【中途向け/MBB内定者が教える】ベイン(Bain)のケース面接を突破し内定する方法【選考内容・過去問解説あり】

「戦略コンサルタントへのキャリアアップを考えているけど、ベイン・アンド・カンパニーの選考ってどんな感じなんだろう?」
「MBBの一角であるベインの中途採用ケース面接、突破するには何が重要なの?」

マッキンゼー、BCGと並び、世界トップクラスの戦略コンサルティングファーム「MBB」の一角を成すベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)。その卓越した問題解決能力とクライアントへの徹底したコミットメントは、多くのビジネスパーソンにとって憧れの的です。

中途採用でベインを目指す方にとって、その選考プロセス、特にケース面接は、最大の関門であり、入念な準備が不可欠です。

この記事では、ベインへの転職支援で豊富な実績を持つプロフェッショナルが、中途採用に特化したベインの選考内容、ケース面接の出題傾向や評価ポイントを徹底的に解説します。さらに、具体的なフェルミ推定とビジネスケースの例題を通じて、実践的な対策方法を伝授します。

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1. この記事のサマリー:ベイン中途選考突破の鍵

ベイン・アンド・カンパニーの中途採用選考は、あなたの論理的思考力、問題解決能力、そしてカルチャーフィットを厳しく見極めるプロセスです。選考突破のためには、特に以下のポイントを押さえることが不可欠です。

  • ケース面接が最重要関門: 戦略コンサルタントとしての地頭の良さ、論理構築能力、仮説検証力、コミュニケーション能力を総合的に評価。中途採用では、オーソドックスなフェルミ推定とビジネスケースが中心となる傾向ですが、ディスカッションの質と深さが特に重視されます。
  • 「結果」へのコミットメント: ベインは「結果主義(Results, not reports)」を標榜しており、クライアントに具体的な成果をもたらすことを最優先します。ケース面接においても、現実的で実行可能な、そして測定可能な成果に繋がる施策を提案できるかが鍵となります。
  • 「True North」の価値観: ベインの行動規範である「True North」(真北)は、誠実さ、クライアントへの献身、チームワークなどを意味します。ビヘイビア面接では、この価値観に合致する人物かどうかが慎重に評価されます。
  • ビヘイビア面接での深掘り: 職務経歴、転職理由、志望動機、キャリアプランについて、「なぜそう考えるのか」「それによって何を実現したいのか」といった深掘りを通じて、あなた自身の価値観や思考の深さが見られます。「Why Bain?」への明確な答えは必須です。
  • 即戦力としての期待とチームフィット: 中途採用者には、これまでの経験を活かして早期にチームに貢献することが期待されます。同時に、ベインの協調的でサポートし合うチームカルチャーにフィットするかも重要な評価ポイントです。
  • 英語力: グローバルファームであるため、ビジネスレベルの英語力は有利に働きます。選考プロセスで英語力が試される場面も想定しておくべきです。

この記事では、これらのポイントを詳細に解説し、具体的な選考対策と例題演習を通じて、あなたがベインの内定を獲得するための実践的な知見を提供します。

2. ベイン・アンド・カンパニーとは?ファームの特徴と「結果主義」の文化

ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)は、1973年に元BCGのビル・ベイン氏らによって設立された、米国ボストンを本拠地とする世界トップクラスの戦略コンサルティングファームです。マッキンゼー、BCGと並び「MBB」と称され、その卓越した問題解決能力とクライアントへの強いコミットメントで知られています。

ベインの主なファーム特徴:

  • 「結果主義(Results, not reports)」:
    ベインを最も特徴づけるのが、この「結果主義」という理念です。単に戦略を提案するだけでなく、クライアントが実際に測定可能で持続的な成果を達成することを最優先事項としています。コンサルタントはクライアントと深く協働し、戦略の実行から成果創出までを徹底的にサポートします。この成果への強いこだわりは、クライアントからの高い信頼に繋がっています。
  • 「True North」という価値観:
    ベインのコンサルタントが常に指針とするのが、「True North」と呼ばれる5つの価値観です。「誠実かつ公正であること」「クライアントの成功を最優先に考えること」「チームとして協働すること」「常に学び成長し続けること」「情熱を持って取り組むこと」。これらの価値観は、日々の業務や採用プロセスにおいても非常に重視されています。
  • PEファンドとの強固なリレーション:
    ベインは、プライベート・エクイティ(PE)ファンド向けのコンサルティングにおいて、世界的に高い評価と圧倒的な実績を誇ります。デューデリジェンス(投資対象企業の評価)、投資後のバリューアップ支援など、PEファンドの投資サイクルのあらゆる段階で専門的なサービスを提供しています。この領域での強みは、他の戦略ファームとの大きな差別化要因の一つです。
  • 「One Team」アプローチ:
    グローバルで一つのチームとして機能することを重視しており、世界中のオフィスや専門チームが緊密に連携し、クライアントに最適な知見とソリューションを提供します。国境を越えたプロジェクトも多く、多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働する機会が豊富にあります。
  • 実践的かつカスタマイズされたソリューション:
    汎用的なフレームワークに頼るのではなく、各クライアントの固有の状況や課題に合わせて、オーダーメイドで実践的な解決策を構築します。データに基づいた詳細な分析と、現場レベルでの深い洞察を組み合わせることで、実効性の高い戦略を生み出します。
  • 人を育てる文化とサポート体制:
    「社員の成長こそがファームの成長」という考えのもと、人材育成に非常に力を入れています。手厚いメンター制度、充実したトレーニングプログラム、そして何よりも日々のプロジェクトを通じたOJT(On-the-Job Training)によって、コンサルタントとしてのスキルを早期に習得できる環境が整っています。また、チームメンバー同士が互いにサポートし合う協力的な文化も特徴です。

中途採用者に求められるもの(ベインならではの視点):

