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【全文公開】戦コン転職の教科書〜”絶対内定”のための転職戦略〜

戦略コンサルへの転職を目指す方へ。

本書は
・戦略コンサルへの転職を検討している方
・これから戦略コンサルへの転職を本格的に始めようとしている方
に向けて、戦略コンサル転職の全体像・内定獲得のための全てを網羅しつつも、特に重要な点、差がつく点について、簡潔に理解していただくことを目指した入門書としての位置付けとなっております。

流し読みであれば10分、じっくり読んで30分。
こちらをご一読いただければ
戦略コンサル転職を成功に導くために
・どういったスケジュール何をするべきか
・ライバルと差別化し内定獲得に至るためには何が重要か?
まわり道や失敗を防ぐために何に注意するべきか?
を理解いただくことができます。

本者は、業界では稀な
「戦略コンサル転職に特化した専門塾」
である我々「ケース面接対策塾Strategists」の
講師陣が責任を持って執筆いたしました。

第1章:戦略コンサルの「リアル」を知る

「戦略コンサルタント」。この言葉を聞いて、皆様は何をイメージするでしょうか。高い給与、知的な仕事、華やかなキャリア…。その多くは事実です。
しかし、その実態は、外から見るイメージとは少し異なります。 この章では、皆様が本格的に転職活動を始める前に知っておくべき「戦コンのリアル」を、解説します。ここでの認識のズレは、後々のミスマッチに直結するからです。

1-1. 戦略コンサルとは、結局何をする仕事?

一言で言えば、企業の経営課題を解決するパートナーです。 そして、コンサルタントの仕事はあらゆる場面でクライアントファーストが徹底されます。クライアントの成功こそが唯一のゴールであり、そのために全力を尽くすのが大前提です。
その上で、クライアント企業の社長や役員から、「売上が落ちている」「新しい事業を始めたい」「この会社を買収すべきか」といった、その企業の将来を左右する最重要課題を受け取ります。
コンサルタントは数名のチームで数ヶ月間、その会社に入り込みます。 まず行うのは徹底的な現状分析です。クライアントの社員の方々へのインタビュー、市場や競合のリサーチ、膨大な社内データの分析といった作業を通じて、課題の本質を特定します。
そこから「なぜこうなっているのか」「どうすれば解決できるか」という仮説を立て、チームやクライアントと議論を戦わせます。Excelでの分析や、PowerPointの一枚一枚にロジックを詰め込む、地道な作業の連続です。
そして最終的に「こうすべきだ」という戦略を提言し、時にはその実行まで支援します。

1-2. 働く上での魅力と覚悟(年収、働き方)

魅力は、何と言っても圧倒的な成長スピードです。 優秀な同僚やクライアントのトップと渡り合い、数ヶ月単位で全く違う業界の難題に取り組む。この環境で得られる思考力、問題解決能力は、他の業界の数年分に匹敵します。そして、その負荷と成果に見合う高い報酬も事実です。また、若い年次から裁量が大きいのも大きな魅力であり、成長スピードの向上に寄与しています。以下の章で詳しく説明しますが、20代、30代前半の若いうちからマネージャー等の職位に就き、部下をマネジメントし、プロジェクトを進めていく経験が積めるのは事業会社との大きな違いといえます。
一方で、必要な覚悟もあります。これは単に労働時間が長いという話ではありません。 コンサルタントが相手にするのは、その道何十年もの経験がある大企業の経営層。そんな歴戦の猛者たちです。
私たちが、彼らと同じ土俵である経験や業界知識で戦えるはずがありません。考え抜き、議論を尽くした論理とコミュニケーションこそが、私たちの価値となります。
だからこそ、求められるアウトプットの質は常に異常に高く、自分の知的な体力を限界まで使い、彼らからの「なぜ?」という厳しいツッコミに、ロジックだけで戦い抜かなくてはなりません。
この世界では「なんとなく」や「頑張りました」といった言葉は何の価値も持たないのです。 それこそが、戦略コンサルタントに求められる仕事のスタンダードです。

1-3. 戦略コンサルの職位と裁量

この章では、戦略コンサルに転職後どのような職位でどのような業務に携わるのか具体的に解説します。
職位は大きく分けて4つあります。①アナリスト②コンサルタント③マネージャー④パートナーです。

  • アナリスト(転職後すぐ)
    • 若い年次で転職された方や、新卒で入社した方はこちらの職位で入社することが多いです。プロジェクトの論点の中のいくつかについて責任をもち、マネージャーとコミュニケーションしながらインタビューやリサーチ・データ分析を素早く回すのが主な業務です。データから示唆を抽出し、若い年次であってもプロジェクトに貢献し、前進させることが求められます。
  • コンサルタント(転職後3-5年目安、なお年齢・経歴によってはコンサルタントで転職も可能)
    • コンサルタントになると、アナリストの基本的な業務に加え、1-2名のジュニアメンバーを指導することも増えてきます。まったく知らない領域についても勘所をつかむのが早くなり、高速でキャッチアップができるようになります。様々な業界のビジネスに触れられるため、マネージャーになる前に自分のパッションを見つけて新たな挑戦を選択するコンサルタントも多いです。
  • マネージャー(転職後5-8年目安)
    • 5-10名程度のプロジェクトをリードします。プロジェクトメンバーをマネージしながら、クライアントコミュニケーションのメイン窓口となります。20代・30代前半の若いうちから管理職経験を積むことができるのはコンサルティングファームの魅力の1つです。
  • パートナー(転職後8年ー目安)
    • プロジェクトを超えてお客様の経営を支援する関係を構築します。お客様が困った際にまず最初に電話する相手となり、孤独な経営者の一番の応援団・ブレインになります。

