてはクライアントの課題解決に貢献した具体的な実績が問われる。
    • カルチャーフィット: 「HUMANOLOGY for the future」というビジョンへの共感、チームで協働する姿勢、知的好奇心の高さなどが重視される。

電通総研の一般的な中途選考プロセス

選考プロセスは応募する部門や職種によって大きく異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。

書類選考 → Webテスト → 複数回の面接(2〜4回) → (ケーススタディ/プレゼンテーション) → 最終面接

  • 書類選考:
    • 職務経歴書と履歴書を提出。これまでのキャリアで培った専門性と、電通総研のどの領域で、どのように貢献できるかを具体的に示すことが極めて重要です。担当したプロジェクトの規模(金額・人数)、自身の役割、そして具体的な成果を定量的に記述しましょう。
  • Webテスト:
    • SPIや玉手箱形式のテストが課されることが多いです。論理的思考力や計数能力の基礎を見られます。
  • 1次・2次面接:
    • 形式: 現場のマネージャーや部長クラスとの面接。オンラインと対面の両方が考えられます。
    • 内容:
      • 職務経歴の深掘り: 提出書類に基づき、プロジェクト経験や困難を乗り越えた経験、マネジメント経験などを具体的に問われます。
      • 志望動機: 「なぜSIer/コンサルなのか」「なぜ電通総研なのか」を論理的に説明することが求められます。
      • 専門性の確認: 応募職種に関する専門知識やスキルについて、ディスカッション形式で確認されます。
  • ケーススタディ/プレゼンテーション:
    • コンサルタント職や上位のポジションでは、選考プロセスの中でケーススタディやプレゼンテーションが課されることがあります。
    • 形式: 事前にテーマが与えられ、指定された時間で資料を作成し、面接官に対してプレゼンテーションと質疑応答を行います。
    • 評価ポイント: 課題設定能力、論理的思考力、提案力、コミュニケーション能力が総合的に評価されます。
  • 最終面接:
    • 形式: 役員クラスとの面接。
    • 内容: これまでの評価の確認に加え、キャリア観、人間性、カルチャーフィットの最終的な見極めが行われます。

中途採用の過去問・例題(ケーススタディ/プレゼン)

  • 過去問・例題の傾向:
    • 「ある大手製造業が、サプライチェーンのDXを検討している。あなたがPMなら、どのようにプロジェクトを推進するか?」
    • 「金融機関におけるデータ利活用の現状の課題を分析し、新たなビジネス機会を創出するための施策を提案せよ」
    • 「電通総研のアセットを活用して、社会課題(例:地域活性化)を解決する新規事業を立案せよ」
  • 対策のポイント:
    • 自身の経験の構造化: 自身のプロジェクト経験を「課題→分析→施策→成果」という構造で整理し、論理的に説明できるように準備する。
    • 電通総研の視点: 提案の中に、電通総研の強みである「シンクタンク機能(社会動向の分析)」や「電通グループとのシナジー(マーケティング視点)」を盛り込むと、独自性をアピールできます。

福利厚生・待遇・評価制度

  • 待遇(年収):
    • 国内大手SIerの中ではトップクラスの報酬水準です。外資系ファームと比較すると見劣りする場合がありますが、後述する福利厚生を含めたトータルパッケージは非常に魅力的です。
  • 福利厚生・働き方:
    • 手厚い福利厚生が特徴です。住宅手当、財形貯蓄、従業員持株会、電通グループの保養所利用など、充実した制度が整っています。
    • ワークライフバランスを重視しており、全社平均の残業時間は同業他社と比較して少ない傾向にあります。リモートワークやフレックスタイム制度が浸透しており、働き方の自由度は高いです。
  • 評価制度:
    • 年次の目標設定と、その達成度に基づいたパフォーマンス評価が行われます。
    • コンサルタントとしてのスキルや専門性、プロジェクトへの貢献度などを多角的に評価し、昇給や昇格が決定します。キャリア開発を支援する研修制度も充実しています。

5. 電通総研の新卒採用:選考フローから見る難易度と対策法

電通総研の新卒採用は、未来の社会と企業をテクノロジーと知恵でリードするポテンシャルを持った人材を発掘するためのプロセスであり、毎年トップクラスの学生から高い人気を誇ります。

電通総研 新卒採用の全体的な難易度

難易度は「高い」です。大手SIerの中でも特にコンサルティング色が強く、電通グループというブランド力から、上位校の学生に非常に人気があります。

  • 難易度:
    • 人気度: 就職活動生の人気企業ランキングでは常に上位に位置し、応募者が殺到します。
    • 応募者のレベル: 国内外のトップ大学・大学院から、高い論理的思考力とITへの強い関心を持つ学生が多数応募します。
    • 選考の複合性: ES、Webテスト、複数回の面接、ジョブなどを通じて、多角的に評価されます。

