企業研究

リッジラインズ(Ridgelinez)の選考プロセスと各部門の業務内容を徹底解説!総コン企業研究シリーズ⑪

「リッジラインズ(Ridgelinez)ってどんな会社?」
「富士通発のコンサルファームらしいけど、他の総合コンサルと何が違うの?」
「リッジラインズの選考ってどんな感じ?対策はどうすればいい?」

2020年に設立された、比較的新しいコンサルティングファーム、リッジラインズ。富士通グループという強固なバックボーンを持ちながらも、独自のカルチャーを築き、急成長を遂げていることで注目を集めています。

特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)領域における「変革創出」に強みを持ち、従来のコンサルティングの枠組みにとらわれない新しい価値提供を目指しています。

この記事では、数々のコンサル内定者を輩出してきた「Strategists」が、リッジラインズという企業の本質的な特徴から、具体的な部門別の業務内容、そして気になる新卒・中途採用の選考プロセスまで、一次情報や定量的な分析を交えながら、どこよりも詳しく、そして解像度高く徹底解説します。

この記事を読めば、リッジラインズがどのようなファームで、どのような人材を求め、どうすれば選考を突破できるのか、その全貌が明らかになるはずです。



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1. リッジラインズ(Ridgelinez)の基本情報とファームとしての特徴

まずは、リッジラインズがどのような企業なのか、その成り立ちと特徴から見ていきましょう。

会社概要

項目内容
会社名リッジラインズ株式会社(Ridgelinez Limited)
設立2020年4月1日
代表者代表取締役CEO 今井 俊哉
資本金1億円
株主富士通株式会社 100%
所在地東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング
従業員数約600名(2024年4月時点)
事業内容DX(デジタルトランスフォーメーション)に関するコンサルティングサービス

リッジラインズ最大の特徴:「変革創出企業」としての立ち位置

リッジラインズを理解する上で最も重要なキーワードが「変革創出企業」です。これは、単なるコンサルティング(助言)に留まらず、クライアントと共に汗をかき、変革を「創り出し」、その実現まで伴走するという強い意志を表しています。

富士通発のDNAと独立性

リッジラインズは、日本を代表するIT企業である富士通からカーブアウト(事業分離・独立)して誕生しました。この成り立ちが、同社のユニークなポジショニングを形成しています。

  • 強固なテクノロジー基盤: 富士通が持つ最先端のテクノロジーやソリューション、そして長年にわたり日本の大企業のシステムを支えてきた実績と信頼が、リッジラインズの提案に説得力と実現可能性をもたらします。机上の空論ではない、地に足のついたDX推進が可能です。
  • 独立した意思決定: 一方で、リッジラインズは富士通の製品やサービスに縛られない、完全に独立した立場でクライアントに最適なソリューションを提案する「ベンダーニュートラル」を徹底しています。これにより、真にクライアントの利益を第一に考えた、客観的で最適なコンサルティングが可能となります。

「ストラテジー」「デザイン」「テクノロジー」の三位一体

リッジラインズのコンサルティングは、以下の3つの専門性が融合している点が特徴です。

  1. ストラテジー(Strategy): 経営戦略、事業戦略、DX戦略など、変革の「方向性」を描きます。
  2. デザイン(Design): 顧客体験(CX)、従業員体験(EX)、業務プロセス、サービスなどを、人間中心設計の思想に基づき具体的に「デザイン」します。
  3. テクノロジー(Technology): AI、IoT、クラウド、データアナリティクスなどの最新技術を活用し、デザインされた変革を「実装」します。

多くのコンサルティングファームがこれらのいずれかに強みを持つ中で、リッジラインズは構想策定から実装、その先の定着・成果創出までを一気通貫で支援できる体制を強みとしています。