ベインが中途採用者に期待するのは、基本的な戦略コンサルタントとしての素養に加え、特に以下の点です。

  • 「結果」への執着心と当事者意識: 分析や提案に留まらず、クライアントの成果創出に本気でコミットできるか。困難な状況でも、当事者意識を持って粘り強く課題解決に取り組めるか。
  • 「True North」への共感と実践: ベインの価値観を理解し、それを自身の行動規範として体現できるか。誠実さ、クライアント志向、チームワークを重視する姿勢。
  • PEファンド案件への適性(該当する場合): もしPEファンド関連のキャリアに関心がある場合、M&Aや企業価値評価、事業再生などに関する知識や経験、あるいはその分野への強い興味が求められることがあります。
  • 多様なバックグラウンドを活かす力: これまでの職務経験で培った専門性や知見を、コンサルティングという新しいフィールドでどのように活かし、独自の価値を発揮できるか。
  • チームプレイヤーとしての素養: 個人として優秀であるだけでなく、チームの一員として周囲と効果的に協働し、相乗効果を生み出せるか。

ベインの選考、特にケース面接では、これらのファームの特徴や求める人物像が色濃く反映されます。「結果を出すこと」へのこだわりや、チームで働くことへの意識、そして何よりも「誠実さ」が問われることを念頭に置いて対策を進める必要があります。

次の章では、具体的な選考フローと、各段階の通過率(推定)について解説します。

3. ベイン中途採用の選考フローと各ファネルの通過率(推定)

ベイン・アンド・カンパニーの中途採用選考は、戦略コンサルティングファームの中でも特に厳格で、候補者の能力とカルチャーフィットを多角的に見極めるプロセスとなっています。ここでは、一般的な選考フローと、各段階のおおよその通過率(推定)について解説します。

一般的な選考フロー:

ベインの中途採用の選考フローは、応募ポジションや時期、候補者のバックグラウンドによって若干変動する可能性がありますが、概ね以下のステップで進められます。

  1. 書類選考:
    • 提出物: 履歴書、職務経歴書。英文レジュメ(CV)および英文カバーレターの提出が必須となる場合が多いです。
    • 評価ポイント: これまでの職務経験における定量的な実績、論理的思考力や問題解決能力の片鱗、リーダーシップ経験、ベインや戦略コンサルタントへの強い志望動機、英語力など。特に職務経歴書では、具体的な成果と自身が果たした役割を明確に示すことが求められます。
  2. Webテスト / 筆記試験:
    • 内容: GMAT形式の思考力テスト(数的処理、言語能力、クリティカルリーズニングなど)や、ケーススタディに近い形式の筆記試験が課されることがあります。英語での出題も一般的です。
    • 評価ポイント: 論理的思考力、分析力、情報処理能力、英語での読解力・表現力。
    • 中途採用における位置づけ: 新卒採用ほど一律に課されるわけではなく、書類選考の結果や面接の評価と総合的に判断されることもあります。ただし、高いスコアが求められることに変わりはありません。
  3. 面接(複数回、通常3〜5回程度):
    • 1次面接〜マネージャークラス面接:
      • 形式: コンサルタント、マネージャー、シニアマネージャークラスの社員が面接官を担当。1対1が多いですが、複数名の場合もあります。
      • 内容: 主にケース面接とビヘイビア面接。ケース面接では、フェルミ推定とビジネスケースの両方が出題される可能性が高いです。ビヘイビア面接では、職務経歴の深掘り、転職理由、志望動機、リーダーシップ経験などが問われます。
    • 最終面接(パートナークラス面接):
      • 形式: パートナーまたはディレクタークラスの社員(複数名の場合あり)が面接官を担当。
      • 内容: ケース面接(より難易度の高い、あるいは抽象的なお題が出されることも)、ビヘイビア面接(特にカルチャーフィット、リーダーシップポテンシャル、ストレス耐性、ベインへのコミットメントなど)、キャリアプラン、逆質問など。ファームの価値観である「True North」に合致する人物かどうかが厳しく見られます。

各ファネルの通過率(推定):

ベインの選考は非常に競争率が高く、各段階での通過率は他のMBBファームと比較しても厳しいと言われています。以下はあくまで一般的な目安であり、個別の状況によって大きく変動します。

  • 書類選考:
    • 通過率(推定): 5%~20%程度
    • ポイント: 応募者が非常に多く、ここで大半がふるいにかけられます。職務経歴書やカバーレターの質が極めて重要です。ベインが重視する「結果主義」を意識し、過去の実績を定量的に、かつインパクトが伝わるように記述することが求められます。
  • Webテスト / 筆記試験 (実施される場合):
    • 通過率(推定): 20%~40%程度
    • ポイント: 高いスコアが要求されます。特に英語でのテストに慣れておく必要があります。対策本やオンライン教材での十分な準備が不可欠です。
  • 1次面接〜マネージャークラス面接 (ケース面接が中心):
    • 通過率(推定): 各回20%~30%程度
    • ポイント: ここが最大の山場です。ケース面接での思考力、論理構築力、コミュニケーション能力、そしてディスカッションを通じて思考を深められるかが厳しく評価されます。ベイン特有の「結果志向」や「True North」を意識した受け答えも重要です。
  • 最終面接 (パートナークラス面接):
    • 通過率(推定): 30%~50%程度
    • ポイント: ここまで進めば、基本的な能力は高いレベルで認められています。最終面接では、より長期的な視点での貢献意欲、リーダーシップポテンシャル、そして何よりもベインのカルチャーへのフィット感が最終判断の決め手となります。

全体の通過率(推定):

上記を単純に掛け合わせると、最終的な内定獲得率は1%未満〜数%程度となることが一般的です。非常に狭き門であり、徹底的な準備と対策が不可欠です。

中途採用における選考期間:

応募から内定までの期間は、通常2ヶ月〜4ヶ月程度が目安ですが、選考の進捗、ポジションの緊急度、候補者と面接官のスケジュールなどによって変動します。特に、海外オフィスとの連携が必要な場合や、パートナー陣のスケジュール調整には時間がかかることがあります。

次の章では、選考の最重要関門である「ケース面接」の出題傾向と具体的な対策について、ベインならではの視点を交えて詳しく解説していきます。

4. 最重要関門!ケース面接の出題傾向と対策

ベイン・アンド・カンパニーの中途採用選考において、ケース面接は候補者の能力を総合的に評価し、合否を決定づける上で最も重要なプロセスです。ここでは、中途採用におけるケース面接の重要性、出題される問題のタイプ、そして過去問から見える頻出テーマと業界について解説します。

中途採用におけるケース面接の重要性:

ベインのケース面接は、単に地頭の良さを測るだけでなく、中途採用者に対しては以下の点が特に重視されます。

  • 即戦力としての問題解決能力: これまでの職務経験で培ってきた分析力、洞察力、論理的思考力を、未知の課題に対しても応用し、質の高い解決策を導き出せるか。
  • 「結果」を出すための思考プロセス: ベインの「結果主義」を体現できるか。つまり、分析のための分析に終わらず、具体的なアクションに繋がり、測定可能な成果を生み出すための思考ができるか。
  • ビジネスリアリティの理解: 理想論や机上の空論ではなく、現実のビジネスの制約や力学を理解した上で、実効性の高い提案ができるか。
  • コミュニケーションとチームワーク: 面接官とのディスカッションを通じて、建設的に議論を進め、共に思考を深められるか。クライアントやチームメンバーと効果的に協働できるポテンシャルがあるか。
  • 「True North」の価値観との整合性: 思考のプロセスや提案内容に、ベインが大切にする誠実さやクライアント志向が反映されているか。

出題される問題のタイプ:

ベインの中途採用ケース面接で出題される問題は、主に以下の2つのタイプに大別されます。多くの場合、これらが組み合わされて出題されるか、あるいは一つのケースの中で両方の要素が問われます。

  1. フェルミ推定 (市場規模推定、個数推定など):
    • 目的: 論理的思考力、構造化能力、数値に対するセンス、仮説設定能力、計算力、そしてプレッシャー下での思考の安定性を測る。
    • 特徴: 特定の市場の規模やモノの数を、論理的な分解と妥当な仮定を基に概算する。ベインでは、単に数値を出すだけでなく、その数値の背景にあるビジネス的な意味合いや、推定の精度を高めるためのポイントについてのディスカッションが重視される傾向があります。
  2. ビジネスケース (売上向上、利益改善、新規事業立案、市場参入、M&A戦略など):
    • 目的: 問題解決能力全般(課題特定、構造化、仮説構築・検証、施策立案、影響度分析)、業界・ビジネスへの理解度、戦略的思考力、コミュニケーション能力を総合的に評価する。
    • 特徴: 特定の企業(架空または実在)や業界が抱える課題に対し、具体的な解決策や戦略を提案する。ベインの場合、提案の「独自性」や「深さ」に加え、それがクライアントにとって「本当に意味のある結果」に繋がるのかという視点が厳しく問われます。また、PEファンド関連の案件に強みを持つため、企業価値向上やデューデリジェンスに関連するテーマが出題されることもあります。

過去問から見る頻出テーマと業界(中途採用の傾向):

ベインの中途採用ケース面接では、比較的オーソドックスなビジネス課題を扱いながらも、ディスカッションを通じて思考の深さと幅を徹底的に問うスタイルが特徴です。

  • 頻出テーマ:
    • 売上向上/成長戦略: 最も一般的なテーマ。「〇〇社の売上を今後3年でX%成長させるには?」など。市場シェア拡大、新規顧客獲得、既存顧客深耕など、多角的な視点からの分析と施策が求められます。
    • 利益改善/コスト削減: 「収益性が悪化している〇〇事業の利益率を改善するには?」「〇〇社のコスト構造を見直し、X億円のコスト削減を実現するには?」など。単なるコストカットだけでなく、事業ポートフォリオの見直しや業務プロセスの抜本的な改革まで視野に入れた提案が期待されます。
    • 新規事業立案/市場参入: 「〇〇社が持つアセットを活用して参入すべき新規市場は?その際の戦略は?」「海外の〇〇市場への参入是非と戦略を検討せよ」など。市場の魅力度評価、自社の強み・弱み分析、ビジネスモデル構築、リスク評価などが問われます。
    • M&A戦略/投資判断: 特にPEファンド関連のバックグラウンドを持つ候補者や、そのような案件に関心を示す候補者に対して出題される可能性。「PEファンドが〇〇社に投資すべきか?」「買収後のバリューアッププランを策定せよ」など。
    • 特定業界の課題解決: 「苦戦している国内アパレルメーカーの再生戦略」「地方銀行の競争力強化策」など、具体的な業界トレンドや課題を踏まえた上で、独自の解決策を提案する能力が求められます。
  • 頻出業界:
    • 特定の業界に極端に偏るわけではありませんが、ベインが強みを持つ消費財、小売、製造、ヘルスケア、プライベートエクイティ関連などは比較的出題されやすいと言えるかもしれません。
    • ただし、中途採用では応募者のバックグラウンドや経験業界を考慮したお題が出されることもあります。重要なのは、たとえ未経験の業界であっても、その場でビジネスモデルや競争環境を素早く理解し、本質的な課題に迫る思考力です。

ベインのケース面接対策のポイント(中途採用者向け):

  • 「結果」を意識した思考: 常に「この分析・提案は、クライアントの具体的な成果にどう繋がるのか?」という視点を持つ。
  • 構造化と論点の優先順位付け: 複雑な問題をシンプルに整理し、インパクトの大きな論点に絞って深く思考する。
  • 仮説ドリブンなアプローチ: まず大胆な仮説を立て、それを検証するために必要な情報や分析を考える。
  • 定量的分析と定性的洞察のバランス: 数値に基づいた分析と、ビジネスの現場感覚や消費者インサイトを踏まえた定性的な洞察をバランス良く組み合わせる。
  • ディスカッションをリードする気概: 受け身にならず、面接官との対話を通じて積極的に自分の考えを発信し、共に結論を創り上げていく姿勢。
  • 「Why Bain?」と「True North」の体現: 面接の端々で、ベインの価値観への共感や、ベインでこそ成し遂げたいことへの熱意を示す。

5. ビヘイビア面接と英語面接:準備とポイント

ケース面接と並び、ベイン・アンド・カンパニーの中途採用選考において候補者の人物像やカルチャーフィットを見極める上で重要なのが「ビヘイビア面接」です。また、グローバルファームである以上、英語力も評価の対象となる可能性があります。

ビヘイビア面接:あなたの「経験」と「価値観」を深く掘り下げる

ベインのビヘイビア面接は、あなたの過去の行動や経験を通じて、思考特性、価値観、リーダーシップ、チームワーク、ストレス耐性、そしてベインのカルチャーへの適合性(特に「True North」の価値観との整合性)を評価することを目的としています。

