はじめに
ケース面接対策塾Strategists、内定者講師の大谷です。
A.T. カーニー(KEARNEY)に新卒・中途で内定獲得・入社を目指される皆様、A.T. カーニー対策はバッチリでしょうか?
「尖った個」の集団を目指すA.T.カーニーは、論理力だけでなく、高い志を持ち、主体的に挑戦することができる個性の持ち主であるかを問う独特の選考課程で知られます。
そのため、フェルミ推定・ケース面接の対策はもちろんですが、「自分はコンサルに行って何がしたいのか?」「コンサルの中でもなぜA.T.カーニーなのか?」という問いについても深く考える必要があり、その点で他のファームよりも対策が難しいといえるでしょう。
この記事では、そんなA.T. カーニーで「尖った個」の一員として活躍したいと願う皆さまのために、A.T. カーニーの特徴から選考対策方法までを網羅的に解説します。
徹底的なサポートで多くの戦略コンサル内定者を輩出してきた私たちだからこそお届けできる実践的なアドバイスが詰まった記事になっています。
我々について・実績
【初心者からMBB内定を実現したお客様のインタビュー】
【告知】我々が誇るマンツーマン指導プログラムについて
(Keaney対策もバッチリです)
A.T.カーニーについて
基本情報
沿革
A.T. カーニーは1926年にアンドリュー・トーマス・カーニーによって設立されました。高度な専門性、目に見える成果の実現、顧客企業との密接な協働作業を最大の強みとし、現在では、世界41の国と地域71拠点に展開しています。あらゆる主要産業分野の大手企業や政府系機関等を中心顧客とし、戦略からオペレーション、ITにいたるまで一貫した高品質のサービスを提供しています。東京オフィスは1970年に設立され、以降アジア市場への進出の拠点となってきました。(参考:会社概要 | Kearney)
・従業員数:グローバル約5,300名、日本約270名
・アルムナイ:楠雄治(楽天証券代表取締役)、塩濱剛治(Uber日本法人代表取締役社長)など
どのような人材を求めているか?
A.T.カーニーの日本代表・関灘茂氏のメッセージ(日本代表からのメッセージ)からは、A.T.カーニーの日本オフィスが「社内外の才能溢れる “尖った個” からなるベストチーム」、「日本企業と社会の “可能性を解き放つ” ことへの貢献」、「“創造と変革のリーダーの輩出” へのパッション」という3つの方向性を掲げていることが読み取れます。
これは採用の方針(採用情報 | Kearney)にも反映されており、日本に変革をもたらし、世界をも変えていこうという強いパッションを持ちつつ、A.T.カーニーに10年・20年単位で在籍する中で個人の力を成長させようとする人材を求めていることがわかります。
また、非公式なものではありますが、人事担当の方のX(https://x.com/KnYwebtno17_XX)からも、カーニーが一貫して、意志の強い尖った個を求めていることがわかります。
具体的には、カーニーが求める人物像について「すぐには実利に結び付かないことを考えることが好きな人」「クセが強かったり、周りから浮いていても良いけど(というか、むしろ推奨してます)、”evil”な人は許容してはいけない」とされており、カーニーの志望度が高い人はこちらも要チェックです。
特に直近の選考を受ける人には要チェックなポストを抜粋しています。
選考について
選考において重視されること
これまで述べてきたように個性を重視するA.T.カーニーの選考においては、型にとらわれずに思考する力が重視されています。
HP(ケースインタビュー | Kearney)では、他ファームと同じように論理的に考えを伝えられることに加えて、クリエイティブに考え、既成概念を超えた意見を表現することが求められており、一般的なフレームワークやそれっぽい言葉を使用することは「してはいけないこと」であると明記されています。
選考フロー(新卒)