「人」を起点としたカルチャー

「人、すべてが『変革の起点』である。」というパーパスを掲げ、社員一人ひとりの個性や想いを尊重するカルチャーが根付いています。

  • 多様なバックグラウンド: 総合コンサル、戦略コンサル、ITベンダー、事業会社、デザインファーム、官公庁など、多様な経歴を持つプロフェッショナルが集結しており、互いの専門性をリスペクトし合う文化があります。
  • フラットな組織: 役職に関わらず「さん」付けで呼び合い、自由に意見を交わせる風通しの良い環境です。
  • 成長支援: 充実した研修制度やナレッジシェアの仕組み、1on1などを通じて、社員の継続的な成長を支援しています。

これらの特徴から、リッジラインズは「テクノロジーに裏打ちされた実現可能性」と「真にクライアントに寄り添う変革へのコミットメント」を両立させた、新しいタイプのコンサルティングファームであると言えるでしょう。

2. リッジラインズの採用動向:大学・企業・業界別 バックグラウンド分析

リッジラインズがどのような人材で構成されているのか、その採用動向を定量的なデータから分析することで、ファームが求める人物像や専門性の傾向が見えてきます。ここでは、公開されている情報や各種SNSのデータを基に、採用者のバックグラウンドを解き明かします。

新卒採用:大学別バックグラウンド分析

リッジラインズの新卒採用は、特定の大学に偏ることなく、幅広い大学から優秀な人材を採用しているのが特徴です。

新卒採用者の出身大学(推定上位・順不同)

  • 早慶上智・MARCH・関関同立: 最もボリュームが大きい層。特に早稲田大学、慶應義塾大学からの採用が目立ちます。
  • 旧帝国大学: 東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学など、トップ国立大学からも安定的に採用しています。
  • 東京工業大学・その他理系単科大学: テクノロジーへの強みを反映し、情報系や理工系の専門性を持つ学生も多く採用されています。
  • 地方国公立大学: 首都圏の大学だけでなく、全国の有力大学にも門戸を開いています。

分析から見える傾向:
いわゆる「学歴フィルター」は存在しないと考えられますが、論理的思考力や学習能力のポテンシャルを示す指標として、一定水準以上の学歴を持つ学生が結果的に多くなっていると推測されます。重要なのは、大学名そのものよりも、学生時代に何を学び、どのような思考力を培ってきたかです。文理のバランスも良く、多様な専門性を求めていることが伺えます。

中途採用:出身企業・業界別バックグラウンド分析

リッジラインズの大きな特徴は、多様なバックグラウンドを持つ中途採用者が組織の中核を担っている点です。

中途採用者の出身業界・企業(分類別)

  • コンサルティングファーム出身者:
    • 総合コンサル(特にBig4): アクセンチュア、PwCコンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティング、KPMGコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティングなど。最も多いバックグラウンドであり、特にDX関連のプロジェクト経験者が即戦力として活躍しています。
    • 戦略コンサル: BCG、A.T. カーニー、ローランド・ベルガーなど。少数ながらトップファーム出身者も在籍し、戦略策定能力の中核を担っています。
    • IT系コンサル: アビームコンサルティング、ベイカレント・コンサルティングなど。
  • IT・テクノロジー企業出身者:
    • SIer/ITベンダー: 富士通(親会社)、NTTデータ、NEC、日立製作所、日本IBMなど。大規模システムの構築・導入経験や、深い技術的知見を持つ人材。
    • SaaS/Web系企業:
  • 事業会社出身者:
    • 製造業: トヨタ自動車、ソニーグループ、パナソニックなど。業務改革や新規事業開発、サプライチェーンマネジメントなどの実務経験者。
    • 金融機関: メガバンク、証券会社、保険会社など。金融システムの知見や、業界特有の業務プロセスを理解している人材。
    • その他: 通信、小売、エネルギーなど、幅広い業界から参画。
  • その他専門ファーム・官公庁出身者:
    • デザインファーム/広告代理店: UI/UXデザイン、サービスデザイン、ブランディングなどの専門家。
    • 官公庁/シンクタンク: 政策立案や社会課題解決に関する知見を持つ人材。