  • 聞かれること(代表的な質問例):
    • 自己紹介・職務経歴: これまでのキャリアで何を成し遂げ、何を学んできたか。具体的なエピソードを交えて。
    • 転職理由・志望動機: なぜ現職(前職)を離れようと考えたのか。なぜ戦略コンサルタントというキャリアを選んだのか。そして、数あるファームの中で「なぜベインなのか」。この「Why Bain?」は極めて重要です。
    • 強み・弱み: あなた自身の言葉で、具体的なエピソードと共に語ること。弱みについては、それをどう認識し、克服しようとしているかまでが問われます。
    • 過去の経験に関する深掘り(STARメソッドを意識して):
      • 「これまでの仕事で最も困難だった経験、または失敗経験と、それをどう乗り越え、何を学んだか?」
      • 「リーダーシップを発揮し、チームを成功に導いた経験は?」
      • 「チームの中で意見が対立した際、どのように解決に導いたか?」
      • 「自ら主体的に動き、周囲を巻き込んで何かを成し遂げた経験は?」
      • 「プレッシャーのかかる状況で、どのように成果を出したか?」
    • ベインの価値観(True North)に関する質問:
      • 「True Northの中で、あなたが最も共感するものは何か?それはなぜか?」
      • 「あなたが仕事をする上で最も大切にしている価値観は何か?それがベインの価値観とどう合致するか?」
    • キャリアプラン: ベインでどのようなコンサルタントになりたいか。将来的にどのような分野で貢献したいか。
    • 逆質問: あなたのベインへの興味や理解度を示す重要な機会。鋭い質問は好印象に繋がります。
  • ベイン中途採用におけるビヘイビア面接のポイント:
    1. 「Why Bain?」への徹底的な自己分析と明確な回答:
      ベインの歴史、文化、強み(結果主義、True North、PEファンドとの連携など)を深く理解した上で、なぜあなたがベインを強く志望するのか、あなた自身の経験や価値観とどう結びついているのかを、情熱と論理を持って語れるように準備します。他のMBBファームとの違いを明確に意識し、なぜベインでなければならないのかを具体的に示すことが重要です。
    2. 「True North」の体現:
      あなたの過去の経験やエピソードを語る際に、ベインの価値観である「誠実さ」「クライアント志向」「チームワーク」「学び続ける姿勢」「情熱」などが自然と滲み出るように意識します。単に価値観を暗唱するのではなく、あなたの行動原理として根付いていることを示すことが大切です。
    3. 具体的なエピソードと定量的な成果:
      全ての回答において、具体的なエピソード(STARメソッドを意識)と、可能であれば定量的な成果を交えて説明します。これにより、あなたの話に説得力とリアリティが生まれます。
    4. 自己分析の深さ:
      自分の強みだけでなく、弱みや失敗経験についても正直に語り、そこから何を学び、次にどう活かそうとしているのかという「成長の軌跡」を示すことが重要です。ベインは常に学び成長する人材を求めています。
    5. 「一緒に働きたい」と思わせる人間的魅力:
      論理的な回答だけでなく、誠実さ、謙虚さ、コミュニケーション能力、そして何よりも「この人と一緒にクライアントの課題解決に取り組みたい」と面接官に感じさせるような人間的な魅力も評価されます。

英語面接:グローバルファームとしての必須要件

ベインはグローバルに展開するコンサルティングファームであり、プロジェクトや社内コミュニケーションにおいて英語を使用する機会が頻繁にあります。そのため、中途採用においても一定レベル以上の英語力が求められます。

  • 英語面接の有無(最近の傾向):
    中途採用の選考プロセスにおいて、英語での面接(ケースまたはビヘイビア)が実施される可能性は非常に高いと考えておくべきです。特に、マネージャー以上のポジションや、グローバル案件へのアサインが期待される場合は、ほぼ必須と言えるでしょう。
    書類選考の段階で英文レジュメやカバーレターが求められること自体が、英語力のスクリーニングの一環となっています。
  • 英語面接の形式(実施される場合):
    • 英語での自己紹介、職務経歴の説明、志望動機など。
    • 英語でのケース面接: 日本語のケース面接と同様の形式で、ディスカッションも含めて全て英語で行われます。
    • 英語でのビヘイビア面接: 過去の経験やキャリアプランについて、英語で深掘りされます。
    • 特定のビジネストピックについて、英語で意見交換を行うこともあります。
  • 英語面接の対策ポイント:
    • ビジネスレベルの英語コミュニケーション能力: 日常会話レベルではなく、ビジネスの文脈で自分の考えを論理的かつ明確に伝え、相手の意見を正確に理解し、建設的な議論ができるレベルが求められます。
    • コンサルティング特有の英語表現の習得: ケース面接で頻出するフレームワーク、ビジネス用語、ディスカッションで使われる表現(例:仮説を提示する、反論する、同意するなど)を英語でスムーズに使えるように練習します。
    • 英語での思考訓練: 単に日本語で考えたことを英語に翻訳するのではなく、英語で直接思考し、表現する訓練が必要です。
    • 模擬面接(英語): 英語ネイティブまたはビジネスレベルの英語力を持つ相手と、ケース面接やビヘイビア面接の模擬練習を繰り返し行い、フィードバックを受けることが最も効果的です。
    • 発音・流暢さよりも「論理と内容」: もちろん流暢であるに越したことはありませんが、それ以上に、話している内容の論理性、思考の深さ、的確さが重視されます。自信を持って、クリアに話すことを心がけましょう。

ベインの選考では、ケース面接で高い思考力を示すことはもちろん、ビヘイビア面接であなたの人間性とベインのカルチャーへのフィットを伝え、そして英語面接でグローバルな舞台で活躍できるポテンシャルを示すことが、内定獲得への重要な鍵となります。

6. 【例題解説① フェルミ推定】「国内における缶ビールの年間市場規模は?」

ここからは、ベイン・アンド・カンパニーのケース面接で出題される可能性のある具体的な例題を用いて、思考プロセスと解答のポイントを解説していきます。まずは、多くのケース面接の導入として、あるいは独立した問題として出題される「フェルミ推定」です。

お題:日本国内における缶ビールの年間市場規模(金額ベース)を推定してください。(制限時間:5分)