主に夏と冬に採用活動を行っています。また、夏の選考で落ちても、以降の選考に参加することができます。採用人数は5~15人と少数ですが、選考基準は「一定のレベルに達しているか」であり、規定の採用人数があるわけではないと言われています。
選考状況によっては、春選考を行うこともあります。ただし、春選考の対象が「これまでの採用プロセスに応募したことがない人」となることもあるため、、志望度が高いのであれば夏から選考を受けるのがおすすめです。
また、大学4年生の6月にニューノーマル採用も行われています。これは、一定の分野で大きな成果を残すことや社会に貢献することに対して高い志を持つ学生を採用するために新設された採用ルートです。
具体的にはアカデミアを極めようとしていた方(院・博士課程進学準備、研究に没頭している方)、国家資格を取得して特定分野を極めようとしていた方(国家公務員試験、司法試験、会計士試験、医師国家試験 等)や、学生起業や長期インターンに没頭されていた方、部活動で成果を出すことに没頭していた方(体育会系の部活動)などを対象にしています。
HP(”ニューノーマル採用” ~採用担当パートナーインタビュー~ | Kearney)によると、ニューノーマル採用では、通常の選考プロセスよりも地頭・実践力を測るような選考プロセスが取り入れられているとされます。
26卒採用の際には、イベントを通しての採用も行なっていました。具体的には、農林水産省との共同開催で特定の課題を解決する政策を考える「政策シミュレーションイベント」(3月後半)や、複雑な社会課題を解決する次世代のリーダーを育成する「次世代リーダー育成プログラム」(2~5月)が開催されていました。
以下は、一般的な夏選考の選考過程です。
ES(新卒)
毎年かなり変わったお題が出題されます。
論理性を担保しつつ、現実的な範囲で個性的な回答が好まれているようです。また、25卒では、ESが優秀だった場合ウェブテストが免除となりました。
- 【悪魔的しりとり】
■ルール■
・基本は二人で、普通のしりとりをする
・50音のうち、先に相手に言われた音は、自分は使えない。つまり、自分が使えるのは、まだ使われてない音と、自分が先に言った音です。
・濁音/半濁音は、基となる音の所有権に従属します
例:「は」を取られたら、「ば」も「ぱ」も使えません
・しりとりを繋ぐ際の先頭の文字のみ、直前に相手が言った最後の文字を使える
例:相手が「オムライス」と言った場合は、その直後のみ単語の頭で「ス」を使えるが、その単語の中の他の音及び、それ以降は自分は「ス」は使えない
・しりとりに使う単語は、必ず3文字以上(自分が取った文字、まだ使われてない文字の配分は、何文字づつでもOK)
・上記ルールが示されてから、30分後にゲーム開始(その30分間は自由に考えられます)
・先手か後手かは、ルール提示と同時に決められ、ゲームのスタートは、開始時に開催者がランダムに決めた言葉に対し、先手からしりとりを始めます。なお、開催者が決めたランダムな言葉の音は、最初はどちらの所有でもありません。その後どちらかが使えば、その人の所有になります
■勝ち負け■
・しりとりとして成立していなければ負け
・1分以内に言えないと負け
・自分が使えない単語を使った場合も負け
・勝ち負けが決まらず50音のうち25音以上が使われた時点でゲームは終了し、獲得した音の数が少ない方が勝ち
■お題■
・あなたが後手の場合、最初に相手が言う単語に対し、次にあなたが言う単語は、どのような戦略・方針に則って考えますか
・仮に、開催者が最初の単語を「あさり」と提示し、先手である相手が、「りんごあめ」と言ったとき、次にあなたはなんと答えますか
・上記の2点に関し、最大800文字以内で回答してください。内容次第で、文字の多寡は一切問いません。(25卒) - 【スナック菓子を持つ男】
・ビジネスにおいて、仮説とは「ある論点に対する仮の答え」というように広くとらえる人もいる一方で、仮説とは「観察された複数の事実を、最も統合的に説明できる理論体系」という定義をする人もいます。