1-4. 転職者が抱きがちな理想と現実のギャップ

多くの人が抱く「華やかなコンサルタント像」は、多くの場合、最後のプレゼンテーションの場面だけを切り取ったものです。
しかし、そのイメージと入社後の日常とのギャップこそが、転職者にとって最初の大きな壁になります。特に誤解されがちな、3つの決定的なギャップを解説します。

ギャップ①:天才的なひらめき vs 泥臭い作業量
「コンサルタントは一瞬のひらめきで答えを出す天才だ」という誤解です。世間では、地頭モンスターが凡人には見えない構造を一瞬で見抜き、会議室で華麗なプレゼンを繰り広げる、そんなイメージがあるかもしれません。
しかし現実は、そのひらめきに見えるアウトプットを支える、99%の泥臭い作業にこそ本質があります。戦略の根拠となるたった一つの数字を見つけるために、500ページの業界レポートを読み漁る。クライアントからもらったExcelデータを、夜通し分析にかける。あの洗練されたスライドは、そうした膨大なマニュアル作業の末に、ようやく生まれる結晶にすぎません。コンサルタントは天才である前に、誰よりも手を動かす作業者なのです。

ギャップ②:万能なフレームワーク vs 地道な論点設計
次に、「フレームワークで全てが解決できる」という幻想です。3CやSWOT分析といった型に当てはめれば、どんな複雑な問題でも魔法のように答えが出ると考えている人がいます。
これは初心者が最も陥る罠です。実際の課題はあまりに複雑で、既存の型で解けるほど単純ではありません。 フレームワークとは「答えを見つけるための道具」ではなく、見つけた答えを「相手にわかりやすく伝えるための道具」に過ぎないのです。
では、本当の仕事は何か。それは「論点設計」にあります。”解くべき本当の問い”を定め、問題を解決するアプローチです。
例えば「売上をどう伸ばすか」という巨大な問いに対して、いきなり「Aをすべきだ」とは考えません。まず、「顧客数を増やすのか?単価を上げるのか?」と分解し、さらに、「顧客数を増やすなら、新規獲得か?既存維持か?」と、考えうる原因をモレなくダブりなく分解し、「問題の地図(論点ツリー)」を作ります。
もちろん、これはあくまでケース面接レベルの基本的な分解の一例にすぎません。実際のプロジェクトでは、クライアントの業界構造やビジネスモデル、組織の力学に合わせて、これよりも遥かに複雑で、何階層にもわたるオーダーメイドの論点ツリーをゼロから構築することになります。
そして、その地図を持って上司と議論し、「本当に悩むべき本質的な論点はどこか」「クライアントの社長が本当に知りたいことは何か」を徹底的に見極めます。このプロセスで、最初の問いそのものがひっくり返ることも日常茶飯事です。
この、答えを出す前の『正しい問いを立てる』作業こそが戦略コンサルの仕事の本質です。

ギャップ③:華やかな世界 vs 地道な現場
最後に、「華やかなライフスタイル」への誤解です。高級スーツでビジネスクラスを飛び回り、一流レストランで会食するイメージかもしれません。
圧倒的な高給であることは事実ですが、それ以外の多くは幻想です。 プロジェクトの職場は、クライアントの工場の片隅や、窓のない小さな会議室であることが大半です。そこでチームと缶詰めになり、コンビニ飯を食べながら深夜まで議論を続ける。それこそがコンサルタントの日常であり、現場です。

1-5. コンサル経験後のキャリアパス

「コンサル卒業後」のキャリアが非常に広いことも、この仕事の最大の魅力の一つです。
コンサルで培われるのは、単なる知識ではありません。それは「どんな複雑な問題でも、構造化して(=論点設計し)、仮説検証を回して解決策を導き出せる」という、一生使える汎用的なスキルです。 加えて、前に触れたような異常なアウトプット基準の中で培われた、徹底的な思考体力と知的タフネス。これらは、あらゆる業界の経営者から、高額なフィーを払ってでも欲しい能力として高く評価されます。
その結果、コンサルタントは非常に多様なキャリアを選択できます。代表的なのは以下の5つです。

  • 戦略コンサル内での昇進・転職
  • 投資ファンド(PEファンド、ベンチャーキャピタル)
    •  企業の価値を分析し(デューデリジェンス)、投資先の経営を改善する(バリューアップ)という仕事は、コンサルのスキルセットそのものです。
  • 事業会社の経営企画・新規事業担当
    • コンサルで外から提言していた戦略を、中の人として実行する側に回ります。M&Aや新規事業開発の中核を担う、最も王道なキャリアの一つです。
  • スタートアップの幹部・CXO
    •  カオスな状況を構造化し、仮説検証を猛スピードで回すスキルは、まさにスタートアップが求めるものです。COO(最高執行責任者)やCSO(最高戦略責任者)としてジョインし、事業の急成長をドライブする役割を担います
  • 起業
    • 数多くの企業の成功・失敗事例を分析し、自らも事業の作り方を学んでいるため、自身のアイデアで起業する人も非常に多くいます。

このように、ファームの外へ出て新たな価値を生み出す道を選ぶ人が大勢います。その一方で、ファームの中に残り、昇進を重ねてプロフェッショナルとして道を極める道を選ぶ人も数多くいます。マネージャー、プリンシパル、そして最終的に組織の経営を担うパートナーになるというキャリアも、同様に挑戦的で魅力的な選択肢です。
重要なのは、出るという選択肢も、残るという選択肢も、どちらも非常に高いレベルで自分の意志で選べるようになるということです。
それこそが、コンサル経験がもたらす、将来の視野が広がるという最大の利点なのです。