フェルミ推定の心構え

  • 結論(数値)への到達と論理の明快さ: 5分という厳しい時間制約の中で、必ず最終的な市場規模(金額)を算出します。ベインでは、単に数値を出すだけでなく、そこに至る論理構造の明快さ、仮定の妥当性、そしてディスカッションを通じて思考を深められるかが重視されます。
  • 構造化の戦略性: 市場をどのように分解し、どの要素を深掘りするかの選択が重要です。時間内に質の高い推定を行うために、インパクトの大きな要素を見極め、そこに思考を集中させる戦略性が求められます。
  • 仮定の背景説明と現実吟味: 設定する数値には、「なぜその数値を採用したのか」というビジネス的な常識や消費者行動に基づいた根拠を簡潔に説明できるように準備します。中途採用者には、より現実的で説得力のある仮定が期待されます。
  • ディスカッションでの柔軟性と発展性: 面接官からの質問や指摘に対し、柔軟に対応し、そこからさらに議論を発展させられるか。例えば、「その仮定が変動した場合、市場規模はどう変わりますか?」といった問いに備えておきます。

ステップ1:前提確認とアプローチ設定(思考時間:〜30秒)

まず、お題の定義とスコープを明確にします。

  • 「缶ビール」の定義:
    • 容器:缶のみ(瓶ビール、樽生ビールは除く)。
    • 酒税法上の分類:ビールのみ(発泡酒、第三のビールは除く)。
    • ノンアルコールビールは除くか? → 除く。アルコール飲料としてのビールを対象とする。
    • 輸入ビールも含むか? → 国内で販売されるものであれば含む。
    • サイズ:350ml缶、500ml缶などあるが、平均単価で考慮する。
  • 「国内年間市場規模」の定義:
    • 日本国内で、1年間に個人消費者が購入する総額(小売価格ベース)。(※業務用=飲食店での消費は今回除くか、別途考慮するか確認)
    • 今回は個人消費(家庭内消費+外での個人購入)に絞ると定義。
  • アプローチの選択:
    1. 需要ベース(消費者起点): これが最も一般的で、仮定を置きやすい。
      • 日本の成人人口 × ビール飲用者率 × 1人あたり年間平均缶ビール消費本数 × 平均単価
    2. 供給ベース(メーカー起点): 主要ビールメーカーの缶ビール売上から推計。情報入手が困難。
    3. チャネルベース(販売チャネル起点): スーパー、コンビニ、酒店等の販売額から推計。データ把握が難しい。
    今回は、需要ベース(消費者起点)のアプローチを選択します。

面接官への確認(例):
「国内の缶ビールの年間市場規模について、酒税法上のビールで缶容器に入ったもの、個人が小売店や自販機等で購入する総額(小売価格ベース)を推定する、という理解でよろしいでしょうか?アプローチとしては、日本の成人人口を起点に、飲用者率、年間消費本数、平均単価を掛け合わせる需要ベースで考えたいと思います。」

ステップ2:分解と構造化(思考時間:〜1分30秒)

需要ベースのアプローチを、具体的な計算要素に分解・構造化します。飲酒習慣は年齢や性別で異なると考えられるため、セグメンテーションも視野に入れます。

市場規模 = ①対象人口(成人) × ②缶ビール飲用者率 × ③年間平均消費本数 × ④平均単価

ここで、各要素をさらに具体化します。

  • ① 対象人口(成人): 日本の20歳以上の人口。
  • ② 缶ビール飲用者率: 成人のうち、缶ビールを飲む人の割合。
    • 性別(男性の方が飲用率・量ともに高い傾向)、年齢層(若年層のビール離れ、高齢者の飲酒量低下など)で差が出そう。
    • まずは全体の平均で捉え、必要に応じてディスカッションで深掘り。
  • ③ 年間平均消費本数(飲用者1人あたり):
    • 飲用頻度(毎日、週数回、月数回など)と1回あたりの消費本数で変わる。
  • ④ 平均単価(1缶あたり):
    • 350ml缶と500ml缶の構成比、購入場所(スーパー、コンビニ)による価格差を考慮。

ステップ3:数値設定と計算(思考時間:〜2分)

各要素に具体的な数値を設定し、計算を進めます。ここでも、計算のしやすさと、ビジネスパーソンとしての常識的な仮定が求められます。

  • ① 対象人口(成人):
    • 日本の総人口約1.25億人のうち、20歳未満が約2割と仮定すると、成人人口は約8割。
    • 1.25億人 × 0.8 = 1億人
  • ② 缶ビール飲用者率:
    • 成人男性の飲用率は比較的高い(例:50%)、女性は低い(例:20%)と仮定。男女比1:1とすると、平均 (50%+20%)/2 = 35%。
    • やや保守的に見て、成人の3人に1人(約33%)が缶ビールを飲むと仮定。
      • → 飲用者数 = 1億人 × 1/3 ≒ 3,300万人 (計算しやすく約3,000万人としても良い)
  • ③ 年間平均消費本数(飲用者1人あたり):
    • 飲用者の中で、週に平均2本飲むと仮定(毎日飲む人もいれば、週末だけの人もいる)。
    • 年間消費本数 = 2本/週 × 52週/年 = 104本/人・年(計算しやすく100本としても良い)
  • ④ 平均単価(1缶あたり):
    • 350ml缶が中心で、スーパーの6缶パックなどで買うと1本あたり180円~200円程度。コンビニだと220円程度。500ml缶は300円弱。
    • 加重平均を考えると、1本あたり200円と仮定。

計算実行:
市場規模 = 3,300万人 × 100本/人・年 × 200円/本
市場規模 = 3,300万 × 20,000円/人・年
市場規模 = 33,000,000 × 20,000
市場規模 = 66 × 10,000,000 × 100 = 6600 × 100,000,000 = 6,600億円
市場規模 = 6,600億円

(もし飲用者数を3,000万人、年間消費本数を100本、単価200円とすると、3000万 × 100 × 200 = 6000億円となる)

ステップ4:リアリティチェックと結論(思考時間:〜1分)

算出した「6,600億円」という数値の妥当性を検証します。

  • ビール市場全体との比較:
    • ビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール)全体の市場規模は、確か2兆~3兆円程度だったはず。缶ビールはその一部であり、また業務用(飲食店)を除いているため、数千億円規模というのは桁感が大きく外れてはいないかもしれない。
  • パラメータの妥当性再検証:
    • 成人飲用者率33%:もう少し高い可能性もあるか?(特に男性)
    • 年間消費100本(週約2本):ヘビーユーザーにとっては少なく、ライトユーザーにとっては多い。この平均値の置き方は議論の余地がありそう。
  • ベインの面接官ならどこを突っ込むか?
    • 「飲用者率の男女差、年齢差を考慮するとどう変わりますか?」
    • 「缶ビールと瓶ビール、樽生の市場構成比はどうなっていますか?」
    • 「近年、若者のビール離れや健康志向の高まりで、市場は縮小傾向ではないですか?」