電通総研の一般的な新卒選考フロー

新卒採用は、主に「オープンコース(ITコンサルタント/ITスペシャリストなど)」として一括で募集され、研修を経て配属が決まることが多いです。

エントリーシート → Webテスト → 複数回の面接(グループディスカッション、個人面接) → (ジョブ/インターンシップ) → 最終面接

  • エントリーシート(ES):
    • 内容: ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、自己PR、志望動機に加え、「ITで実現したいこと」や「チームでの経験」などを問う設問が特徴です。
    • ポイント: なぜIT業界なのか、なぜSIerの中でも電通総研なのかを明確にすることが重要です。電通総研の強み(シンクタンク機能、電通グループとの連携)を理解し、自身の経験や興味と結びつけて、入社後の貢献イメージを具体的にアピールしましょう。
  • Webテスト:
    • 形式: 玉手箱形式が主流です。
    • ポイント: トップ企業の中でも高いボーダーラインが設定されていると想定されます。早期からの対策が不可欠です。
  • 1次・2次面接:
    • 形式: グループディスカッションや、若手〜中堅社員との個人面接が行われます。
    • 内容:
      • グループディスカッション: ITを活用した社会課題解決や新規事業立案に関するテーマが出題されることが多いです。論理的思考力、協調性、発想力が評価されます。
      • 個人面接: ESの内容に基づき、思考の深さや人柄、コミュニケーション能力が評価されます。「なぜその経験でそう考えたのか?」といった深掘りがなされます。
    • 過去問・例題(GDテーマ):
      • 「AIを活用して、日本の労働力不足を解消するサービスを考えよ」
      • 「キャッシュレス社会をさらに推進するための新たな施策を提案せよ」
  • ジョブ(インターンシップ):
    • 形式: 夏と冬に開催され、選考の重要な一部となっています。数日間にわたり、実際のプロジェクトに近いテーマでグループワークを行います。
    • 内容: チームで課題分析、ソリューションの企画・立案、最終プレゼンテーションを行います。社員がメンターとして付き、思考力やチームへの貢献度を厳しく評価します。
    • ポイント: コンサルタントやプロジェクトマネージャーとしての実践的なスキルと、チームで成果を出すための協調性の両方が見られます。
  • 最終面接:
    • 形式: 役員クラスとの個人面接。
    • 内容: ジョブの評価を踏まえ、最終的な入社意思やカルチャーフィット、将来性が確認されます。
    • ポイント: 「電通総研で未来を創りたい」という強い意志と覚悟を、自信を持って自分の言葉で伝えきることが重要です。

6. まとめ:電通総研は「構想力×実装力」で社会を進化させるプロへの道

本記事では、電通総研について、その独自のポジショニングから、各部門の業務、そして詳細な選考対策までを網羅的に解説してきました。

電通総研の要点まとめ

  • 独自性: シンクタンク(構想力)システムインテグレーター(実装力)を融合させた「社会進化アクセラレーター」。
  • 強み: 電通グループとのシナジーによるマーケティング・コミュニケーション領域への強みと、金融・製造領域における高い専門性。
  • キャリア: 社会や企業の未来を構想する上流工程から、テクノロジーによる具体的な社会実装までを一気通貫で経験し、市場価値の高いプロフェッショナルへと成長できる。
  • 選考: 高い論理的思考力に加え、テクノロジーへの強い関心と、それを用いて社会や企業の課題を解決したいという高い志が問われる。

電通総研は、知的好奇心と社会貢献への強い意欲を持ち、テクノロジーを武器に未来を自らの手で創造していきたいと考える人材にとって、最高の挑戦の舞台を提供しています。この記事が、あなたのキャリアを考える上での一助となれば幸いです。

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最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、
我々のチームが最初に考えたのが
「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき
「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったら
どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

プログラムの全体像はこちらです。

①正しく学ぶ

Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って
必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。

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②反復練習で定着:課題ケース演習

厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある

と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。

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我々の初回メンタリングはありがちなサービス勧誘・営業の場ではなく
本プログラムの 『0講目』の扱いですから、
「これがStrategistsのクオリティか」とご実感いただける機会になることをお約束します。

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参加特典

大谷

新卒でMBB2社に内定。Strategists卒業生。通常半年から1年ほど対策期間を要する新卒の戦略コンサル就活において、たった3ヶ月で内定を獲得。「内定獲得の秘訣は対策の量ではなく、質である」という考えから、現在は質の高いコンテンツ作成や指導を行っている。

ケース面接対策塾Strategists
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