第2章:まずはここから、下準備

第1章で、戦略コンサルという仕事のリアルな姿をご理解いただけたかと思います。その上で「挑戦したい」と覚悟が決まった皆様のために、この章では内定を勝ち取るための具体的な下準備を徹底解説します。
ケース対策ももちろん重要ですが、その前にやるべきこと、固めておくべき土台があります。この章の内容こそが、転職活動全体の成否を左右すると言っても過言ではありません。

2-1. 転職活動全体のスケジュール感

まず、転職活動の全体像と時間軸を把握しましょう。働きながらの挑戦は、長期戦です。一般的に、準備開始から入社まで、5〜6ヶ月は見ておくことを推奨します。(後述しますが、選考対策はやり方を工夫することで効率的・最短ルートで行うことが可能です。)

  • 準備期(〜5ヶ月前)
    • 自己分析とストーリー構築:なぜコンサルなのか?なぜ今なのか?今までにどんな経験があるか?自分の経験をどう語るか?という転職活動の軸を作る。
    • 情報収集とエージェントとの接触:業界や各ファームの情報を集め、信頼できるエージェントを探し始める。
    • 書類作成(初稿): 職務経歴書の初稿を作成する。
    • 選考内容の理解、基礎トレ-ニング:ケース面接やフェルミ推定の入門書を読み、基本的な考え方をインプットする。
  • 対策集中期(5ヶ月前〜1ヶ月前)
    • ケース・ビヘイビア対策の本格化: 筆記や模擬面接(壁打ち)を繰り返し、思考体力と伝える力を本格的に鍛える。
    • 書類の完成: エージェントや第三者のレビューを受け、書類を完璧に仕上げる。
    • 応募戦略の策定: エージェントと相談し、受けるファームの順番やタイミングを確定させる。
  • 選考本番期(応募〜内定〜入社)
    • 書類応募・面接: 策定した戦略に沿って、選考を受ける。1社あたり1ヶ月〜2ヶ月かかることも珍しくない。一社一社の振り返りを丁寧に行うことがオファー獲得へのコツ。
    • 内定・意思決定: 内定が出た場合、条件を確認し、入社を決定する。
    • 退職手続き・引き継ぎ・有休消化等
    • 入社

2-2. よくある6つの「勘違い」

具体的な準備に入る前に、多くの人が陥りがちな、しかし非常に危険な4つの「勘違い」についてお話しします。この勘違いを正すところから、本当の準備は始まります。

勘違い①:とりあえずケース対策から始めればいい

これは最も多い失敗パターンです。ケース対策は確かに重要ですが、それはあくまで選考の一部分。それと同様に人物面の対策も重要です。ケースの前に、「なぜ数ある候補者の中で、あなたを採用すべきなのか?」という問いに答えるための、強固な志望動機と職務経歴書がなければ、そもそもケース面接の舞台にすら上がれません。

勘違い②:地頭さえ良ければ受かる/地頭が良くなければ受からない

戦略コンサルは「地頭の良さ」が重要だと思われがちですが、それだけでは絶対に内定できません。
そもそも地頭とは何でしょうか?

それは生まれ持った才能を指すのではなく、思考力という名の、後から鍛えることのできる技術(スキル)に他なりません。戦略コンサルを目指すにおいて、この思考力を鍛えることは必須条件です。

では、その思考力が最も重要なの?と思われるかもしれませんが、面接官は思考力と同等以上に、伝える力(コミュニケーション能力)を見ています。いくら頭が良くても、一緒に働きたいと思えない人、クライアントの前に安心して出せない未熟な人は採用されません。思考力はあくまで前提条件。その上で、プロフェッショナルとしての成熟度(マチュアさ)や人間的魅力(チャーム)を磨く必要があるのです。

勘違い③:エージェントに登録すれば、あとはお任せで大丈夫 

エージェントは強力なパートナーですが、皆様の代わりに転職活動をしてくれるわけではありません。「良いエージェントに登録したから安心」と受け身の姿勢でいると、何も進みません。第4章で詳しく解説しますが、エージェントは主体的に使いこなすものです。皆様のキャリアの主役は、あくまで皆様自身です。

勘違い④:コンサルと関係ない経験は、アピールにならない」

「自分はコンサルとは無縁の業界・職種だから、語れる実績がない」と思い込んでいる人がいますが、これは大きな間違いです。コンサルティングファームは、多様なバックグラウンドを持つ人材を意図的に採用しています。重要なのは「何をやってきたか」ではなく、「その経験を通じて、どのような課題を、どう考え、どう乗り越えてきたか」を語れるかどうかです。皆様のユニークな経験こそが、他の候補者との差別化要因になります。

勘違い⑤:リファラルで出した方が通過率が高い

リファラルの方が通過率が有意に高いわけではありません。エージェント経由の候補者はエージェントへのフィーがかかるため、リファラルの方が通りやすいと言われています。しかし、実際に面接をしている面接官はエージェントに支払う金額など気にしていません。見ているのは、思考力があるか、カルチャーフィットしているか等の観点のみです。リファラルでの出願に拘る必要は全くありません。

勘違い⑥:コンサル業界は大手に入れれば入れるほど良い

コンサルティングファームでは、数名程度のプロジェクトで仕事をこなすため、大きな会社でも小さい会社でもプロジェクトの働き方はほぼ変わりません。そのため、大手に入ることができれば安泰か、大手を目指すべきかというのは、人によって変わります。大手のファームの良さはコンサルタントが多いので、自分が師事したいと思える人が見つかりやすいことです。プロジェクトの数も多いため、興味のある分野に挑戦することも可能ですし、思ってもみなかった最高の分野に出会える可能性もあります。一方、小さいファームは扱うテーマの幅が狭いため、自分に合うテーマを見つけることができれば効率的に経験を積むことができます。また、「この分野がやりたい」という明確なビジョンがある方は、その分野に強いファームを選ぶことでその分野のスペシャリストになることも可能です。