面接官への報告(例):
「はい、国内の缶ビールの年間市場規模(個人消費、小売価格ベース)は、約6,600億円と推定しました。
算出の根拠としましては、まず日本の成人人口を約1億人と設定いたしました。そのうち、缶ビールを飲用される方の割合を3人に1人、約3,300万人と仮定しました。
次に、飲用者1人あたり、週に平均2本程度、年間で約100本の缶ビールを消費すると考え、1缶あたりの平均単価を200円と設定いたしました。
これらを掛け合わせることで、3,300万人 × 100本 × 200円 で、約6,600億円という市場規模を算出しました。
ビール系飲料全体の市場規模と比較しても、個人消費の缶ビールというセグメントであれば、この程度の規模感は大きく外れていないかと考えておりますが、特に飲用者率や消費本数の仮定については、より詳細なデータやセグメンテーションによって精度を高められる余地があるかと存じます。」

ベイン対策としてのポイント:

  • ディスカッションを意識した仮定: 各数値を置く際に、「ここは議論になりそうだ」「他の見方もあるな」という点を意識しておくと、面接官からの深掘りに対してスムーズに対応できます。例えば、「今回は平均値で置きましたが、若年層と中高年層で飲用頻度を分けて考えると、より現実に近い数値になる可能性があります」といった補足ができると良いでしょう。
  • 「結果」への示唆: 単に数値を出すだけでなく、その市場が魅力的か(成長性、収益性など)、クライアントにとってどのような意味を持つのか、といったビジネス的な示唆に繋げる意識を持つと、ベインが重視する「結果志向」に合致します。
  • 構造の柔軟性: 面接官から「では、発泡酒や第三のビールも含めた場合はどうなりますか?」といった質問が来た際に、既存の構造を応用して素早く再計算できるような柔軟性も重要です。

7. 【例題解説② ビジネスケース】「缶ビールメーカーの売上を3年で1.3倍にするには?」

フェルミ推定で市場の全体像を掴んだ上で、次は特定の企業の売上向上施策を考えるビジネスケースです。ベインのケース面接では、「結果」に繋がる具体的かつ実行可能な戦略と、その提案に至るまでの論理的思考プロセス、そして面接官との建設的なディスカッションが極めて重視されます。

お題:あなたは国内中堅缶ビールメーカーB社のコンサルタントです。B社の缶ビール事業の売上を、今後3年間で現在の1.3倍にするための戦略を提案してください。

(参考:前段のフェルミ推定で、缶ビール市場全体は約6,600億円と算出)

1. 前提設定、問題の背景の言語化

  • クライアント: 国内中堅缶ビールメーカーB社。
    • 現状のシェア・ポジション(仮定): 市場には大手ビールメーカー(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)が存在し、B社はそれに次ぐニッチなポジション。例えば、市場シェア5%(売上約330億円:6600億円×0.05)程度を想定。
    • 製品ラインナップ(仮定): 主力はスタンダードな缶ビール(ラガー、ピルスナー系)。近年、クラフトビール風の製品や、健康志向に合わせた低糖質・低プリン体ビールなども一部展開しているが、大手ほどの多様性はない。
    • 販売チャネル(仮定): スーパー、酒屋が中心。コンビニへの配荷は限定的。ECは自社サイトで細々と展開。
    • 強み・弱み(仮説):
      • 強み:特定の地域でのブランド認知、こだわりの製法や原材料による一部熱狂的なファン層の存在、小回りの利く生産体制。
      • 弱み:大手ほどのブランド力・マーケティング力・価格競争力・販売網はない。若年層へのリーチが弱い。
  • 目標: 3年間で缶ビール事業の売上を1.3倍。
    • 現在の売上を330億円と仮定すると、目標売上は約429億円(+99億円)。
    • 年平均成長率(CAGR)約9.1%が必要((1.3)^(1/3)-1)。ビール市場全体が微減~横ばいと仮定すると、明確なシェアアップが必須。
  • 制約条件・考慮事項:
    • 大幅な設備投資やM&Aは3年では難しいと想定。
    • 既存のブランドイメージを大きく損なう戦略は避ける。
    • 若者のビール離れ、健康志向の高まり、RTD(Ready To Drink)市場の拡大といった外部環境の変化。

面接官への確認(例):
「クライアントは国内中堅缶ビールメーカーB社で、現在の市場シェアは5%程度、売上は約330億円と仮定します。3年で売上1.3倍(約429億円)を目指すとのこと、ビール市場全体の大きな成長が見込みにくい中、明確なシェアアップ戦略が必要になると考えます。B社の現在の強み(例:地域でのブランド、製品の独自性)や弱み(例:販売網、マーケティング力)、主力製品の価格帯やターゲット層について、もう少し具体的なイメージはございますでしょうか?例えば、クラフトビール市場への取り組み状況はいかがでしょうか?」
(面接官から具体的な情報が得られない場合は、妥当な仮定を置いて進める)

2. 仮説創出のための業界・商材の特徴分析

  • 缶ビール市場の特性:
    • 成熟市場・競争激化: 大手4社による寡占状態。PB商品や輸入ビールの存在。価格競争も一部で継続。
    • 消費者の嗜好の多様化: クラフトビールの人気、ノンアルコール・微アルコール飲料の台頭、健康志向(低糖質・低プリン体など)。
    • 飲用シーンの変化: 「家飲み」需要の定着。若年層のアルコール離れと、RTD(チューハイ、ハイボールなど)へのシフト。
    • 流通構造: スーパー、コンビニ、酒屋、EC。特にコンビニチャネルの重要性が増している。
  • 缶ビール(商材)の特性:
    • KBF(購買決定要因): 味(キレ、コク、香り)、価格、ブランドイメージ、鮮度、パッケージデザイン、買いやすさ、食事との相性。
    • 差別化要素: 原材料(ホップ、麦芽の種類)、製法、アルコール度数、機能性(糖質オフなど)、ストーリー性(地域性、限定醸造など)。
    • コモディティ化しやすい: スタンダードなビールでは味の差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。
  • 競争環境:
    • 大手4社が圧倒的なブランド力、マーケティング力、販売網を持つ。新商品開発力も高い。
    • クラフトビールメーカーは多様な個性でニッチ市場を開拓。
    • 輸入ビールも一定のシェア。