・そこで、仮に、後者の仮説の定義に立った場合に、下記の1~3の事実があった時に成り立ちうる仮説を1つ述べるとともに(仮説1)、その仮説に沿って事実1~3を説明してください。
・また、その仮説に対し、追加的に2つの事実を設定し、仮説2が成り立つようにしてください。
■事実■
1.大雨の日、海岸に傘を差さずに黒い服を着た男がぽつんと立っている
2.手には、スナック菓子を持っている
3.遠くには、彼を眺める数人の人たちがいる
■仮説2■
「彼は、小学生時代に初めてのお年玉で買ったヒーローの変身ベルトが壊れていることに気づいて泣き叫び、着の身着のままで、50km離れた湘南の海まで走ってきたのだろう」
※なお、本ESにおいては、仮説1と仮説2は、中身が違えば違うほど望ましいです。
※最大800字でお答えください(内容次第で、文字の多寡は一切問いません)(24卒) - あなたの友人が、脱サラして東京都内に“のらぼう”(のらぼう菜:多摩地方を中心に栽培される野菜)専門の飲食店を開店しようとしています。
友人は、“のらぼう”が、あまり世間に浸透していないことを懸念して、若者に受ける別名を付けようと考え、 “のらぼう”を「多摩の暴れん坊」と名付けて売りだそうとしています。
戦略コンサルタントであるあなたは、友人のネーミングセンスに絶望し、あなたなりのアイデアを提供することにしました。
■問い■
アボカドの「森のバター」や、タコの「悪魔の魚」といった別名のように、“のらぼう”に、若者に浸透するような別名を付けてください。また、その別名を付けた理由もお答えください。回答は1,000字以内とします。(文字の多寡は一切問いません)。(23卒)
過去のESのお題や講評がHP(ES解説/講評 | Kearney)内で公開されているため、参考にしましょう!
また、先ほど紹介した人事担当のXにて、
「学歴は高校時代の到達点、GPAは大学で勉強を頑張ったか、ガクチカは大学で勉強以外で何を頑張ったか、ESは現時点での思考力や論理力を表すので、どれもそれぞれきちんと評価(している)」
「カーニーのESでは、ESの内容はもちろんですが、過去頑張った証拠としての学歴・経歴、現在学問を頑張っていることの証拠としてのGPA、学問以外での成果などを多面的に見て合否を出してます。ですので、どれかが悪くても、他の魅力を伝えてください」
とされています。各項目に全力を注ぐことはもちろんですが、自分の魅力は何なのかを見極め、それをアピールできるものにより注力しましょう。
ウェブテスト(新卒)
自社独自のWEBテストが課されます。オンラインではありますが、WEBEXでカメラオンの状態を監視されての受験となります。
計数問題、判断推理の問題、英語などが幅広く20問程出題され、制限時間は40分です。
正解すると1問3点が得られる一方で、不正解だと1点マイナスされ、回答しないことも選択できるので、自信のない問題は無理に回答しない方が賢明です。
かなり難易度は高く、6割程度が合格ラインと言われています。対策としては、公務員対策試験の数的処理、判断推理の問題を解いてみるといいでしょう。
一次選考
一次選考は一対一の面接あるいはグループディスカッションが行われます。新卒はまずグループディスカッションから始まることが多いです。
一対一の面接の場合
面接官(若手〜マネージャークラスの社員)との面接がオンラインで30分ほど実施されます。面接の開始時間になるとメールでお題が送付され、15分ほど思考時間が与えられたのち、それをもとに15分ほどで発表・ディスカッションを行います。お題とともに資料が送付され、資料から洞察を導くことを求められる場合もあります。
発表の前に自己紹介・アイスブレイクを行うかどうかは面接官によってまちまちのようです。
お題は、一般的なものから抽象的なものまで様々です。これまでの指導経験から、50%ほどが一般的なフェルミや売上向上の問題であり、残りの50%ほどが抽象度の高い問題だと推測されます。
Kearney ケース面接過去問
・らしさとは何か?らしさを生み出すためには何が必要か?
・国民とは何か?国民という概念は今後なくなると思うか?