2-3. 全ての土台となる原体験の掘り起こし方

「志望動機、職務経歴書、ビヘイビア面接…やるべきことは分かった。しかし、その中身となる自分自身の経験を、どこからどう見つければいいのか。」
多くの人が、ここで手が止まってしまいます。
そこで、皆様の準備の全ての出発点となる、一つの重要な問いかけをします。 この質問に答えることこそが、転職活動における、全ての準備のスタートラインです。
これまでの人生(社会人生活)で、最も大変だった、頭を使った経験を3つ、書き出してください。
なぜ、成功体験ではなく、大変だったことを問うのか。
それは、人が最も成長し、その人の思考のクセ、行動特性、価値観が最も凝縮されて現れるのは、順風満帆な時ではなく、困難な壁に立ち向かっている時だからです。
この3つの「大変だったこと」こそが、皆様の志望動機や自己PRの核となる、具体的な原体験です。
注意点として、社会人の方は学生の経験は基本的に話さないようにしましょう。起業などインパクトの大きいものであれば問題ないことが多いですが、アルバイト、サークルのエピソードなどを話してしまうと、面接官に、ネタがないんだなと評価されるリスクがあります。
原体験を構造化する4つの問い
3つの原体験を書き出したら、それぞれの経験について、以下の4つの問いに答える形で、さらに深く掘り下げてみましょう。

  1. 【状況・課題】
    • それは、具体的にどのような状況で、どんな課題に直面していましたか?
  2. 【思考】
    • その課題の本質的な問題(イシュー)は何だと考えましたか?
    • なぜ、他の人と同じやり方ではダメだと思いましたか?
    • 解決のために、どんな仮説を立て、どんな計画を練りましたか?
  3. 【行動】
    • その思考に基づき、具体的にどのようなアクションを起こしましたか?
    • 周囲をどう巻き込みましたか?
  4. 【結果と学び】
    • 皆様の行動は、最終的にどのような結果に繋がりましたか?(可能なら数字で)
    • その経験を通じて、何を学び、どんな気づきを得ましたか?

いかがでしょうか。 皆様の手元に、3つの強力なエピソードの核が整理されたはずです。
この後のセクションでは、これらの原体験を、「職務経歴書」「ビヘイビア面接」という、それぞれの形にどうやって磨き上げていくのかを、具体的に解説していきます。

2-4. 職務経歴書の作成ルール

2-3で、皆様は3つの強力な原体験を掘り起こしました。 このセクションでは、その原体験を、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせる職務経歴書の一文へと磨き上げていきます。
まず、ほとんどの候補者が犯す間違いを知ってください。それは、職務経歴書を実績の羅列にしてしまうことです。採用担当者からすれば、「すごい実績なのは分かるが、他の候補者との差が分からない」「で、結局あなたは何がすごいの?」という疑問しか残りません。
その疑問に完璧に答えるための、3つの鉄則をお伝えします。

鉄則①:結果ではなく、プロセスで「ユニークさ」を語れ

皆様の価値は、結果そのものよりも、その結果に至るまでのプロセスに宿ります。なぜなら、皆様が「何を考え」「どう行動したか」にこそ、独自のユニークさが現れるからです。
全ての経験は、以下の思考のフォーマットで語ることを徹底しましょう。
「〇〇と考え、▲▲というアクションを起こした結果、■■となった」
この型を徹底することで、一つ一つの実績が、単なる点ではなく、再現性のあるスキルの証明へと変わります。

鉄則②:プロセスの中にコンサル適性を埋め込め

その「ユニークさ」の中に、面接官が探しているコンサル適性をさりげなく埋め込みましょう。

  • イシューの特定力 
    (悪い例)「営業プロセスを改善し…」 
    (良い例)「営業不振の真の原因が、顧客管理方法にあると特定し…」
  • 構造化、人のリード 
    (悪い例)「新プロジェクトを推進し…」 
    (良い例)「関係者が多岐にわたる新プロジェクトを、3つのフェーズに分けて、各部署のメンバーを巻き込みながら推進し…」
  • 地頭の良さ(問題解決能力) 
    誰もが思いつく平凡なアクションではなく、皆様ならではのユニークで賢い工夫を記述することで、ポテンシャルを示すことができます。

鉄則③:結果は「インパクト」が伝わるように表現せよ

ユニークなプロセスを語ったら、その結果は可能な限り大きく、インパクトが伝わるように表現しましょう。これは嘘をつくということではありません。事実を、最も魅力的な言葉で表現するということです。

例えば、「業務効率を15%改善した」という事実があったとします。

平凡な表現
業務効率を15%改善した。

インパクトのある表現
チームの月間工数を200時間削減し、本来注力すべき顧客への提案時間を創出した。(対前年比15%の効率化)

どちらが「この人に会ってみたい」と思わせるかは、一目瞭然でしょう。

【実践ワーク】2-3で掘り起こした「一番大変だったこと」を、この3つの鉄則に沿って書き換えてみてください。それが、皆様の最強の武器になります。

2-5. ビヘイビア面接の対策

「リーダーシップを発揮した経験について教えてください」 「最も困難だった状況を、どう乗り越えましたか?」
ビヘイビア面接とは、こうした過去の行動に関する質問を通じて、皆様の人柄や能力、コンサルタントとしてのポテンシャルを評価する面接です。面接官は、過去の皆様の行動こそが、未来のパフォーマンスを予測する最良の指標だと知っています。
朗報は、皆様はこの対策のためにゼロから何かを準備する必要はない、ということです。語るべき材料は、2-3で掘り起こした3つの原体験の中にすべて揃っています。
ここでは、その経験を面接官に最も魅力的に伝えるための、2つの効果的な説明の型を紹介します。