3. 論点の構造化、◎⚪︎△×でのイシュー絞り込み(論拠含む)

売上向上を「既存市場での深耕」と「新市場・新セグメント開拓」に大別し、それぞれについて「商品(Product)」「価格(Price)」「チャネル(Place)」「プロモーション(Promotion)」の4Pの観点から打ち手を考える。

  • A. 既存市場での深耕(既存顧客・類似顧客へのアプローチ強化)
    1. 商品力強化 (◎):
      • 論拠: 中堅メーカーが大手と戦う上で、「このビールでなければ」と思わせる独自性のある商品は不可欠。既存顧客のロイヤリティ向上と、口コミによる新規顧客獲得に繋がる。これが最も本質的で持続的な競争力の源泉となる。
    2. チャネル最適化・強化 (⚪︎):
      • 論拠: どんなに良い商品も、顧客の手の届く場所になければ売れない。特にB社のような中堅メーカーにとっては、大手ほど強力でない販売網をいかに効率的に活用し、未開拓チャネルにアプローチするかが重要。
    3. プロモーション強化 (△):
      • 論拠: 大手のような大規模なマス広告は困難。費用対効果の高い、ターゲットを絞ったデジタルマーケティングや店頭販促が中心となるが、これだけで1.3倍の売上増を達成するのは難しい。商品力・チャネル力の補完的な位置づけ。
    4. 価格戦略 (×):
      • 論拠: 価格競争では大手に勝てない。安易な値下げはブランド価値を毀損し、利益率を悪化させる。むしろ、商品力向上に伴う適正な価格設定(場合によっては一部値上げ)を検討すべき。
  • B. 新市場・新セグメント開拓
    1. 若年層・女性層へのアプローチ強化 (⚪︎):
      • 論拠: 既存のビール市場は中高年男性が中心であり、先細りが懸念される。将来の市場を担う若年層や、これまでビールの主要ターゲットとされてこなかった女性層に響く商品・コミュニケーションを開発できれば、新たな成長ドライバーとなり得る。ただし、RTDなど強力な競合が存在。
    2. クラフトビール市場への本格参入/強化 (△):
      • 論拠: 市場は成長しているが、プレイヤーも多く競争が激化。B社の既存アセット(生産体制、ブランドイメージ)と合致するか、慎重な検討が必要。大手も参入済み。
    3. ノンアルコール・微アルコール市場への展開 (×→△):
      • 論拠: 市場は拡大しているが、「缶ビール事業の売上向上」というお題からはやや外れる。ただし、ビールテイスト飲料として既存ブランドの拡張であれば検討の余地あり。3年という期間では、別事業としての育成となる可能性が高い。
    4. 海外市場への展開 (×):
      • 論拠: 中堅メーカーが3年間で海外市場で大きな売上を上げるのは現実的ではない。国内市場に集中すべき。

【絞り込み結果】
3年間で売上1.3倍という目標を達成するため、中堅メーカーB社が最も注力すべきは、①独自性のある商品力の強化(◎)である。これを核とし、②ターゲット顧客(特に若年層・女性層)に合わせたチャネル戦略とコミュニケーションの最適化(⚪︎)で販売機会を最大化し、結果としてシェアを向上させる戦略が現実的かつ効果的と判断する。

4. 打ち手

絞り込んだイシューに対する具体的な施策案。ベインらしさを意識し、「結果」に繋がる具体的かつ測定可能な施策を提案する。

  • 商品力強化(◎)施策:
    1. 「B社ならではのフラッグシップ・クラフトビール」開発とブランド化:
      • 大手とは異なる、独自の製法、希少なホップや地域の特産品(例:果物、ハーブ)を使用した、ストーリー性のあるクラフトビールラインを開発。
      • 少量生産でも高付加価値・高価格帯(例:500円/缶)で展開し、利益率も確保。
      • SNS映えするパッケージデザイン、飲用体験を豊かにする提案(ペアリングフードなど)も重視。
    2. 健康志向・特定ニーズ対応商品の拡充:
      • 既存の低糖質・低プリン体商品を改良し、味と機能性を両立。
      • グルテンフリー、オーガニック、あるいは特定の食事(例:エスニック料理、BBQ)との相性を追求した商品など、ニッチだが確実なニーズに応える商品を開発。
    3. 消費者共創型の商品開発プラットフォーム構築(デジタル活用):
      • オンラインコミュニティやSNSを活用し、ビールのコンセプト、味、パッケージデザインなどについて消費者の意見を積極的に取り入れ、開発プロセスに反映。ファンとのエンゲージメント強化と、市場ニーズに合致した商品開発を両立。
  • ターゲット顧客に合わせたチャネル戦略とコミュニケーション最適化(⚪︎)施策:
    1. 若年層・女性層向けチャネル開拓・強化:
      • ECチャネル強化: 自社ECサイトのリニューアル(UI/UX改善、パーソナライズド・レコメンデーション機能導入)。クラフトビール専門ECや、ライフスタイル系ECとの提携。限定品のEC先行販売。
      • 体験型店舗・イベント出展: おしゃれなカフェや雑貨店とのコラボポップアップストア、フードフェスや音楽フェスへの出展を通じて、直接的な飲用体験を提供し、ブランド認知を向上。
      • コンビニエンスストアへの配荷強化(特に新商品・限定品): 若年層の主要購入チャネルであるコンビニへの露出を増やす。
    2. デジタルマーケティングとSNS活用:
      • ターゲット層に合わせたSNSプラットフォーム(Instagram, TikTok, Xなど)での情報発信。インフルエンサーとのコラボレーション。
      • 「家飲み」を豊かにするコンテンツ(ペアリングレシピ、ビールの楽しみ方動画など)の配信。
      • ユーザー参加型のキャンペーン(例:フォトコンテスト、ハッシュタグキャンペーン)の実施。
    3. 既存チャネル(スーパー・酒屋)における店頭販促強化:
      • 商品の魅力が伝わるPOP作成、試飲販売(可能な範囲で)、季節ごとの売り場提案。
      • 小売店との連携を強化し、B社製品の推奨販売を促進。