分析から見える傾向と中途採用者に求められること:
リッジラインズの「ストラテジー」「デザイン」「テクノロジー」という三位一体のサービスモデルを反映し、採用者のバックグラウンドも極めて多様です。

  • コンサル経験者は即戦力: 特に総合コンサルティングファームでDX関連の経験を積んだ方は、リッジラインズのプロジェクトにスムーズにフィットしやすいでしょう。プロジェクトマネジメント能力やクライアントとのコミュニケーション能力は必須です。
  • 事業会社・SIer出身者への期待: 単なる技術力だけでなく、その技術をどうビジネス課題の解決に結びつけるかという「ビジネスへの翻訳能力」が求められます。業界特有の深い業務知識(ドメイン知識)や、大規模プロジェクトを動かしてきた経験は大きな武器になります。
  • 異分野の専門性も歓迎: デザイン思考、UXリサーチ、データサイエンスなど、特定の領域で高い専門性を持つ人材は、チームに新たな視点をもたらす存在として歓迎されます。

中途採用では、これまでの経験で培った「専門性(Spike)」と、それをコンサルティングという場で活かすための「論理的思考力」「コミュニケーション能力」「変革へのマインドセット」が共通して求められると言えるでしょう。

3. リッジラインズの部門別解説:あなたの専門性はどこで活きる?

リッジラインズは、クライアントの変革をEnd-to-Endで支援するため、専門性に応じた複数の部門(プラクティス)で構成されています。自分のスキルやキャリア志向がどの部門にフィットするのかを理解することは、転職・就職活動において極めて重要です。

ここでは、リッジラインズの主要な部門(プラクティス)と、それぞれの業務内容や求められる人材像について解説します。

注意:組織構造は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

Business Design & Strategy(ビジネスデザイン & ストラテジー)

  • 役割・業務内容:
    クライアントの「変革の羅針盤」を描く、最も上流の戦略策定を担う部門です。全社戦略、事業戦略、新規事業立案、DX戦略策定、サステナビリティ戦略など、経営層が抱える重要課題に取り組みます。市場分析、競合分析、財務分析といった緻密な分析に基づき、論理的かつ創造的な戦略を構築します。
    • プロジェクト例:
      • 大手製造業の中期経営計画策定支援
      • 金融機関のデジタル新規事業立案と事業計画策定
      • 小売企業のOMO(Online Merges with Offline)戦略策定
      • 企業のパーパス策定とサステナビリティ戦略への統合支援
  • 求められる人材像・スキル:
    • 高い論理的思考力・構造化能力: 複雑な経営課題を構造的に捉え、本質的な論点を特定する力。
    • 仮説構築・検証能力: 限られた情報から質の高い仮説を立て、分析を通じて検証していく力。
    • ビジネス・財務知識: 経営戦略論やマーケティング、会計・ファイナンスに関する基本的な知識。
    • 知的好奇心と情報感度: 幅広い業界や最新のビジネストレンドに対する高い関心。
    • 出身者の傾向: 戦略コンサルティングファーム、総合コンサルの戦略部門、事業会社の経営企画・事業開発部門などの出身者が多いです。

Customer Experience & Service Design(カスタマーエクスペリエンス & サービスデザイン)