説明の型①:「V字回復」型
これは、物事が順風満帆には進まなかった経験を説明するためのフレームワークです。一度目のアプローチが失敗し、そこから学びを得て、最終的に成功へと導いた経験を語ります。「仮説が間違っていた際に、固執せずに思考を続けられる」という、コンサルタントに必須の学習能力知的柔軟性をアピールするのに最適です。

【V字回復型の構成】

  1. 前提(Situation)
  2. 課題(Problem)
  3. 最初の打ち手と、その思考(1st Try)
  4. 失敗と、その原因分析(Error & Check)
  5. 真の課題の再設定(New Issue)
  6. 新たな打ち手と、その実行(2nd Try)
  7. 最終的な結果と学び(Result & Learn)

この型で説明する際のポイント
この伝え方で最も重要なのは、「失敗から何を学び、どう軌道修正したか」を明確にすることです。④の失敗を正直に認めた上で、⑤で「なぜ最初の仮説が間違っていたのか」「真の課題はどこにあったのか」を冷静に分析できていることを示せるかが、評価の分かれ目になります。

説明の型②:「一点突破」型
これは、誰もが困難だと諦めていた状況で、自分ならではの鋭い洞察によって活路を見出し、困難を乗り越えて成功に導いた経験を語るための型です。「最初に立てた仮説の筋が、いかに優れていたか」を証明するのに適しています。課題特定力粘り強い実行力をアピールするのに最適です。

【一点突破型の構成】

  1. 前提と、誰もが直面していた困難な課題
  2. 他の人とは違う、独自のイシューの発見と、その着眼点
  3. どのように解決するかの打ち手立案
  4. その洞察に基づいた、ユニークな打ち手の実行
  5. 最終的な結果と、その成功要因の分析

この型で説明する際のポイント
この伝え方で最も重要なのは、②の独自の洞察です。「なぜ、他の人はその本質に気づけなかったのか」「なぜ、自分だけがそれを見抜けたのか」を、経験や価値観と結びつけて語ることで、説明に圧倒的な説得力が生まれます。

【実践】エピソードの準備
2-3で掘り起こした3つの原体験を、この2つの型のどちらに当てはめれば最も魅力的に説明できるか、考えてみましょう。そして、選んだ構成に沿って、各エピソードを2〜3分で語れるように声に出して練習してみてください。

注意点:よくある失敗例

主語が「私たち」になっている:チームの成果を語る際も、その中で自分が何を考え、具体的に何をしたのか、どう貢献したのかを明確に。

状況説明が長すぎる: 状況と課題の説明は全体の2割程度に留め、自分の「思考」と「行動」に8割の時間を使いましょう。

結果が曖昧: 「改善しました」ではなく、「〇〇という指標が△△%改善した」というように、可能な限り定量的な結果で締めくくります。

職務経歴書で提示した魅力的な経歴に、ビヘイビア面接での具体的なエピソードの説明が加わった時、皆様の評価は揺るぎないものになるはずです。

第3章:「ケース面接」の正体と正しい対策

戦コン転職における最大の壁、それが「ケース面接」です。多くの人がこの対策に膨大な時間を費やし、そして間違った努力で挫折していきます。
この章では、ケース面接の本質を深く理解し、合格への最短距離を歩むための正しい学習法を解説します。

3-1. ケース面接とは何か?

まず、ケース面接には大きく分けて2つの種類があることを理解しましょう。

フェルミ推定 
「日本にある車の台数は?」といった、誰も正解を知らない巨大な数字を、論理的に概算するタイプの問題です。

ビジネスケース 
「企業の売上向上」や「社会課題の解決」といったテーマに対する解決策を、面接官との対話を通じて構築していく、王道のケースです。具体的には、「セブンイレブンの売上を1年間で1.3倍にするには?」や「食品ロスを削減するには?」といった問題です。

面接では、この両方が出題されることも少なくありません。しかし、根本的に問われている能力は同じです。

3-2. 面接官は何を見ているのか?(目的と評価項目)

ケース面接の目的は、正解を当てることではありません。面接官は、皆様が「答えのない問いに、どう立ち向かうか」という思考プロセスそのものを見ています。
その中で、評価される能力は本質的に2つです。

思考力 
これは単なる地頭の良さではありません。プロのコンサルタントが実践する、体系化された思考技術を実践できるかが見られています。

  • 論点設計力: 課題の本質を突き、「解くべき問い」を正しく設定する力。
  • 仮説思考力: 情報が不十分な段階から、筋の良い「仮の答え」を立てて思考をリードする力。
  • 構造化力: 複雑な事象を、モレなくダブりなく整理し、思考の地図を描く力。 

伝える力(コミュニケーション能力) 
これが思考力と同等、あるいはそれ以上に重要です。主に以下の4つの要素で評価されます。

  • スタンス: 「私はこう考える」と、自分の意見や仮説を明確に表明する姿勢。
  • ドライブ: 「次はこの点を考えたい」と、議論を前に進めようとする主体性。
  • チャーム: 「この人と一緒に働きたい」と思わせる、議論を楽しむ姿勢や素直さ。
  • マチュアさ: クライアントの前に出しても安心だ、と思われる社会人としての成熟度。

3-3. 多くの人が陥る間違った学習法


「思考力」と「伝える力」。この2つの本質を理解していないと、的外れな努力を続けることになります。私たちが指導現場で見てきた、時間だけを浪費してしまう典型的な失敗例がこれです。

暗記で解く(フレームワーク依存)

 3CやSWOTといった型を覚え、どんな問題でも無理やりそれに当てはめようとするアプローチです。面接官からすると、これは「自分の頭で考えていません」と宣言しているようなものであり、思考停止の証拠と見なされます。コンサルタントの価値は、未知の問題に対して独自の切り口(論点)を設計することにあり、既存の型を披露することではありません。
もちろん、フレームワークを覚えること自体が悪いことではありません。しかし、フレームワークを万能だと捉え、自分で考えることを放棄してしまうのは、コンサルタント失格です。どんな時でも自分の頭で考え、思考を止めないでください。