5. 学びの抽象化、今回の問題を通じて伝えたいこと

  • 中堅メーカーの戦い方: 大手と同じ土俵で価格や物量で勝負するのではなく、独自の強み(例:小回りの利く商品開発、ニッチ市場へのフォーカス、ファンとの密な関係構築)を活かした差別化戦略が重要。
  • 「個」の時代のマーケティング: マスマーケティングだけでなく、ターゲット顧客の価値観やライフスタイルに深く寄り添い、パーソナライズされた商品・コミュニケーションを提供することの重要性。
  • ブランド・ストーリーの力: 商品の機能的価値だけでなく、その背景にあるストーリーやブランドの世界観が、特に嗜好品においては購買意欲を大きく左右する。
  • オンラインとオフラインの融合(OMO): ECと実店舗、デジタルとリアルイベントを効果的に組み合わせることで、顧客接点を増やし、ブランド体験を向上させることが可能。

6. 差がつくポイント、元面接官からのコメント(ベイン視点)

  • 「結果」への具体性: 提案する施策が、どのように売上1.3倍という「結果」に結びつくのか、そのロジックと概算でも良いので定量的なインパクト試算(例:「新開発のクラフトビールで客単価〇%向上、年間売上△億円増を見込む」)を示せると、ベインが重視する「結果主義」に合致する。
  • 「B社がやるべき理由」の明確化: なぜその戦略・施策が、大手ではなく「中堅メーカーB社」にとって最適なのか。B社の持つ(仮定した)強みをどう活かし、弱みをどう克服するのか、その戦略的意図を明確にすることが重要。
  • PEファンド的視点(応用): もしB社がPEファンドの投資先だとしたら、どのようなKPIを設定し、どのような時間軸で、どのように企業価値を向上させていくか、といった視点を盛り込めると、ベインの強みであるPEファンド向けコンサルティングへの理解を示すことができる(ただし、これはケースバイケースで、必ずしも必要ではない)。
  • ディスカッションでの「オーナーシップ」: 面接官からの質問や指摘に対して、単に答えるだけでなく、「では、その課題を解決するためには…」「そのリスクをヘッジするためには…」と、自ら当事者意識を持って議論を前に進めようとする姿勢が評価される。
  • 「True North」の片鱗: 提案内容や議論の進め方の中に、クライアントの成功を真摯に願う姿勢や、チームで成果を出そうとする協調性、困難な課題にも情熱を持って取り組む姿勢などが垣間見えると、カルチャーフィットの面でも好印象。

8. まとめ:ベインへの転職を成功に導くために

ベイン・アンド・カンパニーへの転職は、あなたのキャリアにおける大きな挑戦であり、同時に飛躍的な成長を遂げる絶好の機会です。「結果主義」と「True North」という独自の価値観のもと、クライアントに真の変革をもたらすコンサルティングは、他では得難い経験と達成感を与えてくれるでしょう。

しかし、その門は狭く、選考プロセス、特にケース面接とビヘイビア面接では、あなたの能力、経験、そして人間性が徹底的に評価されます。

ベイン中途採用選考突破のための最終確認ポイント:

  • 「Why Bain?」の熱意と論理性:
    • なぜ数ある戦略ファームの中でベインを志望するのか? ベインのどのような点に強く惹かれ、あなた自身の価値観やキャリアビジョンとどう共鳴するのか? これを情熱と論理をもって語れることが、全ての土台となります。
  • ケース面接における「結果志向」と「思考の深さ」:
    • 単にフレームワークを当てはめるのではなく、お題の本質を見抜き、クライアントにとって本当に意味のある「結果」に繋がる、具体的かつ実行可能な戦略を提案できるか。
    • 面接官とのディスカッションを通じて、仮説を深掘りし、多角的な視点から検討し、より洗練された結論へと導く思考のプロセスを示せるか。
    • フェルミ推定においては、数値の妥当性だけでなく、その背景にあるビジネス的な洞察や、推定の限界・変動要因まで言及できるか。
  • ビヘイビア面接での「自己分析」と「True North」の体現:
    • 過去の職務経験における成功・失敗体験を、STARメソッドを用いて具体的に語り、そこから得た学びと成長の軌跡を示せるか。
    • あなたの強み・弱み、リーダーシップスタイル、チームワークへの考え方が、ベインの求める人物像や「True North」の価値観とどのように合致するのかを、具体的なエピソードを通じて伝えられるか。
  • 即戦力としての「提供価値」と「学習意欲」:
    • これまでの経験で培ったスキルや専門知識を、ベインのプロジェクトでどのように活かし、早期に価値貢献できるのかを具体的に示せるか。
    • 同時に、新しいことへの知的好奇心と、常に学び続け成長しようとする謙虚な姿勢も重要。
  • 英語力とグローバルマインドセット:
    • ビジネスレベルでの英語コミュニケーション能力は、グローバル案件への対応や社内コミュニケーションにおいて不可欠。選考で試される可能性を常に意識し、準備を怠らないこと。
    • 多様な文化や価値観を理解し、尊重するグローバルな視点を持っているか。

最後に:ベインへの扉を開くために

ベイン・アンド・カンパニーへの転職は、間違いなくあなたのキャリアを新たなステージへと引き上げる大きな一歩となるでしょう。その道のりは決して容易ではありませんが、正しい方向性で、質の高い準備を粘り強く続けることで、必ず道は開けます。

重要なのは、テクニックに走るのではなく、あなた自身の頭で考え抜き、あなた自身の言葉で語り、そしてあなた自身の情熱を伝えることです。そして、面接という「対話の場」を通じて、面接官と共に課題解決のプロセスを楽しみ、成長する姿勢を示すことです。

この記事で解説した選考の傾向、評価ポイント、そして例題へのアプローチが、あなたのベインへの挑戦を力強く後押しし、内定獲得の一助となることを心から願っています。

あなたのポテンシャルと熱意が、ベインの扉を開くことを信じています。頑張ってください!

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自身が豊富なケース対策を経て戦略コンサルに内定した経験をもとに、ケース面接指導のプロとして活動し多数の戦コン内定者輩出。指導したお客様の戦コン内定率8割以上という圧倒的な実績を出す。ケース面接の正しい思考法や対策法をまとめた「ケースの教科書・動画講座」著者でもある。

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