  • 役割・業務内容:
    顧客視点(人間中心設計)で、優れた顧客体験(CX)や新しいサービスをデザイン・創造する部門です。単なるWebサイトやアプリのUI/UX改善に留まらず、製品、サービス、店舗、従業員の応対など、顧客とのあらゆる接点(タッチポイント)を横断した体験価値の向上を目指します。
    • プロジェクト例:
      • 通信キャリアの顧客ロイヤリティ向上のためのCX戦略策定と新サービス設計
      • 保険会社のオンライン申込プロセスのUX改善とコンバージョン率向上
      • 商業施設のデジタルとリアルを融合した新しい購買体験のデザイン
      • BtoB企業の顧客サポート体制の改革と顧客満足度向上
  • 求められる人材像・スキル:
    • デザイン思考・人間中心設計(HCD)への理解と実践経験: ユーザーリサーチ、ペルソナ/カスタマージャーニーマップ作成、プロトタイピングなどのスキル。
    • 共感力と顧客視点: 顧客のインサイト(深層心理)を深く理解し、その立場に立って物事を考える力。
    • UX/UIに関する知識:
    • 創造性と発想力: 新しいサービスや体験を生み出すアイデア力。
    • 出身者の傾向: デザインコンサルティングファーム、広告代理店のプランナー、事業会社のサービス企画・UXデザイナー、Web制作会社などの出身者が多いです。

Technology & Data-driven Transformation(テクノロジー & データドリブン トランスフォーメーション)

  • 役割・業務内容:
    最先端のテクノロジーとデータ活用を武器に、企業の変革を実装・実現する部門です。AI、IoT、クラウド、データアナリティクスなどの技術知見を活かし、具体的なシステム構想策定、データ活用戦略、技術的な実現可能性評価(PoC)、そして導入支援までを担います。
    • プロジェクト例:
      • 製造業における工場スマート化(IoT/AI活用)の構想策定と導入支援
      • 小売企業におけるデータ基盤構築とパーソナライズドマーケティングの実現
      • 全社的な基幹システム刷新(ERP導入など)におけるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)支援
      • AIチャットボット導入によるコールセンター業務の効率化
  • 求められる人材像・スキル:
    • 特定の技術領域に関する深い専門知識: AI、クラウド(AWS, Azure, GCP)、データ分析、サイバーセキュリティなど。
    • アーキテクチャ設計能力: ビジネス要件をシステム全体の構造に落とし込む能力。
    • プロジェクトマネジメント能力: 大規模・複雑なITプロジェクトを管理・推進するスキル。
    • 技術とビジネスの架け橋となる能力: 専門的な技術を、ビジネスの言葉で分かりやすく説明し、経営課題解決に繋げる力。
    • 出身者の傾向: SIer、ITコンサル、SaaSベンダー、事業会社のIT部門・データサイエンティストなどの出身者が中心です。

これらの部門は独立して動くだけでなく、プロジェクトに応じて各部門の専門家がチームを組み、連携しながらクライアントの課題解決にあたります。自身のコアスキルを軸にしながらも、他の領域の専門性を吸収し、キャリアの幅を広げていくことが可能な環境です。

4. リッジラインズの選考情報:プロセスと対策のポイント

リッジラインズの選考は、新卒採用と中途採用でプロセスや内容が異なります。ここでは、それぞれの選考フローと、各段階で求められること、そして具体的な対策のポイントについて解説します。

新卒採用の選考プロセスと対策

リッジラインズの新卒採用は、一般的な総合コンサルティングファームの選考フローと類似していますが、同社の特徴を反映したポイントも存在します。

【選考フロー(例)】

  1. エントリーシート(ES)+ Webテスト
  2. グループディスカッション(GD)
  3. 複数回の個人面接(ケース面接・人物面接)
  4. 最終面接
  5. 内定

1. エントリーシート(ES)+ Webテスト

  • 内容:
    • ES: 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機など、標準的な設問が多い傾向にあります。「変革」や「挑戦」といったキーワードに関連する設問が出されることもあります。
    • Webテスト: SPIや玉手箱など、標準的な形式が採用されることが多いです。
  • 対策ポイント:
    • ES: リッジラインズのパーパスである「変革創出」や、自身の経験を絡めて「なぜリッジラインズでなければならないのか」を論理的に記述することが重要です。単に「DXに興味がある」だけでなく、どのような変革を起こしたいのか、そのために自身の強みをどう活かせるかまで踏み込んで書くと評価が高まります。結論ファーストで簡潔に記述する基本は必須です。
    • Webテスト: 市販の対策本で繰り返し演習し、高得点を安定して取れるように準備しましょう。コンサルティングファームの選考は、Webテストのボーダーが高い傾向にあるため、油断は禁物です。