やみくもに解く(質より量の罠) 

「とにかく数をこなせば力がつくはずだ」と信じ、一日何問も解くことに満足してしまうパターンです。しかし、ケース面接はスポーツの素振りとは違います。100問を浅く解くよりも、たった1問を、自分の思考プロセスの良かった点・悪かった点を徹底的に言語化しながら深く復習する方が、遥かに力になります。ケース面接において、自分が解いたことのある問題が出題されることは極めて稀です。目的は問題のコレクションを作ることではなく、どんな問題にも通用する思考法、考え方を習得することなのです。

復習をしない(解きっぱなし)

1問1問の質を求める際に最も重要なのがこの観点です。問題を解き、答えの例を見て「ああ、そうだったのか」と納得して終わるのは、最も成長しない学習法です。繰り返しになりますが、面接官は答えを見たいのではありません。重要なのは、「なぜ自分はその論点(切り口)を見逃したのか」「思考のどの段階で間違えたのか」「どの仮説が甘かったのか」「なぜこの仮説を考えつかなかったのか」を徹底的に分析・言語化し、自分の思考のクセを客観的に特定する作業こそが復習です。これを怠ると、何十問解いても同じ過ちを繰り返すだけです。

インプットばかりで手を動かさない 

ケース対策本を何冊も読破し、有名コンサルタントの思考法にも詳しくなる。しかし、いざ自分で問題を解こうとすると、全く手が動かない。これは、知識をインプットすることに満足してしまい、アウトプットの練習を疎かにしている人に共通する症状です。知識は、実践で使って初めてスキルに変わります。インプットに時間をかけすぎる方は、暗記だけで解こうとしてしまう傾向にあるので、ある程度の期間でインプットを終わらせ、アウトプットの練習に入りましょう。実践から学べることのほうが多いです。

「正解」だけを求めてしまう(思考プロセス軽視) 

書籍やネットにある解答例を「唯一の正解」だと信じ込み、それと同じ答えにたどり着くことばかりを目指してしまうパターンです。ケース面接に唯一の正解はありません。重要なのは、その答えに至るまでの論理の道筋です。なぜその構造を選んだのか、なぜその仮説を置いたのか。その「なぜ」を考えずに答えだけを追いかけると、少し問題設定を変えられただけで全く太刀打ちできなくなります。答えの裏にある分析や論理をしっかり明確にできるようにしましょう。

3-4. ケース面接の正しい学習ステップ


では、どう学習すべきか。合格への道筋は、実は非常にシンプルです。
ステップ①:正しい知識をインプットする 
まず、自己流で始める前に、プロから「正しい型」を学ぶことが不可欠です。本や教材を使い、「論点設計→仮説構築→検証」という思考の基本動作や、評価されるデリバリーの型を頭にインプットします。
Tips💡
おすすめの書籍・教材
まずは市販の書籍で全体像を掴むのがおすすめです。

  • 『暗記する戦略思考』(高松 聡 著)
    • 元BCGの高松さんが書かれた本で、初心者の方が思考の展開イメージを掴むのに最適です。

より詳しく学びたい方や、我々が提唱する最新の解法を学びたい方は、ぜひ我々の教材も手に取ってみてください。

  • フェルミ推定の教科書
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ステップ②:反復練習と実践演習を繰り返す 
知識をインプットしたら、あとは実践あるのみです。我々は「筆記ケース」で思考の型を体に覚えさせる反復練習と、1on1での「実践演習(壁打ち)」を何度も繰り返すことを推奨しています。このサイクルこそが、スキルを定着させる唯一の方法です。

3-5. 独学の限界と、正しい学習のために


この学習ステップを見てわかる通り、独学には限界があります。 特に、評価の半分を占める「伝える力」は、他者からの客観的なフィードバックなしには絶対に上達しません。
自分の思考のクセ、正しい学習のペース、目標とすべきファームのレベル感。独学では、こうした点を見極めるのが難しいのも事実です。
少しでも不安を感じた方や、プロの客観的な意見を聞いてみたい方は、一度私たちの無料カウンセリングにお越しください。皆様の現在地と課題を整理し、合格への最短ルートを一緒に見つけます。

第4章:転職エージェントとの付き合い方

4-1. なぜ、戦略コンサル転職でエージェントはほぼ必須なのか?

これまで、この虎の巻でコンサル転職の流れを一通り解説してきました。職務経歴書、ビヘイビア面接、そして最大の壁であるケース面接。やるべきことは多岐にわたります。これら全てを、仕事をしながら一人でこなすのは、非常に困難です。
だからこそ、プロである転職エージェントの活用を推奨します。理由は大きく2つあります。

理由①:選考準備の質を高める
戦略コンサルの選考は極めて特殊であり、その対策の質が合否を分けます。良いエージェントは、皆様の準備の質を大きく引き上げてくれます。

  • 戦略的な書類添削 :これは、単なる日本語のチェックではありません。第2章で解説した考え方に基づき、皆様の経験をコンサルタントに評価される言葉に置き換え、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる書類を作り上げます。
  • 質の高いケース対策 :最新の出題傾向を把握しており、質の高い模擬面接の機会を提供してくれます。自分では気づけない思考のクセやコミュニケーションの弱点を客観的に指摘してもらえることは、独学では得られない大きな価値があります。
  • 精神的な支え :長期化しがちな転職活動は、孤独な戦いです。状況を客観的に理解してくれるプロが隣にいて、適切なアドバイスと励ましをくれることは、ゴールまで走り抜くための大きな助けになります。