・(カーシェア市場についての簡単な資料が送付されたうえで)2025年のカーシェアの市場規模を求めなさい
・とあるエレベーター建設会社の売上向上
・ロボティクス技術が人間に適用されるとしたら、身体のどの部位が最初になるであろうか?
・企業に対して強制的に「管理職に占める女性比率3割以上」の実現を求めることの是非を検討せよ
・高給の代わりに長時間労働をする体制に対する是非を論ぜよ
グループディスカッションの場合
面接官(若手〜マネージャークラスの社員)と学生3-5名でのグループディスカッションがオンラインで30〜1時間ほど実施されます。
一対一の面接の場合と同様に、面接の開始時間になるとメールでお題が送付され、15~30分ほど思考時間が与えられたのち、それをもとにその後の30分で、学生1人1人が回答を発表したのち、全員でのディスカッションを行います。
Kearney グループディスカッションの例題
・居酒屋の売上向上施策
・健康維持目的のプロテイン飲料の市場規模(現在と10年後)と10年後にむけての売上向上施策
・分析とは何か?chatGPTに代表される生成AIが進化した時に分析する能力が不要になるか?
二次面接(新卒)
面接官(若手〜マネージャークラスの社員)との面接がオンラインで30分ほど実施されます。一次面接と同様、面接の開始時間になるとメールでお題が送付され、15分ほど思考時間が与えられたのち、それをもとに15分ほどで発表・ディスカッションを行います。
また、場合によってはインターンに進む前に、同様の形式で三次面接が行われることもあるようです。
インターン(4days)@東京オフィス(新卒)
4日間にわたる個人ワーク形式のジョブ選考が実施されます。約10〜15名の参加者が、それぞれ具体的な企業が抱える課題に対して解決策を考え、最終日にプレゼンテーションを行います。各参加者には、1〜2名の社員がメンターとしてつき、議論をサポートします。
例題:
・早稲田アカデミーが抱える経営課題の分析と戦略策定
・セイコーの売上向上施策
ジョブでは、初日に会社紹介や社長講演などがあり、その後は個人ワークが中心となります。各日昼頃には社員紹介やプロジェクト紹介が行われ、フラットに質問する機会があります。
また、各日午後にメンターとの壁打ちが1回用意され、夜の時間帯には同じ業界に取り組む学生同士で別の社員を含めディスカッションを行います。
4日間という限られた時間を最大活用し、内定を獲得するために以下の点に注意しましょう。
- 考え抜く力
最終プレゼンはその評価に大きなウェイトを占めると考えられます。わかりやすい伝え方などの基礎スキルはもちろんのこと、鋭い質問に対しても動じず冷静に対応できるよう、自分のアウトプットを高めておきましょう。
カーニーのジョブでは、課題発見から解決策の提示、資料作成など、全ての工程を1人で行わなければなりません。
グループワークであれば役割を分担し、各々が得意なことに注力することで、高いクオリティのモノを生み出すことができますが、個人ワークなので自分が苦手なことにも挑戦し最後までやり通すことは重要な要素となってきます。 - 素直さ
カーニーのジョブでは、フィードバックを活かしきるよう心がけましょう。壁打ちやディスカッションの時間に受けたフィードバックをいかに活かせるかがカギになります。
有意義なフィードバックをもらうためには、自分の仮説を持っていくことが大切です。コンサルタントに意見を求める際は、「私は○○だと考えていますが、どう思いますか」というような聞き方ができるとよいでしょう。フィードバックを受ける際には、ただ自分の聞きたいことだけを聞くのではなく、自分の考えを述べ、それに対するフィードバックをもらうように心がけると、社員に自分の考えがあることを伝えることもでき、自分にとってより有意義な回答をもらうことができます。