2. グループディスカッション(GD)

  • 内容: 5〜6人のグループで、与えられたテーマについて議論し、結論を発表する形式です。テーマは「〇〇業界の未来予測」「社会課題の解決策」など、ビジネスや社会に関する抽象度の高いものが多い傾向にあります。
  • 対策ポイント:
    • 役割の意識: リーダー、書記、タイムキーパーといった役割に固執する必要はありません。重要なのは、議論の目的に向かってチームに貢献することです。
    • 論理的な議論の推進: 感情論や思いつきではなく、構造的に論点を整理し、根拠に基づいて意見を述べることが求められます。
    • 傾聴と協調性: 他のメンバーの意見をしっかりと聞き、尊重し、良いアイデアは取り入れながら議論を発展させる姿勢が重要です。他者を否定するのではなく、建設的な意見を重ねることを意識しましょう。
    • 時間管理と結論へのコミット: 限られた時間内に、グループとして一定の結論を出すことを目指します。議論が発散した際には、本筋に戻すような働きかけも評価されます。

3. 個人面接(ケース面接・人物面接)

  • 内容: 面接官と1対1で、ケース面接と人物面接が複数回行われます。年次の若い社員から始まり、徐々にマネージャー、パートナーへと面接官の役職が上がっていきます。
    • ケース面接: 「〇〇の売上向上施策」「〇〇の市場規模推定」など、オーソドックスなビジネスケースが多い傾向にあります。コンサルティングファームの面接で一般的に問われるような、論理的思考力、構造化能力、仮説構築力が問われます。
    • 人物面接: ESの内容の深掘り、志望動機、学生時代の経験、キャリアプランなどについて質問されます。
  • 対策ポイント:
    • ケース面接: 市販の対策本や当サイトのようなWebメディアで、基本的な解法と思考プロセスをマスターすることが第一歩です。その上で、友人やキャリアセンター、転職エージェントなどを活用して、必ず模擬面接を繰り返しましょう。自分の思考を声に出し、相手に分かりやすく伝える練習は不可欠です。
    • 人物面接: なぜコンサルタントなのか、なぜ総合コンサルの中でもリッジラインズなのか、入社して何を成し遂げたいのか、という問いに対して、一貫性のあるストーリーで語れるように準備します。「富士通の技術力」と「コンサルとしての独立性」というリッジラインズのユニークな点に魅力を感じている、といった点を自身の経験と結びつけて語れると良いでしょう。

中途採用の選考プロセスと対策

中途採用は、応募者の経験やスキル、応募するポジションによってプロセスが異なりますが、基本的な流れは以下のようになります。

【選考フロー(例)】

  1. 書類選考
  2. 複数回の面接(ケース面接・専門性・カルチャーフィット)
  3. 最終面接
  4. 内定

1. 書類選考(職務経歴書)

  • 内容: 職務経歴書、履歴書を提出します。エージェント経由での応募も一般的です。
  • 対策ポイント:
    • 実績の定量的な記述: これまでの業務でどのような役割を担い、どのような成果を出したのかを、具体的な数字を用いて記述します。(例:「〇〇プロジェクトをリードし、コストを前年比15%削減」)
    • リッジラインズとの親和性: 自身の経験やスキルが、リッジラインズのどの部門(ストラテジー、デザイン、テクノロジー)で、どのように活かせるのかを明確にアピールします。応募する部門の業務内容を深く理解しておくことが重要です。
    • 「変革」へのマインドセット: 過去に現状を良しとせず、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込んで変革を推進した経験があれば、絶好のアピール材料になります。

2. 面接(ケース面接・専門性・カルチャーフィット)