理由②:転職活動の効率を上げる
働きながらの転職活動では、時間は最も貴重な資源です。エージェントは、皆様が本来集中すべき選考対策に、時間とエネルギーを注げる環境を整えてくれます。

  • 複雑な進行管理の代行 :複数社の選考を並行して進めるのは、やるべきことが多く非常に複雑です。各社との面接日程の調整や連絡のやり取りといった事務的な作業を代行してくれます。これにより、皆様は面倒な作業から解放され、思考を鍛えることに集中できます。
  • 応募戦略の相談相手 :第5章で詳しく解説しますが、どのファームから受けるか、という応募の順番は重要な戦略です。業界全体を把握しているエージェントは、その最適な戦略を一緒に考えてくれる、良い相談相手になるでしょう。

4-2. 「良いエージェント」と「悪いエージェント」の見極め方

転職エージェントは玉石混交です。皆様のキャリアを成功に導く最高のパートナーもいれば、残念ながら自社の利益しか考えていないエージェントも存在します。その違いを見抜くために、まず彼らのビジネスモデルと、そこから生まれる構造的な力学を理解しておく必要があります。

まず理解すべき、彼らのビジネスモデル
転職エージェントを理解する上で絶対に知っておかなければならない事実があります。それは、彼らが紹介できるのは、自社が契約を結んでいる企業だけだということです。
これは、彼らが企業から成功報酬を得るビジネスモデルである以上、当然の構造です。
しかし、これは候補者である皆様にとっては、「提示される求人は、マーケット全体ではなく、そのエージェントの取引先リストに過ぎない」ということを意味します。
良いエージェントは、この事実を正直に伝え、「Aファームは弊社の取引先にないため、もしご興味があれば他のエージェントも利用してみてください」といった、皆様の目線に立ったアドバイスをくれます。
一方で悪いエージェントは、この事実を隠し、あたかも自社の紹介先が世界の全てであるかのように振る舞います。そして、皆様にとっての最適解が自社の取引先リストになくても、その中から無理やり応募させようとします。
この構造を理解しているだけで、エージェントの言動の裏側が見えるようになります。
こんなエージェントは今すぐやめろ!「悪いエージェント」4つの特徴

では、具体的にどのような動きをするエージェントを避けるべきか。以下の特徴が一つでも当てはまったら、すぐに担当者を変えるか、別のエージェントを探すことを強く推奨します。

特徴①:コンサル業界への専門性が絶望的に低い 

皆様の経歴を見るなり、的外れなITコンサルの求人を紹介してきたり、MBBと総合ファームの戦略部門の違いを全く理解していなかったりする。彼らはコンサル転職のプロではなく、ただの求人紹介屋です。専門的なサポートは一切期待できません。

特徴②:戦略的な選考サポートが皆無 

「まずは一度応募して企業の反応を見てから対策を考えましょう」が口癖で、コンサル転職で最も重要な書類添削やケース対策のサポートを一切行わないエージェント。彼らの仕事は皆様の履歴書を企業に横流しするだけであり、皆様の通過率を上げる気などありません。

特徴③:選考サポートを行うケイパビリティがない

これは、①(専門性がない)や②(戦略がない)よりも見分けにくく、厄介なパターンです。 数名の元コンサルタントが運営しているエージェントにありがちです。一見すると、「元コンサルタントが運営」といった魅力的な肩書を掲げており、信頼できそうに見えます。しかし、その実態をよく見極めないと、以下の2つの重大な問題によって、皆様の時間が無駄になる可能性があります。

  • 問題点①:指導ノウハウの「体系化」が不十分 

元コンサルタント個人の経験は本物でも、それが「他者に教えるための、再現性のあるメソッド」にまで昇華されているとは限りません。指導がその人の個人的な成功体験や感覚に依存し、「なぜそう考えるべきか」という根幹のロジックが体系化されていないケースが散見されます。これでは、皆様の思考力を根本から鍛えることはできません。

  • 問題点②:純粋な「マンパワー不足」 

小規模なエージェントでは、多くの場合、企業とやり取りするエージェント業務と、候補者を指導する対策業務を同じ担当者が兼任しています。これは、彼らが忙しくなると、皆様のための対策時間が物理的に削られるリスクと直結します。模擬面接の時間が十分に取れなかったり、フィードバックが表面的になったりする可能性があるのです。
見分けるポイントは、彼らのケース対策が単なる「過去問のQ&A」で終わっているか、それとも「思考プロセスそのものを改善するための、体系化された指導」になっているか、です。

特徴④:皆様一人一人ではなく「自社の都合」しか考えていない 

これが最も根が深い問題です。

  • 問題点①:特定の企業ばかりゴリ押ししてくる

それは、皆様に合っているからではなく、単にそのエージェントが「その企業としか取引がない」あるいは「紹介料が高い」からです。皆様の選択肢を、彼らの都合で狭めているのです。

  • 問題点②:やたらと応募を急かしてくる: 

それは、皆様の準備が整ったからではなく、彼らの今月の売上目標を達成したいからです。皆様の貴重な挑戦機会を、自分のノルマのために消費しようとしています。

特徴⑤:コミュニケーションが一方的・不誠実 

皆様のキャリアプランに真剣に耳を傾けず、一方的に求人情報を送りつけてくる。面接後のフィードバックを求めても、「総合的な判断です」といった薄い内容しか返ってこない。こうしたエージェントは、皆様を長期的なパートナーではなく、短期的な売上目標を達成するための「駒」としか見ていません。