積極的に社員からのフィードバックを受け止め、改善を重ねることで、次の選考へのチケットをつかみとりましょう。
最終面接(新卒)
面接官(パートナークラスの社員)との1対1の面接がオンラインで実施されます。
面接内容は人によって様々で、その場ですぐにオファーレターを受け取る人もいれば、再度ケース面接が行われ、内定を逃す人もいます。
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選考フロー(中途)
エントリー(中途)
中途の場合、年中いつでも公式サイト(Kearney中途採用)からの募集が可能ですが、エージェントを通じてのエントリーが一般的で、こちらを推奨します。
エージェント選びにもコツがありますので、これからKearneyをはじめ戦コン転職を本格的に目指される方はぜひ一度弊社の初回メンタリングをお受けください。弊社の講師がアドバイスをさせていただきます。予約はこちら
WEBテスト(中途)
新卒と同様の自社独自のWEBテストを受ける必要があります。また、中途の場合、VERSANT(VERSANT)という英語のテストが課されることがあります。
面接(1~3回)
面接官(マネージャー〜パートナークラスの社員)との1対1の面接がオンラインで30分〜1時間ほど実施されます。
新卒に比べて「なぜコンサルタントになりたいのか?」「なぜA.T.カーニーなのか」「A.T.カーニーで何がしたいのか?」という点について詳しく掘り下げられます。
また、ケース面接においては、新卒とは異なり、事前に資料が送付される形式での面接ではなく、その場で出題が行われ、ディスカッション形式の面接が行われることが多い印象です。
テーマに関しても、新卒よりも抽象的なテーマが扱われることは少なく、特定の産業の市場規模推定、それに関連した売上向上施策の策定といったテーマが出題されることが多いです。もちろん、これまでの経歴に関連するテーマで出題が行われることもあります。
面接は経歴等によりますが、1〜3回ほど行われます。
例題:
・メガネの市場規模と、売上向上施策の策定
・運輸業界でDX・GXがもたらす変化と、それを踏まえた上での成長戦略の策定
最終面接
面接官(パートナークラスの社員)との1対1の面接がオンラインあるいは対面で30分〜1時間ほど実施されます。基本的にケース面接とビヘイビア面接が実施され、合格の場合、後日連絡がきます。
例題:
<ケース>
・Chat GPTを普及させるにはどうすればよいか?
・隣に大きな会社が複数入るビルが出来たのに、ファミレスの売上が落ちている理由は?
<人物>
・これまでの経歴において課題を乗り越えた経験
・自分のことをどんな人だと思うか?
過去問
出題傾向
冒頭でも述べたように、A.T.カーニーは選考において「型にとらわれずに思考する力」を重視しており、ケース面接でも、他ファームにはないような明確な答えがない抽象度の高いお題がよく出題されます。ただし、フェルミ推定や売上向上施策を考える一般的なケース面接も同様に出題されるため、どのような問題にも対応できるように対策していくことが必要になります。
意識すべきこと
注意が必要なのは「型にとらわれずに思考する力」とは、決して突拍子もないことを思いつく力ではなく、抽象的なお題であっても、具体的な事例から一定のロジックを導き出し、それをさらに相手に伝わるように言葉に落とし込んでいく力です。
かなり難易度の高いことが求められていますが、一般的なケース面接の対策や長期インターンなどを通して、着実に論理的思考力を養うことが1番の近道かもしれません。
例題:ハマるとは何か?