  • 内容: 通常、2〜4回程度の面接が行われます。新卒同様のケース面接に加え、職務経歴の深掘りや専門スキルに関する質疑応答が中心となります。
  • 対策ポイント:
    • ケース面接: 新卒と同様の思考力に加え、自身の業務経験に基づいた現実的な視点や深い洞察が求められます。(例:製造業出身者であれば、売上向上策として現場オペレーションの改善にまで踏み込んだ具体的な提案ができるか)
    • 専門性の証明: これまでのキャリアで培った専門知識やスキルについて、具体的なプロジェクト事例を交えながら、論理的に説明できるように準備します。「何をやってきたか(What)」だけでなく、「なぜそうしたのか(Why)」「どのようにやったのか(How)」まで深掘りされます。
    • カルチャーフィット: リッジラインズのパーパスやバリューへの共感を、自身の言葉で語れることが重要です。転職理由が前向きであり、新しい環境で学び、チームに貢献する意欲が高いことを示しましょう。

過去問情報(お題例)

過去の選考で出題されたケース面接のお題には、以下のようなものがあります。
(注意:これらはあくまで一例であり、解説は行いません。思考のトレーニングとしてご活用ください。)

  • 売上向上系:
    • 「とある地方銀行の収益向上施策を考えよ」
    • 「国内アパレルメーカーのEC売上を3年で2倍にするには?」
    • 「大手家電量販店の売上向上戦略」
  • 新規事業・市場参入系:
    • 「日本の大手電力会社は、東南アジアの再生可能エネルギー市場に参入すべきか?」
    • 「大手食品メーカーが持つアセットを活用した新規事業を立案せよ」
  • 社会課題・業務改善系:
    • 「日本のフードロス問題を解決するには?」
    • 「建設業界の労働生産性を向上させるための施策を考えよ」
  • フェルミ推定:
    • 「日本国内にある電柱の数は?」
    • 「年間で消費されるコーヒー豆の量は?」

5. まとめ:リッジラインズは「変革を創出する」新しいタイプのファーム

本記事では、富士通発のコンサルティングファーム「リッジラインズ」について、その成り立ちから事業内容、採用動向、そして選考プロセスまでを徹底的に解説してきました。

最後に、リッジラインズという企業の本質を改めて確認し、どのような方がこのファームで活躍できるのかをまとめます。

リッジラインズを目指す上で抑えるべき3つのポイント

  1. 「変革創出企業」としての強い意志: 単なる助言者(コンサルタント)ではなく、クライアントと共に汗をかき、変革を「創り出す」当事者として、実現まで伴走する強いコミットメントが求められます。
  2. 三位一体のサービスモデル: 「ストラテジー」「デザイン」「テクノロジー」の専門性が融合し、構想から実装までを一気通貫で支援できる点が最大の強みです。自身の専門性を軸に、他の領域の知見を吸収したい方には最適な環境です。
  3. 多様なバックグラウンドを尊重するカルチャー: コンサル、SIer、事業会社、デザインファームなど、様々な専門性を持つ人材が集まり、互いを尊重し合うフラットな文化が根付いています。異分野のプロフェッショナルとの協業を楽しめることが重要です。

どのような人にリッジラインズは向いているか?

リッジラインズは、富士通という強固なテクノロジー基盤と、ベンダーニュートラルな独立性を両立させたユニークなポジションを確立しています。

そのため、机上の空論で終わらない、地に足のついた変革を実現したい方、そして自身の専門性を活かしながら、既存の枠組みにとらわれず、社会や企業の大きな変革に当事者として関わりたいと考える方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

この記事が、あなたの企業研究と選考対策の一助となれば幸いです。

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それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
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②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
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なのではないか?ということでした。

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プログラムの全体像はこちらです。

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厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
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教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。

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③実践&現状把握:模擬ケース面接

専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。

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メンタリングの質へのこだわり

皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。

『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。

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