5-1. 応募戦略の立て方:内定確率を最大化する「量」と「順番」

職務経歴書と、ビヘイビア面接の準備ができました。ケース対策も進んでいます。しかし、ここで思考停止して、やみくもに応募を始めるのは最悪の戦略です。

大前提:「量」を担保し、経験値を稼ぐ
まず、私たちの支援経験から見えた一つの結論として、「応募できるファームには、可能な限り全て応募すべき」という考え方があります。
「記念受験はしたくない」「本命だけに集中したい」と考え、応募数を数社に絞ってしまう方が意外と多くいます。しかしこれは、非常にもったいない。私たちは、平均して20社程度に応募することを推奨しています。
なぜなら、一つ一つの面接が、最高の実践演習の機会になるからです。場数を踏むことで、皆様のケース面接の実力は飛躍的に向上し、コンサルティングという仕事への理解も深まります。
大事なのは、「可能性を自分で限定しすぎない」ということです。
応募のタイミングをうまく設計することは大事です。しかし、人生においても重要な転職というタイミングでは、自分の可能性を限定しすぎずに挑戦することも重要ではないでしょうか。仮にご縁がなくても失うものはありません。少しのリスクで、自分の可能性を大幅に広げられるチャンスが掴めるのであれば、挑戦すべきであると私たちは考えています。

応募の「順番」をコントロールする3ステップ
この「量を担保する」という前提の上で、次に質を高めるための戦略、つまり「受ける順番」を考えます。

  • ステップ①:ファームを3つのグループに分ける
    まずは、皆様が興味を持っているファームを、志望度に応じて以下の3つのグループに分類してください。
    • 第1志望群:もし行けたら心躍るような、憧れのファーム
    • 第2志望群:自身のバックグラウンドや経験が評価されそうで、自分としてもぜひ入社したいファーム
    • 第3志望群:自身のバックグラウンドや経験が評価されそうだが、メインターゲットと比較すると志望度が控えめのファーム
  • ステップ②:「腕試し」のファームから始める 
    大切なのは、いきなり本命(第1志望群)を受けないということです。 なぜなら、ケース面接は生身の人間を相手にした実践を経験することで、飛躍的に上達するからです。その貴重な初回の実践を、皆様の第一志望のファームで無駄にしてはいけません。まずは第3志望群の企業に応募し、練習試合を経験しましょう。
  • ステップ③:応募を繰り返し、経験値を積む 
    まず、第3志望群の1〜2社に応募し、選考プロセスを一通り経験します。ここで一つでも内定を獲得できれば、「自分はコンサルで通用するんだ」という大きな自信になり、その後の精神的なお守りになります。 そこで得た経験と自信を武器に、満を持して第1志望群と第2志望群に応募します。この段階では、最もパフォーマンスが高い状態で本命の選考に臨むことができるはずです。

終わりに

いかがだったでしょうか。
最後に、上記のような状況の中で当社が提供しているサービスについてご案内させてください。

サービスコンセプト

当社サービスの最大のコンセプトを端的にお伝えすると、

「地頭やセンスに依存しない再現性の高い対策プログラム
「お客様の目標達成を誰よりも強く信じ粘り強く伴走するメンター
体系的で科学的な教材・カリキュラム
そしてこれらを「本気で内定を目指す方」「そのポテンシャルが
ある方」
に提供し、多数の内定者を輩出すること。

一見当たり前のことのように思われるかもしれませんが、
当社が創業以来、上記をコンセプトにし、多数の内定者を輩出、事業拡大に成功できた理由は以下のような構造的な背景があります。

社会人の場合

社会人の方であれば通常、転職エージェントを活用しながら、
市販の書籍+エージェントに付帯する無料サービスで面接対策
を行い挑戦、という形がほとんどかと思われます。
ただし実情は、記念受験的に戦略ファームを受けたもののあっさり不合格、
代わりに別のコンサルファームへのエントリーを推薦される…
という事例が後を断ちません。

それもそのはず。市販の書籍の読書と数回の模擬面接では、
本質的な思考力の養成や、本番の面接を耐え抜く瞬発力・実践力が身に付くはずもなく、付け焼き刃の対策に終始しがちです。

また、コンサル業界に強い転職エージェントであっても
実はトップティアの外資戦略ファームに候補者を輩出する
インセンティブはそれほど無いこと
が多く
むしろ採用に困っている新興ファームや大規模化を進める大手総合ファームに、優先的に推薦したい背景もあるようです。

その中で、当社はあくまでお客様の内定獲得を第一に、
「コンサル転職専門のスクール」として運営を行なって参りました。

当社サービス概要

本番での評価ポイントを熟知したMBB面接官経験者と
ゼロから学習し戦略コンサル複数内定を獲得した内定者
で構成される当社チームが制作した最強のケース対策プログラムです。

我々のプログラムの最大の特長は、
ケース面接初心者苦手意識のある方であっても
再現性高く最短距離で最高峰(内定レベル)のケース力
を習得することができる点です。

実は我々のお客様の6割超は入会時点で
「一才対策はやってない」or「市販の書籍を読んだ程度」
「初心者」ないし「初級」のお客様です。

再現性高く、最短距離で、内定を取れる理由

最高のケース面接対策プログラムの設計を始めたとき、
我々のチームが最初に考えたのが
「理想的な上達プロセス」についてでした。

スポーツでも勉強でも、何か新しいことを始めるとき
「最短距離で最高峰を目指そう!」と思ったら
どういうやり方をするのが正解なのだろうか?
それについて考えるところから始まりました。

結論、我々が辿り着いた答えは
①学習する:プロから正しく学ぶ
②練習する:繰り返し練習し学んだことを自分の体に染み付かせる
③実践する:実践で到達度や課題を明確化する
→①②に戻る
というサイクルを回すことが
「理想的な上達プロセス」
なのではないか?ということでした。

そこで、この「理想的な上達プロセス」に沿う形で
さまざまな教材・トレーニングメニューを綿密に設計・用意し
「内定レベルのケース面接」を最短距離で習得できるカリキュラムが完成しました。

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