今回は、A.T.カーニーの特徴である抽象度の高い問題を扱います。
明確な答えが定まっている問題ではありませんが、具体と抽象を行き来する考え方の一例を提示します。
① 具体例を幅出しする
自分自身や家族・友人が何かにハマっていると言える例をいくつか思い出してみましょう。
・とある韓国ドラマを家に帰ってから深夜1時まで見続けている母親
・今まで好きだった飲み会の誘いを断り、ジムに通う友達
・1週間に5回オムライスを食べる友達
また、この時、頭を柔軟にすることを心がけ、なるべく異なる性質の例を多く出すようにしましょう。そうすることで、後のプロセスで相違点を洗い出して行く際により精度の高い回答が得られます。
② 具体例から共通点を洗い出し、仮説を立てる
①の具体例を踏まえると、それらの共通点として「物事に対する熱意や関心が非常に高い状態」であることが挙げられそうです。
ここで、一度「ハマる」とは「物事に対する熱意や関心が非常に高い状態」であると仮説を立てます。
③ 仮説を検証する
その上で、この仮説を踏まえ、「仮説には該当しているが、ハマっているとは言えないもの」あるいは「仮説には該当していないが、ハマっているといえるもの」がないかどうか考えていきます。
ここでは、趣味について考えてみます。
例えば、韓国ドラマを深夜まで見る母親や、ジムに通う友達や、オムライスを頻繁に食べる友達が、その行動を5年以上続けている場合はどうでしょうか?その場合、「ハマっている」と表現するよりも、「趣味」「習慣」という言葉で説明する方が適切であるように感じます。
趣味は長期的に安定して続けられることが多いのに対し、「ハマる」という状態は、他の活動を疎かにしうるほど熱意や関心が高く、その熱中度が持続するかどうかは個人の状況や活動内容によって異なり、その状態が長期的に持続した場合、それは趣味・習慣となると言えそうです。
④ 結論を言葉に落とし込む
③までを踏まえた上で、改めて「ハマる」を「物事に対する熱意や関心が非常に高く、その物事に関する活動に犠牲を惜しまずに従事する短期的な状態」として定義を行います。
今回はかなり簡単に答えを導き出しましたが、①〜③(特に③)を何度も繰り返すことで、より精度の高い回答を導き出すことができます。
対策方法
A.T.カーニーの選考を突破し、内定を獲得するためには、本質的なケース力を鍛えることが必要になります。
一見とっつきにくい問題が多いように見えますが、一般的なケース問題から独自の視点を必要とするケース問題まで、さまざまな問題の演習を通して、本質的な思考力を養うことが1番の近道です。
本章では、一般的なフェルミ推定・ケース面接の対策方法からA.T.カーニーに特化した対策方法までご紹介します!
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それについて考えるところから始まりました。
結論、我々が辿り着いた答えは
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②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
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そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
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プログラムの全体像はこちらです。
①正しく学ぶ
Strategistsのオリジナル教材、教科書・動画講座を使って
必要な思考法や知識を体系的にインプットしていただきます。
②反復練習で定着:課題ケース演習
厳選した良問を、自主課題としてメンターが指定。
時間制限を設けず熟考する形式で自主演習し、
さらに専用フォームに筆記ケース形式でアウトプットしていただきます。
教科書や動画講座で学んだ思考法や知識を思い返しながら
実際の過去問を題材に試行してみる。
あなたの思考力が”変わる・鍛えられる”のが
このトレーニングの役割です。
③実践&現状把握:模擬ケース面接
専属メンターと模擬面接を実施。
詳細なフィードバックをもらうことで
現状を把握し、弱点・課題を発見できるのはもちろん
内定レベルの解答例や思考のポイントなど
1問を題材に「次に活かせる」学びを詳しく解説します。
メンタリングの質へのこだわり
皆さんは『メンタリングの質』というものについて考えたことはありますか?我々は『問題を解き→フィードバックをもらい→模範解答を見る』というプロセスを経ての成長幅こそが『メンタリングの質』だと考えています。
『メンタリングの質』はメンターの質はもちろん、扱う問題と模範解答の質によって決まると考えており、我々のサービスでは厳選された問題からしか出題を行いません。メンタリングでの使用を構想してから実際にお客様にお出しする「デビュー」までに数ヶ月かかることも多いです。
我々はケース対策における「良問」を
・得られる学びが深くて多い
・抽象化して次に活かせる普遍性がある
・これまでのお題とも次回以降のお題とも被らない新たな学びがある
と定義しています。各問題が単に「マッキンゼー対策」「公共系」のような表面的なジャンル分けにとどまらず、「BSとPLの構造理解」「”実現可能性とインパクト”の落とし穴」「サブスク事業のキードライバー」など裏テーマが設定してあります。
ケース対策は量よりも圧倒的に質です。
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